2011年08月26日(金)
第32回全日本マスターズ陸上 [ランニング]
3000m障害、M55クラス2位。14分52秒64。
不安だらけの初「サンショー」でしたが、われながらよくやったと思います。
朝4時40分起床。
こないだ和歌山に行ったとき、京都市内が渋滞していたのに3時間弱で行けた。早朝だと渋滞はないので2時間半くらいの予想。
家を出たのが4時55分。紀三井寺競技場に着いたのが7時27分。予想通り。
3000m障害は8時55分スタートなので、あまりゆっくりはしていられない。
競技場に入ると、待ち構えていてくださったかのように八田さんの姿が。8時30分スタートの2000m障害に出場されるので、かなり早く会場入りされていたようだ。
私は初めての3000m障害だったが、八田さんのような心強い先輩からいろいろ教えていただけてほんとうによかった。今日も不安だらけで会場入りしたのだが、八田さんがいてくださったおかげでだいぶリラックスできた。
ただ、大会プログラムを見ていて重大な事が発覚。「3000m障害は16分制限」。
えー、制限なしとちごたんかいなー。こらえらいこっちゃ。普通に走れたらクリアできるやろうけど、途中でコブラがえりがおこったりしたら・・・。
ヨメさんにメール。
「うーん」・・・制限時間なしって聞いてたのに、16分やてー。うぇーん。
返事・・・なんとでもなる。
8時25分から第1コール。
腰ゼッケンがシールタイプではるのが楽だった。
8時半に2000m障害がスタートするので、役員さんに断って一時抜けさせてもらった。八田さんの写真を撮らせてもらう約束をしていたので。
急いで競技場に入ると、ちょうど1周目の水濠。
残念ながら八田さんの写真は撮れなかった。
しかし、すごい場面を見てしまった。列の最後のほうの選手たちが、水濠の一番深いところにズボスボとはまっている。そして、すぐには立ち上がれない。
この場面だけを見ていると爆笑してもおかしくはないのだが、見ている人たちからは大声の声援。いいですねえ。 小さな女の子が、「おじいちゃーん、一番になってねー」と叫んでいたのを聞いて泣けてきた。一生懸命な姿は小さな子にも伝わるんですね。
さて、このあとはお手本にしたい八田さんのきれいな跳躍フォームを連写で。
この少し前、水濠係の役員さんとお話することができた。私が「水濠の練習は一回もできていない」という話をすると跳び方のコツを教えてくださった。しっかりハードルの上にのって、できるだけ遠くをめざしてへ跳ぶ。そして、着地は前後に足を開いて同時に着くようにするといいそうだ。いいことを聞いた。さっそく実行してみよう。
その話を横で聞いておられた方もアドバイスしてくださった。
とにかく1周目を重視。1周目で自分の跳ぶリズム走るリズムをしっかり作る。それができれば、最後まで安定した走りができる。
なるほど・・・、1周目は真剣中の真剣で走り跳ぶことにしよう。
アドバイスしてくださったお二人の方、どうもありがとうございました。
さて、いよいよ。
スタートが近づくにつれドキドキしてきた。いつも堂々としている(?)私は、こんなこと久しぶり。第1回びわ湖トライアスロン以来かな。
スタート前、みなさん一番近くのハードルを試し跳び。私も一回跳んでおこうと一番内側を跳んだら、オヨヨよろけてコースアウト。こりゃいかん。本番なら即失格。これで、一番内側は走らないことに決定。
8時55分、35歳から57歳までの26名が一斉スタート。(私は、上から2番目の年齢。)
最初のハードルで接触したらこわいので、わざと一番最後に跳んだ。まあまあいい感じ。前日のハードル練習が効いている。
2個目もそつなく跳べた。そして、練習もしたこともない水濠。しっかり上にのり、エイヤッと遠くをめざし、足は前後にパー。けっこういい着地。
シューズはずぶぬれになったが、5、6歩走れば気にならなくなった。(今日のシューズは、アディゼロ・プロ。アッパーがメッシュなので水はけよし。)
1周目(プラス53m)、2分04秒。速い!
2周目以降、2分04→2分07→2分08→2分14→2分10→2分03で、14分52秒。
やったね!
まさか15分を切れるとは!
途中時計を見ていなかったので、まるきり分からなかった。
アドバイスしてもらったとおり、1周目を慎重に跳び、そのリズムが最後まで崩れなかった。最終的には3人も抜き、ビリにもならなかったし。上出来中の上出来。
ゴール後の給水所の係をしてくれていたかわいい中学生。地元和歌山市の「東中」の生徒さんだそうです。
記録掲示板あたりをウロウロしていると、50代最速の吉田さんと遭遇。去年、10分39秒で優勝された選手です。
今年は30秒ほどタイムが落ちてしまったそうだ。それでも私より3分半も速い。
若いとき陸上をしておられたが、3000m障害はマスターズで初めて出られたそうだ。それでこの速さですからねえ・・・。
お互いの健闘をたたえあい(?)、記念撮影。
次は、吉田さんに2周抜かれないようにがんばります。
岩手で津波の被害にあわれた下河原選手をしのぶコーナー。たしか、104歳のスプリンターです。
岩手を応援する1000円のボロシャツを買い、義援金も1000円入れときました。
ここでおみやげを購入。
和歌山ラーメン、梅干し、那智黒アメ・・・、ってベタでしたか。
ヨメさんにメール。
「セーフ!」・・・14分52秒くらい。後ろに3人。やったー!昨日のハードル練習と、ますみちゃんのマッサージが効いたね。ありがとうございました。記録発表が出たら帰ります。
返事・・・よかったですね。
せっかくなんで、腰ゼッケンの写真も。
今回走らせてもらって思ったこと。
「マスターズは、大会運営もマスターズ」。
どの時点においても、対応が柔軟。四角四面な対応をする人はまったくなし。よく考えれば、役員さんというのはスムーズな大会運営のために配置されているのだから、大人の対応ができる人が必要。その点、今回は非常に気持ちのよい対応ばかりだった。こんな大会が増えるとうれしいですね。
記録発表後、またヨメさんにメール。
「表彰あるらしい」・・・M55の部、4人中2位に入ったので表彰してもらえるらしい。
返事・・・そらよかったな。でも調子に乗ったらあかんで。
表彰式の写真はなし。誰かに頼んで撮ってもらったらよかったな。
M55クラス1位の曽野さん。世界大会2位の実力者です。
表彰式はこんな感じ。
きれいなおねえさんが賞状とメダルを持ってきてくださって、マスターズのおえらいさんが渡してくださいます。値打ちです。
また表彰台に上れるよう、がんばるぞー。
帰りに、近くの紀三井寺へ。
なかなかひなびたいいお寺でした。
紀三井寺を12時ごろ出発。
紀ノ川SAで昼食。肉うどん、550円。
シュークリームとコーヒー。
ほっこりと食べておいしかった。
家に着いたのは3時前。
心配だらけの初「サンショー」も、これにて無事に終了。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 4 )
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コメント
としさん、コメントありがとうございます。まさかの方からコメントが入っていてビックリしました。
としさんのアドバイスどおり、1周目はかなり神経を集中させて跳びました。それがうまくいって、28のハードと7つの水濠すべてを引っかからず跳ぶことができました。落ち着いて跳べたのは、としさんと役員さんのアドバイスのおかげです。初心者の私にとっては、親切なアドバイスがほんとうにうれしかったです。
これから練習を積んで、また3000m障害に出ようと思っています。どこかでお会いできましたら、また声をかけてくださいね。
パオパオさん お疲れ様でした&2位メダルゲットおめでとうございます。レース前にスタンドから話しかけさせていただいたものです。私のアドバイスがお役に立てたようで光栄です。私の方は今回は怪我のためにDNSとなりましたが、早く治して来年はきっちり走りたいと思います。
やまたくさん、コメントありがとうございます。
2位と言っても、4人エントリーの3人出場中の2位ですから・・・。
もうちょっとゆっくり観光できたらよかったのですが、ひとりではねえ。やっぱり誰かと(できればヨメさんと)いっしょがいいです。
昨日、NHKの関西ローカル番組だと思うのですが、夜7時半から「関西いい旅」で和歌の浦の特集を放送していました。35年前くらいが観光のピークで、今はかなりさびれているという感じの内容でした。でも、やまたくさんから教えてもらった「たづ」の出てくる和歌の紹介もあったりして、興味深く見ていました。
実は、阪和道に入る前、草ボーボーの倉庫が見つからないものかと花山温泉付近を車でウロウロしてみました。もちろん見つからなかったけど、一人の人を通していろいろなところを興味深く見られることは得した気分になります。
次に和歌山に行く時は、やまたくさんのご両親の思い出の地・方男波をしっかり見てきます。
おおお!2位ですか。おめでとうございました。
僕やったら、きっと1週目で心臓麻痺しますわ。
紀三井寺のお堂の前(和歌浦の写真を撮ったあたり)にお神酒の樽を積んでる舞台なかったですか?
若かりしころのお父ちゃんとお母ちゃんが出会ったとこみたいです。
写真に写っている松原のあたりが方男波で、そのあたりで最後に住んでいました。
おやじは3年前に先に逝きました。
はんまによう働くひとで、最後まで一生懸命に生きようとしてました(ベットのまわりで「お父ちゃん頑張れ頑張れ!」と励ますと一生懸命、息しようと頑張って・・最後は「もうしんどいわ」ゆうてるみたいで・・・もうええからゆっくり休んでや)。
ちなみに僕は母親似です。ブタさん系。
おやじは男前で、老人会でも「男前」でとおってました。
パオパオさん、急いでいたのに懐かしい写真有難うございました。
また、お母ちゃんに見せたろ。