パオパオだより

2022年10月14日(金)

フジバカマ [アルバイト]

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 京都御所のお昼の配達弁当が、あと1週間で休止。
 私は、今日と18日(火)と20日(木)。
 最終日は超豪華弁当になったり・・・、しませんよね。

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 いったん寒くなったのに、今日は暑い。
 朝は上着を着ていたが、すぐに脱いだ。 

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 今日のスタートは御池庭。
 ここには魚もいるようで、それを狙ってかいつもアオサギが来ている。

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 今日は1羽だけだが、多い時は3羽来ていることもあった。

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 今日の360円弁当。
 安すぎて、続けられんようになったんでしょうね。

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 午後からは御常御殿。
 前からよく質問されていた「ススキの横の花」。今日ちょうど庭の手入れに入られていたので、その方に聞いてみた。

 「フジバカマですよ。」
 「ああ、これがフジバカマですか。」

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 最近物忘れのひどい私だが、「フジイ・バカ・マ」で覚えておけばおけば忘れない。

■フジバカマ
フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。川沿いの湿った草原やまばらな林に見られ、まっすぐに伸びる茎に、3裂する葉が対になってつきます。地下茎が大量に伸びて猛烈な勢いで広がるため、自生地では密生した群落になるのが普通ですが、現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、絶滅危惧種となっています。フジバカマの名で市販されているものの多くは、サワフジバカマ(フジバカマとサワヒヨドリの雑種)です。
生乾きの茎葉にクマリンの香り(桜餅の葉の香り)があり、中国では古く芳香剤として利用されました。また、『論語』にある「蘭」はフジバカマを指します。しかし後世、蘭がシナシュンランなど花に香りのある温帯性シンビジウム属の種を指すようになったため、現在の中国では、フジバカマは「蘭草」とされています。

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 3番目は御三間前。
 ここにはオガタマノキがある。

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 たくさんの実を付けているのだが、カラスがそれをとっては食べずに下に落とす。頭の上に落とされた人もあるらしい。
 「頭上注意」です。

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 こちらはモッコク。
 これもお客様に質問され答えられなかったのだが、バイトの先輩にお聞きし教えてもらった。「御所の中にいっぱいあますよ」とのこと。

■モッコクとは
本州の関東より西、朝鮮半島、台湾、中国から東南アジアにかけて分布する常緑性の広葉樹です。育つと10mを越す高木になりますが、生長はやや遅く、庭木として育てられているのは5m-7m程度におさまっています。性質は丈夫で耐寒性はやや劣るものの、潮風や大気汚染にもよく耐えます。

葉は表面に光沢のある長だ円形で濃緑色、やや厚みがあり革質です。葉のフチにはギザギザがなくなめらかで、軸の部分は紅色を帯びます。7月頃になると淡いクリーム色の花をうつむきかげんに咲かせます。花後には球形の果実ができ、秋に赤く色づきます。果実の皮は厚く、熟すと不規則に裂けて中から濃い赤色の種子が顔をのぞかせます。

モッコクは雄しべと雌しべのある両性花(一般的にいう「普通の花」)を咲かせる株と、雌しべが退化して雄しべのみとなった雄花を咲かせる株があり、雄花は実を付けません。

■利用・用途
モッコクは何とはなしに地味ですが風格があり、庭の主役として扱われてきた言わば「庭園の定番」のような樹木です。そんなところから「庭木の王様」「三大庭木のひとつ」などともいわれます。ただし、地味なことや立派に育てるにはそれなりの年月が必要なことなどがネックとなっているのか、最近は庭木として敬遠されているような気もします。

材はきめ細かく緻密で床柱(とこばしら:床の間の脇に立てられたデザイン的な要素の強い飾りの柱)や櫛(くし)などに用いられます。また、樹皮にはタンニンを多く含んでおり茶色〜赤褐色の染料として用いられたようです。

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 そのモッコクの近くに、例のブツが(新しいものに見えた)。
 初めて見てからもう2か月ほどたつので、今も元気にしていれば子猫が中猫になっていますね。でも、どこに潜んで、なにを食べているのかな。もういっぺん会えんもんかなあ。

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 今日は何やらわけのわからんことを言いながら歩いている女性もあり、ちょっとビビった。
 でも、今日も「フジバカマ」でひとつ賢くなった。
 そういう意味では、いいバイト先と言える。

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