パオパオだより

2011年03月17日(木)

高石ともや・てるえご夫妻 [私の好きな人]

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 ついに・・・。

 今日、高石ともやさんからお葉書をいただいた。いつもどおりの筆書きで。(高石ともやさんは、パソコンを使っておられるのに、ランニング用品のご注文もいつも筆書きでFAXから。)

 1週間ほど前から、私のブログのリンク元に「高石てるえ」検索というのが増えていた。
 「あー、これは覚悟しておかなくては」と思っていた。

 お葉書の裏には、てるえさんの悲しいお知らせが記されていた。しかし、そのお知らせは悲しいことなのだが、高石さんのご家族が今までずっと一つで、この先もそうだろうと思わせてくれる内容だった。「誇り高きご家族」です。うらやましい。

 大変な時なのに、「どうぞ御一家仲のよい春を!」と。
 私がお会いするたびに、「うちは毎日離婚の危機」と言っているのを心配してくださっているのでしょうか。ほかの方は皆じょうだんとしか受け取っておられいないのに、高石ともやさんは本気で心配してくださっていたのかも・・・。
 今は全然ですが、うちも高石さんのところのように信頼しあう夫婦をめざしたいです。

 今年の「みかた残酷マラソン」は、「1回走ってみたい」と言っていたヨメさんに譲ろうかと思っていましたが、やっぱり走りたい。今年は、高石てるえさんのことを考えながら・・・。

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【なにを今さら5km20分切りメモ】

 夕方6時過ぎ、宝ヶ池へ。
 「今日はタイムトライアル。ソックスはき替え、シューズもいっちゃん軽いヤツにはき替えようっと・・・。」
 と思った瞬間、ケイタイにメール着信音。
 「あら、ちいちゃんやん。おとといの続きかな・・・。」(もちろん、内容は非公開)

 私にしてはすばやく返信。
 「今から、走るでー。  今、宝ヶ池。私でよかったら、なんぼでも話聞くでー。役に立つとは思えんけど・・・。ほなら、走ってくるわ。」

 もうめんどくさくなって、ソックスもシューズもそのまま。服装もジャージの上下やし。これでタイムトライアルはあかんやろな。

 走り出したら突然の大雪。途中で目が開けられんくらい。
 「ちいちゃん、雪ふらしてる? 『練習無理ないようにしてください』って書いてくれてたけど、私が無理なんか絶対せえへんええかげんな人間やってよう知ってるくせに・・・。お愛想までゆえるようになったか。成長したなあ」とか思いながら・・・。

 最初の2周3kmは、ウォーミングアップ。7分21秒、10分04秒で17分25秒。
 さあー、3kmタイムトライアル。服装むちゃくちゃ、地面もぐちゃぐちゃ、日が暮れて足元よう見えん。この条件なら13分切れたら上出来か。

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 おーっと、かわいいワンちゃん2頭立て。
 こら、写真撮らせてもらわんなん。わざわざ車までカメラ取りに行きましたがなー。

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 「すんませーん、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
 「はいはい。」
 「かわいいワンちゃんですね。」
 「両方もらいましてん。野良ですわ。」
 「そうですかー、さわらせてもうてもいいですか。」
 「はい、だいじょうぶです。犬、こうてはるんですか。」
 「そうですねん、雑種ですけど・・・。」

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 「モコ・メス・2歳」

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 「ウィル・オス・10歳」

 よっしゃー、めちゃくちゃ走る気が湧いてきたぞー。お犬様様、お犬様様。
 6分20秒、6分29秒で12分49秒。すばらしい(自画自賛)。これは、トラック3000m12分切りまちがいなし。

 ダウン2周3km。10分58秒、9分58秒で20分56秒。これで、今日は合計9km。
 でも、薄暗がりで足首ぐねってちょっといたいんですけど・・・。やっぱり明るいうちに走らんとあかんね。 

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2011年02月01日(火)

熊木杏里 [私の好きな人]

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 「誕生日」

 誕生日のことは覚えていますか?
 ろうそくのにおい 胸にためた
 あなたのことをお祝いしましょう
 あなたである今日と明日のために

 生きてきたようで 
 生かされる
 そんな私であって
 あなたである

 おめでとう 
 今日まで辿りついたんだよ
 つらいことのほうがよくあるけれど
 ありがとう
 理由は何もないんだよ
 あなたという人がいることでいいんだよ

 もらったものを覚えていますか?
 形ないものもありました
 特別ではないものが特別になって
 あなたを幸せにしたことでしよう

 何もできない
 なんてことは
 私にもないし
 あなたにもない

 おめでとう奇跡があなたなんだよ
 暗闇に灯ってる火のように
 ありがとう
 手のひら合わせられるは
 あなたがこうしてここにいるからなんだよ

 おめでとう 
 今日まで辿りついたんだよ
 思い出がまたひとつ増えました
 ありがとう
 理由は何もないんだよ
 あなたという人がいることでいいんだよ

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 「真樹、出演の予約しとかなあかんわ。あかちゃん、いつ生む?」
 「いや、あの番組は2人目のあかちゃん生んだ人がほとんどやから、まだまだ先やわ。」

 読売テレビ(10チャン)の平日午後6時55分からの5分番組、「めばえ」。
 その日に生まれたあかちゃんを家族ごと紹介する番組。ほとんどのあかちゃんが早朝に生まれている。
 わずか5分の番組だが、5分の間にその家族の歴史(現在過去未来)なども思い浮かべられ、こちらまで幸せな気持ちになれる。真樹も私も大好きな番組。真樹は絶対に二人以上あかちゃんを生んで、この番組に出演するらしい。その心意気や、よし。

 その番組のバックに流れている曲がずっと気になっていた。さっそくネット通販で購入。熊木杏里さんのベストアルバム「風と凪」。その中に、例の曲「誕生日」が入っていた。

 私はこの部分にぐっと来た。

 「何もできない なんてことは
  私にもないし あなたにもない」

 この言葉は生まれてきたあかちゃんだけでなく、世界中のすべての人に言ってあげたい。


 このアルバムはおすすめです。
 もう1曲、ぐっと来た曲。

 「戦いの矛盾」

 小さな足場を登りきるには
 私は満たされすぎている
 欲しい物のために我慢するにも
 私は満たされすぎている

 お金がない怖さを知るには 
 私は満たされすぎている
 食べるために働く気になるには 
 私は満たされすぎている

 働きたくても 働けない人がいて
 飢えて舌をかじってる
 命とお金が繋がらない場所にいて 
 お腹の中にも戻れない

 君は神様のすぐそばにいて
 どんな話を聞いているの?


 誰かに想いを訴えかけるには
 私は満たされすぎている
 それでも私は私にしか
 できないことがあると信じる

 泣きたいときにも 泣けない人がいる
 涙で咽が潤うの?
 心と体が別々になりながら
 いつか何かを叶えるの?

 きっと神様はひとつひとつ 
 ちがう話を教えてくれる

 いつまでも
 生きていく

 ************************ 


 私がぐっと来たところは、もう分かりますよね。
 
 「誰かに想いを訴えかけるには
  私は満たされすぎている
  それでも私は私にしか
  できないことがあると信じる」
  

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 さて、ここから話は大展開・・・。

 昨日、沖縄の智さんから直メールをもらった。かなり長いメールだったのだが、後半部分にこんなことが書いてあった。

 「国家試験が終わって、『りんごの生き方』木村秋則(奇跡のリンゴ)×映画「降りてゆく生き方」を見に行きました。
 木村氏の無農薬栽培で奇跡のリンゴを生み出したことにはあまり関心がなかったのですが、「降りてゆく生き方」の根本にある木村氏を始め自然のなかの人々とのつながりと、原寸大のありのままの生き方をしようとしていることに興味をもちました。」


 私も、無農薬のりんごの木村さんはただ知っているという程度のものだった。だから、智さんのメールを見たときも、「沖縄で上映会と講演会があったんやー」と思っただけ。(ただし、会場が沖縄コンベンションセンターというところにはちょっと食いついた。去年お話させていただいた、名桜大学の伊良皆先生の元勤務先なもんで・・・。)

 ところが、今日、熊木杏里さんの「誕生日」のことをブログに書こうとして調べ出したら、ギョッヘーン!
 この映画の主題歌「ぼくらのあり方」を歌っているのが熊木杏里さん。この曲が入ったオリジナルサウンドトラックは、上映会場でしか買えないらしい。うーん、ちょっと不純な動機だが、この映画見に行きたくなった。

 上映予定を見てみると、今のところ関西近辺ではないようだ。講演会とセットにしているようなので、あちこちでとはいかないのだろう。まあ、ゆっくりと待ってみましょうか。
 それにしても、私が最近興味を持った熊木杏里さんと、昨日メールを送ってくれた沖縄の智さんとがこんなふうにつながるとは・・・。おもしろいもんですね。
 (智さんは、今日もうちのヨメさんに関するおもしろいメールを送ってくれたんですが、それは非公開扱いだそうです。残念!)

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【何を今さら5km20分切りメモ】

 夕方5時、いつものコーナン往復5km。
 今日もゆっくりめ、27分25秒。
 ダウン1kmで、今日は合計6km。

 廉も今日は少し走ったらしい。
 2月12日に間に合うだろうか。

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2010年12月02日(木)

「上地に似てるから・・・」ー兵庫・ゆめさき舎にてー [私の好きな人]

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 ゆめさき舎のSA君。
 丸1年ぶりに会うというのに、1年前の話の続きから始まった。

 「スザンヌが・・・、里田まいが・・・、上地が・・・。」

 「どうなっとんじゃー。この1年のブランクは関係なしかい!」と心の中で思いながらも、その話がどんどんふくらんでいく。まあ、これはこれでええことなんかな。久しぶりでもスッと受け入れてもらえたってことやね。

 SA君はおしゃべりが大好き。だいたい私の5倍くらいしゃべっている。でもちょっと声が小さいので、私はその半分くらいしか聞き取れていない。それでも言いたいことはだいたい分かる。

 またまた出ましたー。
 「ぼくは上地に似てるから・・・」
 そうか、鼻の下とあごにヒゲをたくわえているのはそうゆう理由なんやね。やるじゃん!

 「ところで、SA君、下の名前はなんて言うん?」
 「こうじです。」
 「こうじー、こうじー、こうじー!」
 「なんですか。」
 「こうじってゆう名前の人は、いい人が多いでー。」
 「えっ?」
 「実はな、ボクもな、こうじってゆうねん。」
 「・・・。」

 「妹が弁当作ってくれてる。」
 「えー、そんなええ妹がおるんかいなー。こうじー、自慢の妹やんけー。」
 「弟とは野球をやってる。」
 「そっか、弟に教えたってんのー。こうじー、ええ兄ちゃんやんけー。」

 SA君は、「こうじー、こうじー」を連発されてちょっと困っていた。でも、ちょっとうれしそうでもあった。

 別れる前に言われた。
 「明日、来れる?」
 「明日は無理やわ。」
 「じゃー、金曜日は?」
 「金曜日って、あさってやん。それは無理やて・・・。」
 そう返事しながら泣けてきた。明日でもあさってでも、こんな変なオッサンでも来たら喜んでくれるんや。
 ほんま、この1年間なにしとったんやろ。こうやって私がただ来ただけで喜んでくれる子たちがいっぱいいるのに・・・。

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 今年は、干支の絵馬作りは予定に入ってなかったそうだ。ところが、私が何度も残念だと言ったのを受けて、急きょ今年も取り組んでくださることになった。それなら少しでも手伝わなければ。
 私は、絵馬の屋根の部分の色付けをさせてもらった。こういう単調な作業は、得意中の得意。
 松本さんは、SA君にはんこを使った模様付けを教えておられた。今年はうさぎだが、去年の絵馬よりだいぶバージョンアップしているようだ。

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 色付けをしていてハタと気づいたことがあった。
 あっちで「オーオー」、こっちで「ウィーウィー」、向こうで「ブルンブル」。何年か前の私なら、これらをひっくるめてみな「奇声」と言ってしまっていただろう。でも、何かちがう。これらの声は、私が以前は奇異に感じていたものとはちがう。
 なぜだか私のことを気に入ってくれているMI君の一人ミュージカルが、周りのみんなの気分を高めてくれたのだろうか。紅一点のKOさんは120%と言っても言い過ぎではないような満面の笑み。前来たときには声が聞けなかったTA君も、なにやら歌っているように聞こえた。
 「奇声」と決め付けているのはこっちの都合。彼ら彼女らの何らかの表現を、そんなに簡単に片付けられてはかなわない。

 前来たときにはまったく近づけなかったMA君は、今回もにたようなものだった。でも、せわしなく動きまわっていたのがだいぶ落ち着いたように感じた。表情もおだやか。

 今日のメンバー6人中、私にとってただ一人の新人さん。(MA君とイニシャルが重なるので、ここでは「大型新人君」と表記します。体重100kg超級だそうだ。)彼ともまったくコミュニケーションがとれなかった。
 ところが、松本さんが「おやつにしょうか」と言われ、私が手を洗って戻ってくると、私の手を引っぱって行ってくれたのだ。もう、それが不思議で不思議で・・・。
 大型新人君にとって、それまでの私は視界に入っていなかったはずなのに、突然どうしたんでしょう。これは、よう分からん。でも、予想もしていなかった行動だったのでよけいにうれしかった。

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 私が持って行かせてもらったクッキーのようなお菓子をみんなで食べた。いろいろな理由で食べられない子もいる。でも、こうしてみんなそろって座ってものを食べるっていいですよね。

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 今日の男子メンバー5人中、3人が70kg台、1人が100kg台。小さめで細いランナー体型の松本さんは、体力的にも大変だ。その日のきげんによっては大暴れする子もいるらしい。「だいじょうぶかいな」と心配になる。

 ご家族の中には大きな施設に入れたがる方も多いらしい。でも、松本さんは「そういうところは、薬漬けにして動きを鈍らせて管理していくところが多い」とおっしゃっていた。
 前にはこんなこともおっしゃっていた。「どこからも断られた子を、みんなうちでひき受け入れるという意気込みでやっている。」
 「ちっちゃいおっさん、しっかり!」

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 トイレをお借りした時、洗面所に置かれている絵馬の型が目に留まった。
 出来上がった絵馬だけを見ていたらあかんね。こっから始まってるんやね。

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 もうちょっとお手伝いをしたかったのに、松本さんに急用が入り、早めの帰宅ということになってしまった。
 送迎車は、○○君の車内での大暴れの結果、バックミラーまで取れてしまっているハイエース。今日も退屈して暴れそうになっていたので、私がそれに輪を掛けて暴れまくったった。
 「先手必勝!」(意味不明)
 そしたら、さすがの○○君もあきれて笑ってた。

 紅一点KOさんのおうちの前に、ちょうどご両親が歩いておられた。
 「私みたいなもんでもおじゃまさしてもうたら、ものすご喜んでくれはって・・・」と言うと、
 「そうでしょ。うちの子はお客さんが大好きで・・・」とお母さん。お父さんもうれしそうに笑っておられた。

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 私も姫路駅前まで送ってもらった。
 松本さんとお別れする前に話したこと。
 「ボクはほんまにたまに来て、自分のしたいことだけして引っかきまわして帰っていくだけ。毎日毎日ずーっとたいへんなことをし続けてはる松本さんらの苦労は忘れたらあきません。それだけは肝に銘じとかんとね。」

 以前、松本さんが「藤井さんの考えが自分とよく似ていてびっくりしています」とおっしゃっていた。福祉の仕事に骨身をけずっておられる松本さんと、ヨメさんの稼ぎで食わしてもらっている私をくらべたらあかんて。
 でも、一つだけ似ているところがある。
 「どんな運動も、内輪だけで盛り上がっていてはダメ」と思っているところ。私のような福祉の「ふ」の字も知らんような者も、邪魔くさがらずに受け入れて下さるのはそう思っておられるからだと思う。しろうとにはしろうとなりの「Good idea」があったりしますもんね。

 このブログの記事を見て下さった方が、福祉の仕事への理解を少しでも深めてくだされば私はうれしい。

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2010年12月01日(水)

「10時40分!10時40分!」ー兵庫・ゆめさき舎にてー [私の好きな人]

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 「MI君、『10時40分!』やってー。今日のブログの題は、『10時40分』に決まり!」

 私がゆめさき舎について、一番喜んでくれたのがこのMI君。なぜかずっときげんがよく、一人ミュージカル状態になっていた。
 その中で、腕をまくって「10時40分! 10時40分!」
 そんなシュールなギャグを、この私が見逃すはずがない。
 「それ、もーらい。それ京都に持ってかえってはやらすわー。10時40分! 10時40分!」

 そのあと間欠泉のように突然「10時40分! 10時40分!」
 その声を聞いた私は、多少離れたところにいても「10時40分! 10時40分!」と返事。
 「MI君、ほかのんもできるで。11時30分! 11時30分!」
 「2時55分! 2時55分!」
 「おっ、やるやんけー。4時50分! 4時50分!」
 「10時40分! 10時40分!」
 「おっ、またもどっとる。10時40分! 10時40分!」

 こうして、パオパオ対MI君の禅問答(?)は果てしなく続くのであった・・・。

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 昨日、ゆめさき舎のまっちゃんこと松本さんに電話。
 「急で申し訳ないんですけど、明日行かせてもらっていいですか。なんかお手伝いできることがあったらさせてください。
 朝早めに出て、JRで姫路駅まで行って、そっから走って行きますわ。姫路駅からゆめさき舎までちょうど20kmくらいみたいです。『平和・憲法九条』ののぼり背負って行きますわー。」

 のぼりを背負って行くのは平和のアピールランをするというより、変なオッサンがのぼりをはためかせてやってきたらゆめさき舎のみんなが喜んでくれるだろうと思ったから。

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 だいたい思い通りの時間に姫路駅に着いた。
 でも、駅前でのぼりを背負う形にセットするのにてこずってしまった。着替えなどを入れてきたバッグも背負わなくてはならないのでよりてこずった。
 駅をスタートしたのは10時15分。
 ここから20kmを2時間20分くらいで行く予定だったので、これでは到着がかなり遅くなってしまう。
 スタートした場所は日陰で寒かったので、上は3枚も着ていた。ほぼ、だるまさん状態。

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 姫路城は修復中のようでよく見えなかった。その代わりに、歩道上に設置されていたしゃちほこの写真を撮っておいた。

 交差点で信号待ちをしている時、向かいの軽バンのおじさんが「がんばってやー。」
 これだけ大きな字で「平和」と書いたのぼりを見まちがえるはずがない。「平和」をアピールして走っている私に向かっての声かけだ。ああ、ありがたいお言葉。がぜんやる気がわいてくる。

 その少し後には、車の助手席で笑顔で拍手をしてくださっている若者とも出合った。声を出しての応援は恥ずかしいけど拍手ならしてあげられる、という気持ちだったんでしょう。ありがとね。これもうれしかった。

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 日なたに出ると汗がふき出してきた。
 美術館前でいったん荷物を降ろして、ウインドブレーカーを脱いだ。これでちょっと動きやすくなった。

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 国道312号と山陽道が交差するところ。
 「うん? ここなんか見覚えあるぞー。」

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 通り過ぎたところで確信した。
 「○○君ちや。」

 表にお母さんがおられた。
 「すいませーん。ここ、○○君のおうちですよね。」
 「はい、そうです。」
 「私、ゆめさき舎の松本さんの友だちです。○○君とも仲良くさせてもらってる者です。これから、ゆめさき舎まで走っていきますねん。」
 「そうなんですか。」
 「お母さん、○○君に『お母さんにおうた』てゆわんならんし、写真撮らせてください。」
 「はい。」

 それにしても1年前に一度通っただけのおうちを、よくおぼえていたものだ。

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 走っている途中に、大きな会社や工場がたくさんあった。上の写真は、「ショーワグローブ」さん。

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 踏み切りを越えたら、ちょうど「カーンカーンカーン」。
 せっかくなんで電車(播但線)の写真も撮っておいた。

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 もう、汗ブルブル。
 上着を脱いで、代わりに「ランナーズ9の会」のランシャツを着る。こんないい天気なら、初めからこのスタイルでよかったかも。

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 またもや「ショーワグローブ」さん。ほんまに大きな会社みたい。

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 さっきとは反対側からまた電車。さっきのとはちがう色の電車だ。

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 横道から出てきたかわいいハスキーちゃん。ハスキーは誰にでもなつくようなので、「雑種専門」を公言している私にはある意味禁じ手。でも、かまいに行ってしまった。
 「やと・オス・2歳半」

 変った名前なので由来を聞いてみたが、「特別な意味はない」とのこと。私的には、「やっと」買うことができたから「やとちゃん」なんかなあと思ったり・・・。

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 そのちょっと先に、かわいい柴犬君。

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 ありゃりゃ、ぎょうさんおる。

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 みゃー、いっぱいいっぱい・・・。
 とよく見てみたら、ブリーダーさんのよう。

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 後ろから「プップップ」とクラクション。
 よく見たら、松本さんのハイエース。何人かを乗せて、ゆめさき舎に帰られるところのようだった。
 ちょっと先回りして、私への応援。
 MI君とSA君と松本さんが車から降りて、「パオパオさーん」と手を振ってくれていた。私一人だけへの応援。なんとぜいたくな!

 ここで荷物を預けさせてもらい、再スタート。たぶん、残り半分(10km)くらい。
 「きばって走りまっさー。待っててねー。」 

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 「ネッスル」の工場を通り過ぎ・・・。

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 紅葉のきれいな小高い山を越え・・・。

 そうそう、この手前の畑で農作業をされている方(40前後の男性)からも応援が。
 「がんばってくださーい。」
 少しはなれたところからだったのに、私ののところまでしっかり届く大きな声の応援だった。本当にありがとうございます。

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 丘の上に見えるのは、香寺町運動公園の体育館。
 松本さんは、ここまで走りにこられることが多いと前に言っておられた。

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 十字路をまっすぐ入ったところから、やや迷走。
 でも、太陽が出ていたのでとりあえず北へ。そこで中国道にぶつかったら左折(西へ)、そうすればゆめさき舎にたどり着けるはず。

 携帯電話で松本さんに連絡をしようと思ったが、携帯は預けた荷物に入れたままやった。肝心なもん持ち忘れとる。

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 工業団地の丘を越え、下っていくと中国道が。
 どうも予定していたルートより東側に出でしまったようだが、ここからは高速に沿っていけばまちがわない。

 ただ、この時点で12時半。
 先にお昼ごはん食べてくれてはったらいいんやけど、きっと心配して待ってくれてはんにゃろね。すいません。

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 福崎町から夢前町へ。
 今は市町村合併で姫路市夢前町になっているので、分かりにくいったらありゃしない。

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 ところどころにため池があったが、ここらも雨が少ない地域なのだろうか。

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 おー、やっと見えた。 
 うん? 看板きれいになったんちゃうん。

 もう、12時50分過ぎてるし。
 「すんませーん、おそなりました」と言って声をかけると、「パオパオさん、パオパオさん、・・・」と首をふりながらMI君が出てきた。
 いっしょに出てこられた女性スタッフさんが、「車と出会いませんでしたか?」
 心配した松本さんが、予定ルートを逆走して探しに行ってくださったそうだ。私はちがう道から来てしまったためにすれちがい。ほんまにほんまにすいません。

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 女性スタッフさんが松本さんに連絡してくださり、戻ってこられた松本さんとやっと再会。なんと、このときちょうど午後1時。みなさん、この時間までお昼ごはんを食べずに待っていてくださっていたのだ。

 のぼりを背負った変なオッちゃんのために、お昼ごはんがおそうなってしもうてごめんね。でもな、「平和」あってこその昼ごはんやから、それに免じて今日はかんにんしてな。(おー、我ながらむちゃくちゃな論理!)

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 私が着替え終わって、やっと昼食。
 ほんまにこんなおそうまで、よう待ってくれたもんや。これ私が逆の立場やったら、絶対に暴れてる。まちがいない!

 「MI君、パオパオさんに歓迎の言葉言おか」と、松本さん。
 「むにゃむにゃむにゃ・・・。」
 「ありがとう。」

 私は私のことを明らかに嫌がっている人以外は、みな歓迎してくれているものと思っている。そういう意味では、私のことをまったく見てくれないあの子やこの子も含めて、ここにいる全員に歓迎してもらっていると思える。
 みんなみんなありがとね。今はしゃべってくれていない子も、これからちょっとずつでもしゃべってな。


(注)まだ、続きます。

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2010年11月26日(金)

supercell [私の好きな人]

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【Wikipediaより】
 supercell(スーパーセル)は、ミュージシャンryoを中心とするクリエイター集団である。音声合成ソフトの「初音ミク」を用いた楽曲およびそのPVなどの関連作品を発表している。
 
 2007年12月7日、ryoが、動画共有サイトのニコニコ動画に「初音ミク」を用いたオリジナル楽曲「メルト」を投稿する。この動画は500万回以上再生される大ヒット作となったが、ryoは動画内で119(ひけし)が描いたイラストを無断で使用していた。それを動画の視聴者から指摘されたryoは、119に謝罪のメールを送ったが、そこで「メルト」を気に入った119と意気投合し、共に活動を始める。これが、supercell結成の発端である。それをきっかけに、119と親交のあるイラストレーターが続々とsupercellに加入し、メジャーデビュー時点で総勢11人のグループとなっている。なお、現在は、119はsupercellを脱退している。

 ニコニコ動画に楽曲を投稿したのは、「ryoがニコニコ動画が好きだったから」「レスポンスが期待できるから」という単純な理由からきており、ボーカルに「初音ミク」を使用しているのも、「当初知り合いに歌い手がいなかったから」「ニコニコ動画で初音ミクが流行っていたから」「『初音ミク』に詳しい友達に薦められたから」というだけで、ryoは「別に初音ミクを使う事ありきではない」と語っている。また、メンバーのほとんどは、「メルト」がブレイクするまで「初音ミク」の存在を知らなかったという。

 シングル 1st 2009年8月12日 君の知らない物語 5位 (週間最高順位)
        2nd 2010年2月10日 さよならメモリーズ 7位        
        ※ 2010年7月14日 こっち向いて Baby/Yellow 9位       
        3rd 2010年8月25日 うたかた花火/星が瞬くこんな夜に 9位  

 アルバム  2009年3月4日 supercell  4位
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【ニコニコ大百科より】
 supercell nagi→supercellのメジャーシングル第1弾『君の知らない物語』よりボーカルを担当している。ただし、彼女はあくまでもsupercellにはゲスト参加しているというスタンスをとっており、正式メンバーでは無い。
 メディアにいっさい露出しないこともあり、ファンはその透き通った歌声から色々と想像を膨らませてしまうが、実はいたって普通の女の子である。

 ニコニコ動画では「ガゼル」という名前で動画を投稿していたが、現在はニコニコ動画での活動は引退している。詳しくは「ガゼル(歌い手)」を参照。

 なお、彼女はニコニコ動画に登場する以前から「やなぎなぎ」という名前でアマチュア活動をしており、当時からその才覚を現していた。
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 ある日の私と廉の会話。
 「廉よ、廉が入れてくれたCD 、なかなかええな。」
 「ああ、『着ラブ』?」
 「でも、だれが歌ってんのか全然分からん。ヒルクライムの『春夏秋冬』とGReeeeNの『キセキ』とAIの『Story』くらいは分かったけど・・・。そや、あの一番最後のヤツ、めっちゃええな。」
 「ええやろ。でもな、あれは別のとこから1曲だけ入れといてん。」
 「えっ、そうなん。特別サービスかいな。」

 珍しく親子の趣味がピッタリあった歌、「さよならメモリーズ」。
 どうもアニメ系の曲らしい。私も50代で「オタク」の仲間入り?

  「めっちゃよかったわー」と言ったら、今まで出ているシングルを全部つなげたCDを作ってくれた。初音ミクのコンピューター合成音は、さすがに聞いていて頭がおかしくなりそう。「チーチーパッパー、チーパッパー。」50代のオッサンには無理。でも、nagiさんのはめっちゃいい。 
 それから1カ月ほど、ほとんど毎日聞いてます。

 「メディアにいっさい露出しない」suopercell。ぼかし入りで「紅白」に出てほしかったなあ。


 さ〜く〜ら〜が さ〜く〜よ〜 
 みなれ〜たいつもの さか〜みちに〜
 あ〜 わか〜れを

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2010年10月13日(水)

「あしたまた、来るん?」のMI君 [私の好きな人]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

 今日、兵庫の「ゆめさき舎」のまっちゃんから電話があった。
 まっちゃんとは、6月6日の「たたらぎダム湖マラソン」以来会っていない。
 昨日、「京都キャロット」へウェアの注文をしてくださり、即発送。「早く届いてビックリしてます」というお礼の電話だった。
 この8月には、「京都キャロット・産大前店」にも来ていただいたそうだ。「ご無沙汰していますが、ブログはきっちり見せてもらってます」とは、うれしいお言葉。

 その要件の前に・・・。
 「藤井さん、ちょっとMI君がしゃべりたいゆってるんですけどいいですか。」
 「はいはい。・・・もしもしー、もしもしー・・・。」
 「パオパオー・・・」
 「藤井さん、もうこれでいいらしいわ。」
 「えー、もうちょっとしゃべってほしかったなあ。」

 MI君と言えば、去年の10月初めて「ゆめさき舎」におじゃまさせてもらったとき、帰り際に「あしたまた、来るん?」と言ってくれた子。あの言葉は、ほんまにうれしかったなあ。そのあと12月にもう1回行ったきり。そんなんやのに、私のことおぼえてくれてるんかなあ。

 「パオパオー」と言えば・・・。
 廉が保育園に入ったころのお昼寝の時、目が覚めて「パオパオー」と叫んだそうだ。(「かあちゃーん」じゃなく。)それを聞いた先生は、「ぞうさんか」と言いながらあやしてくださっていたらしい。
 このエピソードは、廉の結婚式の時にせんならん。

 今日は、10ヶ月ぶりにMI君の声を聞いて、無性に会いたくなった。
 去年2回行った時も、こんな変なオッサンのどこを気に入ってくれたのかよく引っ付いてきてくれた。「パオパオさん、パオパオさん」ゆうて・・・。

 そうや、今度の日曜の「四万十ウルトラ」で、走るのがいやになったら「ゆめさき舎」のお友だちのことを思い浮かべよう。これは絶対、力が湧いてくる。
 「Good idea!」

※去年10月と12月、「ゆめさき舎」におじゃまさせてもらった時の記事は、「パオパオだより」の名作中の名作だと思っています。よろしかったら、見てください。

 「あしたまた、来るん?」(09/10/14)

 「めげるって!」(09/12/03)

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