2010年10月24日(日)
第22回諏訪湖マラソン [ランニング・出張販売]
「今日は、いりえゆかさんもこーへんし、かわいいワンちゃんも見つからへんし、さっばりやわ。」
いりえゆかさんのブログ「ラスティックなひとりごと」は隅から隅までしっかり読んでいるつもりだったが、ちょっと読みまちがえていた。「今年はもうレースが終わり」というようなことが書いてあったように勘ちがいしていた。
12時半ころ、私がトイレから「京都キャロット」のテントに戻った時、いりえゆかさんにバッタリ。
「いやー、来てはったんですか。」
いりえゆかさんに初めてお会いしたのは、ちょうど2年前のこの大会。「いつもブログ見せてもらってます」と私に話しかけてこられた。これは、知り合い以外の女性としては初のこと。ご自身もブログを書いておられると聞いて、そのあと「ラスティックなひとりごと」を初めから全部読んだ。
正直に言います。しびれました。それは、言葉ではうまく説明できない何か・・・、いわゆる「ビリビリ」ですか。(意味不明) ブログの中のスキーに没頭されているシーン以外は、どの部分もほんまに「ビリビリ」きます。
それから去年のこの大会でお会いし、今日を入れてもわずかに3回目。それでもブログを全部読ませてもらっているという余裕からか、いやになれなれしくしゃべらせていただいています。
うちのヨメさんいわく、「アンタはいりえゆかさんのストーカー」。
そのとーり!
かっこいいダンナさん、すいません。こんなしょーもないブログのネタに巻き込んで・・・。
うちのテントの横で二人でしゃべらせてもらった内容は・・・。
まずは、「ラスティックなひとりごと」の記事への要望。「愛犬まある君」ネタと、「いりえゆかさんご実家」ネタを強くお願いしておいた。これは、めっちゃわらける。(あっ、「わらける」と書いても通じんか。「笑えてしょうがない」という感じの言葉です。)
その次に、「ダンナさんとの出会い」ネタ。これはブログのどこにも書いてない。今日も、直接何回も聞いたがうまくはぐらかされた。こういうことはないしょにしといたほうが値打ちがあるんかなあ。ちょっとだけ聞き出すことに成功したが、ここには書かんとこっと。
「あのよさげなダンナさんと、どこでどう知り合い、『ラスティックなひとりごと』になっていったのか・・・」
このへんものすごく興味ありますが、ひとのことほっとけってことですね。
次に娘さんのこと。娘さんは元々ご両親譲りのウィンタースポーツ(ボードらしい)で頭角を現しておられたのだが、最近は陸上競技でも活躍されている。一つのことで一流になるのも難しいのに、夏冬で切り替えて2種類以上の種目で輝いておられる。それも、まだ小学生なのに。親としては心配な面もあるだろうが、その何倍も楽しみがあるのではないだろうか。
うちの廉も中学時代クロカンスキーをやっていたが、京都のレベルと長野とでは雲泥の差があった。いりえさんの娘さんには、ウィンタースポーツはもちろんのこと駅伝も盛んなこの長野でもまれて成長していってほしいと願っています。
「キャロットさんのホームページからブログが見られなくなったときは、心配してたんですよ。」
「そうでしょう。もう、それいっぱい言われました。ボクのブログ見てくれてはる人って、京都キャロットの『雑用係のブログ』のとこをクリックして見てはった人がすごく多かったみたいで・・・。リンクをぶち切られた時、これはなんかあったにちがいないって、わざわざ店まで偵察に来てくれはった人もいやはったんですよ。ボクがいるのん見て、『ああよかった。まだ、追い出されてへん』ゆうて安心して帰って行かはりましたわ。」
「でも、どうしてリンクが復活したの?」
「なんか、問い合わせが多いからとか言って・・・。ほんま、応援してくれはるみなさんのおかげです。」
「私も楽しみにしてるので、ブログ続けて行ってくださいね。」
「ありがとうございます。」
さて、やっと本来の「諏訪湖マラソン」レポートを。
前日の宿泊は、今まで泊まっていたホテルがいっぱいだったので、少しはなれた「すわ湖苑」さんへ。間欠泉の近くです。
去年泊まったところより宿泊費が少し安かったので、その分地ビールをたくさん注文した。長野名物・鯉の甘露煮があれば、それをあてにかなり飲めます。
結局3種類4本いただきました。私は、黒ビールぽいのが一番おいしく感じました。
朝5時45分起き。
「すわ湖苑」さんを出るとき、おにぎりをいただいた。作り立てで、まだあったかかった。これはありがたい。
今年のうちの割り当て場所は、スポーツ店の一番はし。すぐお隣りは飲食関係のテント。出店場所としてはあまりよい位置とは言えない。でもこれだけお店が増えてくると、最初のころから来させてもらっているうちの店も、存在感が薄れてくる。
以前はこの大会も必ず走っていた。しかし、スタート前のトイレがあまりにも混みすぎ、以前トイレにいけないままスタートを切りえらい目にあった。それ以来、このレースには出ていない。
ハーフだけで7000人。それも全員一斉スタート。道路もそんなに広くはないし、ちょっとこれでは無理があるような・・・。
スタートもゴールも出店場所のすぐそばなので、そういう意味では参加しやすいのだが・・・。
以前に比べると、仮設トイレの数もだいぶ増えているようだ。
スタート15分前に「各ブロックのゲートを閉鎖します。このあとは最後尾にお並びください」というアナウンスがあった。ということは、15分前までは並ばなくてもだいじょうぶということか。それなら、トイレも行けるかも。
10時スタート。最初はやや広めの道路なので、少しずつだがみなさん走って進んでおられた。ただ、少し先に行くと道路幅が狭くなるのでどうなるか。私が以前出たときは、いつもそこらが渋滞していた。
もっと仮装ランナーが多いと思っていたが、意外と少なかった。大会要項に何か書かれていたのかもしれない。
最後尾がスタートゲートをくぐったのは、スタートのピストルからおよそ6分後。スタートだけ見ると、まずまず合格点。
諏訪湖一周は16,8kmなので、4.3kmほどのちいさな周回をこなして元の位置に戻ってくる。確かここが第1関門だが、35分なのでほんんど引っかかる人はいない。
応援の人の後ろにはかりんの実が。この実はのどにいいらしい。
ここでランナーを見送ると、あとはヒマ。レース中はまったくお客様が来られない。
11時半ころから、ゴールされた方がぽつぽつと来られる程度。そう思うと、やっぱりトイレを上手に済ましてレースに出ないと値打ちがない。ぼーと待っているのはつまらん。毎年そう思っているのだが、申し込みをしようと思ったころには締め切りが過ぎている。
こんなことでは、「京都キャロット」の走るオッサンの名がすたってしまう。反省!
(注)後半に続く。
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2010年09月26日(日)
第28回駒ヶ根高原マラソン [ランニング・出張販売]
6時7分、東の山に朝日が昇った。
朝の光は池にも映り、すがすがしい空気の中で今日一日の仕事が始められる。
朝日が当たる西の山にはロープウェイが見える。
今日は、ヨメさんが6kmの部に出場。11月のハーフに向けてレースにも出ておいたほうがいいだろうと思い、私が勝手に申し込んだ。「勝手なことすんな!」と最初はすごく怒っていたが、思い直して出場までこぎつけた。
うちのテントからゴール前の池半周が見える。この間店はヒマなので、カメラを構え帰ってくるランナーを目を凝らして見ていた。
「腰の落ちた女性ランナーは」っと・・・。
「写真撮れたかー。写真撮れたかー・・・。」
カメラを構える私の背後でヨメさんの声が。
「あぁん、もう帰ってきたん?」
「帰ってきたわな。」
「ずっと池のほう見て、腰の落ちてるランナー探してたんやけど、分からんかったわ。」
「もうなあ、そんなフォームとちゃうねん。毎日走っとるから。」
「そっかー。」
わずか6kmだが、アップダウンがけっこうあるのでハードなコース。それでも、体の奥のほうにあった毒素が汗と一緒に出て行ったようですっきりとした表情だった。
ただし、タイムは10年ほど前に入賞した時と比べちょうど10分遅れ。6kmで10分遅くなるとは・・・。再び、入賞の賞品である「木彫りの雷鳥」をゲットする日は来るのでしょうか。
うちのテントの向こう側に、なしとりんごの販売所。ここのテントの方とも10数年来の顔なじみである。
いつも買いそびれてしまうので、ヨメさんにちょっと早めに買いに行ってもらった。いっぱいおまけをいただいたらしい。
そういえば、昨日もいいものをいただいた。
京都キャロット通販のお客様、地元駒ヶ根の矢澤さんがご家族でうちのテントをのぞきに来てくださった。矢澤さんは1ヵ月半前にこの会場近くをジョギング中につまづかれ、足を故障されたそうだ。だからまだしばらくは走れそうもないのに、わざわざお買い物に来てくださったのだ。
そして、その時にぶどうを持って来てくださった。いつも買っていただいているのはこっちのほうなのに、こんなおみやげまでいただいて・・・。いつもいつも、ありがとうございます。
ヨメさんの髪飾りがかわいかったので、一枚パチリ!
せっかくなんで、もう一枚。
「かわいいヨメさんやと、ええわー。」
「わけ分からんわ!」と言いながら、口元がニヤッ!
その「ニヤッ!」がますみちゃんのええとこなんですわ。
10時スタートの15kmも12時で終了。そこから後片づけを始め、いつもならも2時間はかからない。
ところが、後片づけをしている途中からヨメさんの動きが鈍ってきた。「ちゅかれたー・・・。」
アップダウンのあるコースを走ったのは久しぶりで、それがだんだんとこたえてきたようだ。でも、今の自分の実力が確認できてよかったのかも。
今日のアヘアへペース(?)で21km押し切らないと、11月のハーフの制限時間、2時間50分はクリアできない。これはえらいことです。
帰りは駒ケ岳SAで昼食。
私は「ねばとろ丼(900円)」を注文。ふだんなら汁系のものを注文するのだが、走っていないから何でも食べれます。おいしかった。(食べてる途中の写真ですいません。)
渋滞も少しあったが、事故渋滞ではなく自然渋滞だったのでまし。行きしより30分ほど多くかかっただけで済んだ。
家に着けば、こんなかわいいきくちゃんのお出迎え。それにしても、この大股開きの意味は?
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2010年09月25日(土)
第28回駒ヶ根高原マラソン・前日受付 [ランニング・出張販売]
前夜祭で、招待選手の大島めぐみさんのごあいさつがあった。
司会者から紹介された大島さんは、しばらくつまり、それからとつとつと話し始められた。そのお声はかわいらしく、つまりながらも本当にご自分で考えられたいいごあいさつだった。
「こら、写真撮りに行かなあかん!」
私は店をほっといて、急いで坂を駆け上がった。
うちの出店テントは池のほとり。大会会場のグランドからは一段下になる。
人ごみをかき分けかき分け一番前へ。大島めぐみさんのすぐ前まで行くことができた。
大島めぐみさんのダンナさん・健太さんは、高知・「くろしお通信」時代、京都キャロットの通販で何度か買っていただいたことがある。健太さんはおぼえておられるだろうか。
うちのテントへ戻ってひと言。
「大島めぐみさんて、ごく普通のきれいな人やったわ。」 あんな穏やかな表情でいられる人が、世界のトップをめざしてられるなんて・・・。かっこよすぎる。
私の大好きな馬杉裕子さんが、あるところにこんなことを書かれていた。
走るようになってから気をつけていることは初対面の人に「まさか?!あなたが250km走るなんて!」と言ってもらえるような女性でいようということだ。走り出してから男勝りな行動を起こしてしまうことが多いので意識して女性として生まれたことも楽しみ、表現したいと思っている。
(馬杉さんすいません。勝手に引用させていただきました。)
お泊りはいつもの「馬目塚旅館」さん。
おとなりで食事をされていた男性が、「前にここに泊まったら料理がよくて、それからずっとここに泊まっています」とおっしゃっていた。旅館冥利に尽きますね。
めずらしい葉っぱの天ぷらが出たので、ヨメさんが従業員さんに聞いてみた。
「のり菜」といって、海の海苔の味がするものらしい。そう言われるとそんな感じも・・・。
明日はヨメさんが6kmの部に出場。楽しみじゃー。
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2010年09月06日(月)
第27回聖湖マラソン・続き [ランニング・出張販売]
「おばーちゃん、おばーちゃん、写真撮らせてもらいます。」
「民宿高木」さんとこのおばーちゃん(奥様方の)と、美人三姉妹の末っ子さんです。
残り2km足らず。高木さんのご自宅前。
去年は、ご主人方のおばあちゃんと美人三姉妹の長女さん。
ここで応援してもらうと、ほんとにあとひと踏ん張りという感じでうれしくなる。
高木さんの娘さんにお願いして、おばーちゃんとの2ショット。
おばーちゃんは、2時間もずっと外で応援してくださっていたのかな。
「あと1km」の表示のあるあたりから、マラソン会場である「八幡高原191スキー場」の「N型」の滑走コースが見える。
ここらあたりは、5年前真樹が小5の時は私がその手を引っ張り、4年前小6の時はその手を振り払われた場所。子どもといっしょに走っていると、その成長ぶりが本当に「手に取るように」分かる。
小5の時は、5km小学生女子で3位、小6では2位に入った。商品のリンゴをいただいて喜んでいたものだ。
今は「もう、パオパオといっしょに走ることはありえへん」と言っているけど、まあそんなこと言わんでも・・・。
スキー場入り口の最後のカーブの手前で、「藤井さーん」と呼ぶ声。なんと、高木さんが軽トラで巡回しておられたよう。「わー、高木さーん」。(反対方向に行かれたので写真は撮れず。)
ここを曲がると残り200m弱。
ゴールゲート前で立ち止まり、他のランナーの迷惑にならないように端により1枚パチリ。
ゴールタイムは、1時間54分18秒。
先週の「神鍋」より7分半ほど縮められた。(1kmあたり20秒短縮という計算になる。)
「京都キャロット」の出店テントに戻り、記念撮影。
今日は、たくさん水をかぶった割には「頭ペッタン」がまし。
特筆すべきは、この大会の記録計時システム。
毎年毎年改良を重ねておられるのだが、今年はついに最善版といってもいいシステムになっていた。ナンバーカードの裏にぐるっと張り巡らした細い針金型の発信機。これだとほとんど気にならない。そして、回収の必要なし。
今、大手のところが、鉄板プレートを針金でシューズに装着するシステムを広めようとしている。そこは何十年とランナー相手の仕事をしておられるところなのに、ランナーの気持ちが分かっているとは言い難い。大きめのカチカチ鉄板をシューズに針金で固定するなんて!
それに比べて、この大会のシステムの快適なこと。たぶんこの会社は、これで満足しておられず、まだまだ改良を重ねていかれることでしょう。(この大会の記録計時は、「アクティブライフ」(長野県諏訪市)さんが請け負っておられます。)
うちの出店テントのすぐ横には、今はやりの「ドッグラン」施設。まわりの垣根は、全部使い古しのスキー板。
ワンちゃん連れのランナーも結構おられたので使えればよかったのだが、今日は閉鎖されていた。
今日も暑かったのだが、いつも通り私の苦手な帽子はなし。その代わり、これも暑い時のいつも通り首巻きタオル。長らく行方不明になっていた「ゲイター(ふくらはぎサポーター)」をヨメさんが見つけてくれたので、久しぶりに装着。足はかなり楽なような気がした。
シューズははきなれた「サロマレーサーST」。快調です。
このスタイルで、2週間後の「丹後100kmウルトラ」も行こうと思っているんですがどうでしょう。
今日第一日曜は、高速道路のサービスエリア内が2割引きの日。そのため、お腹がへっているのをしんぼうし「安佐SA」へ。中途半端な時間に入ったので、お客はうちだけ。
「秋の山の幸御膳」1100円が880円に。ちょっとだけ得しました。
相変わらず、「高速・乗用車のみ土日1000円」の影響か大渋滞。それに加えて、高速道の運転に慣れていないドライバーが事故を起こす。
「もう、ええかげんにしてくれ! うちらみたいに正規の料金を払っている車は、優先レーンでも作ってもらわなたまらんわ!」
クタクタになって家に着いたら、真樹が作ったかわいいクッキーのお出迎え。クッキーを食べながら、「渋滞の原因を作った事故を起こしたドライバーもかんにんしたろ。ひょっとしたらケガとかしてはるかもしれん」。まあ、そんなもんですなあ。
サービスエリアできくに似たぬいぐるみ発見。
「今日はがんばって働いたから・・・、買ってもいい?」
「何もがんばってへん!」
「今日は、せっかく2割引きの日やから・・・。」
「うーん、しゃーないなー。」
レジ係は、「HeySay7」の山田君みたいなおにいちゃん。おしゃれな高校生に見えたけど、受け答えもきっちりしており好感が持てた。きくに似たぬいぐるみは、1890円が1512円に。
家に帰って、ちょうど1年前の2割引きの日に買った先代ぬいぐるみと並べてみた。真樹は、去年のちっちゃいほうがきくに似ていると言う。でも、今年のでっかいほうも、もらって来たころのきくに似ているような・・・。
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2010年09月05日(日)
第27回聖湖マラソン [ランニング・出張販売]
「ますみちゃん、給水所にな、天使がおったわ。」
「はあ?」
「ほれ、見てみ。」
ゴールしてすぐの私のデジカメの画像を見て、ヨメさんも納得した。
「ほんまになあ、こんなかわいい子が水渡してくれたらほっとするでー。」
「そうやろなあ。」
前日、「民宿高木」さんの奥様が笑いながら言っておられた。「この歳になっても下がなかなかいないから、ずっと『若手』のままなんです。」
確かに。給水所にもあまり若者は見かけなかった。それは地方では当たり前で仕方のないこと。それなら、こんなかわいい子たちに、なんとか手伝ってもらえないものか。いろいろとむずかしい面もあると思うが、少しでも子どもが入っていると大会の印象は大きく変わって来る。
朝5時20分起き。
夜中ずっと、「猪脅し」ならぬ「熊脅し」の鉄砲音が何分か置きになり続けていた。ここらでは、稲穂目当てに田んぼに熊が出てくるらしい。
あの鉄砲音で何度か目がさめたが、地元の人はもう慣れてしまわれたのだろうか。
「民宿高木」さんの美人三姉妹の末っ子さんが、会場のテントまでお弁当を持ってきてくださった。これをしっかり食べておかないと、真夏のハーフは走れません。
ハーフのスタートは10時半。
この大会は定員制のため、ハーフ、10km、5kmともに各1000人。
いつも一番左の内側に並びカーブの内側でつまっていたので、今年は大外の右側はしに並ぶことにした。
今日の目標は、とりあえず2時間切り。
ここ広島の「聖湖」は先週の兵庫「神鍋」とよく似た感じ。スキー場近辺の高原を走る。ただし、「神鍋」が日陰がほとんどないのに比べると、「聖湖」は木立の中を走る部分も多く、その分タイムは短縮できそうだ。
「あっ、キャロットさん。走られるんですか。」
「はい。どこかでお見かけしたような・・・。」
「兵庫の大会によく出てるんですけど、キャロットさんもよく来られてますよねえ。」
「はい、ここが西で一番遠い出張販売なんです。カメラ持って走ってますし、折り返しで見つけられたら写真撮らしてもらいますわ。」
「ありがとうございます。」
スタート直前に少しお話させてもらったのは吉田さんという方でした。
5km地点手前の給水所で、「天使」に遭遇。こんなかわいい男の子は見たとないです。
お墓も地方によってさまざま。まわりを飾っているものにはどんな意味が込められているのだろう。
去年も写真を撮った場所。
ここからコースに戻ると、「ウォウォウォーン!」
観察役員さんが連れてきておられたワンちゃんが、ビックリしてほえた声でした。
折り返しは、ちょうど56分。
帰りは下りが多いので、2時間切りは確実。ここまでくると、1時間50分にも色気が出てくる。
折り返してしばらく行くと、ゴール地点でお話させていただいた吉田さん発見。
「よしださーん。写真撮りますし、ここだけでもしっかり走ってください。」
そこはちょうど上り坂。吉田さんにはちょっと気の毒だったが、力強い走りの写真を撮ることができた。
「また、送ってくださーい」と言いながら走り去っていかれたが、今日初めてお話させてもらった方なのでどこへ送ったらいいのやら。(もしこのブログを見られたら、ご連絡お願いします。)
ダムの上は風があって気持ちいい。
渡りきったところで、男女二人のカメラマンがバチバチ写真を撮っておられた。私もしっかり写っているかな。
さっき脅かしてしまったワンちゃん。
「さっきはごめんね。写真撮らせてねー。
ワンちゃん、お名前なんて言うんですか。」
「サリーです。」
「サリーちゃんかいな。女の子ですね。歳はいくつですか。」
「7歳です。」
「サリーちゃん、7歳。まだまだ若いなあ。」
そういって手を出すと、ペロペロとなめてくれた。
最後の給水所の手前が、残り5km地点。
もうここで、ゴール1時間50分は無理であることが分かった。
それならさっきの「天使」みたいな子としゃべっていこう。
「ボク、えらいね。みんなにお水渡してくれてるんや。」
「・・・。」
「何年生?」
「・・・。」
「ショー君、聞いておられるよ。」と、おとなりの女性が。
「でも、5さいやのに・・・。」
「えっ、なんですって?」と私。
「5さいやのに、って言ってます」と、その女性。
「そっかー、5歳やったん。おっきいし、小学生やと思ったわ。がんばってお水渡してね。」
ちょっとだけでもしゃべれてよかった。
さあ、残り5km。しっかり走ろうぜ。
(注)レース終盤に続く。
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2010年08月29日(日)
第31回兵庫神鍋高原マラソン [ランニング・出張販売]
8時30分のハーフスタートちょっと前、並ぼうとして歩いているとスタート側から着ぐるみ二人。一人はすぐ「はばたん」と分かったが、もう一人は? とりあえず写真を撮っておこうと思いカメラを向けると、一緒に歩いておられた役員さんが気づかれ二人を止めてくださった。
「(パチリ!) ありがとうございます。こちらのグレーのほうは何のキャラクターなんですか。」
「はい、玄さんです。玄武洞の玄さんです。」
ほー、知らんかったなー。はばたんには負けるけど、口の周りが黒くてけっこうかわいい。これからがんばってね。(って、なにを?)
ここで毎年お会いする久保井洋次さん(みかた残酷マラソン実行委員長)。今年は胃の調子もいいらしい。また、「四万十川ウルトラ」で対決(?)しましょう。
神鍋にしては暑い。風もまったくなく、ちょっと前途多難というスタートになった。
全体の真ん中くらいからのスタートになったが、スタートラインを越えたのは45秒後。これなら、まずまずです。
スタートしてすぐ右折、そこから約1km続く上り坂。
走り出してすぐ左足ふくらはぎが痛みだした。これは、たぶん、昨日の前日受付出店で7時間立ちっぱなしだった影響だろう。私はどうでもいいのだが、「可能性あらば入賞を」とこちらが勝手に期待していた廉の足が心配で・・・。
峠手前の1kmの看板のところで7分15秒。スタートラインからちょうど6分半。上り坂なので仕方ないが、キロ5分分40秒ペースで走らないとハーフ2時間は切れない。
下りになったら、貯金をかせごうっと。
5km地点30分32秒だったので、目標のペースにだいぶ近くはなっている。だだし、5kmすぎから第2の上り坂。
上り切ったら、今度は急な下り坂。ここの走り方も人それぞれで、観察していると興味深い。小柄な人のほうが、下りの走り方はうまそうに見える。。
7km付近の短いトンネル。ここを越えると、またちょっとした上り坂。
但馬ドームが見えると、ゴールまであと1km足らず。ただし、それは10kmの部の話。私らハーフは、同じコースをもう1周。
2周目に入る手前でタスキをもらう。中学生らしき男女がてんてこ舞いになって渡してくれていた。これ、なくてもいいような気がするんですが・・・。
ハーフ中間点(約10.55km)で、1時間01分50秒。
ということは、残り半分を58分で走らないと2時間は切れない。
「きっつー!」
2周目に入ると、少しだけ風が出てきたような気がした。自分では1周目よりペースアップしているつもりだったが、ほとんど変わらない。
15km地点、1時間27分42秒。残り6.1kmを32分か。無理!
そもそもここは、1kmごとの表示がない。10kmの表示も見つけられなかった。なかったのかも・・・。これだと本当にペースがつかみにくい。まあ、最後は下りなので気持ちよく走れるように心がけよう。
但馬ドームの入口に、先にゴールされていた久保井洋次さんが立っておられた。
「久保井さん、はようゴールしやはったんですね。」
「おー、藤井さん。早くゴールして商売せにゃー。」
「そうですねん。」
ゴール近くなってからはほとんど腕時計を見ていなかったので、ゴール予定タイムがまったく予想できなかった。ゴール前で立ち止まって写真を撮って初めて気づく。
「2時間1分台かー。2周目は、けっこうがんばったんや。」
2周目はそこそこやったので、1周目をもうちょっとしっかり走るべきでした。反省!
記録証発行所のきれいでさわやかなおねえさんを、パチリ!
こんな一瞬でも、私はできるだけ「いい場所」を選んで並びます。
正式ゴールタイムは、2時間1分57秒。
部門順位 117位/298人中。
種目順位 631位/1620人中。
「あっ、藤井さん。」
「えっ?」
「久保井の息子です。」
「おー、走ってたんや。先にゴールしたなー。タイムは?」
「2時間は切りたかったんですけど、ちょっとだけ超えてしまいました。」
「ほんまや、もうちょっとやったのに・・・。ということは、ボクのちょっと前走ってたんや。」
「少しだけある折り返しのところで、藤井さんが走ってられるのを気づいてました。」
「いやー、そうかー、久保井さんの息子に負けてもたかー。ほんなら、また。」という言葉の続きは、(今度は負けへんでー)です。
ゴールして、京都キャロットのブースに戻り、一番に聞いたのが廉の5kmの結果。残念ながら、入賞ならず。タイムも2年前の高2の時のタイムとあまり変わらなかった。
でも、これもレースに慣れる練習やと思ったら意義がある。次のレースに向かって、何か一つでも生かしていってほしい。
うれしいこともあった。
「ランナーズ9の会」のがんちゃんファミリーが家族全員レースに参加。がんちゃんと長女さんがハーフ、奥さんと次女さんが5km。後片付けをしている時、ご家族そろって顔をだしてくださった。高2の長女さんは、女子29歳以下の部で見事優勝。1時間31分台だそうです。
お父さんは2時間20分ほどかかったと言っておられたし、お母さんは何度しつこく聞いても5kmのタイムを教えてくださらなかったし・・・。そう思うと、まあ長女さんは、「努力次第で花は開く」といういいお手本を見せてくれたのかな。
がんちゃんファミリーとは、またどこかの陸上競技大会で顔を合わせそうですね。がんちゃん、おたがいに陸上部員の父親としての応援をがんばっていきましょう。
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