パオパオだより

2011年09月06日(火)

「ヨロク(与六)」〜シリーズご近所犬15〜 [わんこ・にゃんこ]

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 8ヶ月ぶりの「シリーズご近所犬」。

 夕方6時過ぎ、いつものコーナン往復5kmコースのジョギングに。家から少し走ったところで、見慣れたコーギーちゃん発見。長代川の橋を渡って追いかけていった。

 「あのー、公園の向こうのおうちの方ですよね。」
 「はい。」
 「ワンちゃんの写真撮らせてください。前からねらってたんですけど、機会がなくて・・・。」 
 「そうだったんですか。ありがとうございます。」
 「ワンちゃんのお名前は?」
 「ヨロクです。」
 「ヨロクちゃん・・・、オスですね。歳は?」
 「まだ2歳半くらいです。」
 「いやー、ほんならまだ若者ですね。」
 「そうですね。」

 ヨロク君、めっちゃ愛想がよく、私に近づいて飛びついて顔をペロペロ。
 「あっ、すいませんねー。」
 「いえいえ、私はかまれてもかまいに行きたいくらいですから・・・。」
 「もう、ヨロクはすぐに引っ付いていくんです。犬の苦手な人にまで行ってしまうんで困ります。」
 「そうなんですか。私ブログ書いてまして、今日はヨロク君のこと書かせてもらいます。よかったら見てください。」
 「ありがとうございます。おのー、うちのご近所のかたですよね。」
 「ええ、公園はさんだ向かいの家のものです。」
 「藤井さん・・・ですよね。実は、私、以前に同じおうちに1年ほど住んでいたんです。」
 「えー、そうなんですか。」
 「そこからちがうところに引っ越して、また4年ほど前こちらに戻ってきたんです。」
 「いやー、不思議なつながりがあるもんですねえ。」

 うちのきくが、ヨロク君とは正反対のとんでもないかみちゃちゃくり犬だということも説明させてもらった。これ言っとかないと、えらいことに・・・。
 うちのすぐ近くに、こんなにかわいい青年犬がいるのに。きくのお友だちになってもらえたら・・・。

※ ヨロク君のおうちは、今年の1月14日に登場してもらったシリーズご近所犬14の「ロンちゃん」のおうちのお向かいです。

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【RUN】

 いつものコーナン往復5km。
 行きの下り14分05秒、帰りの上り14分08秒で28分13秒。
 右アキレス腱の痛みは、以前に比べるとずいぶんまし。ただし、右くすり指にテープを巻いているのでなんか力が入らない。食いしばるべき歯をなくしたあとは、握り締めるべき指が・・・。

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 走っている途中、シリーズご近所犬12の「ビクターちゃん」に遭遇。さわらせてもらおうと思ったらあとずさり。こわがりやけど、かわいいワンちゃんです。

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 5km走ったあと、きくといっしょに1km。私の手にヨロク君のにおいがついたようで、最初ずっとにおいでいた。
 きくって、そんなに鼻よかったっけ?

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2011年09月05日(月)

槌指(ツチユビ) [雑感]

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 今日の題は、「マジっすか、指骨折!」にしようと思っていた。
 でも、診断の結果は「槌指」。
 「つちゆび? 突き指とちゃうんですか。」
 「木槌の槌です。その槌で指をたたいたような状態ですね。指の背の腱が切れているんだと思います。だからまっすぐ伸ばせないんです。手術で腱をつなげば治るんですが、痛みもなく生活に支障がないのなら、添え木のようなものをしてしばらく様子を見ますか。」
 「はっ、はい。」

 昨日の「聖湖マラソン」。台風の中での開催だったため、テントにプルーシートをはり雨風をしのいでいた。そのじゅくじゅくになったブルーシートを、車の後部座席の下に押し込もうとしてガンガン押していた。やっと入ったと思って、手を引き抜いてビックリ!
 「くすり指、くの字にまがってもどりまへんがなー!」

 雨でずぶ濡れで、手がかじかんで感覚がなかった。本当ならすごく痛かったはずだ。自分の指が自分の意思で動かせないなんて・・・。

 今日は朝から、「あいおわ治療院」でマッサージと電気、「足達歯科医院」で虫歯2本抜歯、そして「田村外科」で槌指の治療・・・、これで半日終了。

 「田村外科」は、今年の3月22日、車のドアで右手中指を詰めて「挫滅」の診断。その半年後に、そのとなりのくすり指を「槌指」の診断とは・・・。ここでは、今まで知らんかった言葉を2つも教えていただきました。でも、「田村外科」のお医者さんは、私のことを「ドンなやっちゃなー」と思ってはるでしょうね。

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 「ほんまに、こんなんで治りますか?」

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2011年09月04日(日)

第28回聖湖マラソン [ランニング・出張販売]

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 ショック!
 5km、22分37秒。50歳以上の部、18位。

 最低でも神鍋の22分18秒を上回ること、できれば21分を切って、あわよくば入賞・・・、をめざしていたのに(ここは10位まで表彰)。思い通りにはいかんもんですね。

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 台風12号がドンピシャ。四国に上陸し、中国地方を襲う予報。
 しかし、まさか中国自動車道が通行止めになるとは予想していなかった。土曜午後2時に家を出発。例年なら、夜8時には到着。ところが中国自動車道・山崎ICから先が通行止め。その手前の加西SAで思案。けっきょく、通行止め区間が比較的短かった山陽自動車道に迂回することにした。
 通行止め区間は岡山クリーンロードや国道2号線を通り、宿泊先の「シュプール高木」さんに着いたのは10時半。数回のトイレ休けい以外は、運転運転運転・・・。ようがんばりました。
 中国道の通行止め解除は、日曜の朝8時。なんと、加西SAで待機していたトラックの運ちゃんらは16時間の待ちぼうけ。今回は私の判断が正解だった。
 戸河内ICを出たときに電話させてもらうと、高木さんの奥様はちょうど食べごろになるように用意をして待っていてくださった。大あわてで食べさせていただいたのだが、毎年毎年ほんとうにおいしいものばかり。ありがとうございました。

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 朝起きて窓を開けると、すごい風。これは、雨よりも強風に要注意。

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 すぐ近くの会場に行くと、テントはたたんだまま。6時半から役員さんたちが出てこられるとのこと。いつもと少しテントの置き方が変っていたようだったので、勝手に立てるわけにも行かず待っていた。

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 やっとみなさんが来てくださって、テント設置。
 山側からすごい風が吹いていたので、車を風よけにした。そしてテントの周りにシートをはり、テントと車の間にも大きなブルーシートをはった。これでやっと商品が出せる。例年より1時間遅れ。
 とりあえず商品を傷めないようにというのを重視しながら出していたので、準備にかなり時間がかかった。

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 準備がひと段落したので受付へ。

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 台風が接近というのに、名簿チェックを見てみると不参加はほとんどなかった。さすが、人気の大会だ。

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 「京都キャロット」の出店テントは、参加賞の炊き込みご飯と地元野菜のテントの横なので、ついでにのぞいて下さる方が多い。
 「雨じゃなかったら、もっと売れたのになあ・・・。」

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 まあこういうときは、せめて私の入賞でパーっと盛り上げてやねえ・・・。 

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 エイサーのお囃子が聞こえてきたので見に行った。広島で活動されている「琉風会」というグループだそうだ。

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 私の大好きなエイサーが見られて、ますますがんばるぞーという気持ちになった。

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 1kmほど、アップのジョグ。
 じゃじゃぶりの雨で、写真もぼやける(防水でよかった)。

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 大会会場は、スキー場なので雨がしのげる場所が少ない。みなさん、アップもあまりできていないように思う。

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 計時担当の長野のアクティブライフさん。
 ナンバーカードの裏にはり巡らせた針金状の発信機は回収不要。ランナーにまったく負担をかけない画期的な計時システムです。

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 大会総務係長の高木茂さん。
 朝早くからずっと走り回っておられた。いろいろとお世話になりました。ありがとうございました。

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 スタート前、全日本マスターズの3000m障害で知り合った吉田勉さんと再会。去年、5km50歳以上の部で優勝(17分10秒)。しかし、今年は足を傷めておられ、ゆっくり走られるそうだ。

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 10時30分からハーフ、40分に10km、そして50分いよいよ私の5kmがスタート。
 最初500mくらいは平坦。どしゃ降りだったが、まずまずのスタートが切れた。
 500mあたりからゆるやかな上り。それでも快調に走れていた。さあそろそろ1km、ラップをとろうとしたら、時計が動いていない。「いやま、どうしましょう」と思ったら、ゆっくり走ってられた吉田さんが追いついてこられた。1km地点で吉田さんにタイムを教えてもらう。
 「4分15秒です。」
 上りもこの調子で粘って、帰りの下りで飛ばせたら21分くらいも可能・・・(捕らぬたぬきの皮算用)。
 上りばかり2km、8分59秒(4分44秒)。こんなもんか。
 平坦の折り返しで3km地点、13分36秒(4分37秒)。折り返しで、部門の先行者の人数を数えると14人。ということは、私は15位。帰りで5人抜かないと入賞できない。これはきつい。
 下りに入ってグーンとタイムが伸びると思いきや・・・。
 4km地点、17分57秒(4分21秒)。
 ゴール、22分37秒(4分40秒)。
 「なんじゃー、こりゃー!」
 最後の500mで3人も抜かれる始末。いったいどうしたんやろう。

 風はきつかったがのどが渇かない雨降り。行きがゆるやかな上りで帰りがゆるやかな下り。記録をねらうには願ってもない条件だと思っていたのに・・・。
 ああー、ああー、昨日の休けいなしの8時間半の運転。これが影響したということにしとこ。

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 けっきょく、雨は一度もやまず。
 広島市内は降ってないというのに、同じ広島でもこのあたり(島根との県境)は特別雨が多いらしい。

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 記録証をもらいに行くと、数えていた通りの18位。入賞なんてとんでもなかった。

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 体がビチャビチャで寒くなってきた。上に着るものを何も持ってこなかったので、着替え用のバスタオルを羽織る。それを見ていたヨメさんが、「変な人がいると思ってドキドキしてしもたわ」。たしかに、写真にとって見せてもらったら、めっちゃあやしいオッサンです。
 大雨の中、気持ちが途切れないように自分を励ましながら後片づけ。これはつらかった。
 温泉に入って帰りたかったが、ヨメさんは「それより、早く家に帰りたい」とのこと。しゃーないね。

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 戸河内IC前の道の駅。
 きれいな七夕飾りがあったので記念撮影。

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 大佐SAのあんドーナツは、1個50円。サーターアンダギーにあんが入ってる感じで、すごくおいしかった。
 これは、おすすめ!

 帰りは渋滞もなく、いつも通りの時間で帰ってこれた。
 「もう、台風かんにんしてな。」

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2011年09月03日(土)

ニイヤ! [マラソン評論]

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◎スポーツナビ 8月30日(火)12時16分配信

 決勝進出の新谷「わがままな性格が世界で通用したのかな」=世界陸上・女子5000m予選

 陸上の世界選手権(韓国・テグ)第4日は30日、女子5000メートル予選が行われ、新谷仁美(佐倉アスリート倶楽部)が15分31秒09で決勝進出を果たした。絹川愛(ミズノ)はわずか及ばず、予選敗退となった。杉原加代(デンソー)も姿を消した。

 以下、新谷のコメント。

「特に決勝を狙ったっていうわけじゃなく初体験だったので、自分が守るものなんてないし、世界で通用するとも思っていないので、空の状態で走れたのが逆によかったのかなと思います。

(最初から飛ばしたのは)どう思われようが自分のペースでいこうと思っていたので……。あんまりよくない性格が効いたのかなと思います。自己中心的でわがままな性格が世界で通用したのかな(笑)。コーチの方からも、ケニア勢が上げ下げするペースでいくよりも、最初から自分のペースでやった方がプラス(タイム上位5人)でも引っかかるからという言葉をいただいていました。私は頭も空っぽなので、だからできたのかなと思います。今ではこの空っぽな頭にちょっと感謝しています。本当にその通りにいい結果が出ました。

(追いつかれてからは)これが当たり前の世界ということをすんなり受け入れて、粘ることに切り替えていきました。(ペースは)上がっているという感覚はなかったんですけど、ついていけるペースだったんで、最後に落ちても、プラスで拾われなくても、粘って粘ってという感じでした。(決勝は)わたしの性格上、ついていくことが苦手みたいなので、ちょっとでも前の位置で走れたらいいなと思います」
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 今回の世界陸上では、女子マラソンの中里麗美選手と男子マラソンの中本健太郎選手の二人をマークしていた。中里選手はうちのヨメさんの若いときに似ているから、中本選手は「京都キャロット」をよく利用してもらっている安川電機の選手だからというのがその理由。 
 ところが、女子マラソンは録画するのを忘れ、中里選手の活躍が見られなかった。明日の男子マラソンは、しっかりと録画しておかなくては・・・。

 あまり期待していなかった女子5000mで快挙。新谷仁美選手が決勝進出。
 実はこれも録画しておらず、レース内容は見ていない。しかし、新谷選手のコメントをあとで見てビックリ。「空の状態で走れた」、「どう思われようが自分のペースでいこうと思っていた」。すばらしい。

 映像を見て、またビックリ。「別人?」
 以前に見たロングヘアーを後ろで束ねたスタイルではなく、髪を短めにし、茶色に染め、かわいくセットされている。
 以前ののんびりした受け応えではなく、はきはきと積極的に発言されていた。
 「何かあったんかしらん」と思えるくらい。
 これは決勝も期待できる。

 昨日の女子5000m決勝は、しっかりとリアルタイムで見ることができた。
 「スタートから自分のペースで行ってくれよー・・・。」
 期待通り先頭へ。
 途中同時進行のやり投げに中継が変り、その間に後続集団に追いつかれてしまった(2000mくらい?)。でも、そのあとの走りもによかったように思う。新谷選手は、絶対次に期待できる。そう思えるレースだった。

 新谷といえば、岡山・興譲館高校のイメージが強すぎてなかなかそこから抜け出せなかったような気がする。今回のレースで、そこから二段も三段も駆け上がったのではないだろうか。

 「ニイヤ!」
 ちょっとアフリカっぽい名前の響き・・・、応援しようぜ!

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◎スポーツナビ 9月2日(金)22時19分配信

 新谷「後悔まったくない」=世界陸上女子5000m決勝

 陸上の世界選手権第7日が2日、韓国・テグで行われ、女子5000メートル決勝では新谷仁美(佐倉アスリート倶楽部)が出場したが13位だった。

 新谷はスタート直後からペースを上げ、一時は大きく集団を引き離した。しかし中盤以降ペースを落として、13位でのゴールとなった。

以下、新谷のコメント

「本当はもっと第一集団についていければ盛り上がる状況になったんですけど、今回の目標は達成したんじゃないかなと思います。

 前半から自分のペースで、スタートから1周してスローペースというのが分かったので、もうどうせメダルとか入賞とか取れる走りではないので、どう思われようが、ちょっとでも皆さんに(胸の)日の丸が見せられるようにと思っていました。そういう展開にしようと、後半のことは考えていませんでした。

 ペースは考えていません。予選のときのように空の状態で走っているので、オーバーペースだろうがオーバーペースじゃなかろうが、自己ベストを狙うつもりもないし、無我夢中で走るのが今回の目標だったので、それが達成できてよかったと思います。最初に(先頭に)出て粘れなかったという後悔はまったくありません。出なかったら逆に後悔していました。2000メートルまでちょっとでも粘れたんだから、その部分だけは満足しています。

(中盤以降は)皆さんが見ての通り、ダメでしたね。終わってみれば、もっと粘れたんじゃないかという部分もあったと思うし、記録もそんなに速いわけじゃないので、後半の失速は日本の皆さんには申し訳なかったなという反省点はあります。

(初の世界選手権は)きついですね。できれば(予選と決勝を走るのは)二度とやりたくないですね(笑)。5000メートル1本なら走ります。2本は間があいても嫌という気持ちが強いです。
 結果はどうあれ、目標とする前半自分のペースで引っ張っていくという形をとれたので、それに関してはすごく満足しています」

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2011年09月02日(金)

「一家にアホは二人いらん!」 [家族]

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強風の中、散歩に出かける廉ときく

 私のセンスのなさは、自他共に認めるところである。
 気の利いたことを言おうと虎視眈々とねらっているのだが、結果はいつも「シラー」。
 それに比べて、うちの家族は(私以外)みな気の利いたコメントを連発する。

 真樹「パオパオ、400mから3000m障害に転向したん?」
 私「なんでやねん!」

 前に滋賀マスターズの中島コーチに400mをほめてもらった時、「これから400m専門にしょっかなー」とじょうだんで言ったのをおぼえていたようだ。55歳のええかげんなオッサンに「専門」も「転向」もないやろうに。おもろいこと言いよる。

 廉「3000m障害と400mハードル、考えた人はどっちがアホやろなー。3000mに水濠まで越えさせようと思った人と、陸上で一番しんどいと言われてる400mにハードル置くことを考えた人。両方、どうかしてるなー。」
 私「いや、その400mハードルも出てみようかなーと思ってんにゃけど・・・。」

 廉はけっこう勘がいい。うちのオッサンのことやから、次にまたへんなことをたくらんでいるとちゃんとお見通し。
 「ばれたかー・・・。」

 さて、大御所・うちのヨメさん。
 数々の名言があるのだが、勝手に公開するとわが身に危険が及ぶ。
 でも、今日採り立ての名言なら公表してもいいかな。

 「一家にアホは二人いらん!」

 ヨメさんも、ハメをはずしたり、人目を気にせず新しいことにチャレンジしたりしたいそうだ。でも、いつも目の前でアホなオッサンがしたい放題しているので腰が引けてしまうらしい。気の毒に・・・。ヨメさんは、「アホ夫婦」と思われることだけは死ぬほどいやとのこと。

 夜その話をしていたら、真樹からのひと言。
 「アホな人って、家族から一人ということはないやんな。だいたいそこの家族は全員アホやんなあ。」
 これぞ、名言!

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家のカラオケで山口百恵の「愛染橋」を歌うますみさん

 そう言えば、「(台風の)強風でスカートめくれまくり・・・」とか言っていた人が・・・。

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2011年09月01日(木)

憲法判断 [時事]

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通販事務所の近くに咲いていたひまわり

◎京都新聞8月26日朝刊・「私論公論」より

 「韓流裁判所 憲法判断で社会を変革」  弁護士・襄 薫(ぺエ・フン)

 還流が花盛りである。冬のソナタに始まる映画やK−ポップなどの芸能、スポーツ、サムスン・現代自動車などの製造業、観光旅行、食品など、その対象は広範囲にわたっている。
 日本に生まれ育ち、根深い差別と偏見にさらされてきた私にとっては、複雑な心境は否めないものの、基本的に歓迎すべき変化である。しかしながら、韓流はこのような産業にとどまらない。政治文化にも及んでいる。
 1988年、韓国で憲法裁判所が設立された。憲法裁判所とは、通常の司法裁判所とは異なり、憲法裁判のみを処理するために設立された特別な裁判所である。
 日本では、通常の司法裁判所が通常の裁判に付随して憲法判断を行っている。通常の司法裁判所とは異なる憲法裁判所は、日本国憲法にはない制度である。47年に日本国憲法が施行されて以来、すでに60年が経過したが、最高裁の違憲判決はいまだに20件に満たない。
 一方、韓国の憲法裁判所は、設立された88年から2010年までの約20年の間に500件を越える違憲判断を行っている。日韓の人口比はおおむね3対1、最高裁と憲法裁判所存続期間もおおむね3対1であることからすれば、韓国の憲法裁判所が短期間にいかに多くの違憲判決を下したかが分かる。
 韓国で違憲判決が多い理由には何点かが考えられる。まず第一に、憲法裁判所ができた88年という時代は、軍事独裁体制とその負の遺産を清算すべきであるという歴史的課題を抱えていたことである。
 72年の朴大統領による非常厳戒令の宣布、国会の解散、維新憲法の制定、緊急措置の発令などの一連の人権弾圧施策、79年の朴大統領暗殺、軍事クーデター、80年の光州事件、87年の民主化宣言など韓国の民主主義の実現には、他国における民主化実現過程と同様に多くの国民の血が流れた
 第二に、数百年もの間、韓国社会の隅々にまで浸透していた儒教思想に基づく伝統的家族制度を否定し、個人の自由と尊厳を基礎とした近代的家族制度を創造する社会的要請があったことである。
 この二つの政治的・社会的課題を清算した後も憲法裁判所は、表現の自由や刑事事件、その他の分野においても、社会に巣くう不条理を座視できない国民の鋭い問いかけに対し、次々に画期的な判断を続けている。
 また、政治文化の他の領域でも、韓国は、日本にない二つの重要な制度を既に実現している。
 一つは、2001年の国家人権委員会の設立であり、もう一つは、06年の在韓外国人に対する地方参政権付与である。
 基本的人権の尊重、民主主義の実現、近代的家族法の制定という歴史的課題は日本社会にも存在していた。むしろ、韓国は殖民地時代の日本を通じて近代法(ドイツ法・フランス法などの大陸法)を継受している。
 なぜ、韓国は社会変革が早いのか。私には、次の2点が思い起こされる。一つは韓国社会に巣くう不正、不公正、不条理に対する韓国国民の激しい怒りであり、もう一つは、歴史ないし後世に対する韓国人の責任感とそれに基づく自浄努力である。忍耐は必ずしも金ならずである。

 ぺエ・フン 1953年山口県下関市生まれ。京都大経済学部卒、79年に会計士補登録、88年大阪弁護士会に登録。2007年に神戸大大学院経営学研究科を修了しMBA取得。在日コリアン弁護士協会理事。著書に「裁判の中の在日コリアン」、「韓国憲法裁判所」などがある。

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◎京都新聞9月1日朝刊

 「君が代不起立者の情報収集は適法」 横浜地裁

 神奈川県教育委員会が、入学式や卒業式の君が代斉唱時に起立しなかった教職員名を収集したのは違法として、県立高校の教職員ら27人が県に情報消去などを求めた訴訟の判決で、横浜地裁は31日、「収集は服務規律の保持を担う県教委の裁量内の判断で、違法ではない」として請求をいずれも棄却した。原告側は控訴する方針。

 佐村浩之裁判長は判決理由で「不起立は教職員の国歌への歴史観や世界観に結び付けることができる情報」として、県個人情報保護条例が取り扱いを原則禁じている「思想、信条に関する情報に当たる」と認定した。
 一方で、起立の指示に反した違反事実に関する情報でもあるとし、県教委がそうした情報を収集、記録するのは人事管理上、必要だとした。

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神鍋高原マラソンでもらった花

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 日本国憲法第19条  「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」

 日本国憲法第98条第1項  「この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」

 「憲法は全ての法において優先する。」裁判官は、本当にそれを肝に銘じて判決を下しているのだろうか。
 「君が代不起立」が「思想、信条に関する情報」と認定しておきながら、その罰則のために使われる情報収集、記録が憲法違反ではないと判断するなんて・・・。

 日本も韓国に習って、「憲法裁判所」を作ってほしい。そして、憲法違反の疑いのある事柄に対しては厳格に判断してほしい。違憲判決が過去60年で20件なんてありえない。

 「憲法はすべての法に優先する」のだから。

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