2008年12月08日(月)
第10回 Run&Walk in かもがわ・続き [ランニング]
「孫がな、三人出てくれんねん。」
大会会長・灰山由美さんがうれしそうに話してくださった。
「ほら、向こうで緑の服着たちっちゃいのん、おるでしよ。あの横に立ってるのが、主人です。今主人が着てるウィンドブレーカーも、キャロットさんで買ったんよ。」
これは写真撮りに行かなー。
ご主人にことわりを入れてから、パチリ。
閉会式後、灰山由美さんにも見てもらった。
「こんな写真撮らしてもらったんですけど、ブログに載せてもいいですか。」
「いやあ、こんなん撮ってくれはったん。ありがとう。」
「歳、教えてください。」
「えっ、私? 私は体重は教えられへんけど、歳は言えるで。」
「いやいやそうじやなくて、お孫さんの歳・・・。」
「いや、書いてもらうんやったら正確でないとあかんし、お母さんに電話してみるわ。」
「今な、孫の取材してもらってんね。」
そんなたいそうなもんやないけど、まあいいか。
名前も載せていいということだったので、ここに灰山由美さんの自慢のかわいいお孫さんを発表。
一番上は、海大(かいた)君、小1・7歳。
二番目は、海里(かいり)君、4歳。
三番目は、海夏(かいな)君、2歳。
3kmは、8kmの5分後スタートだったので、走っているところは残念ながら撮れませんでした。でも、私がゴールしたあとに会ったらケロッとしていたので、きっと楽しく走れたんだと思います。
ちっちゃい子が元気よく走ってくれると、大会が盛り上がります。そしてなにより、この三人の走る姿を灰山由美さんに思いっきり見てもらえたこと。ほんとによかった。
灰山由美さんのいいところを、少しでも受け継いで行ってくれたらうれしいですね。
よう出てくれたね。おっちゃん(私)も、うれしい。
10時ちょうど、8kmの部がスタート。
前列を見てビックリ。
先頭左から、法貴和美さん、大西紘夫さん、・・・ふむふむふむ、私の好きな人がちゃんといい位置取り。これはいいスタート写真が撮れるわい。
そしてなななんと、その横にはサンタクロース。よーく見ると、この立派なサラブレッドのような足はまぎれもなく柿原貴次さん。このかっこうで、ぶっちぎるつもり?
3kmの部の折り返し点には、ヒゲの原田さんと吉田康彦さん。(また、私の好きな人が・・・)
お二人ともてっきり走られるものだと思っていたのに、しっかりお手伝い。頭が下がります。
途中で、雑種犬発見!
これは、写真に撮らんわけにはいかん。
「オグリ、オス、2歳」
「さわらせてもらってもいいですか」と聞くと、
「ちょっと難しい犬なんで・・・」と言われた。残念!
北大路橋をくぐると、すごい人。
小学校の駅伝記録会が開催中だった。
出雲路橋手前では、塚本政琉さんの姿が。(またまた、私の好きな人)
今日は京都走ろう会例会ではなく、こちらの走路員をしていただいているようです。
葵橋手前の折り返しで、19分30秒。写真撮りながら走っている割には早い。
「おーい、ふじいさん!」と呼ぶ声は、川橋豊さん。
ご自分が代表をされている醒泉ランナーズ所属の小学生の応援に来られているのだろう。
北大路橋まで戻ってくると、上の道から下りてくる人あり。
「あれっ、法貴さん、どこ走ってんにゃな。」
「道まちごーてしもたわ。」
「どこまちがえるとこあります? そんなとこ走られたら、写真とれへんしー。」と言いつつ逆走して、パチリ。世話焼けまんなー。でも、本当に憎めない味のある人です。
北大路橋を越えると、京都走ろう会例会参加のランナーに追いついた。追い抜いてふりかえると、河田武さん。
「河田さん、快調ですやん。」
「いやあ、ふじいさん。」
「また、ブログに、『元気な73歳』って載しときまっさー。」
北山大橋まで来ると、ちょうど橋を渡っていくランナーが。京都走ろう会の松山健治さんでした。写真は撮れなかったけど、「おーい」と呼んだら気づいて手を振ってくりはりました。うれし!
3kmの部の最終ランナーらしき姿が。
バリバリ走れそうなお父さんと、すっごく小さな子。
「うわー、すごいですやん。おいくつですか?」
「2歳です。3年連続出場なんですよ。」
はー? 0歳から出場やって? わけわからんなあ。でもよーく見てみると、無理には走らせておられない。その子も、今の状況を全然いやがっていない。「じっくり待つことのできる」お父さんなんやね。
御薗橋を越えた所に、西村さん。
「写真、撮りまっせー。」
「なんやなー、藤井さん。今、そんなんかいなー。」
これは、たぶん、「前はけっこう速かったのに、なにチンタラ走っとんにゃなー」ていう意味かな。
でもね、なんか早くゴールしたらもったいないような気になって・・・。
ああ、もったいない。もう、ゴールか。
なんか、もっと走っていたいような気分。こんな気持ちになったのは、初めてかも。
タイムは、40分38秒。・・・、ダメ! 早すぎる。もっと、逆走とかしたらよかった。・・・、イヤ、それは違反か。
楽しみすぎた私は、50等賞くらいには入れたでしょうか。
(注)まだ、続きます。
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2008年12月07日(日)
第10回 Run&Walk in かもがわ [ランニング]
閉会式もすべて終わった時、一人の女性が大会会長・灰山由美さんに近づいた。
「今まで、ありがとうございました。」と言われたのだと思う。その言葉とともに、灰山さんの首に大きなメダルが。
「えー、こんなんくれはんのー・・・」
そのあと、灰山さんは絶句。そして、あふれる涙。
大会のフィナーレは、こんな感動的なものでした。
この大会には、今まであまり参加させてもらっていない。廉が小学生の時、いっしょに4kmを走って以来。5年ぶりになるのかな。
今年、第10回がファイナルということで、ぜひとも参加させてもらおうと思った。個人の力だけで大会を開催されている灰山さんに、敬意を表したいと思ったからだ。
近くに駐車場がないので、自転車で行くことに。
気温は低いが、空は晴天。風もないので、走るには絶好かも。
会場である西賀茂橋に向かう前に、北大路橋に向かった。8時半に京都学生駅伝がスタートする。
スタート時間にわずか間にあわず、対岸を一団となって走り去る大学生を見送った。速い!
2年後、あの中に廉がいてくれたらいいのになあ・・・。
今度は、西賀茂橋へとんぼ返り。
まだ、人がまばらだった。
9時過ぎに、この前を京都学生駅伝のランナーが通過するということで、西賀茂橋の上まで見に行った。
この駅伝ではこの前を2回通過するはずだが、一周目は早い時間、二周目は河川敷ではなく上の車道を走るらしく、ぶつかることはないらしい。
全チーム通過するのを見て、再び会場へ。
ここでびっくり。すごい人。
スタッフ、応援の人を含めると200人くらいはおられる感じ。こんなたいそうな大会やったかいなー。
本部テント前に近づくと、灰山由美さんが私を見つけ声をかけてこられた。
「藤井さん、走りに来てくれはったん? こないだはごめんねえ、たくさん賞品持って来てくれはって。お礼も言いに行かんと・・・。」
「あれはみんなヨメさんのおかげです。私は何もしてませんねん。それにしても、すごい人ですね。この大会って、こんな大勢でしたっけ。」
「いや、私もびっくりしてんねん。おままごとの続きみたいなつもりで始めたことやのに。ピークは150人くらいになったんかな。でもここ何年かは減っていく傾向やったんやで。今回は宣伝も何もしてへんのに、ファイナルっていうことでたくさん来てくれはったんかなあ。」
「そら、灰山さんの人徳ですって。」
「なにをゆうてんにゃな。そうそう、福知山マラソンのブログでこの大会のこと紹介してくれはって、ありがとうね。」
「あっ、写真まあまあよかったでしょ。」
「まあ、もとがこれやからしゃーないわなあ。でも、上手に書いてくれはって、あのおかげで参加者が増えたんかもしれんし。」
「増えたとしても、3人くらいちゃいますか。」
「いや、その3人がありがたいんや。」
「でも、ここまでしようと思ったらいろいろたいへんでしょ。」
「そうなんや、この場所使うのんもな、土木事務所に届け出しに行ってお金払ったら、後はおまかせなんや。早いもん勝ちってゆう感じやから、今日も暗いうちから寒い中場所取りや。これはきびしかったわ。」
「そうなんですかー。そんなんせんならんにゃ。知りませんでしたわ。」
「それとな、昨日になってゼッケンが足らんことに気がついて、急きょ弟に電機屋さんに走ってもらったんや。数字ペタッとはるやつあるでしょ。あれしてもらおうと思って。」
「あらま、そんな間際にたいへんなことでしたね。」
「でも、なんとかここまでこぎつけられてよかった。」
9時半を過ぎ、開会式が始まる。
大会会長・灰山由美さんのごあいさつは、ほとんど聞いていませんでした。(ごめんなさい)
ただ、「楽しんだあなたが一等賞!」というのを強調されていたことだけはしっかり耳に入れました。
競技委員長さんの競技説明も、簡潔でわかりやすく、手作り大会のよさが十分に出ていました。
選手宣誓のあと、八田努さんの準備運動。
これで準備万端。あとは、スタートを待つばかり。
おっと、忘れてました。この大会の準備をほとんど一手に引き受けて、毎日がんばってくれはった灰山さんの弟さん。この人の存在なしにこの大会は語れません。
本当にお世話になりました。ここまでお姉さんのために尽力される人は、そうはいないと思います。
「灰山さん、弟さんへの感謝の気持ちも忘れたらあきませんでー。」
(注)まだ、続きます。
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2008年12月06日(土)
「さくら」〜シリーズご近所犬7〜 [わんこ・にゃんこ]
今私たちが暮らす二軒茶屋の東映団地は、幹線道路から少し中に入った静かで暮らしやすいところにある。
どのおうちにも割りと広い庭がある。そのせいか、犬を飼っておられるおうちも多い。
我が家(借家ですが)のまわりにも、たくさんワンちゃんがいる。
東に「ろんちゃん」、西に「しんちゃん」、そして北に「さくら」。
今日は、この「さくら」ちゃんの登場です。
さくらちゃんは、今年の6月30日、きくが追いかけてかんでしまったワンちゃんです。(この日のブログ「きく脱走」を見てください。)
そのかんでしまったときはさくらちゃんとは気づかなったが、あとでよく考えてみると「あの腰の茶色の点・・・」。これで思い出した。
さくらちゃん、ごめんね。うちのきくは、じゃじゃ馬娘やから、かんにんしたってね。
このさくらちゃんには、もう一つおもしろいエピソードが。
ある日、我が家の夕食時。窓の外を見ると、庭に白い犬が。ウロウロ、ウロウロ。
「あれ、ひょっとして、さくらちゃんちゃうん?」
ヨメさんがつかまえてさくらちゃんちに連れて行くと、やっぱりさくらちゃんだった。さくらちゃんみたいなおとなしいワンちゃんでも脱走するんや。
「この前は、うちのきくがかんですいませんでした。」と、ヨメさんがやっとおわびを言うことができた。
さくらちゃん。いたらぬうちのきくですが、おんなじ町内なので、これからもよろしくお願いします。
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2008年12月05日(金)
私の好きなブログ [ブログ]
私のパソコンの「お気に入り」に入っている順番。
パオパオだより
鳩間島通信 (羽根田治さん)
クーの毎日 (よんなぁよんなぁさん)
赤羽有紀子選手のママさんランナー奮闘記
犬のくらし ドゥージョグ (吉岡哲志さん)
ちひろっぴぃ (田中千洋さん)
これもトレーニング (M見さん)
ラスティックなひとりごと (いりえゆかさん)
ふくたままのRunRunLife (みきさん)
晴徨雨読 (じょんのび村村長さん)
レサポンの大好き友だち (残念ながら10月末に閉鎖、現在「世界でいちばん小さな牧場&農園」へ)
以上のブログは、毎日チェックしている。
ほとんどは、許可をもらってリンク集にも入れさせてもらっている。
この中でも、最近完全にはまってしまったのが「ラスティックなひとりごと」。
1日3回くらい、更新されていないか見てしまう。更新されていない時は、過去にさかのぼって記事を読む。「ラスティックなひとりごと」というブログ名になってからの分は、ほとんど読みつくした。(2007年8月〜)
いりえゆかさんは、長野の栂池高原でペンションを経営しておられる。ダンナさん、小学生の娘さんを含め、家族3人ともウインタースポーツの腕はセミプロ(?)。
2年ほど前から走り始められ、ブログにもランニング関係の記事が増えてきた。
10月の諏訪湖マラソンの時、京都キャロットの出店テントで声をかけていただき、「ラスティックなひとりごと」の存在を知った。そして、それから・・・。
人の感じ方というのは人それぞれなので、私がいいと思ったものが他の人にも当てはまるとは限らない。
でも、いりえゆかさんの「小さなところにもよろこびは見つけられる」という姿勢は、すごく共感できる。中でも、愛するダンナさん、娘さん、ワンちゃんの記事は秀逸です。
大阪出身なので、「おもしろいことも入れんと」という姿勢もうれしい。大阪の実家に帰られたときの話も笑ってしまった。
ときどき、シュンとしてしまわれるところも味がある。
うまく言えないが、とにかく読んでいて次々と興味がわくと言ったらいいんかな。「インタラスティング」のほうの「おもしろい」やね。
コメント欄がないのが残念だが、こうやって私のブログで勝手にほめたろー。
みなさんも、よかったらいっぺんのぞいてみてください。
私は、名前の前に冠をつけるのが好きです。
彼女の場合は、「諏訪湖に舞い降りた天女・いりえゆかさん」です。
ちょっと、ほめすぎ?
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2008年12月04日(木)
「苦しまずに死ぬことですかね」 [雑感]
先日、「2008流行語大賞」の発表があった。
私一押しの、「ビッグピーチ」「ポイしないでください」(ともにリア・ディゾンの言葉)は候補にも入っていなかった。
福田さんの「あなたとは違うんです」が、予想どおりトップ10入り。それ以外で何とかかすっていた(候補に入っていた)のは、柔道石井慧選手の「屁のつっぱり・・・」だけだった。予想、惨敗。
60の候補の中に、「ポ〜ニョ、ポニョポニョ、さかなの子〜♪」というのがあった。藤岡藤巻と大橋のぞみが歌った、映画「崖の上のポニョ」の主題歌。いくら映画がヒットしたとはいえ、まあこれは当たり前すぎて、トップ10は無理。
それよりも、先週、日テレの「歌謡祭」に出ていた藤巻氏の言葉にビックリ。
藤岡さんが体調悪く、大橋のぞみちゃんと藤巻さんの二人で出場されていた。(藤岡藤巻さんはよく似ていますが、いつも左に立ちギターを弾いているのが藤岡さん、右に立っているのが藤巻さんです。)
歌の前に、司会の堺正章さんが、「将来の夢はなんですかー。」
大橋のぞみちゃん。「先生になることです。」
藤巻氏。「苦しまずに死ぬことですかねー。」
大ベテラン・堺正章さんは、このとんでもない発言をスラーと流していた。さすがです。生放送はこわい。
私もこの一瞬の発言を聞き逃さず聞いた。これがもうちょっと早かったら、候補になってへんかったかなあ。・・・なってへんな。
暗いイメージの言葉はできるだけ選ばないという方針やったはず。それに第一、あの言葉を真剣に聞いていた人がどれだけいたか。
でも、私的には、非常に味わい深い言葉でした。
ついでにもうひとつ。
今年一番衝撃を受けた曲。
森山直太朗の「生きてることが辛いなら」。
♪生きてることがつらいなら いっそ小さく死ねばいい
恋人と親は悲しむが 三日とたてば元通り
気が付きゃみんな年取って 同じとこに行くのだから♪
昨日初めて、最後まできちんと聞いた。(フジテレビ、「FNS歌謡祭」)
この曲の最後は・・・。
♪生きてることが辛いなら 嫌になるまで生きるがいい
歴史は小さなブランコで 宇宙は小さな水のみ場
生きてることが辛いなら くたばる喜びとっておけ♪
味わい深すぎる。作詞は森山直太朗ではなかった(御徒町凧さん作詞)が、素晴らしい歌いっぷりだった。紅白でも熱唱してほしい。
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2008年12月03日(水)
きく様、ご乱心 [わんこ・にゃんこ]
「きくが、廉ちゃんのお尻かまはった。」
こないだの日曜、小豆島からのフェリーが岡山・日生港に着く少し前、真樹からの緊急電話があった。
朝のエサを食べ残していて、それをもう一度やろうとしたとき突然大荒れ犬に変身してしまったらしい。
最初、廉の足にかみつこうとしたがかわされ、するっと後ろにまわりお尻をガブッ。あとで廉に聞くと、本当にきくにかみ殺されるかと思ったらしい。
ここから、廉の反撃。
きくに殺されてたまるかと本気で戦って、押さえつけたとのこと。そしたら、しばらくして落ち着きを取り戻し、いつものかわいいかわいいきくちゃんに。どうなってんにゃろねえ。
かわいい時と大荒れの時の差がはげし過ぎる。理由もようわからん。
二重人格ならぬ二重犬格か?
私が小さい時飼っていた犬も、突然田んぼの中をぐるぐる走り回りだしたことがあった。きれいな円をえがいて。
うちの親はそれを見て、「まんきがさした」と言っていたが、今だこの意味は不明。でもそんなときでも、飼い主をかむことは絶対なかったな。
「まんきがさす」にもほどがある。
「殿、ご乱心」ならぬ、「きく様、ご乱心」か?
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