2011年10月09日(日)
第25回9の日平和ラン〜じょんのび村から〜 [ランニング]
「へっへっへっへー・・・」と言いながら、カメラを手に持ち勝手に近づくあやしいオッサン。さすがにワンちゃんたちも「どうしたらいいのー」状態に陥っていた。
「いやー、パオパオさんが来てくれはったー!」
外の様子に気がついて、「カフェ・じょんのび」から奥様が出てきてくださった。あとで聞くと、昨日、ブログ「晴徨雨読」に入れておいた私のコメントは見ておられなかったとのこと。それでよく、「あやしいオッサン」がパオパオだと分かったものだ。「カメラを持ってニタニタしながら犬に近づく」=「パオパオ」なんでしょうか?
「雪がとけたら遊びに行きます」とずっと言っていたじょんのび村。行こう行こうと思っていたが、もうすぐまた雪が降り出すという季節になってやっと出かけることができた。
綾部市山家を右折。あやべ温泉方面へ9km入ったところに「カフェ・じょんのび」がある。
ブログ「晴徨雨読」の写真には人家がほとんど写っていなかったので、細い坂道を登ったすごい田舎にあるものと思いこんでいた。しかし、上林はけっこう都会。谷が開けていて田んぼがたくさんあり、家も想像していたよりずっと多かった。
運転中、左手にあやしい看板。通り過ぎてから、引返してじっくりと見た。
「おー、この看板は見えん。でも、これに気づいた私もすごい。」
府道のすぐ脇、道路から少し上った日当たりのいいところにお店がある。
無断ですが、オーナーご夫婦のお姿も左手に小さく入っています。横顔なのでいいでしょうか。
こちら、うわさのじょん君。
試しにきくを対面させてみたが、やっぱり鼻にしわをよせて「ガウガウガウ・・・」。ところが、気が弱いと聞いていたじょん君は堂々たるものだった。「なにおこってんのー」っていう感じかな。
人がらがいいというか、犬がらがいいというか。じょん君は、自分が嫌いな犬はいないらしい。あんなこわい顔をしていたきくに対してもしっぽを振ってくれていた。何回も来たら、お友だちになってもらえるかも・・・。
偶然にもユキちゃんがご来店中。場所を聞いて会いに行こうと思っていたワンちゃんが、待ってくれていたというわけ。なんとラッキーな。
ユキちゃんはすごくお上品な顔立ちだったが、獲物をとってきてブルンブルン振り回すようなワンちゃんだそうだ。元猟犬かもとのこと。
それでも男の人は苦手らしく、私がさわらせてもらおうと近づくと腰が引けていた。なぜか、私はワンちゃんたちには人気がない。
お願いしていたカレーができあがったので、お店の中に入らせてもらった。
食べ始めると、女性お一人のご来客。なんと、その方はじょん君の兄弟犬・マーブルの飼い主さんだった。またまた重なるラッキーポン!
その飼い主Mさんは、私がマーブルに会いたいと言うと、わざわざおうちに戻り連れて来てくださった。
じょん君の2倍の体重のマーブル。
毛も長く、あまりじょん君と似ているとは言えない。
でもでも、下からぬーと人を見上げるしぐさがじょん君にそっくり。まちがいなく兄弟です。
私が外でワンちゃんたちにかまっている間、きくは車から「ワンワンワンワン(よその犬、かわいがんなー)」とほえ続けていた。
カレーとホットコーヒーをいただいた。田舎は水がおいしいので、すべてのものがおいしく感じる。もっとメニューをふやされてもいいような・・・。
この看板もじょんのび村村長さん(オーナーさん)の手作り。時間はかかるけど、仕上げがていねいです。
きくを車に乗せっぱなしだったので、降ろして近辺を散歩することにした。
向こうに見えるのは、ブログ「晴徨雨読」によく出てくる念道橋。
いろいろなにおいが気になるのか、きくはなかなか歩いてはくれなかった。
今日は9の日。
「9の日平和ラン」は、今月は綾部に出張ランです。
「カフェ・じょんのび」をスタートして「あやべ温泉」「国宝・仁王門」を見て、バスで帰ってきたら9〜10kmくらい。「9の日」にピッタリの距離になる。
帰りのバスの時刻を調べてから、2時35分ころ「じょんのび」をスタート。スタートのとき、じょんのび村村長さんに写真を撮っていただいた。
走っていると、神社やお寺がたくさんあった。
上林中学校グランドでは区民運動会。
のぼりを持って飛び入り参加も考えたが、ちょうど終わったところだったようだ。
谷が開けていてたくさんの田んぼがあった。その田んぼは全部作られていた。休耕田なし。ここらは、農家の後継者がしっかりと育っているようだ。
7km先の「あやべ温泉」にやっと到着。坂を登っていくのかなと思っていたが、ほとんど平坦で、のぼりを持ったランでも楽だった。
しかし、その先からダラダラ続く上り坂。
せっかくここまで来たのだから「国宝・仁王門」を見て帰ろうと思っていた。ところが、登れども登れども仁王門が見えない。バスの時刻が迫っていたので、途中で引返した。
じょんのび村村長さんに聞いた近道を通って、大町バスターミナルへ。
到着3時58分。バスは3時55分発車。
「あーあ、走って帰らなしゃーないな。」
のぼりをコンパクトにしまい、余分のラン。
途中に写真に撮っとけるようなものがないかなあとか思ってキョロキョロしながら・・・。
あー、こっちにもあったんや、じょんのび予告看板。
薄くて見えんちゅうねん。
あとで奥さんにゆってたんやけど、「じょんのび予告看板を見つけてきた人には割引とかどうですかー。」
もうすぐ「カフェ・じょんのび」というところで、じょん君を連れた奥様に遭遇。
「散歩に行くところなんです。ここ、ちょうどヘイヘイがいるところなんで見て行かれます?」
ヘイヘイはじょん君が大好き。自分の親と思っているらしい。
「ヘイヘイ」とは中国語で「黒々」という意味らしい。
でもよく見てみると、顔や足に日本古来から続く琉球犬や甲斐犬特有の茶黒シマシマ模様が入っている。きっと、何代か前に入ってますよ、このワンちゃんは。
ヘイへイも男の人が苦手らしく、私が近づくと腰が引けていた。
「じょんのび」のお隣りのワンちゃん、チコも見ていかなくては。
チコちゃんは気性の荒いワンちゃんらしく、近所の犬はだいぶかまれたらしい。でも、じょん君は特別。仲良しだった。
私も手でもかんでもらおうと差し出したのだが、意外や意外フレンドリー。腰も引けてなかった。
最後に、根性のすわったワンちゃんに会えてよかった。
けっきょく走っていた時間は1時間50分。距離にして16kmくらいでしょうか。予定より6kmほどたくさん走ってしまった。まあ、いい練習になったかな。
帰りに、なしと栗をいただいた。
栗のほうは、今朝とってこられたものだそうだ。どうもありがとうございました。
私のブログのリンク集の中の最年長であるじょんのび村村長ご夫婦に、やっとお会いできた。今日は、そういう意味でも値打ちのある「9の日平和ラン」だった。
※ さっそく、ブログ「晴徨雨読」に「キクしにまさる」という題で変人変犬(私ときく)を紹介してくださった。リンク集からどうぞ→
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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