パオパオだより

2017年07月28日(金)

アイソトープ治療・まとめ [病院]

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使い捨てカメラの1枚目

◎harecoco.netガイドより

   放射性ヨウ素(アイソトープ)内用療法とは

■放射性ヨウ素内用療法とはどんな治療法なのでしょうか。

#放射性ヨウ素内用療法では、放射性ヨウ素のひとつであるヨウ素-131というアイソト−プの入ったカプセルを飲んで、甲状腺の病気を治療します。

#放射性ヨウ素内用療法は、体内に吸収された放射性ヨウ素の60%以上が甲状腺細胞に取り込まれるという性質を利用した治療法です。

#甲状腺に集まった放射性ヨウ素は放射線を発し、甲状腺ホルモンをつくる細胞を徐々に破壊していきます。

#バセドウ病では、甲状腺ホルモンをつくる細胞が少なくなり、甲状腺の働きが正常になっていきます。

#甲状腺がんでは、がん細胞を破壊し、転移したがんも破壊します。

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 すでに京大病院に使い捨てカメラを取りにいっていたのだが、入院中の写真ははぽ真っ暗。残念ながら、これから入院されるかもしれない方の参考にしてもらえる写真は撮れていなかった。
 入院前の試し撮りの(と言ってもこれも最後まで確認できなかった)きくの写真だけ、ちゃんと撮れていた。

 入院中の写真を見ながら今回の治療を振り返ろうと思っていたが、ちょっとあてが外れてしまった。
 今日は寮2(出町)24時間。休み時間はたっぷりあるので、覚えていることは今のうちに書き留めておくことにしよう。

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 母や叔父が癌で亡くなっているのに、今まで「自分の癌」についてはほとんど考えたことがなかった。
 まさか、自分が母や叔父の癌が見つかった年齢より早く癌になるとは・・・。それも、母や叔父の胃癌ではなく、まれ中のまれと言っていい甲状腺癌とは・・・。

 癌になった方の中には、できるだけそれを隠し通したいと思われる方もあるようだ。人それぞれに事情があるので、そういう人もあるんかなあとは思う。でも、隠したって治るわけじゃなしとも思う。

 私自身も、治療する側の医師や看護師の話より、される側の患者さんのブログのほうがずっと分かりやすくて役に立った。「この人、もうすぐ死んでしまうんちゃうやろか」とハラハラしながら読み進めたもんです。

 私も自称・正直ブログを書いている手前、自分が知りえた癌治療については包み隠さず書いて行きたい。自分の治療がうまく行こうと行くまいと。それが不安だらけの同じ病気の患者さんに役立てば、すごくうれしい。

 ただし病院名をはっきり書いているので、悪口は書きにくいし、場合によっては訴えられることにもなりかねん。そのへん、難しいですね。

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 さて、入院2日目。
 午後4時ごろに部屋を移動した後のことが、まだ書けていないまま。

 5時前に、ゴム手袋をはめた手に薬瓶を持って医師が部屋に入って来られた。
 「カプセルが2つあるので、1つずつ飲んでください。」
 そう言って、カプセルを1つ入れたビンを渡された。
 指示通り、1つずつ飲んだ。
 なんということもない。

 「夜ぐらいから効いてくるはずです。」
 そう言われて、夜寝られへんかったらどうしようと心配になった。
 ところが夜中に起きることもなく、朝までぐっすり寝ることができた。

 次に心配だったのは、吐き気。
 入院3日目の朝起きたら、確かに気持ち悪かった。でも、朝ごはんは全部食べられた。
 そのあとも気持ち悪いのは続いていたが、「えーい、こうゆう時はまた寝てしまえとベッドに入った。そしたら、またウトウト。
 1時間ほどウトウトして起きたら、吐き気はかなりましになっていた。

 それ以外にも手足の先っちょがしびれるとか、喉や口の中が痛み出すとか、味覚異常になるとか、いろいろと心配していたことはほとんどだいじょうぶだった。
 また、「ごくまれな」ほとんどしんどくならなかった患者となったようだ。

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 2回目の手術のあとは、しんどくてほとんど寝ていたので退屈になることはなかった。寝ているうちにどんどん時間がたった。
 しかし、今度は体は元気。することがない。時間が全然過ぎて行かない。まいった。
 できることは、テレビ(3日で10時間分しか残ってない)、本(捨てるのがもったいなくて、1冊しか持ち込んでいない)、軽い運動(10mの廊下をウロウロ)くらい。
 テレビは有料なのでこれで仕方なかったが、捨ててもいい本はもっとあったはず。もっと早く準備しておけばよかった。これは大きな反省点。

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 そうそう、ここで悪口をひとつ。
 放射性ヨードカプセル服用後初の朝ごはんを運ばれたあと、廊下に置かれたお弁当的なものを部屋に入れたあとに電話が。
 「藤井さん、私たちが食事を廊下に運ぶときは部屋のドアは閉めておいてくださいね。」
 「はい」と返事はしたものの、納得いかなかった。

 前日、医師に「部屋のドアは閉めておいた方がいいんでしょうか」とお聞きした。それは、ドアを開けたままなら少しでも監禁感がましになるかと思って。
 「開けたままでいいですよ。ドアを閉めても(放射能漏れが)完全に防げるわけじゃありませんから」とのこと。それをお聞きしてうれしかった。「ずっと開けといたろ」と思った。

 ところが、「ドアは閉めておいてください」って。どうなっとんじゃい。わしゃ、医師にちゃんと確認したっちゅうねん。そんなに放射能が心配やったら、ロボットにでも運ばせや。人をバイキン扱いしとるやないかーい。

 体が弱っていたらこんなこともスルーしてしまっていただろうが、なんせ元気。ちょっとしたことでもむかついて大変だった。

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 まあそれでも、模範患者を演じてましたねえ。
 時間がたつことだけを願いながら・・・。

 最後の日の朝に、冷やしうどんが出てビックリ。
 もちろん、つゆは椎茸だしでしょう。

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 テレビカードの残量が少なくなり、持ち込んだ本を最後まで読んでしまうと、もうすることがなくなった。窓から外を見て、時々通られる人の観察をするくらい。でも、裏にあるのは何の建物が分からないが、人の出入りは少ない。

 3泊4日なので持ちこたえたが、もうすごく長いと本当に「発狂○歩前」になっていたかも。

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 「アイソトープ治療」と言っても、何してもらいましたかねえという感じ。
 お尻に注射してもらって、放射性ヨードカプセルを服用し、あとは放置状態。
 看護師さんは治療室に入れないし、医師も1日1回1分ほど様子を見に来られただけ。特別何かをしてもらった訳でもない。

 これで費用は莫大なもの。
 どうも納得行かんが、医療というのはこんなもんなんでしょうか。

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2017年07月24日(月)

「おとなしくしてたら治ります」は「かしこうしとったらええもんやる」に似ている [病院]

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 今日は、鞍馬口医療センターで経過観察。
 受付で「昨日から熱が出て、それも診てもらいたいんですが、どうしたらいいですか」と聞いてみた。「診察の時に先生に話してください。その内容によって、先生が診られるか他へ回されるか判断されますので」とのこと。

 月曜は混んでいる。
 11時に予約が入れてあったのに、実際は11時45分。

 「放射性ヨード治療はどうでしたか。」
 「?先生がめちゃくちゃビビらせてくれてはったおかげで、案外楽に過ごせました。
先生のお話では、『窓のない部屋に閉じ込められる』というイメージやったんですけど、窓があって外の景色は見えるわ、部屋の外の廊下には出てもええわで、それだけで気分が全然ちがいました。」
 「それはよかったじゃないですかー。」

 「昨日急に熱が39.2℃も上がって・・・」と今までの経緯と現状を聞いていただいた。いろいろ調べたり考えたりされたあと、「うーん、よく分かりませんね。」

 「おとなしくしてたら治ります。」

 この言葉で一瞬「ズッ」となりかけたが、私の小さい時のことを思い出した。よう、おかちゃんに言われた。

 「かしこうしとったらええもんやる。」

 うちのいなかみたいなとこに「ええもん」なんかあるはずもないのに、小さい頃の私は期待してかしこうしとったもんや。

 ロキソニンと漢方薬を処方してもらい、今日の診察は終わり。あとは「かしこう」じゃなくて「おとなしく」さえしとけばいい。

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 だいぶ遅いお昼ごはんになったが、ヨメさんがおいしいおうどんを作ってくれた。

 ヨメさんが言っていたことでちょっと気になったことがあった。
 「廉にこうじさんの病気のことラインしても、も一つ分かってへんみたい。」
 「ボクのブログを見てくれたら、くわしく書いてあるんやけどなあ。京都走ろう会の〇〇さんやら□□さんはよう分かってくれてはるでー。たぶん、端から端まで読んでくれてはると思うわー。」

 私のブログはおおかた写真なので、5分もあれば見ることができる。まあ父親のブログなんて興味もないのかもしれないが、忙しくて疲れていてそんなものを見る心の余裕がないとしたら心配。
 先日、国立競技場の現場監督を任されていた23歳の若者が過労から自殺したというニュースを聞いた。廉がそれと似たような状況にないことを祈る。

 私のブログには、「あほやしー」と突っ込めそうなところがいっぱいある。廉にもそんなところを見て笑ってほしいが、身内では笑えんもんかなあ。ヨメさんは、「私が身を粉にして働いているのに、アンタはお気楽すぎて、ブログ見るたんびにむかついてかなん」と言う。そんなもんでしょうかねえ。

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 午後はJAに保険金請求の用紙もらいに行き、そのあと京大病院へ。
 診断書請求の申し込みは「鞍馬口」で2回しているので、「京大」でもすぐできると思っていた。ところが、私が番号を取った午後3時50分で35人待ち。書類を出すだけのことなのに、けっきょく私の番が回ってきたのは5時10分すぎ。ここ、改善せなあきませんね。

 ついでに、も一つ言っときましょう。
 現在、京大病院の駐車場は患者は無料。今回のように診断書請求で来た場合も無料。
 しかし、9月1日からは30分無料、それを超えると一律1000円。ボッタクリ!
 今日私は、30分以内に帰れると思っていた。でも実際は1時間半以上。これで1000円ですか。診断書に4320円取られて、その上1000円プラスはきつい。
 病院に来る用事で30分以下はあり得ない。ということは、全員から1000円取るつもりですか。それって、周辺のコインパーキングより高いでっせ。せめて「鞍馬口」なみの1時間100円になりませんかねえ。

 こんなことをぼやけるのも、熱が下がって元気になったから。
 いや、薬が効いているだけなのかもしれん。

 そうそう、「鞍馬口」のI医師は、ヨメさんが言っていた「放射性ヨード治療で免疫力が落ちている」「インフルエンザかもしれん」の二つをきっぱりと否定してくださった。特にインフルエンザと診断されたら、今週の寮の管理代行2回が吹っ飛んでしまい、私にとっては大金の○○○○○円が吹っ飛んでしまう。インフルエンザじゃなくて、ほんまよかった。

 「かしこうしとったら・・・」

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【今日のきく】

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 昨日はしんどくて、きくの散歩が一回も行けなかった。全部ヨメさんに行ってもらった。
 きくちゃんごめんな。今日はだいじょうぶやでー。

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2017年07月14日(金)

退院すれども近寄れず [病院]

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 今日のお昼、京大病院を無事退院いたしました。

 退出可能限界というのが決められていて、放射性ヨードの体内残留量が30マイクロシーベルト以下なら退院できるらしい。私は10マイクロシーベルト。優等生ですか。
 「1日2リットル以上の水分を取って、ドンドン尿や汗で出してください」と言われ、がんばって飲みましたがな。元々マラソンとかでも水を飲まへんほうやのに。起きてるときは1時間に1回くらいトイレに行っていた。ああ、その甲斐があった。

 「退院後の生活の注意点」を説明してくださった看護師さんは、今回のピカイチ。
 「一番心配なんは、飼ってる犬に近づいてもええんかどうかゆうことなんです。それを先生に質問したら、すっごい困らはって・・・。人間のことはスラスラ説明してはった先生が、なんやあいまいな返事で・・・。」
 「そうでしょうね。犬への影響は研究されてないと思います。何かあったら大変ですから、用心するに越したことはないと思いますよ。ワンちゃんは喜んでひっついてきますもんね。」
 「そうでしょう!」

 実は、うちのきくは私のことを下に見ているので、「喜んでひっついてくる」ということはめったにない。でも、そう言ってもらえるとうれしいじゃないですか。
 家が別の所にもう一軒あるのでそこに行こうと思っていると話したら、「3日間はそうされるほうがいいと思います」と言われた。

【最も気を付けること】
・5才以下の子ども、妊婦さんとは1m以内に近づいたり濃厚な接触は8日間は避ける。
・5才以上の子どもと1m以内に近づくことも4日間は避ける。

【帰宅後3日間】
・家族と一緒に過ごす場合、できるだけ離れる。
・用便後は2回流す。
・寝るときはひとりで。
・入浴は家族の最後にして、すぐに浴槽などを洗浄。
・十分に水分を摂取。
・衣類などの洗濯は他の家族のものと別に行う。
・旅行・移動は必要最小限。
・人混みには行かない。
・職場は休む。

【投与後数カ月から1年間】
・治療者カードを3ヶ月間携帯(火災報知器が作動したり、セキュリティチェックでひっかかる場合がある)。
・交通事故や医学的な緊急事態に巻き込まれたときは、治療者カードを提示。
・女性は1年以内の妊娠、授乳をしない。
・男性は半年間は避妊。

 これに付け加えられたことがショックだった。
 「1年間は赤ちゃんに接触しない」
 万一、廉や真樹に1年以内に赤ちゃんができたとしたら、さわったらあかーん!
 4年連続でアイソトープ治療を受けておられる方もある。そろそろ解禁→入院治療→そろそろ解禁→入院治療のくり返し・・・。ということは、私がそうなったら永久に孫に近づけへんちゅうことか。

 「退院すれども近寄れず」解禁は、いったいいつになるんでしょう・・・。

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治療室に持ち込んだもの

 今日は治療室に持ち込んだものをすべて処分。
 何か記録に残しておきたかったので、使い捨てカメラだけ持ち込ませてもらった。昨日の体内残留量測定の時に、このカメラも測ってもらえばよかったのだが忘れていた。ちゃんと撮れているかどうか分からん写真だが、これは今日持ち出せないのでだいぶ先に公開ということになる。まあ、すんだことやしどうでもええか。

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 ペットボトル500×6本、コーヒーパック×10、お茶パック×10、もも×2、すもも×8、ぶどう×2房。
 ちょっと気持ち悪くなった時もあったが、「放射性ヨードは、早く出さないと体のあちこちに支障がある」と聞いていたので必死。食べ物系はほとんど捨てずに済んだので、まだ後ろめたさがなくてよかった。

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 シャワーを浴びて着替えると、やっと治療区域から脱出。
 最後にRI診療棟に行き、シンチ撮像。
 まあ簡単にゆうたら、放射性ヨードがしっかり癌細胞に食らいついとるかどうかを調べるヤツ。
 「食らいつけよー!」
 今からゆうても遅いか。

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 「機械が鼻すれすれのところまで来ますよー。こわかったら目をつぶってください。」

 「なななんちゅう・・・。」

 ほんまに鼻すれすれまで来よるがな。もうちょいで鼻つぶれて息止まるがな。
 こっちは手足縛られとるちゅうねん!

 スリルありすぎて疲れた。USJには行ったことないが、絶対にこっちのほうがドキドキハラハラ。全部で40分くらいだったらしいが、終わった時立ち上がれなかった。体フラフラ。無茶しよんで。

 支払い手続きに行くと、高額医療の認定証を持ってきてから計算してくださるとのこと。入院前になんぼ探しても出て来ず、「一旦3割計算で払っていただきます」と言われていた。そんなややこしいことにならず助かった。
 京大病院さん、しっかりしてはります。よかった。

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 通路に現在工事中のお知らせ。
 「この工事のガードマンは〇〇〇です」と書いてほしかったなあ。緑の制服のわが社のガードマンが立っている。
 暑い中、ご苦労様です。倒れんようにね。 

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 アイソトープ治療病棟を出た人は、うどんを食べに行く人が多いらしい。昆布やカツオのだしが使ってあるうどんは、ヨード制限食にまともに引っかかる。つまり、この治療を受けた人は全員2週間はうどんを食べていない。

 私は・・・。
 うどんよりラーメン。ラーメンは胆のう炎に悪そうだが、今日くらい食いたいもん食わせよー。

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 京大病院の東向いの「らんたん」さん。
 前はよう食べに来てたけど、うちの子らが小さい時に来て以来やから15年ぶりくらいかなあ。

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 じいさんばあさんと、その娘さんらしき人の3人でやっておられた。あのじいさんばあさんは、40年前にもおられたのだろうか。

 「あんたらの30℃は実際は32℃やから。2℃はおかしなってるから」と娘さんらしき人がおっしゃっていた。たしかに。私も、昔ほど暑さを暑いとは思わなくなってきている。

 タクシーのおっちゃんの、「鴨川の洪水の時は上流から牛が流れてきた」という話も興味深かった。

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 チャーシューメン・並(850円)を食べ終わるころ、汁の中にきくちゃん登場。こら、ヨメさんにメールせなあかん。

 「線量基準以下なので、退院できました。3日間は要注意とのことなので、予定通り別所に帰ることにします。」
 「店暇やし迎えに行きます。」
 「人に近づいたらあかんので、迎えに来たらあきません。」

 ありがたい申し出を断らなくてはならないこの辛さ。(車の中は、1m以内に長時間となる可能性が高い。)

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 京大病院からの帰りは、市バスで元田中まで行き、元田中から叡電で帰る方法をヨメさんが教えてくれていた。しかし、バスは人混みになる可能性があるので回避。

 京阪・神宮丸太町駅まで歩いて、そこから出町柳。出町柳から叡電で京都精華大学前駅へ。
 電車の中で、小さい子が近づくたびにドキドキした。「おっちゃんは、わけあってあなたに近づいたらあかんのです」とも言えへんし・・・。
 
 京阪・出町柳駅には徳力富吉郎さんの版画が飾ってあった。この方も別所ゆかりの人なんですよ。

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 家に着くと、ヨメさんの忘れ物。それを届けに店へ。
 きくはなんか調子が悪いらしい。そういう時はオッサンと「ガウガウごっこ」をすると元気になるのだが、残念ながら今はできない。
 「あと3日待ってなー。」

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 まずは左京区役所へ。
 「限度額適用認定証なくしましたー」と言ったら、係の方は困っておられた。それでもすぐに再発行してくださった。これで一つ片付いた。

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 今日金曜は4時にヨメさんときくが帰ってくるので、大あわてでいなかに帰る準備。ガガガといろんなものをつかまえて持ってきたが、あるもんでなんとかしよう。

 いなかの家に着いたのは4時半すぎ。
 気温はそれほどでもないのだが、いやに蒸し暑い。

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 いなかでもポケットWifiが使えるようになった。
 治療室に入っていた3日分のいろいろなことをチェック。
 一番気になるのはfukikoさんのブログ「猫と過ごす、こんな一日」。

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 さてーとー・・・。
 せっかくいなかに来たんやから、走らんとね。

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 別所で走ると言えば花背峠往復8km。
 監禁部屋で運動できなかったので走れるか心配だったが、ゆっくり行けばよろしい。

 5時半ころスタート。
 上の町の浄水場前の温度計は26℃。別所にしたら暑い。これに加えて湿度の高さ。すぐに汗が吹き出てきた。
 こうして体内残留放射能を出すのはすごくいいことらしい。病院ではエアコンが効いていて、全然汗が出ませんでしたから。

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 もうすぐ峠というところで、後ろから追い付いてきた車。
 「おっちゃん、どこまで走るん?」
 姪(ターコ姉の三女)とその娘。街に出かけるようだった。

 「峠まで。今日、京大病院退院してん。」
 「そうなん。走ってだいじょうぶ?」
 「汗出さなあかんねん。今、体から放射能出まくりやし、近寄ったらあかんでー。」
 「はーい。」

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 峠の北向きは23℃だったが、南向きは25℃。

 ここまで約4km、26分01秒。6分半ペース。

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 帰りはずっと下り。
 曇っているのに汗は出る。よしよし。

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 うちの3軒手前、「庄七」にワンちゃん発見。
 長いこと見てなかった「カイちゃん」やと思う。だいぶ前に見た時よりえらいごっつなってたけど・・・。

 帰り4km、22分13秒。5分半ペース。

 8km、しっかり走れました。

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 家のびわの木にたくさんの実がなっていた。ヨメさんはお灸に使う葉っぱをほしがっていた。おみやげに持って帰らんならん。

 お墓参りの予定日を聞きに、兄の家へ。残念ながら留守。
 その帰りにターコ姉夫婦の家へ。
 「近寄ったらあかんで」と前置きして、少し離れて歓談。姉は私のブログを時々は見てくれているらしい。

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 家に帰ってすぐシャワー。
 家を建てるときにこだわった広いお風呂。ゆったりとしていて気持ちいい。
 シャワーのあとはすぐ掃除。たいへんやわ。

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 時計が止まり、テレビもない。
 しかし、何もしなくていいので不便ではない。

 制限食用に買っておいた焼肉缶詰と、帰り道のJA市原野で買った納豆とトマト、無人販売のどぼ漬けなどで夕食。これはこれでぜいたく。

 三線の練習をしようと持ってきたが、今日はもう寝る。
 また明日。

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2017年07月11日(火)

京大病院2日目 [病院]

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 出たー、必殺「温泉卵」。
 胆のう炎最大の敵は卵の黄身。次々と刺客を送り込みよんなー。

※アイソトープ治療室移動は今日の午後。
 それまではパソコンを使えるので、このあともなんか書きますね。

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 朝から採血。
 「5本、採血しますね。」
 「えっ、5本もですか。」

 でも、うまい看護師さんでよかった。

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 「捨ててもよくて、おもしろくてためになる本」を探しに地下売店と地下ローソンへ。

 「そんな本は、ない!」

 仕方なく、家から持ってきた本。
 中島義道さんの「狂人三歩手前」。2006年出版で初版本を買っているので、古本屋さんで買ったものではない。当時1300円。よく考えると、今日読めるところまで読んで、ロッカーに入れておいて退院の時に持って帰ればいい。

 それにしても、なんと今回の私の入院のテーマにピッタリな・・・。
 窓もない厚さ1メートルの壁に囲まれた部屋に3泊4日監禁されるものと思い込んでいたので、「これは発狂する可能性あり」と思っていた。ヨメさん曰く「アンタはもう十分狂ってるから心配いらん」ということだったが、そんな私でも心配は心配だった。

 7月11日(火) アイソトープ治療室1日目 発狂三歩前
   12日(水)          2日目 発狂二歩前
   13日(木)          3日目 発狂一歩前
   14日(金)          4日目 発狂!退院?

 だいたいこういうスケジュールを考えていた。
 ところが窓はあるわ、ちょっとだけやったら部屋の前の廊下(2部屋分10mほど)に出てもええわで予定が狂った。この二つで息抜きができるので、たぶん発狂は免れそう。

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 私のブログを見たヨメさんからメール。
 「ちゃんと卵はあかんて言うてください。入院費払うのだから。ええ加減なことされて、ネタと思っておもろがってんと」とおしかりのメール。
 「細かいことを気にしだすと、心が重くなります。今あるもんで何とか工夫してしのいでいく。ええ歳のジジイやから、それでいいと思います。心配かけてすみません」と返信。

 私は「食べんと残したらええだけ」と簡単に考えていた。それよりもエアコンが寒くて寒くて。甲状腺は体温調節機能という役目を持っている。その甲状腺を全摘しているのだからか、最近エアコンがものすごくこたえる。

 「治療室に持ち込んだものはすべて捨てる」ということだったので、着るものを全然持ってきていない。捨てる用バスタオルとして、「2006年小豆島へんろ道マラソン」の大きいバスタオルを持ってきといてよかった。小6の真樹と親子ペアで優勝した思い出の大会。これでだいぶ寒さがしのげた。
 まだ家では一度もエアコンを入れていないので、切ってもらってもいいくらいなんですが・・・。

 このへんのことを、体温・血圧を測りに来られた看護師さんに言ってみた。
 「部屋ごとに温度変えられますよ。1℃上げときますね。」
 ズッ・・・。
 「卵、マヨネーズ、乳製品など取ってからお出ししますね。」
 ズッ・・・。
 今までのことはなんやったんでしょう。よう分からん。

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 昼食は、鯛!

 卵系がなく、心配なく全部食べられた。

 そろそろ部屋移動の準備。もう更新は無理かな。
 順調にいけば、次は金曜の夕方に。
 それまで、さようなら。

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 往生際(?)の一枚。

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 もうすぐ、放射性ヨードカプセル飲まんなん。
 看護師さんが心配してくださって、いろいろと話しかけてきてくださった。

 「サバイバルやとおもて、楽しみます。」
 「そうなんですかー・・・。」

 飲んだ後も、いつものヘラヘラ笑顔やったらいいんですけど・・・。

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2017年07月10日(月)

京大病院1日目 [病院]

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 「おっ、いきなり胆のう炎に挑戦してきたなー。負けへんで―。」

 「親子とじ」のたまご、「野菜サラダ」に載せられているチーズ、それにマヨネーズ・・・、3点攻めかー!
 梅干しと汁だけでは腹ふくれんなー。バナナ2本しか持って来てへんけど、早くも投入かなあ・・・。

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 朝9時半までに病院に入り、入院手続きをするようにと言われていた。治療室持ち込みの荷物が多く、電車・バスでは大変なのでヨメさんに送ってもらった。うれしいうれしいきくちゃん付きで。

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 「きくちゃん、バイバーイ」と言っているのに、そっけなかったなあ。
 退院後3日間も体内残留放射能に要注意なので、次にきくと会えるのは1週間後の月曜の夜の予定。長いなあ。

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 月曜に入院される方が多いようで、入院受付は混雑。
 私はまだよかったが、少し後に来られた方は20何人待ちになっていた。

 手続きが済み、病棟を案内してもらうと個室。
 「こらええわ」と思ってヨメさんにメールしたら、「差額ベッド代請求されるんちゃうか」と返信。
 心配になって看護師さんに聞いてみると、「この治療は今日から始まっていて、元々個室しかありませんから、差額請求はないです」とのこと。よかった。

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 この病室の特徴は、監視カメラ。
 以前はこの部屋もアイソトープ治療に使われており、その名残のようだ。(もちろん、今日は稼働していない。)

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 この注意書きも名残ですかねえ。
 「密封病室」という名前だけでビビってしまう。
 わしら、パウチされんのか?

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 今日は、去年の父の日に廉がプレゼントしてくれた上下を着て入院。
 最近冷房がすごくこたえる。これとTシャツ、半ズボンしか持って来てへんし―。寒うてしゃーないがな。

 いろいろな方(医師、看護師)からいろいろな説明を受けた。
 そのたんびに、「放射性ヨードを飲んで、甲状腺癌細胞だけをやっつけに行き、ほかの臓器などに悪影響がないちゅうのが分かりません」と聞いてみた。みなさん説明に困っておられたが、「放射性ヨードは、シューとすごいスピードで癌細胞めがけて走るんです」という説明がまあまあかなあと思った。わき目もふらず、突っ走ってくれるんてすね。

 「放射性ヨード、がんばって行きや〜。」(ユリアン・レトリーバー風に。)

 この治療が初めて患者は、放射性ヨードカプセルを飲んだ後の体調の変化を一番心配するらしい。その不安を取り除こうとしてか、「こうなる場合もありますが、こうすれば何とかしのげますし・・・」という話が多かった。とにかくその体調の変化も人それぞれらしい。
 「どう出るか、楽しみにしてます」と言ったら、目をまん丸にしておられた若い医師もおられた。病人がお医者さんをおちょくったら、きっとひどいしっぺ返しがあるでしょうね。

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 今日の部屋は快適やけど、明日はこの横のアイソトープ治療室に移動。「基本、この部屋と同ですよ」とおっしゃっていたが、窓がないはず。窓あるなしでだいぶ気分が違ってくるやろうね。

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 コーヒのフレッシュの代わりにする牛乳を買い忘れたので、地下売店へ。

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 病院でうまいコーヒーが飲めるとホッとする。
 ただし、熱湯が出るところから病室までこぼさんように運ぶのが大変。

 売店に行ったついでにテレビカードを買ってきた。
 病院でテレビを見る気はあまりなかったが、パソコンが持ち込めないので、テレビを見るか本を読むしかない。本もいろいろと選んだのだが、どうしても「捨てる」というのがしのびない。テレビを見るしかない。(新聞は、お願いすれば買って来てくださるそうだ。)

 ここのテレビカードは1000円で1000分(16時間40分)。
 オールスター前の最後の3連戦、「巨人対ヤクルト」がBS日テレで放送される。「これだけで10時間やなあ、ひひひ」と思って喜んでいたら、「BS、映らへんやん!」
 ああ、もうこれで見るもんない。アイソトープ治療室に持ち込んだテレビカードは、残っていても持ち出せない。新聞の付録のTVの週刊案内だけは持ってきたんやけど、ほんま見るもんない。

 体調悪化が予想される治療より、そんなことばっかり考えているパオパオでした。
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【追加】

 今(午後3時前)、明日から入るアイソトープ治療室を見に行った。

 「窓、ありますやん! いやー、これで気分がだいぷ楽になりましたわー。」

 鞍馬口の?医師、ヒビらせすぎ。「窓のない厚さ1メートルの壁に囲まれた部屋」ゆうてはったやないですか。窓があったというだけで、もう3泊4日はだいじょうぶと思えてきた。
 単純でしょ。


【また追加】

 タイロゲン注射2回目。
 自分で半ズボンとパンツをずらしていたのだが、「失礼します」と看護師さんがペロリンチョ。「おっと、そこまでずらすんかーい」というぐらいずらされた。昨日はそこまでは行かんかったけどなあ。ああ、恥ずかし。

 次から次と、薬剤師、医師、医師とインターン。
 なんか若い人ばかり。放射線治療科にはじいさん先生はおらんのか。
 また例の「なんで放射性ヨードは他の臓器に悪影響を及ぼさないか」の質問。
 「放射性ヨードは体中をぐるぐる回るんですが、甲状腺由来の癌細胞は、ヨードが近づいたら積極的にガッと取り入れるんです。もちろん、体中をめぐるわけですから長い間体の中に残ったままだと悪影響が出ます。そのために、下剤を飲んでもらったり、水分を大量に取ってもらって取り入れられなかった放射性ヨードは体の外に出して行くというわけです。」

 おー、だいぶ分かってきたような・・・。

 ついでに、もう一つの疑問も思い切って質問してみた。
 「退院後の3日間ほどは小さい子などには近づかないように言われたんですが、飼っている犬はどうなんでしょう。」
 残念ながら、これに対する答えはあいまいだった。たぶん、「そんなこと聞かれても・・・」状態だったと思います。
 「疑わしきは、用心の上に用心」
 そんなことわざなかったやろうけど、そうしとこ。
 きくちゃんになんかあったらえらいことやし・・・。 

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 夕食は超久しぶりの魚。さかな魚サカナ〜。
 ぜーんぶ食べたけど、もうきゅうりはええなあ。あきたなあ。

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 野球中継が見られないので、読書。

 沖縄・東村高江で「土人」と差別発言された目取真俊さんの「沖縄『戦後』ゼロ年」。戦後60年にあたる2005年に出版され、私は2007年に買って放置してあった。
 もう捨てるとなったら、赤ボールペンで線を引きまくり。でも二度と読むことはないのに、なんの線ひきやーちゅうことやね。
 とにかくしっかり読みましょう。

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 おー、テレビ見んかったら一日で読み終えてしまった。
 この本が「捨てんといてー」ってゆうたんかなあ。というか、土人と呼ばれた目取真さんの筆の力ですかね。

 明日、売店で本買わなあかんなあ。
 でも、捨ててもええヤツやしなあ。むずかしいなあ。

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2017年07月09日(日)

入院準備2 [病院]

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 武庫川から帰り、一息つくと京大病院。
 アイソトープ治療をする場合、以前はそのだいぶ前からチラージンの服用を止めていた(その理由は理解できていない)。しかし、それでは体調が最悪の状態で放射性ヨードを内服することになる。
 それに代わるものとして、タイロゲン注射2回を行うことになった(この理由・効果もよく理解できていない)。ヨメさんがいろいろと調べてくれたが、けっきょく分からなかった。

 「とにかく、そうゆうもんらしいわ。」

 頭があまりよろしくない私は、「先生様様に任せるしかない」と思っている。「医療ミスがあったとしても、かんにんしたってな」と言っているくらいですから。

 時間外受付を済ませ、しばらく待つと呼び出された。
 「体温と血圧と心電図をとらせていただきます」と看護師さん。
 「・・・。(注射してもらうだけやのに、心電図?)」

 若い男性医師が入って来られた。
 「今日はどうされました」と聞かれたので、「タイロゲン注射ですけど・・・。」
 「タイロゲン注射?」
 「はい、受付でもそう言って待ってんたですけど・・・。」
 「失礼しました。」

 医師交代。
 いりえゆかさんのようなあやしかわいい女性医師だったので、ちょとホッとした。
 「お尻に注射するのに、これ(電極)じゃまですよね」と私。
 するとその女性医師は、看護師さんに「すぐ終わるので、先に注射していいですか」と聞いておられた。

 (おいおいおい、わしゃ注射してもらいに来たのであって、心電図をとりに来たんとちゃうぞ。)
 「もうだいぶ長いことつけたままですし、もう取ってもええんとちゃいますのん」と言ったら、やっと取ってくださった。

 そのあと注射はあっというまに終わった。心配していた痛みは、心配するほどではなかった。よかった。

 「今日はお尻の左側に注射したので、明日は右側になります。」 

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 今日も病院に持って行く物をそろえた。
 何か記録に残しておきたいので、使い捨てカメラを買った。このカメラだと、袋から出すときに失敗しても預かってもらえばいい。放射能残量が低くなってから取りに行く。
 さあ、ちゃんと撮れるでしょうか。

 また栄養士さんが話をしに来られ、マヨネーズやドレッシングの代わりに使える物を教えてくださった。これで「ポン酢一本やり」から脱却できる。ああ、うれしい。

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 果物とジュースはなんぼでもだいじょうぶらしい。
 たくさん水分を取って、どんどん体内の放射能を出す必要があるらしい。

 ある先輩走友さんが、「ビールは、よう○ッコが出てよろしいよー」とおっしゃっていた。その言葉を思い出して、「ビール買おうかなあ」と一瞬思ったがやめておいた。病院にビールは似合いませんよね。

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 入院日前日に夜遅くまで準備に時間がかかっている私に対して、ヨメさんはため息をついていた。「なんで、もっとはよせんかなあ」と。

 だいぶ時間がかかってしまったが、最後のしめは「花村さんの無添加梅干」。
 「申年の梅は難がさる、病がさるとか。ばばあの梅干食べてなー。」
 (花村さんは、毎年日置川マラソンで伴走をされている方。すごく美人でスマートなランナーです。「ばばあ」なんて、とんでもないです。)

 これは食べてどうこうというよりお守りみたいなもん。
 しんどくなってどうしようもなくなったら、最後の手段はこの梅干で決まり!

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【今日のきく】

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 今日も「雷こわい」。

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 案外リラックスしているように見えるけど・・・。

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 「そろそろお散歩ですか」という感じで、そろりと出てくる。

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 夜のお散歩では、こんなでっかいカエルにも出会った。

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 長いこと会えへんけど、オバサンのゆうことよう聞いて、かしこうしといてね。

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【今日の制限食】

 このシリーズも今日で終わり。
 明日から5日間は病院の制限食。
 それが終わって退院できれば、もう何を食べてもいい。(ただし、胆のうが暴れないものに限る。)

(朝食)
 もう何回食べたか分からんきゅうりの塩もみでお茶漬け。 退院したら、じゃことかたらことかいろいろなつけもんとか食べようっと。

(昼食)
 武庫川から帰ると、ヨメさんから書置き。「ポトフが作ってあるので食べてください。」
 「おー、ポトフ。うん? ポトフって何?」

 お鍋をあけると、ジャガイモ、大根、とうがらし、お肉・・・。これって、いろいろなもんのごっちゃ煮とちゃうん。ヨメさんに聞くと「洋風おでん」らしい。ほー。
 まあまあおいしかった。

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(夕食)
 医療ミスで死んだら、最後の晩餐になるやつ。
 ヨメさんがいいお肉を出してくれた。自分の分はなく、私の分だけ。
 「すまんのう。」

 あとは水餃子とお揚げ。
 二週間制限食を考えてくれたますみさん、お疲れさん。ありがとう。 
 退院したら、「南山」の焼肉を食べに行きましょう。

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 今日の夕食後の体重、58.1kg。

 アイソトープ治療の副作用的なものは人それぞれらしいが、たいていの人に起こるのが嘔吐感と味覚異常。
 さらに体重へってしまうんかなあ・・・。

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