2017年04月11日(火)
一日おき [雑用]
今日は寮2(出町)24時間からの朝帰り。
日曜の夜に沖縄から帰り、月は24時間代行、今日は何もなく、水は17時間代行、木は通院、金は24時間代行、土は出張販売準備、日は「宍粟市さつきマラソン」となる。
一日おき3日間の寮の管理代行を合わせて65時間。それに土日も「京都キャロット」の仕事がある。これで先週遊んだ分も、今週で取り返せていますね。
たしか、消防士さんとかは一日おきの24時間勤務だったと思う。この勤務体制、一日働いたら次の丸一日が休みでいいと思ったら大まちがい。
だいたい朝帰りって、何もする気が起こらない。ダラダラしているうちに気が付いたらもうお昼。お昼ご飯を食べたら眠くなって、また何もする気が起こらない。まあ午後に何か一つ用事をしたら、日が暮れてくるという状態かな。
これではあかん。
初めからこれだけはするということを決めておかないと、いつもこうなってしまう。ズルズルズルと過ごしてしまい、時間がもったいないことになってしまう。
今日は雨ということもあって、やっぱりズルズルズルと・・・。
ヨメさんが夜の部の学校に行くようになって、晩ごはんはいつも一人。
今日は、ヨメさんが鶏の唐揚げとサツマイモのおつゆを作って行ってくれた。あと、もやしとほうれん草の炒めと目玉焼きは自分で作った。
こんな簡単なものでも、作るのに20分ほど。それが一人食べで、わずか10分くらい。わびしいねえ。
夜ヨメさんが帰ってきて、「古い方のもやし食べたん?」
「えー、あれ古かったん?」
「見たら分かるやろなー。」
「分かるはずないやん。」
「あろた?」
「えっ、もやしって洗わなあかんの?」
「そんなことも知らんのかいな。」
「そんなことも知りません。」
今までやったとないことをやってるんやから、いろいろありますねー。
「O-157は4日後くらいに出てくるんやでー。」
「そうかいな。ということは、土曜日くらいにえらいことになるんか。」
なーんの知識もないし、これからも失敗続きになるんやろなー。
ヨメさんから見捨てられた時の、ジジイの一人暮らしの練習としてはよかったのかな。
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【RUN】
旅行中、「伊江島マラソン」のレース以外はまったく走れなかった。
夕方、雨が小降りになったのでちょっとでも走ろうっと。
長代川は工事中。
何も、桜の時期にせんでもいいと思うんですけど。
東北部クリーンセンター往復5km。
6分27、6分14、6分10、6分07、6分07で31分07秒。
一つのレースが終わるとリセット。次のレースへの一歩を踏み出す。
次は4月22日の「香住」33.551km。
しばらくはスピード練習せんでもいいので気楽。
楽しく走れたらいいんやけど・・・。
33.551kmの「551」は「551のほーらい」から取ったんかなあ。
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2017年04月10日(月)
ことちゃん [私の好きな人]
「こうちゃん?」
「えっ、ことちゃん。こんなとこで・・・。」
神さん、いますね。いや、仏さんか。
昨日の京都駅からの帰り、関空リムジンバスが少し早く着き、思っていたより1本早い地下鉄に乗れた。電車が到着した時、なぜか並んでいたところをずれて、一つ前の車両に乗り込んだ。
座席はすぐに埋まり、仕方なく出入り口付近に立っていた。
そこに、つかつかと近寄る女性あり。
ありゃ、なんか悪いことしたんか知らんと思った瞬間、・・・「こうちゃん?」
ことちゃんは、私の小中時代の同級生。あっ、もちろん保育園も。
幼なじみで会いたい人と言えば、もちろん「ことちゃん」。なんてったって、ことちゃんは私の初恋の人やから。
ことちゃんはふだん車で行動しているのに、なぜか今日は地下鉄。それも滋賀県人やから、京都にそうしょっちゅう来ているわけではない。
「奇遇ですなあ。」
いや、やっぱり神さんか仏さんが私に使者を送ってくれてはんにゃわ。刺客の反対ね。なんちゅうにゃろ。(「刺客の反意語」で検索しても出てこんかった。)
京都駅から鞍馬口駅までの10数分。いっぱいいっぱいしゃべったわ。また、どうしても病気の話になってしもたけど。
ことちゃんのダンナさん、3年前に亡くならはったんやて。59歳の若さで。知らんかった。
今は、胃がんや肺がんなどポピュラーな病気ではすぐには死なん。ことちゃんのダンナさんも、めずらしい病気やったみたい。
「ボクもめずらしい病気やし、ヒビッてんねん。」
ことちゃん自身も、ダンナさんの亡くなられた直後に入院手術。みんなみんな大変やわ。
「ことちゃん、ボクのブログにな、初恋の人はことちゃんて書いてるし。もうかわいいてかわいいて。」
「なんでやな。ゆうこちゃんのほうがかわいかったやろな。」
「いやいや、もう絶対にことちゃん。うちのヨメさんにもゆうてあるし。前にことちゃんの写真見てな、『別所出身にしてはシューとしてはるやん』ゆうて感心しとったし。」
「またー、うまいことゆうて。」
「ほんまやて。」
名残惜しい鞍馬口駅。
ことちゃんは降り際に振り返り、「だいじょうぶやって」とにっこり。
ほんまかなー、ほんまにだいじょうぶなんかなー。
こんなにいいことばっかり続くと、かえってこわいわー。
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2017年04月09日(日)
「ふたりだけですね」「いえ、きくがいます」 [わんこ・にゃんこ]
夜7時半、国際会館駅前。
バスを待っていると、ヨメさんから「いまから買い物に行くし、ついでに迎えにいきましょか」とメール。ありがたいお言葉。
気温27度の沖縄帰りにとって、岩倉の寒さはきつい。
やっと来てくれた―。きくちゃーん!
きくはシッポブンブンブンで喜んでくれたが、すぐに「ああ、知らん人やったー」と耳ベッタンコになった。
なんでやねんなんでやねん。
きくちゃんきくちゃんゆうても、ますます固まっていく。
毎度毎度ながら、よう忘れるやっちゃ。
うちの子どもらのことをよく聞かれる。
「上の男の子は結婚して兵庫県に住み、下の女の子は沖縄の大学を卒業してそのまま沖縄で働いてます」と言うと、「もうご夫婦ふたりだけなんですねえ」と言われる。「いえいえ、きくがいますけど・・・。」
きくって、だれやねん?
それはかわいいかわいい、ただの犬です。
いや、ただではなくて時価3億円くらいの犬です。
以上!
夜のお散歩で、ちょっとだけ思い出してくれたかなあ・・・。
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あいあいファーム [グルメ情報]
「名護市役所」10時23分発の66番バス(本部半島左回り)で「第二湧川」下車。約25分、570円。今帰仁村と言っても名護よりなので、近いもんです。
今日はお日様カンカン照り。
昨日のマラソンがこんな天気でなくてよかった。
バス通りから少し入ったところに、2010年廃校となった旧湧川小学校がある。
2014年にその跡地を活用し、「農と食とものづくりのあいあいファーム」が誕生。
元校舎はめちゃくちゃきれい。
そら再利用せんともったいないわ。
6月23日「沖縄慰霊の日」には、この緑のゲートをゴールする予定。
「平和・憲法九条」ののぼり、引っかからへんか知らん。
いやいや、それより夕食時間に間に合うように完走せえよちゅうことですね。
一番興味があるのは「どうぶつの家」。
高床式のヤギ小屋。
人間が見下ろすんじゃなくて、ヤギが人間を見下ろしているところがおもしろい。
ニワトリさんはタマゴをポンポン生んでいた。
でも、暑そう。このあとの猛暑を乗り越えられるんかいと心配になった。
イラストには馬っぽいのがかいてあったが見当たらん。
世話が大変だと思うが、ぜひ飼ってほしい。
次に、「直売所&カフェ」へ。
何か買いたかったけど、6月にしっかり走れたら買うことにしよう。
学校の敷地は周りより一段高いところにある。
これは絶対にすべり台を作らなあかんね。校庭わきの斜面を利用したら、簡単に何か所もできそう。それがあるだけで、十分遊べそうな気がしますが・・・。
さて、いよいよ本題のレストラン。
入口を入ってモタモタしていると、「こちらへどうぞ」と真樹。予約席に案内された。やるなー。
まずはプチバイキングのほうのお野菜などを取りに。
野菜はシャキシャキ、パンも食べられてすごくおいしかった。
私の選んだメインメニューは「地釜豆腐と島豚のスキ煮」(980円)。
せっかく沖縄に来たんだから、沖縄ぽいものを食べんとね。
こちらもあっさりとしていておいしかった。
これはたぶん「季節のフレッシュジュース」。
「花も食べられるし」と。
真樹からのサービスであったような・・・。
まあめちゃくちゃおいしかった。
少しでも真樹が働いているところが見られてよかった。
がんばりやー。
帰りもバスで名護市役所まで戻り、そこで空港行きの高速バス111番に乗るつもりだった。しかし乗り継ぎの余裕がわずか5分。これは危険!
真樹に相談したところ、「タクシーで行った方がいい」。この出費は痛いが、飛行機に乗り遅れると当日は25000円はかかる。
世冨慶バス停までタクシー。伊佐川からトンネルで世冨慶に抜けられるので、思っていたより早く着いた。
タクシーの運転手さんは67歳の地元今帰仁の方。呉我から山道を通って名護の学校に通われていたそうだ。親からバス代はもらっていたが、全部使ってしまって毎日遠い道を歩いて帰ったらしい。
それと羽地内海は、台風の時でもほとんど波が立たない静かな海だと教えてもらった。6月に来るときは、ここで泳がなあかんね。楽しみじゃー。
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2017年04月08日(土)
第25回伊江島一周マラソン [ランニング]
3km11分56秒・1位
5km21分23秒・1位
10km46分41秒・2位
去年といっしょやん!
いやいや、去年から今年の間に入院手術があり、この先もずっと治療が続く身ということを考えれば上出来中の上出来。
タイム的にも、3kmが去年より6秒遅れ,5kmが24秒遅れとこの程度で踏みとどまったおかげで優勝できたと言える。10kmに至っては、去年より42秒も速くゴールできた。2位は2位でも価値ある2位だ。
最後はフラフラになったけど、今の自分の力を出し尽くすことができた。よかった。
真樹は私の朝ごはんの用意をしたあと、8時20分に仕事に出発。
時間が合えば本部港まで送ってもらったんやけど、贅沢は言うまい。
本部港行きのバスに乗るまで時間があったので、「理容きゃん」さんに電話。そしたらなんとめずらしや、「今ちょうどお客様が来られてて、40分ほどあとになります」とのこと。
「バスの時間があるので、また今度にします。」
頭サッパリしてから走りたかったなあ。
10時40分くらいに本部港到着。
すると、乗船券を買う客がぐるぐるぐる。
「ひょっとして11時のフェリーに乗れへんのか―」と思っていたら、私のだいぶ前で打ち止め。やっと買えたのが11時15分。たぶん、最後尾は11時半くらいになったと思われる。
いつもはこんなことなかったように思うのに・・・。今年は11時のフェリーに集中しすぎたんでしょうか。
12時のフェリーはそんなに混雑しておらず、デッキのいすに座ることもできた。
ただし、12時半過ぎに伊江島に着いて、受付をして会場まで歩いていくと1時くらいになる。最初の3kmのスタートが2時半。それまでにお昼ご飯を食べ、アップもせんならんのでせわしない。
会場のレイアウトは例年通り。
私は3種目出場なので、3人分の食券がある。
レース前はやっぱり魚汁ですねえ。
食べ終わったらすぐ3kmコースをアップジョグ。
雲で日がかくれているので、走るにはまずまずのコンディション。
ワンワン!
モーモー!
ヒヒーン!
メー!
いろいろな動物を観察しながらのアップ。
アップしてみて、3kmは行ける感じがした。
あとの5kmと10kmがどうなるか、それは走ってみないと分からない。
「茂人さーん、今年も3種目?」
「申し込みましたよー。」
「やったー! バカ同士、がんばりましょうねー。」
比嘉茂人さんはマラソンのシューズやウェアにすごく興味があり、お会いするといつもその話になる。今日は3種目ともソーティで、ゲーターなしのランシャツランパン。これをお聞きして、私も今日はゲーターなしで走ることにした。
3kmジョグのあと2kmほど走ったので、全部で5kmのアップ。やりすぎかなあ。
3kmのスタート地点には、もう茂人さんが並んでいた。
「3種目出るのは僕と藤井さんだけだから、親子と思われるかもしれませんね―。」
「いやー、こんなちっさい親からこんなデカい子は生まれんやろ。」
「そんなことないですよ、うちの父は藤井さんと同じくらいですよ。」
「ということは、お母さんの背が高いん?」
「いえ、藤井さんと同じくらいです。」
「へー、そんなことあるんや。茂人さん何センチ?」
「183です。」
「うちの息子、165くらいなんですけど・・・。」
2時30分、3kmがスタート。
スタート前にいろいろな方から話しかけられた。
「ひょっとして、刺客か?」と疑心暗鬼になった。とにかく目標は12分切り。12分を切って、それより速い人がいたらもうしょうがない。
伊江島3kmは、最初の下り坂をいかにブレーキをかけずに走るかで勝負が決まる。今年もうまく下って行けた。
1km 3分40秒
2km 7分36秒(3分55秒)
3km 11分56秒(4分20秒)
最後の上り坂に苦戦したが、まずまず。
本命の3km1位ゲットで、あとが楽になった。
スタート地点でごあいさつしに来てくださった、「21世紀の森ランクラブ」のクリステルこと幸地さん。
しっかりいい写真撮れましたよー。
着替える時間がもったいないので、そのまま5kmへ。
北山高校男子が招待されており、大城昭子先生とお話しすることができた。
「娘さん、大学卒業されたんですよね。」
「はい。ずっと就職も決まってなかったんですけど、今帰仁の廃校になった小学校跡地にできた宿泊施設で働いています。」
さすが今帰仁にある北山高校に勤務されているだけあって、そこの施設のこともよく知っておられた。
以前、真樹がサンエー内の喫茶店でバイトしているときもわざわざ会ってくださった。こうして気にかけてもらっているだけでありがたい。娘はレストランにいますので、また機会があれば行ってやってください。
3時10分、5kmがスタート。
3種目出場は3回目になるのだが、3種目の中でこの5kmが一番きつい。
スタートしてしばらくは、例の下り坂の勢いで何とかなる。しかし、そのあとの4kmが地獄。ここは、優勝が待っていると信じて走るしかない。
1km 3分53秒
2km 8分14秒(4分20秒)
3km 12分40秒(4分26秒)
4km 16分57秒(4分15秒)
5km 21分23秒(4分26秒)
「21分23秒かー、このタイムやったら2位かもなー」と思いながら記録証発行所へ。
しかし、印字された順位は「第1位」。
「やったー!」
「あー、もうこれで十分。10kmは楽しく走ろう。」
というか、もう集中力が持たん。
カメラを持ってスタート地点に。
茂人さんは3種目とも先頭の真ん中。私は3km右端5km左端ときて、最後の10kmはまた右端スタート。
10kmだけ反対向きにスタート。最初にきつい上りで、しばらくゆるい上りが続き、後半下って最後にまた例の上りというコース。
かわいい応援隊を撮らせてもらった。
伊江島タッチューを見ながら走れる素晴らしいコース。
あとで気づいたのだが、またさっきと同じ男の子らが。
車で先回りしてたんですね。
こんなかわいい女の子らも応援してくれていました。
1km 4分46秒
2km 9分41秒(4分55秒)
3km 14分17秒(4分36秒)
4km 18分57秒(4分40秒)
5km 23分30秒(4分33秒)
6km 28分04秒(4分34秒)
7km 32分39秒(4分35秒)
8km 37分35秒(4分56秒)
9km 42分13秒(4分38秒)
10km 46分41秒(4分28秒)
ゴールした時、自分の予想より速く走れ、「ひょっとしてトリプル1の可能性も・・・」と思ったが、そう甘くはない。それでも2位キープ。
癌発覚後の「1位1位2位」は値打ちあり。
走ったあとの沖縄そば、うまかったー。
3kmと5kmの表彰式がもう終わっていたので、賞品などをいただきに行った。
ハイビスカス2鉢ゲット!
真樹のかわいいディバッグを借りてきてよかった。
3km5km優勝の賞品に10km2位の賞品が加わり、500円のフリー券で買ったおみやげ(1500円分)にお弁当まで加わり、帰りは大変な荷物になった。去年は役場のおねえさんが港まで車で送ってくださったのだが、その方は見つからなかった。しかたなく、休み休み港まで。
「この急な上り坂を、3回も上ったんやなあ・・・。」
来年も出たい。
病気が悪化しなければ・・・。
帰りもバスの予定だったが、仕事が終わった真樹が港まで迎えに来てくれた。バス代710円が浮いた。
祝勝会ということで回転寿司へ。
安いところは待っているお客さんでいっぱい。ちょっと高いがイオンの中の「やざえもん」さんへ。高いのを選ばないように気を付けたので、心配していたほどでもなかった。おいしいお寿司が食べられて、真樹も喜んでいた。
真樹のお給料が入ったら、いつかかあちゃんにもおごってやー。
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2017年04月07日(金)
森きらら・海きらら [雑感]
私の中学校時代の相棒・林幸博君と、2012年の春に長崎旅行をする予定だった。新幹線往復の予約を取り、泊めていただく予定だった中学校時代の恩師のお宅までのタクシーも予約した。そして例によって例のごとく、私は細かい旅行日程を組んでいた。もちろんその中に、「森きらら・海きらら」も入れてあった。
しかし、幸博君のお兄さんからの突然の電話。
「癌で入院して、そのまま出てこらへん。」
それから約3か月後の6月26日、幸博君は亡くなった。(「ありがとう、幸博君」)
今回の長崎行きの一番の目的は「真柴先生」だが、ずっと心に引っかかったままの「森きらら・海きらら」も見ておきたいというのもあった。
(注)まだまだ、続きます。
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幸 [学校]
朝出発する前に記念撮影。
ご主人は自称・大映スターと言われる男前だったが、病気のせいで人相まで変わってしまわれたそうだ。それでもお人柄は顔ににじみ出る。
ダンナさんはお写真でしか知らなかったので、ちょっとこわい感じの方かと思っていた。ところが実際お会いしてみると、奥さん思いのやさしいダンナさん。
「いい顔してくださいよー」という私のひと言で、3人とも本当にいい顔に撮れた。
この写真は、ブログに載せてもいいとおっしゃってくださった。
覚えていることを忘れないうちに書いておこう。
昨日の喫茶店でのダンナさんの話
「うちのがだいぶ若く見えるみたいでね、以前旅館に泊まった時、旅館の方がみんなそそくさとされてね。なんかおかしいなと思ったら、私が若い女の子と不倫の旅行をしているみたいに思われたみたいで・・・。」
「そのことがあってから、その話ばっかりしてね」と真柴先生。
分かります分かります。自分の奥さんが若いとかきれいとかかわいいと思われたら、ダンナは鼻高々ですよ。うちもそうですから。
それともう一つ。
今日の朝、「ダンナさんが奥さんにすごく優しいということが分かったのが一番の収穫です」と言ったときのこと。
真柴先生が「でもね、今まで一回も名前を呼んでもらたことないのよ」と。
「えー、大学2年からでしょ。55年間名前呼ばずって・・・、そらあかんでしょ。」
「おいとかちょっととかですんでしまうんで、名前は呼びませんね」とダンナさん。
それは心優しきダンナさんの照れなのかもしれません。うちも最初に「ますみちゃん」と呼びだしたので今も続いているけれど、最初に言えなかったら今も照れくさくて「ちょっと」とか言ってたでしょうね。
それにしても55年、いつまで照れとんね―ちゅうとこです。
島原鉄道・森山駅まで送ってもらった。
ちょうど離合の時で、私が乗る予定の電車が遠くからゆっくりゆっくりと近づいてきた。
2両編成の黄色のかわいい電車。
7時56分発ということで、高校生で満員だった。しかしその高校生も、「幸」駅でみんな降りてしまった。
今回の真柴先生宅訪問では、私の嫌いな「元気をもらった」ということはない。しかし、確実に「幸」なご夫婦を見せていただいた。これでまた、思い残すかもしれないという心配が一つ消えた。
というより、できることならまたお言葉に甘えて、もう一度来てみたいと本気で思った。
真柴先生、ダンナさん、ご家族の皆さん、本当にありがとうございました。
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2017年04月06日(木)
みよちゃん [学校]
どうしてももう一度会っておきたい人、真柴先生に会うことができた。
先生が嫁がれた長崎県諫早市のお寺を、一目見させてもらって帰ろうと思っていた。しかし、ご都合をお聞きしようとお電話させてもらったとき、「うちに泊まっていきなさい」とありがたいお誘い。そんなお言葉を期待していなかったのに、「そうさせていただきます」とすんなりおこたえした。
「ダンナさんの若い時の写真見せてください」とお願いすると、古いアルバムを4冊持ってきてくださった。
その中の1枚にめっちゃかわいい少女が・・・。
「この写真見てください。なんちゅうかわいらしい・・・。」
「そーお・・・。」
「ねえ、ダンナさん。めちゃくちゃかわいいですよね。」
「ああ・・・。」
おべんちゃらではなく、本当にそう思った。そういう私に、真柴先生もダンナさんもまんざらでもなさそうだった。
これは、たぶん高3の時の写真らしい。大学受験に行ったとき、「高校受験会場はあっち」と言われたそうだ。高3なのに中3にまちがわれたと言っておられた。
きっと、真柴先生が「みよちゃん」と呼ばれていたころの写真なんでしょうね。
この写真の5年後くらいに、小学校新採教諭と小3の田舎のぼんとして出会うことになるのですが・・・。
緑寿庵清水 (りょくじゅあんしみず)の金平糖をおみやげに。今までのおみやげの中で一番高いもの。気合が入っています。
1月に関空〜長崎1990円が取れた。
それでもう真柴先生のところにおじゃますることを決めた。
ピーチにしては超優秀、定刻に出発し、定刻に到着。
那覇への行き帰りでこんなことは絶対にない。
タラップを降りるとすぐ到着口。LCCで遠回りばかりさせられているので、これもよかった。
長崎空港には、先生のダンナのさんの車でお迎え。
ダンナさんの車は乗り心地抜群。運転も大好きとおっしゃっていて、眼鏡橋などいろいろなところを案内していただいた。
長崎はコーヒー伝来の地らしい。
長崎産のコーヒー園があり、それに付属してコーヒーショップがあった。すごく楽しみにしていたのに、木曜定休。残念でした。
その代わりに、ケーキのおいしい喫茶店に連れて行ってもらった。
そこで、滋賀の走友・リュウさんから仕入れていたお話をさせてもらった。
「私のマラソンの友だちに、西本願寺派のお寺の住職をされている人がいまして、その人から『冥福をお祈りいたします』と軽々しく言ってはいけないと教えてもらいました。」
(くわしくは、ブログ「湖周ランニングでサブフォー」1月20日の「中陰法話」 を。)
「そうですか。そんなお話をされましたか。」
リュウさんから仕入れた知識のおかげで、一目置いてもらった。
大村市にある長崎空港から諫早市の教専寺まで、ふだんなら車で40分くらいだそうだ。私を送り届け、ご住職はすぐにお勤めに出かけられた。
そのあと、真柴先生が本堂に案内してくださった。私が想像していたよりずっと立派なご仏壇だった。
正面に阿弥陀如来、向かって右に親鸞聖人、左に蓮如上人。それに聖徳太子と・・・、あとは忘れてしまった。掛け軸には7名の師と仰ぐ方の像が。インドの方2名、中国の方3名、日本の方2名。これであってますよね。
そのあとの真柴先生の人生のお話が興味深かった。
ものすごい個人情報になってしまうのでここには書けない。一通りのお話を聞いたあと、「真柴先生はあのほんわかとした感じのままで、ほんわかとした人生を歩まれていたとばかり思ってました」と感想を言わせてもらった。
「お医者さん(医学生?)とのお見合い話があってね、その人と結婚していたらほんわかのままの人生だったかもしれないね。でも私に好きな人がいるということを知っていたから、父がそのお話を断ってくれたのよ。」
もちろん、その「好きな人」が今のダンナさん。
この話を聞いていて、自分のことではないのにすごく幸せな気分になった。
京都の大学で知り合い、大学2年から付き合い始め、大学卒業3年後に結婚され現在に至る。お付き合い55年、結婚50年ですか!
真柴先生は、私の母校・別所小学校で2年、北区のT小学校で1年教師をされたあと長崎へ。それで終わりだと思っていたら、1年あいただけで長崎の教員採用試験を受けられたそうだ。そして見事合格し、45歳まで勤められた。そのあとも、教育委員や民生委員や保護司などをされてきている。
今まで持ち続けていた「かわいいかわいい真柴先生」のイメージが、今ごろですが更新できた。長崎のご自宅まで伺い、きちんとお会いしてお話ができて本当によかった。
ダンナさんがお勤めから帰って来られ、3人で夕食へ。
お魚のおいしい「おにつか」さん。
私とダンナさんはすぐに注文を決めたのだが、真柴先生が決められない。「前にメニューにあったにぎり寿司がなくなった・・・」と途方に暮れておられた。
そんなときもダンナさんは、「これはどう、これにしたら」とやさしく付き合っておられた。
「うちではそれは考えられませんわ。どっちが決められへんとしても、『はようせんかい!』てうなってますね。」
私はせっかく長崎に来たので「皿うどん」。
みんなで食べるように「刺身の盛り合わせ」も注文してくださった。9割方私がいただきましたけど。
これは書いてもいいかなあ・・・。
ダンナさんはアルコールは一滴も飲めない。アルコール消毒するだけでその部分が赤く腫れたりするほど。
「私の若い時もそうやったんです。ビールを1cm分くらい飲んだだけで顔が真っ赤になって、めちゃくちゃ眠たくなって。結婚してからヨメさんに鍛えられて、ビールだけは飲めるようになりました。さすがにアルコール度数の高い日本酒はあきませんわ。」
「それは残念。私は熱燗いただきます。」
おーっと、真柴先生。またまた「かわいいかわいい」イメージが・・・。
ことアルコールに関しては、うちの夫婦に似ていますね。
これも、あんまりくわしくは書かん方がいいかなあ・・・。
ダンナさんとは主に病気の話。
昨日「男の甲状腺低分化癌患者、出て来いやー!」と書いたが、さっそく同じ病気ではないが参考になる話がいっぱい聞けた。
神さんが、私の不安をちょっとでも取り除けるようにと使者を送ってくれてはんのかな。いやいや、今日の場合は仏さんか。
やすませていただく前に、真柴先生にひと言。
「今日一番よかったのは、ダンナさんがずっと先生に優しく話しかけておられるのが見られたことです。もうちょっと威張った感じの方かと思っていました。」
「それはないね。いつもあんな感じよ。私に優しいのはいろいろと苦労してきているからかな。」
「私がこんなこと言ってたって、ダンナさんに伝えてくださいね。」
「はい、分かりました。」
真柴先生とはお電話で長話をさせてもらったことはあるが、面と向かってお話しさせてもらうのは初めて。ダンナさんは今日初対面なのに、深い話もさせていただいた。
「うちに泊まっていきなさい」というお言葉に甘えさせてもらって、本当によかった。
今日の御恩、何かお返しできることを考えなくては・・・。
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