2012年03月05日(月)
第32回篠山ABCマラソン・続き [ランニング・出張販売]
「バッチリ、撮れましたよー!」
にっこりと手を振ってくださる木村祐子さん(滋賀マスターズ)。
18km地点手前、応援の人が少ない所で待っていてよかった。直線が続くところなので、しっかりと見ているとほとんどの知り合いを見つけることができた。
私は耳あてつきのおサルっぽい変わった帽子をかぶっていたせいか、走っているランナー側から見つけて声をかけてくださる方もあった。
今日は走らないのでブログに書くこともないかなと思っていたが、けっこう楽しむことができた。
朝、takacchさんと18km地点で写真を撮る約束をした。3時間10分くらいをめざしておられるとのことだったので、そこを通過するのはスタートより1時間20分くらい。でもせっかくならトップも見ようと、ちょっと早めに待機することにした。
11時42分、トップがただ一人ダントツで通過。
11時52分、女子のトップが通過。
12時、「ランナーズ9の会」のランナーが通過。
こんな速い人いたっけ?
「パオパオさーん!」
「あっ、takacchさん。」
シューズは「アディゼロタクミ レン」。
このシューズのよさを証明するためにも、ぜひ自己ベストを!
あー、ちょっとボーとしてましたわー。よう声をかけてくださった。
「1時間20分くらいで通過します」とおっしゃっていたが、本当にその通りのタイムで通過。ちょっとびっくり。
元気そうでよかった。
寒さにさえ負けなければ、けっこういいタイムが出るのでは。
「京都キャロット」通販のお客様、Y.Dさん。
こんな大型ランナーさんだったんですね。
「ソウヘイでーす。」
すごく楽しそうに走ってられますが、未登録でこの位置ということはかなり速い方ですね。
さあ、そろそろ木村さんと思いながらしっかり観察。
大集団の真ん中に見えるのは・・・。
まちがいなく木村祐子さん。
木村さんご夫妻は、滋賀マスターズが誇る美男美女ペア。奥様は、話し方もランニングフォームもエレガントです。
「京都鴨川ゆっくりラン」の太田武志さん。
次は、4月29日ですね。9時半までに鴨川・北大路橋東詰南側集合で10時スタートです。また、お世話になります。
それにしても、陸連登録の部での出場。意気込みが感じられます。
雨がきつくなってきたので、12時半で帰ろうと思っていた。
そしたら、その2分前。
「来たー!」
「ランナーズ9の会」の9ちゃんと尼崎の酔うたろう君。
「4月1日(茨木市長選告示日)、応援お願いします。」
「はい、だいじょうぶ。今のところ5人くらい集まってます。」
「ボク、その日仕事で行けへんのですよー。」
「そうなんですか。」
「ほかの行ける日に応援に行こうと思ってます。」
「分かりました。」
「ランナーズ9の会」の仲間、山下けいきさんが維新の会に対抗してがんばっておられる。ぜひとも当選してもらわなければ。
追いかけて、もう一枚。
雨に打たれて一人で走るのはつらいけど、こうして二人でしゃべりながら走ると気がまぎれます。
もうこの時点で、ウェアやシューズもぬれているでしょう。
でも、いい笑顔。
寒さに負けず、しっかり!
さあ、これで私の応援は終了。
ボンさんは見つけられなかったので、これより後ろだったんでしょうね。
このあとしばらくはお客様も来られないのでヒマ。
毎年ゴール後に食べに行っているお店へ。
いつもより早い時間なので、お店は混みごみ。
恒例「猪ラーメン」(680円)。
体があったまっておいしかった。
雨はますますきつくなる。
応援に来られていた方が連れて来られていたワンちゃんに、レインコート。
「ジル・メス・6歳」
これで雨を気にせず歩けるかな。
ビチャビチャになった久保井さんがゴール。
「ツイッターに載せるし、キャロットさんの写真撮らせて。」
その写真は、これ(↓)
着膨れヨメさんとあやしいおっちゃんでしたー。
雨がきつくほとんどお客様も来られないので、早めの後片付け。
片付け終わったあと、すぐ近くのスーパー「さとう」へ。水かにが680円の半額になっていたので、ばんごはんのなべ用として購入。
家に帰って、食べた食べた。前日60.3kgでついに50kg台突入かというところまできていたのだが、体重61.6kgに。「動かずに食べたら太る」ちゅうのはこういうことですね。
ただ、寒い中で一日中立ちぱなしだったせいか、腰の具合悪化。こういうときは無理せず、ぼちぼち走り出すことにしよう。
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【RUN】
3月4日(日)、篠山応援地点まで約1.6kmの往復で3.2kmのみ。
3月5日(月)、今日も雨。無理せず最短コース3km、15分36秒。スロージョグ1kmプラスで合計4km。ぼちぼち、ぼちぼち・・・。
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2012年03月04日(日)
第32回篠山ABCマラソン [ランニング・出張販売]
「こないだ長居で声をかけさせてもらった・・・。」
「あっ、ありがとうございます。1周目の時に声をかけてくださった方でしたっけ?」
「いえ、最後の1周に入られるときに・・・。」
「あー、 takacchさん。」
「はい。」
「 takacchさんのブログ、ランニング用品のことくわしく書いてあるし、リンクさせてもらおうと思ってたんですけどいいですか。シューズのレポートもすごいし、あのゲイターの数にはまいりましたわ。あんなたくさん持ってはるんですか。ようお金が続くなあと感心してたんです。」
「今はほかの事に使ってないから・・・。」
「いや、それにしてもすごい。今日帰ったらさっそくリンクさせてもらいます。」
(ブログ「マラソンにはまった!!!」→)
takacchさんは、今日は自己ベストをめざして走られるそうだ。
わざわざごあいさつに来てくださったので、ご夫婦そろっての記念写真を撮らせてもらった。しっかり走ってくださいね。
篠山マラソンは今年で第32回。
私は30年前から走り始め、その2年目に篠山に出た。と言うことは、第3回大会かな。それからほとんど途切れず出場している。最近出なかったのは、マラソンを初めて4時間超えてしまった翌年。「マラソン4時間超えたら引退」と決めていたので。12、3年前かなあ・・・。
しかし走らなかったのはその年だけで、周りから「走れ、走れ」と言われ次の年にまた復帰。それから連続出場している。
今年は3月11日の京都マラソンに申しこんでいたので、京都の抽選に外れたら篠山を申しこもうと思っていた。ところが、京都マラソンの抽選結果発表が1ヶ月も遅れ、京都・篠山共倒れということになってしまった。
「あー、今年はヒマじゃー。」
朝5時15分自宅出発、6時45分篠山到着。家から1時間半で行けるのだから楽。今年も市役所向かいの篠山観光ホテルさんの駐車場をお借りして出店。
レースに出ないと受付にも行く必要がないので、あせらず出店準備をすることができた。
「いつもブログ見させてもらってます。」
「あっ、ありがとうございます。」
「私、ソウヘイと言います。ブログに時々そうへい君出てきますよね。私、同じ名前なんです。」
「そーなんですか。それは写真を撮らせてもらわんなん。」
真樹がいなかの小学校に通っていたときの1学年下のそうへい君。私のブログにはめったに登場しないのだが、そこまできっちり見てくださっているとは・・・。ありがたいことです。
スペシャルドリンクにも「ソウヘイ」と書いた旗をつけておられた。「ソウヘイ」選手、しっかり!
10時40分に陸連登録の部がスタート。
10時くらいから、うちの出店場所のまん前のスタートラインに並ばれ始めた。
登録の部は全体から見るとすごく少なく(約800人)、記録を狙うなら絶対こっちで出るべきですね。
スタートした真ん中すぎくらいに、滋賀マスターズの木村祐子さん発見。急いでシャッターを押したが、空しか写ってなかった。あかん、準備不足。あとで18km地点まで行って、しっかり写真を撮らせてもらおう。
10時50分、未登録の部がスタート。
恒例のさゆりちゃんからのエール。
誰か知っている人が見つかったら写真を撮ろうと待ち構えていると・・・。
なにやらこちらに話かけながら近づいてくる人が・・・。
「フジイさーん!」
「やあ、ボンさん、出てはったんですか。」
「また、4月22日に大阪城のファンランしますので来てください。ハガキ出します。」
「ありがとうございます。」
去年知り合ったボン・アレザ・山口さん。
実は今年は日吉ダムマラソンに行くので、ファンランには行けないんですけど、一瞬なのでそこまでは話せなかった。
みなさーん、「大阪城ファンラン」はほのぼのとしたいい大会ですよ。4月22日にあいている方、ぜひ参加してください。
「みかた残酷」の久保井さん。
うちのヨメさんとハイタッチして余裕のスタート。
今日は、来週の「能登和倉マラソン」への調整としての参加だそう。
「ランナーズ9の会」のランナー発見。
ただ、9ちゃんと尼崎の酔うたろう君は見つけられなかった。今年はのぼりがNGになったのかなあ。「ランナーズ9の会」だけでなく、ほかののぼりも1本も見られなかった。なんか、さびしいねえ。
ヨメさんは、初めから終わりまでずっと手を振り続けていた。これはスタートして行くみなさんに、けっこう喜んでいただけたようだ。
最後尾通過が11時3分ごろ。
このころから雨がポツポツ。
雨にぬれないように商品を整理して、1時間後くらいに18km地点に行かねば。takacchさんの写真を撮る約束をしたし、「ソウヘイ」さんも、木村さんも、「ランナーズ9の会」も・・・。
(注)明日に続く。
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2012年03月03日(土)
滋賀マスターズ練習会〜中学生に混じって〜 [ランニング]
「藤井さん、おはよう。」
守山市A中陸上部顧問の森久見子先生。
「あっ、またつれてきてはるんですね。今日もタイムトライアル、しやはります?」
「うん、するよ。またいっしょに走る?」
「お願いできますか。」
「1000のインターバル3本したあと、1000のタイムトライアルするし。」
「はい、分かりました。」
久しぶりの滋賀マスターズ練習会。
いつものように、静原→大原→途中→びわ湖大橋→野洲川陸上競技場。約40km、ちょうど1時間。
今日のメインメニューは400mのインターバル10本。これは私のような「初老ランナー」にはきつい。スピードをつけるためには必要な練習だとは分かっているが、ちょっとおもしろみがない。「どうしょっかなー」と思っているところにいい人に出会った。
森さんと知り合ったのは、私が結婚したころなので27年前くらい。今でも気軽に話してもらえる貴重な存在だ。
最初の1000mインターバルは、3分30秒、3分40秒、3分50秒、4分、4分10秒と5グループに分けられた。私は3分50秒グループに入れてもらった。1000m走り、200mジョグでつなぎ。
1本目、3分48秒。
2本目、3分54秒。
3本目、3分59秒。
中学生は最初飛ばしてどんどん落ちていくので、ちょっと走りにくかった。それでも一人で走るよりはずっとよかった。
3本目のあと、800mジョグをはさんでいよいよ1000mタイムトライアル。次はグループ分けはなしで、中学生全員と私が一斉スタート。
スタート直後は10番手くらい。さすがに速い子は速い。半分をすぎて、何とか3人ほど抜いてそのままゴール。3分32秒。
「おー、なかなかいいタイム!」やっぱり競うと速くなる。いっしょに走らせてくれてありがとね。
トップでゴールした子は3分15秒だったらしい。それくらいまで速くなりたいなあ・・・。
中学生たちは、そのあとリレー。
私は800mジョグをして、さてそのあとどうしましょう。
もともと今日は5000mを走ってみようと思ってきたので、とりあえずチャレンジ。
1000m 3分58秒
2000m 8分04秒(4分06秒)
3000m 12分10秒(4分05秒)
4000m 16分19秒(4分08秒)
5000m 20分19秒(4分00秒)
一人で走った割にはがんばりました。
写真を撮りながら800mジョグ。
400mインターバル組は何本目なんでしょう。
滋賀マスターズのホープ・木村さんは、一人2000mインターバルをしておられたそうだ。
ちょっと休んだあと、1000mダウンジョグ。
今日は、1000+200+1000+200+1000+800+1000+800+5000+800+1000で合計12.8km。
インターバル組もやっと終了したようだ。
練習が終わると、結果を記入する。今日は私も書かせてもらった。
これでみなさん帰られるのかなあと思ったら、ここからダウンジョグ。さっき、みなさんしておられたように見えたのだが・・・。「なんぼ走るねん!」また、これが長い。
私はもう十分という感じだったので、ボーっとみなさんが走られている様子を眺めていた。やっぱり手抜きの私とはレベルがちがう。
お昼は、ここの帰り道定番の「ラーメン藤」。
しょうゆラーメン大盛、うまかった(850円)。
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2012年03月02日(金)
山下けいきさんに対抗馬 [私の好きな人]
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選挙:茨木市長選 医師の吉野氏が出馬へ 意向示す /大阪
毎日新聞 3月1日(木)13時10分配信
任期満了に伴う茨木市長選(4月1日告示、8日投開票)に、医師の吉野宏一氏(44)=同市大手町=が29日、無所属で立候補する意思を明らかにした。
吉野氏は「医師や経営の経験を生かし、基準を持ったまちづくりをしたい」と話し、公約には大規模災害にも対応可能な中核病院の設置と駅前再開発事業の実施を掲げる。神戸市出身で、茨木市内で整形外科を10年まで経営していた。
吉野氏は同日、市役所で行われた立候補予定者説明会に出席した。説明会には、すでに出馬を表明している山下慶喜市議(59)の陣営ら計10組が出席した。【高橋隆輔】
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大阪・茨木市長選に維新系67歳市議出馬へ
4月1日告示、8日投開票の大阪府茨木市長選で、地域政党・大阪維新の会(代表=橋下徹大阪市長)の地元府議やみんなの党関係者が、現職市議の木本保平氏(67)(11期目)を擁立する方針を固めた。
3日に出馬表明する。維新とみんなの党に推薦要請するという。
維新の松本利明府議らは当初、公募で候補者を選定する予定だったが、適任者がいないとして断念。市議会会派「維新の会・みんなの茨木」(5人)所属の木本氏の擁立が固まった。
同市長選には、市議の山下慶喜氏(59)、医師の吉野宏一氏(44)が、いずれも無所属で立候補する意向を表明。現職の野村宣一市長(70)は引退する。
(2012年3月2日17時25分 読売新聞)
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とりあえずみなさんにお知らせ。
私は、憲法9条を守る「ランナーズ9の会」の仲間、山下けいきさんの応援に行きます。
私に何ができるでしょうか。
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嗜虐的愉楽 [時事]
◎毎日新聞2月28日夕刊
特集ワイド:日本よ!悲しみを越えて <この国はどこへ行こうとしているのか>
◇性急な単純化が怖い−−中島岳志さん(37)
<多弁という失語状態>
震災後のこの国に漂う空気を近著でこう表現した。
「言論のスパンがすごく短くなってきましたよね」
スケジュールの詰まった東京滞在中、トークイベントの会場から駆けつけてくれた中島さんは、疲れも見せずに語り始めた。抹茶のわんを前に、言葉一つ一つを確かめるように。
「ツイッター社会というのか、何か起きたら瞬間的に反応して、気の利いたことを言う。すると、(他のユーザーがその言葉を拡散させる)リツイートがいっぱい発信される。ところが、そうした言葉も1週間後にはもう古くなってしまう。断片的熱狂のような状態。もう少し立ち止まって考えなければいけないことが、いろいろあるはずです」
3・11から間もないころ、「死者との出会い」について記した文章を発表した。「がんばれ」の洪水は、実は被災者を追い詰めているのではないか。その違和感から出発してつづった一文だった。死は喪失ではなく、死者となった他者との出会いでもある−−そんな思いを込めた。
「僕自身の経験ですが、編集者だった友人が亡くなった後、文章を書き飛ばしている時などに、自分の観念の中に彼が現れることがあるんです。『こんな文章でいいのか』と僕自身、彼のまなざしを通じて自己と対峙(たいじ)している」
死者となった人との間に生まれる、生前とは違う関係性。死とは、その人を失ったというだけではなく、出会い直しもしているのではないか。中島さんはそう考える。
「それは、僕たちがよりよく生きること、自分をごまかさず向き合うことを要求するような出会いです。大切なのは、そうして死者と一緒に生きることじゃないかと思ったのです」
未来のことばかり考えるのではなく、死者を思うことで落ち着いて生きられるのではないか。そのメッセージは静かに被災地に広がっていった。
もうすぐ震災から1年。被災地の未来と復興がさまざまに語られる一方で、大きな進展のない現実に対する世の不満も高まっていく。中島さんの目には、震災がこれまで日本が抱えていた問題をあらわにしたと映る。「震災によって何かが始まったというのではなく、日本の弱い部分が露呈したのだと思います。構造自体は何も変わっていない」
危惧しているのがシニシズム(冷笑主義)だ。「地震によって、政府への信頼が異常な形で地に落ちた。福島第1原発事故では、東電の出すデータも信頼性がない。御用学者、原子力ムラという言葉がはやったように、アカデミズムもだめ、大手メディアも信用できない、となった」。自分で放射線量を測定したり、情報の真偽を見極めなければならない「究極の自己責任社会」。増大する不安の中で一人一人が疲弊し、欲求不満を募らせる。
「そうした時、シニシズムがさらに加速し『救世主待望論』へとつながってくる」。ごちゃごちゃ言わずに決断する政治家を、バシッと大ナタをふるってくれる指導者を−−そういえば、そんな論調が震災後、明らかに目立ってきている。「たとえば橋下徹・大阪市長。彼はそういう社会に適応した人で、出るべくして出た言論、出るべくして出た政治家という印象があります」
この「橋下的」政治手法に批判的な論者の一人でもある中島さん。みんなが感じている「いらいら」や「閉塞(へいそく)感」が「橋下的」なものへと向かうメカニズムをこう解説する。「彼はイデオロギーの政治家ではない。左とか右ではなく、既得権益バッシングなんです。ちょっと楽をして得していると見えてしまう人を徹底的に引きずりおろす。彼が与えるものは具体的利益ではなく、嗜虐(しぎゃく)的愉楽ですよね」
敵と味方という対立構造をつくり、相手をたたく。そうした手法への違和感は、今の原発をめぐる議論にも感じている。
今回の事故以前から原発には否定的で、反原発デモへの参加もするという中島さんだが、単純な「東電糾弾」論にはくみすることはできないと言う。「原発の問題も、敵がどこかにいて、『あいつらが悪いから自分たちが脅かされている』というような話ではないはず。原発を稼働させてきたのは自分たちの欲望だと思ってみないと、東電の人にも話が通じない」
確かに、電力を大量に消費する社会で、その利便を享受してきた自分たちがいる。だが、それはある種の「一億総ざんげ」論に行きついてしまうのでは?
そう問うと、中島さんはイラン情勢に話題を転じた。封鎖が取りざたされるホルムズ海峡。日本が輸入する原油の8割がここを通る。「本当に封鎖されると原油は入ってこなくなる。現実にこれまでの生活水準が保てなくなった時、反原発の世論は一気に反転して『原発動かせ』になると思う。僕が反発したいのは、そういう世論なんです」
電気がないと全てが動かないような社会に対して一定の批判を持ち、その中で生活している自分を直視すること。それは今の文明に対する根源的な問いでもある。「東電の人たちも、停電のない日本をつくろうと頑張ってきた。そのプライドを認めたうえで、だけど未来に向けてどういうことがあり得るのかを一緒に考えましょうと言わなければ。はなから敵だとみなして突っかかってくる人と真面目に話そうとは彼らも思わない。どう喝では駄目なのです」
図式的な対立構造を作って「敵」を攻撃する言説は、何も政治家だけのものではない。テレビにも雑誌にも、そして新聞にもあふれている。自身が編集委員を務める「週刊金曜日」にも「現場に行く前から結論が存在しているルポ」などと厳しい評価をする中島さんに、今のメディアが抱える問題点を尋ねると、「分かりやすさという名の単純化」を指摘した。「人間はすごく複雑だから、それをできる限り多くの人が使える言語の形で丁寧に書くこと、これが分かりやすさだと思う。ところが、メディア、特にテレビでは『AかBか』みたいな二者択一型言語になっている。あれは分かりやすさじゃなくて単純化です」
賛成か反対か。やるのかやらないのか。閉塞状況に駆り立てられるように性急に結論を求め、単純なストーリーに当てはめて、何かを描こうとしていないだろうか……。羽田発の最終便で北海道に帰る中島さんを見送りながら自らに問うた。【井田純】
■なかじま・たけし 1975年生まれ。専門は南アジア地域研究、近代政治思想史。「中村屋のボース」で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞。近著に「世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ」。
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私が持っていた話題のあの人のイメージは、「下品さの極致」、「エセ右翼」、「私憤を晴らす人」・・・。うーん「嗜虐的愉楽を追求する人」、これは思いつかんかったなあ。(嗜虐的愉楽とは残虐なことを楽しむことらしい。)
「彼はイデオロギーの政治家ではない。左とか右ではなく、既得権益バッシングなんです。ちょっと楽をして得していると見えてしまう人を徹底的に引きずりおろす。彼が与えるものは具体的利益ではなく、嗜虐(しぎゃく)的愉楽ですよね」
なんで、「ちょっと楽をして得してると見えてしまう」ような人を徹底的に攻撃して、なにもせず大きな得をしている人は攻撃せず仲良くしてるんかなあ。
けっきょくあの人は、政財界のただの「パシリ」か・・・。
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【RUN】
今日はちょっとだけアレンジ。
まずは3km、14分49秒。
1kmスロージョグをはさんで、1km全力。バス通りのアンパンマンの看板から北稜高校バス停前まで。ゆるやかな下り。
3分58秒、合格!
今はこれくらいで走れたらいいでしょう。
ゆるやかな上り1km、6分11秒。これにスロージョグ1kmをプラスして、今日は7km。
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2012年03月01日(木)
祝・半世紀 [家族]
今日は眞寿美さんの誕生日。
廉は部活が休み、真樹は卒業式で休みということで家族そろってお昼を食べに行くことに。
北山通りの「サンマルク」へ。
焼きたてパンは食べ放題だが、そこはよく考えて・・・。
真樹が注文したかわいいデザート。
4人でお昼を食べに来たのは久しぶり。
このお店にお昼4人そろってきたのは初めてかもしれない。
お店の方にお願いし、記念写真。
家に帰って、セルフタイマーでみんなが撮れるか実験中。
これだと4人は無理。
これをもう少し広げたら何とかいけるかな。
撮れましたー。
廉が昼寝の直後で毛がボーボー。
「廉の部分はカットしといて。」
でも、そうすると私もカットされてしまうんですよね。
みんなで食べたひな祭りケーキ。
パンをお腹いっぱい食べたあとだったので、ちょっと苦しかったかな。
「祝・半世紀!」
1962年3月1日、私は京都の山奥で鼻をたらしていました。別所小学校入学1ヶ月前。
その23年後に結婚することになるとは・・・。
「ますみちゃん、よう嫁に来てくれた。それから、よう27年もしんぼうしてくれた。それから、それから・・・」
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【RUN】
今日も5kmコース。
行き13分26秒、帰り13分39秒で27分05秒。
もうほとんど普通どおり。
そろそろ変化に富んだ練習もしたいなあ。
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2012年02月29日(水)
きく贈呈式 [わんこ・にゃんこ]
「藤井真樹、あなたはこの一年よくがんばって高校に通いました。よって、かわいいきくちゃんを贈呈します。 2012年2月29日 京都キャロット雑用係・パオパオ」
( 今日はこれだけ。みじかっ!)
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【RUN】
今日は最短3km、15分39秒。
だいぶスピードが戻ってきた。
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