2021年10月25日(月)
ロケットマラソン2021東京大会 [ランニング]
前夜、久しぶりのフルマラソン挑戦に気持ちが高ぶったのか何度も目が覚めた。睡眠不足が一番ダメだが、早めに寝たのでだいじょうぶでしょう。
次に心配なのはお腹。
しっかり食べておかなくては力が入らん。
ただホテルの朝食が7時からで、マラソンのスタートが9時。会場が多摩川西岸(神奈川県)。時間がないので、めっちゃ急いで食べましたわ。
現在の体重は58.5kg前後。
一つ前のフルマラソンは2020年2月で、体重64.1kg。
も一つ前は2019年2月で、体重63.5g。
そのころより5kgも軽くなっている。
だいじょうぶかいな。
私が泊まったホテルは赤坂。そこから表参道、二子玉川と2回乗り継いで「二子新地」駅へ。ホテルから約30分。
電車が多摩川を渡るとき、下流の写真を撮った。
テントがたくさん張ってあるところが会場のようだ。
駅から10分。スムーズに会場に来れた。
まずは受付。
昨日ハーフと10kmの部が行われ、今日はフルと30km。
参加者名簿が貼ってあったので確認してみると、フルの参加者は150名くらいか。それでもここは往復コースなので、一人ポツンとなってしまうことはない。
昨日の夜すごく寒かったので、寒さ対策で長そでTシャツやロングタイツを持って来た。しかし、朝からすごくいい天気。心配していた風もほとんどない。こうなると、逆に暑さが心配。
重ね着しようかと思い持ってきたランシャツが役に立った。これ単独で着ても暑いくらいの気温になりそう。
8時半から競技説明。
「いつもなら『写真を撮ってください』と言われたら、気軽に応じていたのですが、現在の状況を考えてご遠慮させてもらっています。」
そこだけしっかり心に残ったなあ。写真撮ってもらいたいときは、そこら辺にいる人捕まえてお願いせんなんなあ。
9時、ABブロックのランナーがスタート。たぶん、自己申告3時間半までのランナーだと思う。
ここには、「3時間」と「3時間30分」のペーサーが複数ついている。記録狙いの人にとってはありがたい。
ただこの気候がねえ。
記録狙いの人には厳しいかも。
私はその5分後スタートのCブロック(たぶん4時間以内)。
目標はもちろんサブ4。
25kmまではキロ5分半ペースをキープ。その先は落ち込みをできるだけ抑えて(最悪でもキロ6分を超えない)、なんとかなんとか・・・。
私はギリギリスタートラインに並んだので最後尾。
いつもスタート直後に飛ばしてしまうので、これでいい。
スタートラインまで15秒。
最初の1kmは5分26秒。いいんじゃないですか。
ところが1km過ぎから、アスファルトがなくなり土道へ。
「聞いてないよー。」
てっきり、ずっとアスファルトだと思っていた。
この未舗装路が3.2kmあたりまで。
つまり、このコースは舗装と未舗装が半々くらいということ。これを嫌う人も多いかもしれないが、私は気分転換になるのでいい。
スタートから4.22km地点で折り返し。
これを5往復したらフルマラソンの距離になる。
最初の折り返しは、スタートまでの15秒を引いて23分21秒。これは5分31秒ペース。いいねえ、この調子で行こう。
折り返すと、少しだけ上りになる。
風はゆるやかに吹いている程度。無風よりはいい。
1往復8.44km、46分08秒(22分47秒)。
ちょっと速くなってしまった。抑えて抑えて。
2回目の折り返し。
5分30秒ペースに戻った。
ここらあたりから体感温度がすごく上がってきて、エイドに寄るたびに水を頭からかけた。真夏並みの対策。
一人ポツンとなることはないと思っていたが、4時間のペーサーについている集団の前に出てからはずっと一人。
2往復を終えて、ほぼ思い通り。
キロ5分半ペースをキープ。
いい位置でかわいいワンちゃんに遭遇。
「甲斐犬ですか。」
「甲斐犬です。」
「らいほう・オス・1歳9か月」
もちろん、うちのきくの写真も見てもらった。
「もうすぐ17歳なんです。らいほうちゃんも長生きしーやー。」
立ち止まって話をしたので、かなりの時間が経過した。しかし、これは決してロスタイムではない。これでめっちゃ元気が出てきた。
2往復半でハーフの距離、1時間56分13秒。
ピッタリ5分半ペース。
いいねえ。
後半の落ち込みを抑えることができれば、サブ4行ける!
3往復、25.32km。
ちょっとだけペースが落ちたが、あと2往復で終わり。
がんばれそう。
しかし、ここらあたりから左の腰が痛くなってきた。ずっと前から痛めているところ。
練習で一番長く走ったのが、9月26日の「希望が丘クロカン」で24km。その先は最近では未知の距離になるのだが、やっぱり歪みが出てきましたか。
30kmの部にもペーサーが配置されていた。
ほとんどのペーサーが、対面するごとに「ナイスラン!」とか声をかけてくださった。これがすごく励みになった。
たぶん日陰は涼しいのだろうが、コースはすべて日なた。
途中大きな木の下を通るときだけ、一瞬涼しさが感じられた。
3往復を過ぎてから、知らん間にスピードダウンしていた。
それまでペース計が「5:30」か「5:35」だったのに、「5:40」とか「5:45」。
こりゃいかん。これ以上落ちないように気を引き締めないと。
4往復、33.76km。
3時間09分。
残り1往復をなんとか50分で。絶対にキロ6分を超えてはならない。
最終周は感謝の気持ちを込めて、大会スタッフさんの写真を撮ることにした。
ここは、スタートから2kmあたりのエイド。
ここは、30kmの部の折り返し。
1回まちがえて折り返しそうになった。
スタッフさんに教えてもらい、事なきをえた。
最後の折り返し。
ふっと気が抜けると、すぐにキロ6分を超えてしまう。
折り返して800mほど。スタートから言うと5km地点あたりのエイド。
ここにはお菓子やアメなどが用意してあった。
私はけっきょく最後まで、水・スポーツドリンク以外はとらず。
あと2kmあたりのエイド。
ここのスタッフさんもよく声をかけてくださった。
謎の応援美女。
どなたかの応援に来られていたと思うのだが、私のような赤の他人にも愛想よくエールを送っ下さっていた。
もうゴール前だったので、「写真、撮らせてもらいますねー」と言って撮らせてもらった。
ほんとうにありがとうございました。こういう応援をしていただけると、がんばろうという気持ちがわいてくるんです。
終盤何回か左ふくらはぎがつりかけていたので、ラストスパートはできなかった。
サブ4まで、気を緩めず走りきったらなんとかなる。
「テープ、お願いします」と言って立ち止まる。
せっかくのかわいいお二人の写真が、ピンボケになってしまった。
その時、私の時計で3時間59分30秒くらい。
「やったー、サブ4!」
きちんと計画を立てて、その通りに走れたのは走歴40年で初めてかもしれない。
私のすぐ後ろに、4時間のペーサーとお一人のランナー。
あれっ、10数名おられた集団はどこ行った?
私は後ろから抜かれた記憶はほとんどないので、みなさん脱落されたんでしょうか。
最初、4時間ペースランナーに気づいた時「ついて行こうか」とも思った。しかし、その時「200勝を目指していたら200勝はできない。僕は220勝を目指しています」というヤクルト・石川投手の言葉を思い出した。
実は、私も今日は3時間52分を目指していたんです。(ハーフまではそのペースで行けたんですけど・・・。)
記録証をもらいに。
そこの係の女の子が、「見てましたー。」
何かと思ったら、「写真撮りながら走ってられましたよね。」
そんなひと言がまたうれしい。
正式記録は3時間59分10秒。(60歳代第3位)
ネットタイムなので、私の時計より少し速くなった。
これが公認記録だとうれしいんですが・・・。
また、どこか探して走るか。
ゴールされてくつろいでられた方を捕まえて、写真をお願いした。
全然いやがられず、何枚も撮ってくださった。
そのあと、「記録はどうでしたか」と聞いてきてくださった。
そこでちょっとやりとり。
まったくの赤の他人なのに、ゴール後のじいさんの話を聞いてくださってありがとうございました。
さっき話しかけてくれた記録証係の女の子の写真も撮らせてもらった。
正直に言って、最後の最後は泣きたいくらいに左腰が痛かった。でもがんばってゴールした後に、かわいい女の子や気さくに話してくれる男性ランナーにあえた。
腰は痛いが心は豊か。
前から東京は親切な人が多いという印象だったが、今回もますますそう思った。関西より東京の方が私には合っているのかも(厳密にいうと神奈川ですが・・・)。
次にフルを走るときは、少なくとも30km走はしとかなあかんね。最後が持たん。
しっかり練習すれば、3年前の3時間43分近くまでは行けるやろう。
やってみよう、やってみよう。
河川敷ではワンちゃんのトレーニング。
犬も人も、日々の地道なトレーニングが大事です。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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