2010年02月01日(月)
2010大阪国際女子マラソン [マラソン評論]
昨日家に帰ってから、「大阪国際女子マラソン」のビデオを見た。
今回のレースでは、マラソン3回目の赤羽有紀子選手が注目されていた。しかし、コーチであり夫である赤羽周平さんのブログに「覚悟」という題で故障のことが書いてあった。それを読んだ人なら、あのレース結果(38km過ぎ棄権)には驚かなかっただろう。
解説の方が言っておられたように、赤羽周平コーチが「止めるにも止めに行けなかった(物理的に)」というのがほんとのところであったように思う。
私が注目していたのは、小幡佳代子選手と野尻あずさ選手。
小幡選手「引退レースで自己新を出す」。
なんてかっこいい意気込み。
彼女は2年前に結婚されており、現在38歳。それで、2時間24分台をめざすというのだから、もうかっこよすぎます。
パッと見た感じ、近所に必ず一人はいるような普通ぽい人。その彼女がそこまで言うからには、かなりの自信があると見た。
野尻選手「クロカンスキーの過酷な練習にくらべたら、マラソンの練習はすごく楽しい」。
これは、うちの廉もゆうとった。「クロカンスキーの練習に比べたら、サッカーの練習は『へー』みたいなもんや」
クロカンスキーでユニバーシアード代表にまでなった、彼女の走りに注目したい。彼女は、現在27歳。これから先がすごく楽しみな選手。
うちの廉も、大学からは陸上をやりたいと言っている。レベルがちがいすぎるが、廉と同じ元スキー部の選手として思わず応援したくなる。
結果は、小幡佳代子選手、2時間27分19秒で5位。
「初マラソンの選手には負けたくなかった」というコメント通り、後方から野尻選手、木崎選手の初マラソン組をかわしてのゴール。
自己新はならなかったものの、2時間27分台は立派。ゴールの笑顔もさわやかだった。
一方、野尻選手は、2時間29分12秒で8位。
ゴール後のコメントが聞けなかったが、「クロカンよりずっと楽でした」と言ってほしいなあ。
ほとんどの選手が「雨で体が冷え切った」とコメントしていたが、野尻選手はどうだったのだろう。寒さの中のレースこそ、得意中の得意のような気がするが・・・。
次のレースにも注目したい。
ゴール直後、3位の小崎選手と5位の小幡選手が特設スタジオに来られ、話されたのがすごくよかった。
小崎選手も3年前に結婚されており、小崎選手小幡選手のミセス対談は聞いていてすがすがしかった。お二人とも、雨の中の激走直後とはとても思えない落ち着いた話しぶりで感心した。地味っぽいお二人がすごく輝いて見えたのは、私だけでしょうか。
ゴール直後のトークは選手には負担が大きいかも知れないが、私たちマラソンファンにはとてもいい企画に思えました。また、ほかの大会でも真似てやっていただきたいです。
放送として残念だったのは、先頭争いの一部の選手の映像しか見られなかったこと。「国際マラソン」と銘打っているので仕方ないのかも知れないが、もうちょっとほかの選手の様子も見てみたい。例えば、20km過ぎの折り返し点にカメラを固定し、最終ランナーまでとらえるとか・・・。画面のすみっこでもいいので。
私的には、あこがれのランナー小鴨由水(現姓・松永)さんがちょこっとだけ写ってうれしかった。(2時間50分30秒で26位でした。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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