2010年10月20日(水)
きく、よわ! [わんこ・にゃんこ]
また、きくが返り討ちにあってしまった。
今日の午前、私がお皿洗い、ヨメさんが洗濯物干しをしている時、表できくの「ギャウン」という声。私もヨメさんも、きくはお互いのほうに引っ付いているものと思い込んでいた。知らん間に開いていたところから表に出ていたようだ。
しばらく二人で探し回って、やっとヨメさんが見つけて連れて帰ってきた。
家に帰ってからのきくの様子がおかしいので、前足を見てみると血が・・・。つめ1本が折れかけていて、肉球の皮もむけている。
ヨメさんがきくを発見したとき、近くには犬も何もいなかったらしい。いったいどうしてケガをしたのか。
私は車にでも引っかけられたのかと思った。でも、車は通っていなかったようだし。
「まさか、熊?」
それはないわなあ。
ヨメさんの説では、ネコを追いかけて行って、どこかによじ登って自分で落ちたのではないか。だから肉球がすりむけていると。
でもきくって、今までどっかによじ登ったことってあったっけ。
ナゾにつつまれた「事件」だが、きくが相当ショックを受けていることはまちがいない。
とにかく、これからきくが私らの目の届かないところに行かないように気をつけなければ。
昨日は、いなかのおじいさん(私の父)が、土手の草刈りをしていて転げてしまい、救急車で運ばれた。(大事には至らなかった。)
今、ちょっと気を引き締めなければいけない時期なのかもしれない。
それを、きくちゃんが教えてくれたのかな。
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2010年10月15日(金)
野良犬、野良猫 [わんこ・にゃんこ]
上の写真は、1996年8月21日、いなか(花背別所町)の私の実家の前の川で遊んだときのもの。廉5歳になりたて、真樹はあと2日で2歳。川側にひかえる「エリちゃん」は、推定8歳半(ひろってから7年。)
エリちゃんは、れっきとした野良犬。このあともう8年生き、推定16歳半で天国に行ってしまった。あれから6年がたつ。
この写真は、今も真樹の部屋に飾ってある。
1989年、当時私は雲ヶ畑小学校に勤務していた。その年の2学期が始まった時、白っぽい犬の親子が雲ヶ畑にほかされている(捨てられている)と話題になっていた。子犬のほうは学校の管理用務員さんが引き取ってくださった。
母犬はすごく人なつっこい犬で、お昼は学校に来て、中学校の女子からパンや牛乳をもらって飢えをしのいでいた。その女の子たちは、その犬に「エリ」という名前をつけていた。
そして、いつの間にか講堂の裏にねぐらを作っていついてしまった。それが管理職の間で問題になり、ついに保健所行きということになりかけていた。その前の日、講堂の裏で日向ぼっこをしていたエリちゃんに聞いてみた。
「エリちゃんなあ、ここにいたら明日保健所に連れて行かれんねん。よかったら、うち来る?」
エリちゃんは、へらへら笑いながら私についてきて、自分で私の車に飛び乗った。(誘った私も、ちょっとビックリ。)
ひろってきてから15年、エリちゃんの世話は全部ヨメさんがやってくれていた。私は、いいとこだけもらって世話をせず。
一番きつかったのは、エリちゃんの2回目の(通算3回目の)出産の時。これがうちのヨメさんの2回目の出産(真樹)と重なって大変だった。生まれた子犬が毎日夜泣き。エリちゃんは心労が重なって毛がいっぱい抜け・・・。ヨメさんも心労が重なって・・・。
1997年、いなかに引っ越してからのエリちゃんは悠々自適な生活。
でも、2004年の夏、ついにその日はやってきた。
膀胱の具合が悪くなり、そこからたぶん体の毒が全身に回ってしまったのだろう。7月の終わりに立てなくなり、寝たきりになってしまった。もう動くこともできなくなった夜、玄関の板間でエリちゃんと一晩いっしょに寝た。
何分かごとに、「ヒー、ヒー(痛い、痛い)」と泣く。ところが、私が起きてエリちゃんをヒザの上に抱っこしてやったら、その「ヒー、ヒー」がおさまった。あれは痛みがましになったのではなく、夜中に起きている私に気を使ったのではないかと思う。その時のことは思い出すたびに泣けてくる。(あかん、今もちょっと泣いてます。)
次の日のお昼、「エリちゃん、きれいきれいにしようなあ」と言いながらエリちゃんの背中にブラシを入れている時、エリちゃんの心臓は止まってしまった。私と真樹に看取られて、エリちゃんは天国へ。そのあと廉も呼んで、3人でどんだけ泣いたことか・・・。
フルマラソンやウルトラマラソンを走っていると、今も必ずエリちゃんが現れる。ほかの時はほとんど忘れているのに。私が完走もできないくせに何度もウルトラマラソンに出るのは、エリちゃんに会いたいからかも・・・。
さて、エリちゃんがうちに来た年からさかのぼること3年。1986年にひろってきたのが、キャロちゃん。キャロちゃんも、れっきとした野良猫です。(と言っても、まだ子猫でしたが。)当時私が勤務していた上賀茂小学校の子がひろってきて、こちらも保健所行きの前に引き取ってきた。
キャロちゃんの正式名称は「キャロット」。もうお分かりですよね。「京都キャロット」の「キャロット」はにんじんではありません。このキャロちゃんの名前をそのまま店の名前につけたんです。
キャロちゃんが出産して3びき。その子のルビコとパティコがそれぞれ出産してもらわれていかなかった(残った)3びきとあわせて計7ひきが我が家に。
(キャロちゃん→チョンちゃん・ルビコ・パティコ→チビンタ・ネーモちゃん・コメちゃん)
きくをひろってきた同じ年に、雲ヶ畑で黒猫あんもをひろう。
つまり、廉が生まれたときには犬1ぴき猫8ひきの大家族。みんな人間の子がめずらしくて、見て見てしていた。
真樹が生まれたときも同じ。
うちの二人の子は、犬と猫に見守られてすくすくと育ちました。
今は21歳のあんもだけになってしまったけど、廉も真樹もきっといい思い出をいっぱい持ってくれていると思う。
やっと、本題です。
なぜこんなに長々とうちの野良犬あがりの犬、野良猫あがりの猫を書いたかと言いますと・・・。
おととい、テレビでお笑い芸人が「お前は野良犬のにおいがする。くさい、くさい」。
きのう、またテレビでお笑い芸人が「お前は皮膚病の犬か」。
こんな表現で笑いを強要する愚かなお笑い芸人。好きで野良犬になっている犬はいない。好きで皮膚病になっている犬もいない。みんな私たち人間のせいです。
これらの発言には氷ついた。どうか、こんな発言をおもしろいと思う人が多くありませんように。どうか、こんな発言をマネする子がいませんように。多くの人が見ていたはずだから、必ず批判が出て来てくれると思いますが・・・。
(ちなみに、おとといの番組は「イチハチ爆笑秋祭り」、昨日の番組は「VS嵐ゴールデン1周年」だったと思います。)
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2010年10月05日(火)
再見! たろちゃん [わんこ・にゃんこ]
10月2日の午後、廉が一人で家にいるとお客様が訪ねてこられた。女性がお一人。廉が見知らぬ方。
「近所に住んでいました・・・、『たろ』の飼い主です。」
それを聞いて、廉も分かったらしい。
「たろ」ちゃんのおねえさんが、引越しのごあいさつに来られたのだ。
まったく予想外の出来事だった。うちの近所に引っ越して来られてちょうど1年。たいていの犬にいちゃもんをつけに行くうちのきくが、めずらしく気に入っていた「たろ」ちゃん。夏の間は暑いので表に出しておられなかったのだが、やっと涼しくなってきたのでまた会えると思っていたのに・・・。
最後にもう一度会いたかったなあ。
でも、ごあいさつに来られたときにハンカチとお手紙をくださった。
「・・・
きくちゃんご一家のおかげで、たろもこちらで早くなじんで安心して過ごすことができました。本当にありがとうございました。
・・・」
あっ、やっぱり「たろうちゃん」じゃなくて、「たろちゃん」でよかったんか。それとも、私のブログを読んでくださって私らの呼び方に合わせてくれはったんかな。
「きくちゃんご一家」って、うれしいな。あんなじゃじゃ馬娘をうちの代表みたいにゆってくれはって・・・。
ヨメさんが勝手に犬小屋を置いてきた時は、「安心」じゃなくてビビらはったやろね。
少しの間だけやったけど、きくと仲良くしてくれて、こちらこそほんとにありがとうございました。
お手紙の最後には、転居先のご住所とお電話番号も書かれていた。これは、今まで勝手に撮らせてもらったたろちゃんの写真を送らなあかん。
以下、私のブログに登場してもらったたろちゃんのおもな写真です。
たろちゃんは引っ越してきたときが9歳。だから、今10歳のはず。
引っ越したとは言っても、北区の賀茂川の近くのようだし。あのへんを走っていたら、きっとまた会えるね。
「再見! たろちゃん。」
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2010年09月14日(火)
またまた、こたろう写真集 [わんこ・にゃんこ]
今日、京都キャロット通販事務所のガレージに車を止めた途端ににわか雨。傘がなかったので、やむまで車の中で待っていた。
そしたら、車の前を横切るネコちゃん。
「いや、こたろうちゃんやん!」
こたろうちゃんは、このご近所のFさんとこのネコちゃん。私がじかに見たことのあるネコの中で、ダントツの美猫です。
「こら、写真とらんなん。」
雨はまだやんでいなかったが、ボーとしてたらどっか行ってしまう。急いで車から降りて、追跡。
「あー、おったおった。こたろうちゃん、みっけ。写真撮らしてなー。」
こたろうちゃんはそれほど迷惑がらず、自由に写真を撮らせてくれた。
これで、去年12月、今年4月に引き続き3回目のこたろう写真集です。売れっ子アイドルなみです。
これ、唯一の大失敗写真。
でも、こたろうちゃんのガラのアップやと思ってみてください。
帰り際に、「こたろうちゃん!」と呼んだら、振り返ってくれた。ほんま、ええネコちゃんやわ。
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2010年09月11日(土)
獣医師・山口忍さん [わんこ・にゃんこ]
京都新聞9月5日(日)のジュニアのページに、いつもうちのきくがお世話になっている「はたえだ動物病院」の山口先生の記事が載っていた。
その「訪ねてみたら」というシリーズは、小中学生が興味を持ちそうな仕事を紹介しているページだった。
うちの真樹も中2のチャレンジ・職業体験でこちらにお世話になり、それ以後はきくもずっとこちらで見てもらっている。しかし、診察室に入るのはいつもヨメさんのほうで、私は先生のお名前さえ存じ上げていなかった。(みなさん「しのぶ先生」と呼ばれていたので、下のお名前は知っていたのですが・・・。)
中学からこの動物病院に体験学習にいけるのは2人だけで、真樹は半分あきらめかけていたのだが見事に選ばれた。その時、将来は動物にかかわる仕事をしたいと言っていた。
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ーー動物が好きで、獣医師になりたいと思っている子どもたちに一言お願いします。
「この仕事をやっていて一番うれしいのは、病院に来た動物が元気になって帰っていくことです。でも、苦しんでいる姿も見ないといけません。甲羅が割れたカメや、事故に遭って血を流しているイヌやネコも来ます。動物が亡くなるところに立ち会うこともあります。そんな苦しんでいる姿に目をそらさず、助けたい一心で治療する強い気持ちが獣医師には必要です」
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動物好きは、なかなか動物にかかわる仕事はしにくいと思う。そういうことを、真樹もだんだん感じてきたのかもしれない。
でも、動物が持ち来まれるセンターの所長さんは獣医師さんが引き受けておられることが多いようだ。それは、映画「犬と猫と人間と」を見て分かったのだが、私はショックだった。そういう施設で働いている人は、みんな犬や猫の敵だと思っていたから。
最近のきくは、自分からからんで行って返り討ちにあうこともなくなり、動物病院にはしばらく行っていない。やっと、「猿ぐつわ」ならぬ「犬ぐつわ」をつけずに診察してもらえるようになったのに。
次にきくに何かあったときは、ぜひ真樹に動物病院に連れて行ってもらいたい。自分の犬のつらいところくらい、しっかり見ておかなくてはね。
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2010年09月04日(土)
ななちゃんはきくの1学年下 [わんこ・にゃんこ]
「ななちゃんは、何歳ですか。」
「8月1日で5歳になりました。」
「おー、うちのきくといっしょやん。でも、きくは3月生まれやから学年は1年上やねえ。」
「なんの『学年』やねん!」と、ヨメさんのつっこみ。
「聖湖マラソン」での宿泊は、15年前からずっと「民宿高木」さん。ご主人は大会運営委員会の総務係の長もしておられるので、本当に何から何までお世話になっている。
奥様はとても料理がお上手で、上の写真を撮った後もおでんやさんまの塩焼きなど次々とおいしいものを出してくださり・・・。控えめにせねばと思いつつ、またビールを2本も注文してしまった。
ご自宅は2kmほど離れたところだが、去年から私たちの夕食時には愛犬・ななちゃんを民宿のほうに連れてこられている。このななちゃんに会うのが楽しみで楽しみで。
去年ななちゃんに会えたのがうれしくて大喜びしたていたので、きっと気を利かして連れて来てくださったんでしょうね。
でも、ななちゃんはご主人だけが大好きで、ヨッパライの変なオッサンにひっつかれてちょっと困ってた。
「ななちゃん、これもお仕事お仕事。」
愛想がないのかなと思ったら、でっかいお手手で「おて」もしてくれた。
「すまんなー。」
ななちゃんの特徴は、まんるいまんるいお鼻とややこぶりな体格。
でも、こう見えても8ひきの子犬を産んでいます。
1年に1回しか会えないけど、京都からの長時間運転もななちゃんに会えるからしんどない。
ただし、あんまりななちゃんのにおいをつけて帰ると要注意。うちのきくがやきもちをやく。
明日もななちゃんに会えるかな。
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