パオパオだより

2008年12月22日(月)

雨の日のきく [わんこ・にゃんこ]

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 散歩が大好きなきくだが、じゃじゃぶりの雨の時は行きたがらない。
 今日はそんなにきつい雨ではなかったが、左足手のひらの調子が悪く、そんなにうれしそうでもなかった。

 歩き始めは左手をつかず、3本足で歩く。そんなに悪いんかいなと心配して見ていると、いつの間にか普段とほとんど変わらない軽やかな速歩になっている。

 散歩から帰った時、その話をヨメさんと真樹にした。
 「きくなあ、初めめちゃくちゃぴょこたん歩きなんやけど、知らん間にちゃんと歩いとんね。
 人間もいっしょやんなあ。
 パオパオなあ、朝起きたらな、階段のおり方が分からへんねん。
 そんで、きくの散歩行く時も、まともに歩けへんねん。ちょっと歩いただけで、とにかくあっこっちがいとうて。
 でもな、そのうち、それが歩けるようになって、走ったりもできたりして・・・。」

 ヨメさんも真樹も、「このオッサンの話は理解できん」という顔をしてだまっていた。(なんでそんな状態で、フルやウルトラ走るかなー、ってか?)

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 「おーい○○、ぴょこたん歩きでもええやん。ちょっと、前に歩いてみいひん?」

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2008年12月21日(日)

京都走ろう会例会(12月第3日曜) [ランニング]

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 いつものようにビブレの駐車場に車を置き、出雲路橋まで走っていった。
 そこで、仲のよさそうなお父さんと娘さんを見つけた。
 初対面の方だったので少し失礼かとも思ったが、思い切って声をかけてみた。

 「すいません、親子さんですよね。写真撮らせてもらっていいですか。うちのブログに載せたいんで。」
 「いいですよ。」
 「撮りますよー。はい、いち、にの、さん、(パチり!)」

 山本さんというお名前の方でした。
 お父さんの走るのについてくるとは、なんていい子なんでしよう。うらやましいかぎりです。

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 ビブレの駐車場を出たのが、10時10分前。あと10分しかない。
 あせって鴨川を南下していると、「藤井さーん」の声。
 「えっ? だれっ?」と思って、よーく見ると伊藤千尋さん。なんか、縁がありますねえ。ついこないだ、福知山マラソンで並走したばっかりやのに。
 お隣がまた、三木省三さん。古くからのうちのお客さまです。伊藤さんが一生懸命私のことを説明しておられましたが、「三木さん、キャロットです」の私のひと言で、「ああ、藤井さんかいな」。
 それにしても、伊藤さんはえらいなあ。もう、こんな伴走までしてはんにゃ。先越されてもた。

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 しばらく体調をくずされていた津田会長が、久しぶりの登場。元気そうで、よかった。
 そのあと、八田さんからのいろいろな告知。

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 塚本さんからは、新年会のお知らせ。
 「人数が少ない場合は、私が電話工作をさせてもらいます。」

 佐藤光一さん。
 「藤井さーん、元気やなあ。」
 「そんなんゆうたら、佐藤さんのほうがずっと元気ですやん。一年間の参加回数が24回って、びっくりですわ。これは、ちょっとまねできませんわ。」
 「そうかなあ。まあ、それが会員として35年目の年にできたっていうのが値打ちがあるかなあ。」

 岩本豊一さん。
 「藤井さん。11月16日の『35周年記念式』のブログ、見せてもらいました。写真がいっぱいで、見てたらあの時のことがよみがえってくる感じがしました。」
 「岩本さんの緊張して(会長さんの手紙を)読んではる顔もよかったでしょう。」
 「ものすごく緊張してたでしょ。」

 先に帰ってしまわれたので、岩本さんの写真は撮れなかった。
 よく考えてみると、京都走ろう会はほとんどが私より年上の方ばかりなのに、けっこうブログを見ていただいている。ありがたいことだ。

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 今日は、参加者が少なめ。
 10kmは、7人。

 いつもスタート前の写真を撮っていたのだが、今日はやめておいた。不意をつかれて、スタートのピストルがなるからだ。
 今日は、スタート係・井上さんの様子をしっかり観察していたのでスムーズなスタートがきれた。

 今日の目標は・・・。
 ちょっとおちゃらけは封印。今日は真剣に走ろう。
 私が子どもにいいとこ見せられるのは、走っているとこくらいやもんね。がんばって走ったら、娘も何かしゃべってくれるかな。(あまい?)

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 丸太町橋(約2.5km)で、10分54秒。久しぶりに、速い感じ。
 でも、折り返すとすぐ後ろに大西さんと柴田さん。こりゃー、がんばらにゃー。

 出雲路橋(約5km)で、22分28秒。よろしいよろしい。

 途中、かわいいねこちゃんの散歩。あー、写真撮りたーい。封印。
 秋田犬ぽいわんちゃん、雑種にも見えるけど・・・。うーん、写真は封印。

 久しぶりに飛ばした感覚。そのせいか、北山大橋を過ぎたあたりで、頭が「ぼー」。(私の集中力は30分も持ちません。)
 その時、「パオ、パッオ!」と、天からの声。
 ああ、これは真樹が私に怒っている時の声。「シャキーン」、目が覚めた。

 御薗橋の折り返し(約7.5km)は、34分46秒。さすがにだいぶ落ちた。でも、下流に向かうと大西さんたちとはだいぶ差がついていた。

 そして、このままゴール。
 私のタイムは、46分35秒。「瀬戸内海タートル・10km」から5秒遅れ。ああ、もうちょっとがんばれたかな。

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 私のあとに、柴田さん、大西さん、上野さん、柳本さんと次々とゴール。

 柳本さんとは初対面だと思っていたが、むこうさんは私のことを知っておられた。
 「今はいているシューズもキャロットさんで買わせてもらったんですよ。もう2年以上も前ですけど。こないだ新しいシューズを買おうと思って北山へ行ったら、お店がなくなっていて・・・。」
 すいません。店舗移転の告知がしっかりできていなかったようで、申しわけありません。

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 最後の最後に、岩井さんが吉田康彦さんを引き連れて、すごいラストスパートのゴール。ゴール後は、すごくさっぱりした笑顔でした。
 あさっては、「京都鴨川ゆっくりラン」に出られるとのこと。この大会には、ずっと出続けておられるそうです。
 「参加費が安くて、イヤになったら途中でもやめられるし」というのがその理由。本当に、気楽に出られる大会はいいですよね。

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 ゴールした人たちが集まっているので何かと思ったら、高校女子駅伝の中継。平田邦子さんの携帯のワンセグで見ているらしい。平田さんが、いろいろと解説してくださっている。

 「光華、どうですか。1区の鈴木玖美さんていう選手、ついこないだうちでシューズ買ってくれはったんですわ。応援せんなん。」
 「へー、そうなん。」
 ところが、途中で、「あー、バッテリー切れやって・・・。」(ファンファンファンファーン ・・・)
愛嬌、愛嬌。「京都走ろう会」らしくて(?)、よろしい。

 (鈴木選手は、1区6km、20分23秒の26位でした。しっかり走れたようです。よかった。)

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 みなさんにごあいさつし、ビブレの駐車場に向かった。
 そこで、なんと・・・。
 走っている時に2回も会い、気になってしょうがなかったワンちゃんに遭遇。こら、なんとしても写真撮らしてもらわんなん。
 「すいませーん。ワンちゃんの写真撮らせてください。秋田犬ですよね。」
 「いやいや、雑種です。(ウワン、ウワン) こわがりなもんで・・・。」
 「そうなんですかー。ワンちゃんのお名前は?」
 「リュウです。」
 「歳は?」 
 「6歳です。」
 「ありがとうございました。」

 よかった。写真が撮れて。それに雑種やったし。
 帰ったら、この写真、真樹に見せたろ。真樹も、雑種大好きやし。 

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2008年12月20日(土)

エリザベス・きく [わんこ・にゃんこ]

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 前から痛めていたきくの左手が、ひどいことに。
 てのひら(?)から血が出ている。動物病院へGO!

 今日は、いつもとちがう動物病院へ。
 「はたえだ動物病院」。

 実は、ここは、来年1月、真樹が「チャレンジ職業体験」でお世話になるところだ。
 今度、きくの具合が悪くなったら行ってみようと思っていたので、ちょうどよかった。のかな。

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 真樹もさそったが、来れなかった。(ついてきてほしかったなあ。)

 病院に着くと、すぐみてもらえた。女性の先生はやさしくて、きくの凶暴性も出ることがなかったらしい。(診察室には、ヨメさんだけが入りました。)
 エリザベスをつけてもらい、ぬり薬と飲み薬をもらって帰ってきた。料金も、すごく安いような気がした。
 何より、うちから近いのがいい。またなにかあれば、お世話になろう。

 「チャレンジ」では、自分の希望通りのところに行ける子は少ないらしい。真樹は、数少ない希望通りのところをゲットできた子だ。
 せっかくのチャンス、どうか来月真樹が元気になり、「チャレンジ」に行けますように・・・。
 

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2008年12月19日(金)

1年前・・・ [家族]

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 ちょうど1年前、年賀状用に撮った写真です。(不採用でしたが)
 真樹は、いい笑顔。

 ねずみに変身させられたきくは、ちょっと困ってるね。

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2008年12月18日(木)

2年前・・・ [家族]

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 昨日、部屋を整理していると、行方不明になっていたSDカードが見つかった。
 その中には、ちょうど2年前の「びわ湖クロスカントリー」の写真があった。真樹がまだ小6の時で、1000mを3分58秒で走った時のものだ。

 ちっちゃくてかわいい。でも、顔は必死。
 29人の出場で15位だった。ゴールしたあと、ほめてほめてしたことをよーくおぼえている。
 あのころは、出られる大会は何でも出てたよなあ。いやがりもせずに。

 「ぜったい、いや!」って言ってるけど、また走ってくれへんかなー。

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☆昨日のブログを読んで、すぐにメールを送っていただいたH.Yさん。ありがとうございました。読んでいただいてたんですね。
 「涙が出ました」というお言葉、いつか真樹に言ってあげます。遠くで心配してくださっている人もいることを、しっかり伝えようと思います。

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2008年12月17日(水)

娘は黙ってユニフォームをたたんだ [家族]

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昨年夏の娘の作品

 昨日の朝、ついに娘が決心した。

 中学入学以来、1年半以上続けてきたバスケットボール部を退部する。
 生活の90%くらいのウェートがあった部活。悩みはかなり前からあったようだが、ここ何日かはそれがピークに達していた。

 そして昨日の朝、黙ったまま、「15」の番号のついたユニフォームを、ゆっくりゆっくりきちんとたたんだ。まるで、なにかをかみしめているかのように。折り目がつくくらいていねいに。

 私も妻も、ただそれを黙って見ているだけだった。
 むきになっていると思うくらい絶対に休まず行き続けた部活。その最後がこれではあまりにかわいそうすぎて、かけてあげられる言葉が見つからなかった。
 (このユニフォームを着てコートを走りまわっている姿を、一度も見てやれへんかったね。ゴメン。)

 去年4月、学年一人だけの小さな山の学校から学年250人の大規模校に入学。
 ものおじするのかと思っていたが、自分でバスケ部に入ることを決め、すぐ友だちもできた。
 女子バスケ部は、その学年だけで20人を越えていた。練習場所が確保できないせいか、毎日毎日ただ走るだけの練習。それでもまったく腐らず、毎日が楽しそうだった。
 「ふーん、うちの子にはこんな力があったんや」と感心した。

 それにはわけがあった。
 「先生言わはったんやけどな、女子バスケ部はうまい人を試合に出すんじゃなくて、休まずまじめに練習する人を出してくれはんにゃって。」
 これは、入部してから何度も何度もくり返し私たちに言っていた。
 そうか、その言葉を信じてたから、ボールもさわらせてもらえないただ走るだけの練習も続けられたんやね。

 中1の時は、これでよかった。
 しかし、中2になり対外試合が増えると状況は一変。レギュラーとそのほかがはっきりと分かれてしまった。それは休まず練習したとかどうかは関係なく・・・。
 うちの子にとっては、信じていたことがなだれをうって崩れてしまったのである。
 そしてだんだん、レギュラーでない子たちの中からもはじき飛ばされる子が・・・。1人ヘリ、2人へり・・・。
 そんな中でもうちの子は、「負けるもんかー」と必死でしがみついていたにちがいない。

 自分の娘の言葉だけを信じ、ものを言うのはおかしいかもしれない。でも、最初に先生が言ってくださった言葉がどれほどうちの子の力になっていたことか。また、現実はそうでないと分かった時のうちの子の落胆ぶりは・・・。
 どこかに行きちがいがあったとは思うが、実際にうちの子は悩みに悩み、どうしようもないところまで来てしまった。

 私も、父親として何もしてやれることがない。
 昨日、学校を休んでいる娘に、「応援メッセージ書いてきた」と手紙を渡すのが精いっぱいだった。

 「 まきへ

 真樹、1年半以上も、休まず ようがんばったね。本当にえらい。いやなことにもくじけず ここまでこれたね。それはきっと たのしいこともいっぱいあったから。真樹は たのしいことを見つけるのがうまい。いい思い出は、これからも大切に。
 ここらで、ちょっと ひと休み。
 ゆっくり考えてから、また新しい気持ちで動きだそう。パオパオもかあちゃんも、必ず真樹を応援するよ。
 真樹、しっかり!

 P.S きくもれんも、まきをおうえんしてるよ。

                           パオパオより 」

 これからどうなるのか分からない。でも、下を向かず、しっかり前を見ような!

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