2017年06月01日(木)
四国八十八カ所ピースラン・続き [ランニング]
私が一番平和を感じるとき。それは「雑種犬の昼寝」を見たとき。
中野さんと合流する予定であった第10番札所・切幡寺(阿波市)。
こんなかわいいワンちゃんを飼ってはるだけでいいイメージ。
徳島に来てよかった。
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車を運転していく元気はなかったのでバスで。
京都駅から鳴門西PAまで片道3900円のところ、往復割引+ネット予約割引で6960円。うまいこと7000円以下になるようになってます。
けっこう本数があったので、鳴門でゆっくりできる7時50分発10時28分着にした。
徳島と言えば、大塚製薬・オロナミン。
予定時刻より10分以上早く着いた。最終高松まで行くのだが、徳島から乗る人はないという想定なのだろうか。私は早く着いて都合がよかったけれど。
空は晴れているのにうすぼんやり。黄砂が飛んできてるのかな。
そのせいか、予想していたより涼しかった。
まずは、道の駅・第九の里へ。
鳴門西PAから一般道に向かうと、大きな公園があった。
ここは板東俘虜収容所跡地だそうだ。
しばらく歩いたところに道の駅・第九の里があった。
まずはドイツ館へ。
前にはベートーベン像があった。
館内は撮影禁止だったが、ないしょでちょっとだけ。
板東俘虜収容所の模型。
収容所全体はこんな感じだったらしい。
11時からミニシアターがあったので見せてもらった。
これを見て、やっと分かった。
「日本とドイツは同盟国やったのに、なんで俘虜?」と思っていた。その戦争は、第一次世界大戦のことだった。ドイツからの俘虜は日本に運ばれ、何カ所にも分かれて収容された。その一つが徳島県鳴門市の板東地区にあった。もう100年も前のこと。
そこに収容されていたドイツ人が楽団を作り、1918年6月1日、日本で初めて「第九」が演奏された。
明日で99周年。来年の明日で100周年。
「JR板東駅まで徒歩30分」と書いてある。ちょっとゆっくりしすぎた。
お隣の賀川豊彦記念館も入れる共通券(JAF割引で400円)を買ったのだが、時間がないのでスルー決定。
とにかく何か食べておかなくては。
ちくわかうどん・大(630円)。
細いうどんで食べやすく、おいしかった。
霊山寺前を通ってJR板東駅へ。
立派な山門前通過。
今日のゴールはここ。
徳島と言えば「すだち」。
おお、こんなんもあるんや。
見てみたいなあ。京都でもやるんかなあ。
JR板東駅。
20分くらいで着。(お年寄りの徒歩で30分やったんかな。)
駅前タクシー会社のワンちゃん。
吠えて吠えてしてたけど、手を出したらペロッとしてくれた。
駅の待合室には、八十八ヶ所巡りの心得や参拝の順序がくわしく書いてあった。
12時21分発徳島行き。
鴨島駅まで660円。
途中に広がっていたのはレンコン畑かな。
徳島の一つ手前の佐古(さご)駅で乗り換え。
鴨島駅には13時09分着。
そこに思ってもみなかった今村さんのお出迎え。ビックリして、ここらあたりの写真を撮るのを忘れてしまった。
鴨島駅から切幡寺まで今村さんの車で。
途中、車がギリギリ通れるような狭い道を上って行った。
やっと切幡寺到着。
中野さんはここを目指して走っておられるが、もう少し時間がかかりそう。
あちこち写真を撮り、中野さんの到着を待つ。
とりあえず、上の本堂まで上がっておこう。
おお、こんな山の中にご立派な。
トイレで着替えさせてもらおうと思ったら、かわいいワンちゃん発見。
冬毛が抜けきらんで、えらいことになってます。
「せっかくやし、おっちゃんといっしょに写真撮っとこなー。」
「あー、ジジイの相手は疲れるなー」と思ってるんかなあ。
ワンちゃんと遊んでいるうちに、やっと中野さんが到着。
中野さんとは、去年10月21日の「第54回国会前アピールラン」以来。
がっちりと握手のあと、山門前で記念写真。
「ボク声出ませんし、一方的にしゃべってくださいね。」
「そう言われてもねえ・・・。」
本当は、10番札所・切幡寺から1番・霊山寺までの約20kmを伴走させてもらう予定だった。ところが新聞社からの取材の申し込みがあり、時間的に難しいということで6番・安楽寺からの約12kmに変更。
バタバタしていて安楽寺の写真が撮れなかったので、ホームページから拝借。
午後3時04分、安楽寺前スタート。
安楽寺の住所は、徳島県板野郡上板町引野。
上板町と言えば、ヨメさんの親友・くーちゃんが住んでいるところ。徳島で唯一なじみのあるところ。
県道12号をひたすら西から東に走るので、くーちゃんの家の近くも通るはず。と言っても今まで3回来ただけなので、よくは分からない。
朝に乗った高徳線の跨線橋を渡り・・・。
地下道もくぐり抜け・・・。
JR阿波川端駅(板東駅の一つ西)の横を通過し・・・。
けっこう私が背負っているのぼりを見てくださる方が多かった。ドライバーや自転車の中学生には手を振っておいたが、アピ―ルとしてどうだったでしょうね。
2番・極楽寺まであと少し。
途中、中野さんは何回か給水されていた。私にも勧められたが、私はあまり喉が渇かない体質のようだ。無駄に飲んでしまうと、お腹がポチャポチャいってイヤ。
それよりも、喉に巻いているようなゴムバンド(?)の締め付けがきつくなって息苦しい。これは、できるだけアゴを上げて気道確保して対処するしかない。
極楽寺は、ほんまには極楽ぽいきれいなお寺だった。
「次はどんなんやろ、次はどんなんやろ」と楽しみにしながら回れば、八十八ヶ所巡りもあっという間なんかな。
1番・霊山寺前に今村さんと新聞記者さん。
待ってくださる方がいるところにゴールは本当にうれしい。(手ぶれでしっかり写ってませんけど・・・。)
4時29分ゴール。
12kmの所要時間1時間25分(信号待ち、給水休憩等含む)。
これはキロ7分ペース。このペースなら20kmも行けたような・・・。
記者さんにお願いし、ゴール記念写真。
「(表情が)硬いです」と何度も言われていたが、それは私以外のお二人のことでしょうね。私はいつも通りのヘラヘラですから。
中野さんは記者さんからの取材に対応。
私はヒマなんで、境内をぶらぶら。
ほー、こんなとこでこんなこともやってはんにゃ。
取材が終わり、みんなで夕食。
「ガスト・北島町店」へ。
「ガストはステーキがあるからお勧めですよ」と中野さん。
「えっ、中野さんファミレスにくわしいんですね。」
「まあね。ファミリーもいないのにね。」
自分でツッコミ入れてどうすんねん!
おいしいステーキいただきました。先日やっとビールが飲めるようになったので、生ビールもいただきました。たった12kmしか走ってないのに、大きい顔してすいません。
ガストでは、中野さんは私に気を使ってかほとんど無言。その代わりに、今村さんがたくさんお話ししてくださった。私はほとんど相槌を打つだけだったので楽だった。
「20kmが12kmに減ってしまって物足りんけど、今の体の状態にはこれくらいでよかったのかもしれません。」
ここから鳴門西PAまで、今村さんの車で送ってもらった。
中野さん、どうもごちそう様でした。いつかお返しさせてもらいますね。
バス停あたりをウロウロ。
そしてふっと振り返ると、さっきまではいなかったネコちゃんがくつろいでいた。
右目は見えないけど、人懐こくてかわいいかわいいネコちゃん。
「なでれー、なでれー」と誘う。
すりすり、すりすり。
ごーろごろ、ごーろごろ。
「ごろごろゆうやつは、だっこしたんねん!」
爪とぎにいそしむネコちゃん。
それにしてもここはSAではなくPA。トイレしかないので人影まばら。
ごはんどうしてんにゃろなあ。ちょっと心配。
「長生きしてやー」と言ってお別れ。
鳴門西PA18時47分発、京都駅21時25分着。
国際会館前からの20時01分発のバスでヨメさんといっしょになるかもと思っていたが、実習日のためヨメさんはもう一つあとのバスだった。
家に着いて、すぐきくのお散歩。これが、今日一日の締め。
丸一日、長かったが充実の一日だった。
中野さん、また誘ってくださいね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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