パオパオだより

2017年04月07日(金)

[学校]

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 朝出発する前に記念撮影。
 ご主人は自称・大映スターと言われる男前だったが、病気のせいで人相まで変わってしまわれたそうだ。それでもお人柄は顔ににじみ出る。

 ダンナさんはお写真でしか知らなかったので、ちょっとこわい感じの方かと思っていた。ところが実際お会いしてみると、奥さん思いのやさしいダンナさん。
 「いい顔してくださいよー」という私のひと言で、3人とも本当にいい顔に撮れた。
 この写真は、ブログに載せてもいいとおっしゃってくださった。

 覚えていることを忘れないうちに書いておこう。
 昨日の喫茶店でのダンナさんの話
 「うちのがだいぶ若く見えるみたいでね、以前旅館に泊まった時、旅館の方がみんなそそくさとされてね。なんかおかしいなと思ったら、私が若い女の子と不倫の旅行をしているみたいに思われたみたいで・・・。」
 「そのことがあってから、その話ばっかりしてね」と真柴先生。
 分かります分かります。自分の奥さんが若いとかきれいとかかわいいと思われたら、ダンナは鼻高々ですよ。うちもそうですから。

 それともう一つ。
 今日の朝、「ダンナさんが奥さんにすごく優しいということが分かったのが一番の収穫です」と言ったときのこと。
 真柴先生が「でもね、今まで一回も名前を呼んでもらたことないのよ」と。
 「えー、大学2年からでしょ。55年間名前呼ばずって・・・、そらあかんでしょ。」
 「おいとかちょっととかですんでしまうんで、名前は呼びませんね」とダンナさん。
 それは心優しきダンナさんの照れなのかもしれません。うちも最初に「ますみちゃん」と呼びだしたので今も続いているけれど、最初に言えなかったら今も照れくさくて「ちょっと」とか言ってたでしょうね。
 それにしても55年、いつまで照れとんね―ちゅうとこです。

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 島原鉄道・森山駅まで送ってもらった。
 ちょうど離合の時で、私が乗る予定の電車が遠くからゆっくりゆっくりと近づいてきた。

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 2両編成の黄色のかわいい電車。
 7時56分発ということで、高校生で満員だった。しかしその高校生も、「幸」駅でみんな降りてしまった。

 今回の真柴先生宅訪問では、私の嫌いな「元気をもらった」ということはない。しかし、確実に「幸」なご夫婦を見せていただいた。これでまた、思い残すかもしれないという心配が一つ消えた。
 というより、できることならまたお言葉に甘えて、もう一度来てみたいと本気で思った。

 真柴先生、ダンナさん、ご家族の皆さん、本当にありがとうございました。

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