2011年04月24日(日)
第1回春のFUNRUN at 大阪城公園 [ランニング]
「ブログ、見せてもらってます。」
「ありがとうございます。」
初対面なのに、なぜかなつかしい感じがするお顔。すごくあまーいお菓子のような・・・。
5kmのレースが終わり、着替えようかとうろうろしているとき声をかけられた。
「あのー、ボクに声をかけてくださった方はもれなくブログに写真が載るということで・・・。」
「あっ、そうなんですか。そしたら・・・(とカバンからなにやら取り出される)。さっきの抽選会でマニラ往復の航空券が当たったんです。いっしょに・・・。」
「あーあー、さっきの人。それはよかったですね。」
「ほんとうは『日吉ダムマラソン』に申し込んでたんですけど中止で、代わりにどこに出ようかなとさがしてたんですよ。そしたらこの大会が見つかって、この大会名で検索してたらキャロットさんのブログが見つかって・・・。それ以来ずっと見せてもらってます。昨日も遠いところまで行ってられたんですよね。」
「いやーうれし。昨日の記事もちゃんと見てくれてはるんや。フィリピン旅行、しっかり楽しんできてください。また、どこかで。」
宝塚の森脇さん。
ほんとうにおいしそうなお顔・・・、じゃなくて笑みのたえないさわやかな方でした。
そのちょっと前、もうお一人からも声をかけられた。
「さっきはありがとうございます。コースがよく分かってなくて。教えていただいて助かりました。しんどい時に申し訳なかったです。」
「いやー、全然だいじょうぶですよ。いつもキョロキョロしながら走ってますんで。ここはおんなじ様な景色が続くんでまちがえやすいですよね。」
5kmレースは1.25kmを4周回する予定だったが、北のほうが使えなくなり1kmを5周回に変更。ここを何度も走った人ならまちがえないが、初めての人には気の毒だった。彼がまちがえたのは2周目なので、普通はまちがえにくいと思われるかもしれないが、走っていると分からなくなるんですよね。
私を追い抜いて本来のコースの手前を左折してしまわれたので、後ろから正しいコースを教えてあげた。そんなロスもあったのに、私より15秒ほど速くゴールされたようだ。やるねー。
彼の話によると、いっしょに参加した会社の先輩は、4周回でゴールしてしまわれたらしい。4周回から5周回への変更は事前に説明はあったが、スタート前に再三再四しつこく言われたほうがよかったですね。
「走路員の配置場所」と「コース変更の周知徹底」、これは今後の改善点です。
枚方の○○さん(お名前をお聞きするのを忘れました)。
私のとっさのひと言を喜んでもらえてよかったです。また、どこかでお会いしましょう。
会場である大阪城公園に着き、まず山口ボンアレザさんをさがした。参加通知のハガキにもご本人の名前が書いてあったくらいだから、大会実行委員長さんですよね。3月末にこの大阪城公園で一度お会いしただけだが、あの人懐こい笑顔は忘れられない。
ところが、いくらさがしても見つからない。似た感じの方はおられたのだが、むずかしい顔をしておられる。まさか、あの人じゃないよね。
お堀の向かいにネコちゃんが見えたのでかまいにいくことに。
このあとネコちゃんの写真をいっぱい撮ったので、それは明日独立させて記事にすることにします。今日載せるとネコちゃんが多すぎて、「大会レポート」か「ネコちゃんレポート」か分からんようになりますから。
受付テントの横あたりにボーとしていると、さっきのむずかしい顔をした人が私を見つけて話しかけてきてくださった。
「バタバタしていてすいません。いろいろうまく行かなくて・・・。」
あー、やっぱりボンさんやったんや。
でも、そのあととてもここには書けないような弱気な発言も・・・。ボンさん、こないだとは別人。あの人懐こい笑顔が消えている。いわゆる「てんぱった」状態。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。回を重ねるごとによくしていったらよろしいやん。」
「そうですね。」
少しだけ笑顔が戻ったような気がした。
私らテレビの影響もあって、日本に長くおられる外国人はみな柔軟であっけらかんとしていると勘ちがいしている。よう考えたら、中にはボンさんのような繊細な人もおられてもおかしくない。
初めてマラソン大会を主催するのだから、緊張してむずかしい顔になっても仕方のないことだ。
板を組み立てておられるのでなんだろうと見ていると、表彰台だった。
予定の時刻は次々と過ぎ去り、開会式はかなり遅くなってしまった。でも、参加者がこれくらいなら、手作り感がいっぱいのこんな大会もいいと思う。小さなことに目くじら立てる人もいないでしょう。
約1時間遅れの開会式。
ごあいさつされたのは、大会に協賛されている「メトロバンク大阪支店」のえらいさん。英語でのごあいさつ。司会の女性の方が通訳されていた。
参加者のほうものんびりした方が多く、かなり遅くから受付されている方も。開会式に参加していた人は、ざっと見ても200人弱。
1.25kmコースが1kmコースに変更ということもあり、まずはテストラン。
山口ボンアレザさんを先頭に。このとき、ボンさんのお顔は、いつものリラックスされた顔に戻っていた。
初心者ぽい人が多そうだったので、このテストランにもたくさん参加されると思ったが意外と少数。ウォーミングアップにはちょうどよかったのに・・・。
会場の北川にあるグランドで、マーチングの大会が開かれていた。この影響で大会のコースが短縮されたようだ。
記録計時は、おなじみ「アスレック」さん。田中ちひろさんのご主人がやっておられます。大阪城公園はアスレックさんの本拠地のようなところだし、計時に関しても信頼感抜群。ここに計時を依頼されたのは正解です。
田中さんのところは、ちひろさんとお二人の娘さんも来られていた。「娘さんたちは走られるんですか」とお聞きすると、「今日は走らないんです」とのこと。
1kmコースの実測がどれくらいか知りたかったのでちひろさんにお聞きすると、「よく分かりません」とのこと。ちひろさんはランナーの応援のほうにまわられ、大会にはノータッチのようだった。
私は1,25kmコースを1本目7分、2本目6分でジョグ。そのあと100m流し5本。テストラン1km。もうこれで約4.5kmのウォーミングアップになる。
ネコちゃんもいっぱいかまわせてもらったし。万全の体制でレースにのぞめそう。
一番最初は、小学生の2km。
前に飛び出したのはほとんど女の子。
「男子、きばれー!」
スタートゴール地点からは天守閣は見えないが、ちょっと北に行くとはっきりと見える。
表彰式は女子から。
3人とも2km8分台。
司会をされていた女性が、一人一人ていねいにインタビューされていた。こういったことは、小さな子たちにはすごく励みになると思います。
優勝者には月桂冠が。
とょっとはにかんでいた表情が、見ていてほほえましかった。
男子は3人とも9分台。
みんな小ぶりだと思ったら4年生だった。
優勝者は「りん」君。
確かサッカーをやっているとか。
次は3km。
意外と参加者が少なかった。ということは、残っている大人はほとんど5km。あわよくば入賞がねらえるかもと思っていたが甘かった。
またネコちゃんをかまいに行って、もう一度1kmジョグ。
5kmレースに出るのに、合計5.5kmのアップ。やりすぎかなあ。
3km女子の表彰。
3位は中1の子。18分台だったので、うちのヨメさんが出ていたら、この子とデッドヒートの争いだったかも。(一応さそったけど、のってこなかった。)
月桂冠は、女性のほうが似合いますね。
3km男子の表彰。
1位は確か11分30秒くらい。中3でソフトテニス部に入っているらしい。独走でした。
でも、このタイムなら私もついて行けたかも・・・。3kmに出たらよかったなあ。
このあと、お楽しみ抽選会。
この様子を見つめる子どもたちの表情は真剣。
キャップやウエストバックなどの賞品のあと、「MP3プレーヤー」、「デジカメ」、「フィリピン往復航空券」。
最後ではなく、日程の中間に抽選会をしてもらえるとありがたい。ずっと待ってんでもええからね。
さて、私の出る5km。
真剣モードなのでカメラは荷物預かりへ。よって、レース中の写真はありません。
3kmとちがってかなりの人数。それでも、一応入賞狙いなので一桁順位あたりに食らいつく。でも、1kmももたんかった。
1km 4分01秒
2km 8分16秒(4分15秒)
3km 12分38秒(4分22秒)
4km 17分03秒(4分24秒)
5km 21分24秒(4分20秒)
順位は13位。入賞なんてとんでもなかった。
タイムも、あのフラフラの「伊江島マラソン」5kmより7秒速いだけって・・・。
たぶんこの1kmコースはちょっとだけ長いのでは。最初の1kmが4分以上かかったのも久しぶり。記録が悪かったのはコースの距離が長かったということにしておこうっと。
5km女子の表彰。
タイム的にもかなりレベルが高かった。
1位の方はすごく若くてかわいい方だった。
5km男子の表彰。
3人とも18分台。
私の入賞狙いはとんでもなかった。入賞には3分も届きません。
同じレースを走っただけで、友だちのようにしゃべりやすくなる。それがマラソンのいいところです。
レース中にコースを教えてあげた枚方の○○さん。「写真載せさせてもらいますけ」と言っておいたのだが、このブログ見つけられたかなあ。
今日一番のラッキーボーイ、宝塚の森脇さん。
あらためてお写真を眺めさせてもらうと、当たるべくして当たるお顔をしておられます。いわゆる「福男?」
私の今日の目標「21分切り」を達成できたら、義援金1000円を募金しようと思っていた。でも25秒届かず。よって、募金は半減の500円。すいません。
でも、一回一回こういう目標を立てておくと走り甲斐がある。次もがんばろう。
一番最後の種目「10km駅伝」が始まる前、ボンさんにお礼だけ言って帰ることに。
10kmを4〜8名でタスキをつなぐ駅伝。これくらいが手ごろでおもしろいかも。
こんなんもいっぺん出てみたいなあ。
「ボンさん、楽しくていい大会やったよ。次もしっかりね。予定があいていたら、また出さしてもらいますね。」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
森脇さん、さっそくコメントありがとうございます。
今もこのブログの1日のアクセス数が5000ほどなので、森脇さん、あなたはもう有名人です。
細かいところにはいろいろと問題点もあったとは思いますが、ほんとにほのぼのとしたいい大会でしたね。
大会役員さんの多くがフィリピンの方だったので、私は勝手にフィリピン気分を味わいながら走っていました。そんなんもありです。
またどこかでお会いできましたら、必ず声をかけてくださいね。あのおいしそうなお顔で・・・。
ありがとうございます!!
本当にトップに掲載していただきました、いやぁお恥ずかしい(笑)。
個人的には、ほのぼのとしたこんな大会も各地で増えるとうれしいです。