2016年11月16日(水)
御所内周リサーチラン [ランニング]
「万博クロカン」伴走の練習場所として最初に思いついたのは「宝が池」。車に気を付けなくてもいいし、走路も広い。ただし宝が池は1周1.5kmしかないので、10km走をするとなると7周ほどぐるぐる回ることになる。
私はこの「ぐるぐる」が苦手。できれば本番のように、同じところを2周で10kmになればありがたい。
御所は1周4kmなので2周では足らないが、「ぐるぐる」という感覚にはならないのでまし。あとは、走りやすいコースをしっかりリサーチすることです。
先週御所内周を走ってみて、内周でもジグザグに走るせいか4kmほどになることが分かった。今日はできるだけ大回りして、2周して足りない分を小回りして帰ってきて10kmにする。
清和院御門をスタートし、すぐに右折して土の道。
まあまあ広くて走りやすい。ただし、まっすぐではなく細かいカーブがたくさんある。
昨日の雨で、ひどくぬかるんでいるかもと心配だったがだいじょうぶだった。
野球場のところを左折してしばらく進むと、土の道は行き止まり。しばらくは走りにくい砂利道を走らなくてはならない。
1.1kmすぎからまた土の道。
児童公園の南側を通ったのだが、北側にも道がある。
2周目は北側を通って距離を稼ごう。
中立売御門を過ぎたところで2km。
このあたり御所の西側は大きな駐車場があるので、大回りはできない。
まっすぐ単調な道を南下することになる。
アスファルトがしばらく続き、その先は砂利道。
こういう景色も、上手に説明しながら走れたらなあ・・・。
前回失敗した南西角の部分は、早めに左折し、御所の外に出ることなく走ることができた。
ところどころ、適度なぬかるみや水たまりがある。こういうところを練習で走っておかないとね。
平日午前ということで人通りはほとんどない。しかし、時々自転車の方も通るので、足元だけでなくしっかり前も見ておかなくてはならない。
最後は、塀沿いのまっすぐな道を400m。
大回りしたつもりが、3.75km。
27分07秒で、キロ7分15秒ペース。
あちこち調べながら走ったとは言え、このペースでは「万博クロカン」10kmの制限時間70分を超えてしまう。伴走ではなく、一人で走ってこれではえらいこっちゃ。
上着を脱ぎ、Tシャツ姿に。
次は、2周+2kmで10km走に挑戦。
伴走するには狭いかもと思われる個所もあったが、行けるところはできる限りの大回りをした。また、砂利道は避け芝生を走ろうとしたが、ボコボコでとても走れそうにないところもあった。
こういう気持ちのいいところも走れます。
ただしここに行くのには、溝を越える必要がある。
どういうふうに教えたらいいのかなあ。ここだけ歩いてもらうしかないか。
児童公園の手前にも池があり、そこから大回りできる道が見つかった。
砂利やアスファルトではなく、全部こんなところを走れたらいいのに。
南側の堺町御門の手前にも大きな池があった。
1周目は3.98km、26分25秒。
キロ6分38秒ペース。まあまあです。
2周目はさらに大回りできないか、道を探しながら走ろう。
2周目は大回りできたようで、8.12km(4.14km)。
54分14秒(27分49秒)。2周目はキロ6分43秒ペース。
あと950mほど走って折り返して来たら10kmになる。
例の行き止まりのところで9kmを超えた。
あとは戻ったら10km近くになる。
逆光の中、来た道を戻る。
ここでも左回りの原則になっているようで、帰りは何人ものランナーと対面した。ここは広いから大目に見てもらいましょう。
10kmにちょっと足りなかったので、門前をぐるっと。
10km、1時間06分59秒。キロ6分42秒ペース。
ギリギリ合格なんですが、伴走となるとこのタイムは無理ですね。自分一人でも、何回も練習しておかないとダメです。
ダウンジョグがてら、御所の東側を走ってみた。
石薬師御門までが500mなので、距離合わせにはちょうどいい。
ただし、歩道が傾斜していて走りにくい。
不採用!
いろいろ含めて全部で15.7kmほど走れた。
でも、いつも走っているコースに比べ疲れすぎ。変化に富んだコースというのはダメージも大きいということですね。まあ逆に、こういうところで練習すれば力も付いていくでしょうけど・・・。
今日走ったコースは上の赤い線。
清和院御門スタートゴールの内周を2周+清和院御門から今出川口の先を往復で合計10km。一回走ってみてください。クタクタになりますよ。
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ヨメさんを烏丸御池まで迎えに行き、ランチへ。
水曜は「京都キャロット」の定休日ですから、水曜の午後くらいしかヨメさんはゆっくりできないんです。
下鴨の焼肉「南山」さんへ。
一番安い焼肉ランチが1500円+税。
いつもよりちょっと高くなったけど、たまにはいいでしょう。
すごくおいしいお肉でよかった。
落ち着いたお店で、ゆったりとした気持ちで食べられるのが一番。
また食べにきたいお店です。
ヨメさんがスーパーで買ってきたミニ和菓子。
決してますみさんの顔がデカいわけではありません。お菓子がすごーく小さいんです。
でも、これもすごくおいしかった。ヨメさんと食べたら、何でもおいしいんです。
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2016年11月15日(火)
仮想伴走 [ランニング]
初伴走レースとなる「万博クロカン」まで、あと38日。
「練習なしのぶっつけ本番でもいいですよ」と千尋さんはおっしゃっていたが、それでは私の気がすまん。と言うより、あの複雑なコースを伴走するのに練習なしは許せん。
幸い、12月4日の1日だけ練習する日が取れた。中身の濃い練習にしなければ。
今日の課題は「10kmを伴走ペースで走る」。
私の去年の「万博クロカン」は、60歳以上の部3位以内を目指してぶっ飛ばした結果44分50秒。しかし、私の伴走相手・松村さんは60分くらいとおっしゃっていた。それなら、10km1時間というペースを体にたたきこまなくてはならない。
今日は暗くなってから走ったので、街灯がある岩倉実相院経由仏大グランド往復10kmを走ることにした。
往路6分06、5分56、6分06、6分17,6分08で30分34秒。
途中歩道のないところを走っていて思った。
こういうところを伴走する場合、伴走者は車側を走ることになるのだろう。しかし、内側には数十メートルおきに電柱がある。これはめっちゃ危ない。このへん、どう誘導したらいいんかな。
中間で休むと10km連続にならないので、仏大グランド前で折り返してそのまま復路へ。
神社のところで思ったのだが、ここの階段のように1m進んで10cm上がるような階段はどう誘導したらいいのだろう。今まで何も考えていなかったが、いざ伴走をさせてもらうとなると考えなくてはならないことがいっぱい。
復路は5分53、6分04、5分42、5分35、5分40+11で29分08秒(59分42秒)。
終盤ちょっと調子が出てきてスピードアップしてしまった。要注意!
でも、キロ6分ペースが分かってきた。
この感じで上手に伴走ができますように。
伴走の練習場所として、この仏大グランド往復10kmもいいかなと思ったこともあった。2kmまでは広い歩道があるし、その先は歩道がないが車は少ない。
しかし、今日もまた横断歩道上で車にひかれかけた。もう何回目か分からない。残念なことだが、ここらの地域のドライバーの中には「横断歩道の前で一旦停止する」というのを守らない人が多い。
私はなんとかかわすことができたとしても、伴走中だとその相手に被害が及ぶかもしれない。ほんとうに、安全に走れる場所が少なすぎる。悲しい。
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2016年11月11日(金)
御所外周+内周ラン [ランニング]
今日はおととい走り損ねた御所へ。
目的は3つ。
(1)まずは、あさっての「南紀日置川リバーサイドマラソン」のハーフへの調整。
(2)次に、12月23日の「万博クロカン」伴走練習用のコース探し
(3)そして、12月18日の「沖縄100キロ」に向けて、そろそろやや長めの練習。
午後のほうが時間に余裕があるのだが、のどの調子は朝のほうがいい。そのため10時すぎに家を出て御所に向かった。
おとといとちがい、今日はポカポカ陽気。
まずはあさってのハーフに向けて、御所外周4km×3の12km走へ。
一番歩道の狭い烏丸通。
二人が並んで歩いていると、もう追い越すことはできない。
「通してくださーい」と言って追い越したが、溝に落ちてしまった。
どことも、丸太町通の歩道くらいに広かったらなあ。
真樹が卒業した鴨沂高校。
取り壊されれた旧校舎と同じデザインで新校舎が建設されていた。
1周目 5分07
5分01
5分00
4分59 20分09秒
2周目 4分57
4分52
4分52
4分57 39分49秒(19分40秒)
3周目 4分57
4分51
4分55
4分44 59分18秒(19分29秒)
12kmをなんとか1時間を切った。
あさってはキロ4分45秒で、なんとか1時間40分を切りたい。
「沖縄100キロ」の練習用Tシャツ。
申し込みしたランナーに送ってくる。これはいい。
自分一人でも盛り上がれる。
さて、次は内周。
先日初伴走に協力していただいた松村竜太さんが「万博クロカン」に出場される。例年奥様が伴走されていたのだが、今年はバラバラで走られることに。そこで、私でよかったらということで伴走させてもらうことになった。
御所の内周は土道、砂利道、アスファルト道がミックスなので、「万博クロカン」の練習に適していると思うのだが・・・。
気持ちよく走っていたのだが、行き止まり。
前もって試走しておいてよかった。伴走練習中だとあたふたとするところだった。
狭いところもあったが、こんなに広く走りやすいところもあった。
ただし、水たまりやぬかるみが多かった。これも「万博クロカン」コースに似てるかな。
うっ、またも行き止まり。
仕方なく、一旦烏丸通に出て交番前を通り、丸太町通経由でまた御所の中へ。
初めて走るので、外周より内周のほうが長く感じられた。
そんなはずはないけれど・・・。
最後は塀沿いの道。
ここは走りやすい。
内周なのに外周と同じ4km。
25分56秒なので、キロ6分半ペース。
「万博クロカン」の伴走もこれくらいで行ければいいのかな。
これで12+4、16kmの練習ができた。おとといも18km走ったばかりなので、ふだんの私からすると走りすぎかも。
今後「沖縄100キロ」の練習としては、ぜひ高校駅伝コース42.195の走破をやってみたい。
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【今日のきく】
「おっ、なんかおる!」
「ネコネコネコネコ・・・。」
「散歩中にネコが出てきてくれると盛り上がってええね。」
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2016年11月09日(水)
第86回9の日平和ラン [ランニング]
今日は真樹が沖縄に帰る日。
きくちゃん、やっと慣れてきたのに・・・。
9時40分京都駅八条口発の関空リムジンバスに乗るので、車で送って行った。
次は、暮れのお餅つきの時に帰ってきてくれるかなあ。2月の「宇治川マラソン」の日はかあちゃんの国家試験の日なんで、手伝いに帰ってきてくれへんかなあ。きくちゃんも喜ぶし・・・。
今日は「9の日」なので、真樹を送った帰りに御所周回でも走ろうと思っていた。ところが、天気予報大外れの冷たい雨。とりあえず一回家に帰って、雨の中を走る用意をすることにした。
冷たい雨の日はこれ。
超大昔のウィンドブロックロングTシャツ。これ一枚で雨も風もシャットアウト。
もうそろそろちがうのが欲しいが、一年に一回か二回着るだけやから傷まんのよねー。
今日は「9の日」なので9km走る日だが、このごろ達成できていなかったので、今日は「9×2」にしよう。
いったんやんで走る前は晴れていたのに、走り出したらまたいきなり大雨。
でも、長Tとグローブで何とかしのぐことができた。
地下鉄国際会館駅前から宝が池通を東へ。
これは高校駅伝男子の5区に当たる。
家から3km地点で16分半。
寒さに負けず、キロ5分半ペースで気持ちよく走れている。
叡電跨線橋前で4km。
この上も走ってみたいなあ。車両専用道なんです。
暑がりの私は、もうすでにグローブを外しています。
このあとずっとはめることもなく・・・。
白川通を銀閣寺前まで下り、右折して今出川通へ。
京大農学部前で8km。
やっと雨がやんだ。でもまた降るんでしょうね。
賀茂大橋の手前で9km。
ここまで49分54秒。ゆるやかな下りをキロ5分32秒で。いい感じです。
このすぐ近くが私のバイト先の寮。通勤ランができるといいのだが、泊り用の着替えなどがいるので無理ですね。
ここで折り返し、今度は高校駅伝男子の4区コース。
百万遍東の「進々堂」。
京大生なら必ず行ったことのあるカフェ。京大生ではないが、私も何度も行きました。
けっこうな上り坂。
その途中にある大きなお地蔵さんを見て思い出した。今年1月の都道府県対抗女子駅伝の5区。沖縄代表の長山選手(当時・北山高校)の応援に来て、このお地蔵さん前に着いたときはすでに通り過ぎていた。
来年も出てくれるんかなあ。次は絶対に間に合うように応援に行くし。
銀閣寺前を左折し、白川通りへ。
この先でまた天気が急変し、冷たい雨が。
高校駅伝男子、都道府県対抗女子駅伝の折り返し点。
真冬より、11月の紅葉の時期に開催されてもいいような・・・。
我が家到着。
「おっと、50m足らん。そのままGO!」
折り返してからの9kmは48分50秒。ずっと上りやったのに、行きより1分速い。がんばりましたね。
トータル18km、1時間38分44秒。
相変わらず喉の調子が悪く息苦しい。それでもそこそこ走れている。慢心にならないように気を付けて、これからもコツコツと。
「ランナーズ9の会」のランシャツの背中には、ちゃっかり「京都キャロット」の宣伝を入れてある。これで、「平和」と「商売」の両方アピールできたらいいですよね。
今日思ったのだが、駅伝コースはええねえ。今度、西京極をスタートして国際会館前折り返しのこのコース全部を走ってみよう。これは旧京都マラソンのコースだが、新京都マラソンのコースよりずっと魅力的。一人で42km練習もできそうな気がする。
※ちなみに日本国憲法第18条は、「身体的自由権」と言われる。
第十八条
何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。
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【今日のきく】
「えらいいびきやなー」と思ったら、きくちゃんでした。
「これ、犬の寝方かー」とヨメさん。
「ほんまやな。」
真樹も帰ってしもたし、またきくちゃんの「おもんな攻撃」が続くんやろうなあ。
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2016年10月29日(土)
初伴走 [ランニング]
「ダンナさん貸してください」という言い方をしたわけではないけれど、実質ダンナさん借用。松村さんご夫妻、今日はお世話になりありがとうございました。
先日の「国会前アピールラン」の時に、中野さんと「視覚障害者の伴走を必ずやろう」ということになった。その時は、「賀茂川パートナーズ」に頼めばなんとかなると思っていた。でもこれだと、また伸ばし伸ばしになってなかなか実現できない。
そんな時に、私の病気を心配してくださった松村千尋さんから「いっしょに走りませんか」というお誘い。なんてタイミングがいい。これは便乗して、ダンナさんお借りしなくては。
私の申し出を快く受け入れてくださり、西京極運動公園内をいっしょに走らせてもらえることになった。
私は、今から5年前2011年3月27日に長居で行われた「伴走教室」・「伴走教室・続き」に参加した。それはブログ友だちのfukikoさんがブログ内で告知されていたので参加してみようと思ったのだった。
参加させてもらい、伴走のむずかしさが分かった。そのあとfukikoさんが伴走相手を紹介してくださったのだが、自信がなくて引き受けられなかった。
今日も話していたのだが、末っ子の弱点の最大のものと言ってもよさそうなもの。それは、相手にガッカリされると極端に落ち込んでしまうこと。末っ子は相手を喜ばせようと張り切る。しかし、もともと中途半端な人間なものだから、自分の思いがうまく相手に伝わらないことも多い。良かれと思ってしたことが、喜んでもらえなかったり、逆に相手を怒らせてしまったり。こうなると最悪。それがこわくて何もできなくなってしまうこともある。
まあこれが5年間何もしなかった言い訳です。(また、ちいちゃんに「末っ子キャラ炸裂」と言われそうですが・・・。)
中野さんに会い、二人で「視覚障害者の伴走を必ずやろう」と約束してきたことはよかった。そして身近に、気楽にお願いできそうな人がいてよかった。
こうして、今日の午後、私の初伴走が実現したわけである。
「中野さーん、先にやったでー。」
午後3時集合の約束だったが、道路の渋滞で5分ほど遅れてしまった。
陸上競技場の足型前に行くと、ダンナさんがお一人ポツンと。
「すいません、藤井です。少し遅れてしまいました。奥さんは?」
「藤井さんから連絡があるかもしれないと言って、携帯をとりに帰りました。」
申し訳ないことをした。
しばらくして千尋さんが戻ってこられた。
「厳しい指導をよろしくお願いします。」
「いえいえ、そんなに厳しく言わなければならないことなんて何もないですよ。ふつうにいっしょに走ってもらって、段差やカーブなどの気を付けなければならないところだけしっかり言ってもらえさえすれば。」
「はい、よろしくお願いします。」
最初はお二人の走られるのについて行って、見て覚えればいいのかと思っていた。ところが、いきなり「行きますか」。「千尋さんがついて見てくださるので、なんとかなるか」と思いスタート。
しかし、そんなに簡単なものではなかった。
土曜日ということでイベントがあり、ジョギングコースに売店が出ていた。そのせいで、ふだんよりかなりの人出だった。
スタート直後から、いろいろなものがこわくてこわくて。
まずはこちらに向かってくる人。その人をどちら側にかわすかを瞬時に判断しなくてはならない。また、イベント関係の車両がゆっくりではあるが動き回っている。この車の動きを正確に伝えることができるか。
いっしょに走ること自体も難しいことだった。まず、手の振りがうまくシンクロしない。足幅は小刻みで、これはこれで慣れるのに時間がかかりそう。カーブでうまくリードできておらず、体がぶつかることもたびたびあった。
これらすべては、ベテランランナーである松村さんのほうがうまくカバーしてくださっていた。それでも私の「あせり」はひどいもので、最初の1周だけでクタクタになってしまった。
結論から言うと、これは何度も何度もいっしょに走らせてもらって慣れていくしかない。
途中、後ろからかなりのスピードで追い抜いていくランナーもあり、前だけでなく後ろにも注意を払う必要があることも分かった。
また走っている途中にトイレにも行けたし、短時間のうちにいろいろな要素の入っているいい体験ができたと思う。
だいたい1周1.25kmを9分前後で。これは、キロ7分ちょっとのペースで走ったということになる。しかし私の体感スピードはキロ6分くらい。自分のペース把握には自信を持っていたのだが、伴走ではこれが全然あてにならないということも気づいた。
こんないろいろな要素のある伴走が、いつも同じ相手ではなく、その時々の相手の個性にも合わせなければならない。これは奥が深い。
今日は8周10km弱(1周目はショートカット)。
正直言って、想定していた以上に疲れてしまった。でも、想定していた以上に楽しかった。
せっかく今日という日が実現したので、絶対にこれで終わりにしてはいけない。
ここに書いておいたらだいじょうぶ。
「絶対にまた伴走させていただきます。」
松村さんご夫婦といっぱいおしゃべりができてよかった。
その中で一番うれしかったこと。
「二人で初めてレースに出たときの写真を、藤井さんが撮ってくださっていてうれしかったです。そして次の年も写真を撮ってくださって、『去年と同じ人の伴走をされていた』とブログに書いてくださって、覚えてくれてはったんやーとまたうれしくなりました。」
それともう一つうれしかったこと。
なんかの話の中で、千尋さんが「藤井さんの奥さんは顔がかわいい」と言ってくださったこと。男友だちからはお世辞で言ってもらったことはあるけど、女の人からは初めて。
「根性はババなんですよね」と付け加えてもらうともっとよかったかも・・・(ああ、しばかれるしばかれる)。
いっちゃんわろてしもたこと。
「甲状腺癌て、すごいめずらしいらしいです。聞かはったことないでしょう」と私。
「いや、原発関係で働いている人がなりやすいんでしょう」とダンナさん。
「えっ、藤井さん、そういうところで働いてられたんですか」と千尋さん。
うーん、たしかにたしかに。私は何も考えずに、割のいいバイトに行ってしまうイメージありますよねえ。この話、家に帰ってヨメさんに話したら大うけ。
こんなふうにクスッと笑ってもらえる存在でいられれば、それはそれで幸せであると思う。

2012万博クロスカントリー

2013万博クロスカントリー
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【今日のきく】
「「きもちんよかー・・・。」
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2016年10月21日(金)
第54回国会前アピールラン(兼第82回勝手に国労応援ラン) [ランニング]
「勇人よ、もうちょっとうれしそうな顔せえよ」と言いたかったね。
京都を早朝に出てのサプライズ参加で、私が来たのはうれしいはずやのに、いつものかっこつけで平静を装って・・・。
「こいつー、ほれほれ」と言いながら脇をツンツンしたろかいなーと思ったけど、大人気ないのでやめときました。
私が中野勇人さんと長くお付き合いさせていただけているのは、私がしょーもないことを言っておちょくってもだいじょうぶやから。根がまじめな中野さんは、私のおちょくりをかっこつけて返してくるからまたおもしろい。でも今日は、「なんちゃって病人の藤井さんは」とかぬかしとったな。中野さんへのおちょくりも今日でおしまいと思ってたけど、こらおちょくり返したらなあかん。11月22日で、この「国会前アピールラン」も終了とゆうてはったけど、病院抜け出して行けんもんかなあ・・・、と真剣に検討するパオパオでした。
朝5時45分起き。
お茶漬けサラサラをして、自転車で地下鉄・国際会館駅へGO。
6時22分発の地下鉄に乗り、京都駅6時42分着。6時55分発の新幹線は無理かと思っていたが、発券機に4人しか並んでおらず間に合った。
6時55分発で9時13分東京着。アピールランは10時スタートなので、ちょうどいい感じ。
東京駅でちょっと買いたいものがあり、国会記事堂前に着いたのは9時45分ころ。
いつもの場所に向かうと、おるがなおるがな。急きょ日程変更とかあったらどうしましょと思っていたので、中野さんの姿が見えてほっとした。
中野さんと高久さん(国労OB)の密談中におもむろに近づいていくと、かなり近づいてやっと気づいてもらえた。
この時には、まだいつもの並走メンバーの姿が見当たらなかった。しかし、佐保さん、村田さん、滋賀の藤井さんの3人(皆勤賞メンバー)がいつの間にかそろっていた。
「とりあえず、ブログ用の記念写真をお願いします。」
これが、私のうれしそうな顔にくらべ、中野さんのおすまし顔というツーショット。
私は、7年前に中野さんからいただいた思い出の「国会前54日間連続フルマラソンアピール行動」、「続き」のアピールビブスをつけて。
中野さんの「国会前アピールラン」コースは、衆議院第二会館前をスタートし、国会議事堂の周辺の歩道を左回りに走り戻ってくる1周約1.3km。
これを4周約5.2km走って1クール。以前はフルの距離だったので8クールまで。現在は6クール約31.2kmのアピールランになっている。
途中で信号が3カ所あるので、目安は1周10分ほど。1クール5.2kmは40分程度ということになる。
10時04分、本日の「国会前アピールラン」がスタート。中野さん+皆勤賞メンバー3名+パオパオの5名。
私と中野さんとの話題は、どうしても私の病気のことになる。
おととい突然私からメールをし、「国会前アピールラン」の予定をお聞きした。その時に病気のことも簡単に報告しておいたのだが、「最近はブログを読んでいなかった」ということで驚いておられた。
今日参加させてもらうことは内緒だったのだが、この1日2日の間に私のブログを読んでくださったようだ。また「僕なりに調べてみたんですが・・・」と話され、甲状腺癌についても的確に把握されていた。そして、その上で私に対して軽い言葉はかけて来られない。
心の中で「さすが・・・」とうなりました。国労の仲間と長年虐げられてきて、いろいろな苦労をしてこられた人だけのことはある。
まあこれで、ちょっと笑かしてくれる「かっこつけ」を控えたら完璧ですなあ・・・、とおちょくりも入れとこ。
「夕べ、ヨメさんと言い争いみたいになって・・・。」
「えっ、そんなことがあったんですか。」
「走りに行くヒマがあるんやったら、おじいさんが掛けてくれてたがん保険のことちゃんと調べて来ー、言われてね。先進医療で1000万まで出るみたいに書いてあったでって。そう言われて、ボクはそこまでする値打ちないで。そんなぎょうさんお金使って生き残ってもなあゆうたら、ブチ切れて、そんな考えやったら、結婚もせんと、子供も作らんかったらよかったんや。自分勝手なことばっかり!とっとと死んだらええわ!って言われましたわ。」
「そんなことがあったのに、来てもらって・・・。」
私の話を聞いて、中野さんは恐縮されていた。
国会正門前(道路を挟んだ向かい側)では、「誰の子どももころさせない」とアピールする安保関連法に反対するママの会の方たち。国会見学に来ていた小学生の多くが、手を振ってそれに応えていた。
「ママの会はいろいろな地域ごとにあって、交代でずっとアピールを続けていますよ。こういう地道な活動が大事なんですね」と中野さん。
「ほんと、ほんと。今手を振ってた子もそうでなかった子も、いつか心のどこかであの光景を思い出してくれたらなあと思ってアピールしてはるんやと思います。ボクの『平和・憲法九条』ののぼりアピールランもいっしょです。いつか、変なオッサンが『平和・憲法九条』と書いたのぼり背負って走っとったなあと思いだしてもらえたらなあと思って・・・。」
「一つのことを続けていくことは、なかなかできませんからね。」
「私の沖縄慰霊の日の『一人平和ラン』も、今年4年目にしてやっと娘が応援に来てくれたんですよ。そやし、12月18日の『沖縄100キロ』ものぼり背負って走ろうと思ってたんですけどね。また、娘が応援に来てくれる予定やったし。治療がどうなるかで、行けへん可能性も出てきましたけど・・・。」
1周目2周目は順調に10分ペースで、とこが3周目にトラブル発生。警備にあたっている警察官から「国会側の歩道を走るのはダメ。道路を渡って、大回りしてほしい」と要請あり。ポイントポイントに立っているすべての警察官から同じ要請。(無線でこちらの情報を送っていた。)そこから中野さんとの問答が続いた。3周目は強行突破して11分で回ったが、ついに4周目からは警察官とともにウォーキング。1周1.3kmを全部歩くと20分かかった。
このため、40分程度の予定だった第1クール5.2kmは51分36秒。
「今日は30km走る予定で、無理して京都から出てきたのに。これではどうしようもないですやん!」とガックリ。
ところがところが、5分ほど休けいして第2クールの出発。
それまであんなにしつこく要請していた警察官たちが、一斉に静まった。
「中野さん、なんかやらかしましたね。」
「実は・・・。」
ここらあたりのことはブログには書かない方がいいらしい。聞きたい方は、直接私に会った時に聞いてください。
第2クールからは、4周5.2kmを41〜43分で走り、4、5分休けいするパターン。
私は自分から話しかけることはほとんどない。しかし、中野さんは話し上手。こんな長い間なのに、私の興味のありそうなことをうまく選んで話しかけてきてくださった。二人の会話は、諸般の事情があり非公開ということで・・・。
その中でも一つだけ公開。
普通の車いすランナー下山さんの話題になったときのこと。その流れで、私も中野さんも、絶対に視覚障害者の伴走をやろうということになった。私に関しては、以前「伴走体験教室」にまで参加して、そのあと実際の伴走を一度もしていないのだから。このまま死んだらあかんわな。一回でもやっとかんと。本当にそう思った。
TPP反対のアピールの方たちも大勢来られていた。
中野さんは、相変わらずご自身手作りの「ワラッジ」。
これで長い距離もだいじょうぶというのですから、うちら「ランニング用品専門店」泣かせです。
「ショーズ、買うてくれよー!」
中野さんは、来年、国鉄民営化30年の節目ということで、平和運動センターの専従をおり、新たな道を歩まれるらしい。そのため、この「国会前アピールラン」も11月22日の第55回をもって終了とされる。
実際は残務整理的なことも多く、再来年が就活活動と言っておられた。さて、これからどう展開されていくのやら・・・。
衆議院会館前の銀杏は強制撤去されたのに、他の部分では放置状態。中野さんによると、「おえらい方が通られるところだけきれいにされている」ということらしい。
1時半ころ、今度は私たちが荷物置き場にさせてもらっているところにまた警察官。今度は、アピールののぼりを街路樹に巻き付けているのが、器物破損罪に当たるというクレーム。
「こないだ、この銀杏の木の枝を切ったり、銀杏を落としたりしていたのは器物破損罪にならないのかい」と言い返されて困ってられた。「気がいたまないようにずっと見てるから安心してください」と言うと、仕方なく、私たちのアピールランが終わるまで横にへばりついておられた。
高久さん(国労OB)曰く、「今日はいつもとちがう藤井ちゃんが参加してくれたもんだから、公安も張り切っちゃって。いろいろ考えてくれて楽しいねえ。」
ほんとにその通り。同じところをぐるぐる走り、シユプレヒコールもなしにダダ黙々と走るのはあきる。警察官たちも、私らに気を使って(?)くれてるのかなあ。
最後の休けいのとき、「真剣に走ったら、ボクは中野さんの倍のスピードで走れる」とホラを吹いた。そしたらそのホラが中野さんの心に火をつけたのか、第6クールはスピードアップ。1周9分ペースになり、4周5.2kmが36分14秒。「わしゃ、息苦しーてあかんちゅうとるのに、ライバル心出してくるおもろいやっちゃ。」
いっしょに走っていたはずの滋賀の藤井さんは、はるか後ろになってしまった。
せっかくなんで、ちょっと戻っていっしょに最終ゴール。
「やらせ写真でいいんですか」と恐縮されていたが、ふたりいい笑顔のゴール写真になったじゃないですか。
午後2時50分、「第54回国会前アピールラン」は終了。
1クール 5.25km 51分36秒
2クール 5.26km 41分51秒
3クール 5.31km 42分59秒
4クール 5.35km 43分48秒
5クール 5.29km 39分53秒
6クール 5.22km 36分14秒
トータル 31.68km 4時間16分21秒
中野さんと私は全行程、皆勤賞メンバー3名は飛び飛びで並走。
私の喉の息苦しさは少しもよくならず。よっぽどしんどくなった場合は中抜きもと考えていたが、最後までしっかり走れた。ずっと私に話しかけながら走っていただいた中野さんのおかげです。
私と滋賀の藤井さんは近くの銭湯へ。
ほかのメンバーはお疲れさん会へ。
ふろから上がった時、番台のおばちゃんが「お連れさん、まだですよ」と教えてくださった。「はい、いっしょに来たんですけど、帰りはバラバラなんです。」
たぶん、二人が夫婦に見えたんでしょうね。私より10歳も年下の方に申し訳ない。
近くにお稲荷さんがあったのでまた拝んでおいた。でも、お稲荷さんて商売の神さんやんなあ。キツネさんは、癌を治す力あるんかいなあと思いつつ・・・。
去年の9月のアピールランに参加した後も銭湯に入り、その横の中華屋さんで食べたのだが、今回は「終わり終わり、また来てねー。」
仕方ないので近くをウロウロすると、インド料理店発見。
3時半すぎという中途半端な時間に入ったのだが、ランチが5時までだったので良かった。
いろいろセットになったランチが1120円。それに生ビールをつけて1700円。ちょっと高い昼食になったが、東京やからね。
走った疲れはほとんどなく、のどのつかえは相変わらずだったが、すべて残さず食べられた。おいしかった。
ここから地下鉄で東京駅へ。
17時10東京発、19時31分京都着ののぞみ。
ヨメさんにメール。
◇ ◇ ◇
国会前アピールラン、24周32キロ終了。なんとか全部走れました。ありがとうございました。
8時くらいには帰れると思います。晩ごはんお願いします。きくちゃんの夜散歩は行きますよ。
◇ ◇ ◇
その返信。
◇ ◇ ◇
あんまり無理したりいちびってもたら困ります。ほんま、だれが世話せんなあかんのかよう考えてください。
(20字分伏字)、私は気立てがものすごええもんやさかい、この期におよんでほかしたりでけへんので、そこらへんよう考えて行動してください。
煩わさんようにって本気で思ってるんやったら、本気で免疫力上がるようなそんな生活を心がけて生きてください。
◇ ◇ ◇
そのあと、中野さんにもお礼のメールをしておいた。
「闇の帝王ぶりを見せていただいてありがとう」と。
地下鉄・国際会館駅には8時ちょっとすぎ。そこから自転車で自宅へ。
きくちゃんは、私の帰りをよろこんでくれた。
晩ごはんのあとは、もちろんおちゃんぽ。
「すべり台シュルシュルシュル」ありーの。
公園でガウガウガウ」ありーの。
一日の締めくくりがきくのお散歩ちゅうのは、メリハリがあってよろしい。今日はせわしなかったけど、充実した一日になってよかった。
うーんと、今日のって「思い出の人にお別れ」シリーズ第2弾ってゆうことになってしまうんかなあ・・・。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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