2017年09月18日(月)
マラソンに挑戦する会2017 [ランニング・出張販売]
心配された台風も日本海を通過。
8時のスタート時点では、もう雨の心配はなくなった。
私は一番短い12.195kmの部だったので、先頭に並ばさせてもらった。そこに現れし能登谷さん(金沢市幸町のイタリアン居酒屋「カーサ・ミア」マスター)。
一年に一度だけお会いする方なので、近くに並んでおられたランナーにお願いし、記念に写真を撮ってもらった。
犬つながりで知り合いになれた能登谷さん。プログラムで年齢を見てみると、一回り下。ひょっとしてひつじ年でしょうか。いりえゆかさんや下山利博さんと同じく。
ひつじのようにぽやーんと走りましょうよ、お互いに。
朝5時10分起床。
起きてすぐに窓を開け、雨の様子を調べる。その時はちょうどやんでいた。
ところがすぐに強い雨音。
「やっぱりかー」とガックリ。
去年までの会場である大豆田橋の横を通り、もっと下流の西部緑地公園へ。
「去年の会場で雨が降ったらどうしようもなかったけど、今年は陸上競技場やからなんとか雨はしのげるやろう」と思いながら・・・。
この大会を主管しておられる金沢中央走ろう会の野村会長さんが交渉してくださり、中のロビーで出店できることになった。
売り上げがどうこうという以前に、商品がぬれていたんでしまうことが防げる。これだけでも疲れの度合いがぐっとましになる。
すべて出し終わり落ち着いたので受付へ。
私が申し込んだ12.195kmの部は、一番はしっこ。
小学生ぽい子が受け付け係をしてくれていた。ひょっとして、野村さんの元教え子でしょうか。(野村さんは教職を退職されたばかり。)
心配になってきくを見に行くと、「なにか?」という表情。
いつもなら「はよ出してくれー」と訴えかけてくるのに、今日はリラックスして寝ていた。放送とか打ち上げ花火とかのない静かな大会なのがいいのかも。
7時40分から開会式。
「記録や順位にとらわれず、自分の体力に応じてゆっくり長く走る機会とする」という大会の趣旨をしっかりと説明されていた。
去年までのコースとほぼ同じところを使うが、河川敷に出るまで約1km走らなくてはならない。そこまでに信号が1か所だけあり、行きは交通規制するが、帰りは信号を守ること。(「赤信号にかかった場合、青になるまで待機する」という誰でも分かるルール。)
受付の時にはパラパラと降っていた雨もやみ、走るには絶好のコンディション。じゃじゃぶりの中のスタートを覚悟していたので、だいぶ気が楽になった。
この大会は定員800名。
そのほとんどが石川・富山・福井県民。そのせいか、台風接近という理由で来られなかった方は少なかったように感じた。
せめて2kmくらいはアップしようと、競技場の周りをジョギング。
1周回って展示場の方を走っていると、「今日は大会あるんですか」と話しかけてこられる男性あり。
「ありますよ。あと10分でスタートです。」
「受付行ってきます。」
「早く着替えないと。」
「だいじょうぶ。」
この大会の趣旨「とらわれず、ゆっくり」にピッタリのランナーに遭遇してしまった。
スタート前の様子を撮っておこうと構えていると、「写真撮りますよ」と声をかけてくださる方あり。なんと、スタート係と思われる役員さん。写真を撮ろうとして注意されたことは何回かありますが、役員さんから「撮りますよ」と言ってもらったのは初めてです。
このあと能登谷さんから声をかけてもらい、また記念写真。さすがにスタート時刻がせまっていたので、役員さんではなく近くのランナーにお願いした。
上の写真は、スタート直前にヨメさんが撮ってくれたもの。
今まで「撮りに来てやー」とお願いしても来てくれないことが多かったのに、雨の心配がなくなったので余裕ができたのかな。写真、ありがとう。
先頭に並ぼうとしている私のせりふ。
「ガーミン、捕捉してくれへんがなー。困ったなー。あっ、行けた行けた。よっしゃー。」
スタート直後は3番手。トラックを1周半ほどして外へ出て行くときも5番手くらい。
「ゆっくり長く走る」のが苦手な私は、その時々の目いっぱい走らなくては気がすまんのです。この大会には向いてないランナーですね。
公園を出たところの信号を渡ると雪吊橋。この橋を渡りきったところが1km地点。
ここで4分19秒。昨日の京都走ろう会例会5kmの最初の1kmとまったく同じ。
3km地点あたりに給水所。
この大会は給水所の評判がすごくいい。
みなさん長年走っておられる方ばかりなので、ランナーの気持ちがよくわかるんでしょうね。
「いつもおられるあの人は・・・」と探したりして。
暗い雲がまだ空一面にあったが、もう雨の心配はなさそう。
ただし、走ってみると少し蒸し暑い。熱中症、要注意!
去年までの犀川上流1km折り返し地点が、新5km折り返し地点になる。何回も往復するランナーは、ここが15、25、35km地点になるので分かりやすい。
私はここまで、4分19、4分28、4分37、4分41、4分41で22分48秒。
スタート前、特に目標は立てていなかったのだが、思っていたよりは速く走れている。
ふつうの車イスランナー・下山さんが出ておられたころ、難儀されていた上り坂。
ここを8回も上ってはったんですね。(下山さんは走路の細いところを通るのは迷惑をかけると言って、2.5kmを8往復されていた。)
9.5kmあたりの第2給水所。
5km往復コースに2か所給水所があれば、もうバッチリ。
下流側折り返し地点で10km。
上流折り返しと同じく、ここが20、30、40km地点になるので分かりやすい。
私は、4分41、4分47、4分51、4分46、4分57で46分52秒(24分02秒)。
ここで初めてゴールタイムを予想してみた。
「残り2.2kmやから、最後はがんばって10分くらいで行きたいねえ。ということは、ぎりぎり57分切りくらい?
10km折り返してあと1km走るとコースを外れるので、42.195の部に出ておられる能登谷さんとはもう会えないと思っていた。ところがわりと前の方を走っておられた。
元気そう。
9kmを50分くらい。サブ4ペースですね。
(あとでお聞きすると、軽い熱中症のようになり、半分くらいでやめられたそうだ。)
11km地点で雪つり橋に向かう。
すると、今まさに橋を渡りつつあるランナーが。
「追えー。残り1.2kmあれば、おいぬけるかも・・・。」
しかし無残なことに。
前のランナーは青信号。追う私は、青から青点滅、そして赤に。
「すいませんねえ」と役員さん。
「いえいえ、ルールですから。」
そう言いつつ、不運が悔しくて写真を撮るのを忘れてしまった。
ちょうど1分のロス。
それでも1分休けいしたので、青信号になってからスイスイ走れた。赤信号中に後ろから追いつかれたランナーも、あっという間に引き離すことができた。
競技場に入ってまた1周半ほど。
そして、ゴール。
やけど、人の気配がほとんどなくちょっとさびしすぎる。
でも、来てくれてました。ヨメさんが。
「放送とかないのに、なんでゴールが分かったん」とあとで聞いた。
「愛情やん!」とは言わんかったなあ。
ヨメさんが撮ってくれたゴール前の写真。
ちょっと並走して、ゴールの瞬間の写真も撮ってくれた。
こんな大サービス、めったにない。ありがとう。
最後は、4分51、5分16、0分40(160m)で57分41秒。
赤信号1分ロスがなければ、47分は切れたでしょう。
着順カードは「2」。
やっぱりなあ。前のランナーが1番やったんやなあ。
ゴールタイムより、「競技場内でのデッドヒート」ちゅうのんをやってみたかったなあ。
などとほざき、大会の趣旨からどんどん逸脱して行くパオパオでした。
完走賞渡し係は、受付をしてくれていた子たち。
こういうところに元気で明るい子がいてくれると、ほっとする。
この大会は今や珍しい手動計時。それでもかなり正確です。
私の腕時計でとったタイムと全く同じ。そのタイムを記録証に手書きで書いてくださいます。いい大会でしょ。
ゴールしても、まだ9時。
朝は、の家主さんが下さったパンしか食べてきていない。お腹ペコペコ。
朝来た時、近くにコンビニなどがないように見えた。それでもなにか食べないわけにはいかないので、ダウンがてら探しに行った。
公園から1kmほど、大通りを渡ったところにコンビニ発見。弁当やらパンやらバナナやらデザートまで、いっぱい買って帰った。
持って帰るのがかなり重たかったが、ヨメさんが喜んでくれてよかった。
さあ、次はきくのお散歩。
公園内はすごく広いので、いくらでも散歩するところがある。
「デゴイチ」も展示されていた。
だいぶ歩いたので、きくも納得。
競技場のゴール前を見に行くと、野村さんがあちこちに声をかけたりされていた。一日中動き回っておられたが、すごく目配り気配りのできる貴重な方だと思います。
競技は一応午後2時までなのだが、今日はヨメさんの学校があるので1時くらいから片付け出した。ちょうど2時前に片付け終わり。
さて、6時20分の1時間目に間に合うでしょうか。
2時過ぎの閉会式に、私も選手代表(?)として参加。
野村会長のごあいさつ。
「赤信号で文句を言ってきた人が○名、信号を無視して渡ってしまった人が○名。こんな人はランナーとは言えません。大会要項にきちっと書いてあり、開会式でも説明しているのに、それが守れないのなら出場はやめてほしい」というようなことを言われていた。
そういう人は撮影して、警告文でも送ればどうでしょう。少なくとも、「大会の趣旨が理解できず、ルールを守れないなら出場しないでください」とのメッセージは送るべきだと思います。
そうでもしないと、そんな不届きな一部の人のおかげで大会の存続自体も危ぶまれるということになってしまいます。
「こんないい大会なのに!」
さて、帰ろうかというときになって、「きくがちょっと走りたいらしいわ」と。
私が運転するキャラバンの前を、激走する偽シェパードと偽○○ちゃん。
けっこうなスピードで走ってたけど、だいじょうぶかー、両方とも。
でも楽しかったみたい、両方とも。
2時10分くらい、やっと本当に会場を出発。
(注)もうちょっとだけ、続きます。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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