2019年11月07日(木)
安里の夜は更けて [沖縄]
「このごろおとなししてると思ったら、それか。沖縄か」とヨメさんからのキツイ突込み。その通りというところもあるのだが、それよりも体がしんどくてしんどくておとなしくしてたんですよー。
先週の水曜から頭痛が続き、一時ましになっていたのだが、昨日から喉が痛く鼻水ズルズル。「アホはカゼひかん」というのに、おかしいなあ・・・。
これを治さんことには、「与那国島一周マラソン」60代の部優勝なんて話にならん。でも、もう間に合いそうにない。シュン!
今日はお昼ごはんを食べたあと、またヨメさんが地下鉄・国際会館駅まで送ってくれた。午後3時20分神戸空港発のスカイマークには、余裕たっぷりで乗れた。
久しぶりの窓側の席。
翼には💛マーク。その向こうには上弦の月。
これは、奥さんときくちゃんを大事にしなさいという教え。
ゆいレール・牧志駅の近くのホテルをとったのだが、あんまりしんどいので駅員さんに近くの病院を教えてもらった。ホテルとは反対方向だったが、そんなことゆうとられん。
荷物をゴロゴロ転がしてたどり着いた病院は、診察時間外。よけいしんどなったがなー。
ホテルも細い通りを入っていくところだったので、探すのに難儀した。たまたま郵便配達員さんに会い、ていねいに教えていただいた。ほんとうにありがとうございました。助かりました。
「Mr.Kinjo in Eminence Makishi」
たいそうな名前やけど、新しくてきれいなホテルだった。
めっちゃ広いダブルベッド。
ぐっすり寝られそう。
IH調理器や電子レンジに洗濯機もついており、ホテルと言うよりマンションみたい。
荷物を整理して、晩ごはんへ。
今まで牧志駅近辺は何度もウロウロしたことがあるので、次の安里駅のあたりで食べるところを探すことにした。ところがここらは飲み屋街で、ヨメさんがいてくれんとよう入らんというようなお店ばかり。ヤギ料理の店が3軒もあった。
失敗のない中華料理屋さんへ。
その名も「上海」。
きれいなおかみさんが一人でされているお店のようだった。
生ビール+炒飯+餃子のセットが1350円。それに「ささみの梅シソ巻揚げ」600円をプラス。これが税込みなので、安い!
食べ終わったあと、ホテルのフロントでいただいた風邪薬を飲んでお店を出た。ホテルまでの帰りに、明日の朝ごはんをコンビニで調達。
ホテルについて、6階の部屋を開けようとしたらカギがない。
まずコンビニに戻る。ない!
中華料理屋さんに戻る。ない!
中華屋さんの近くに無人交番があったので、ダメもとで入ってみた。そしたら、机の上に私の部屋の鍵が置いてあるやないですか。どなたかが拾って、届けてくださったんですね。ありがとうございました。
これで40分ほどロス。
明日、那覇空港7時15分発の飛行機に乗らんなんから早う寝なあかん。
お風呂がトイレとは完全に別の、洗い場もあるもの。これは沖縄では珍しい。ゆっくりつかって、カゼの具合もよくなりそう。
ただし、ふろオケもイスもないのが腑に落ちんかったけど・・・。
ああ、安里の夜は更けて・・・。
カゼ、治りませんかねえ。
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2019年10月31日(木)
ああ首里城 [沖縄]
朝から「首里城炎上」という悲しいニュース。
いろいろな方の言葉を聞いたが、ツイッターで見つけた「さかみちぐーりぐり」さんの言葉が心に響いた。
◇ ◇ ◇
さかみちぐーりぐり
@sakamichigooori
わたし個人的には、首里城は「世界遺産」だからショックなのではなく、「沖縄戦で失ったものを復活させた」ひとつの”象徴”だからショックなのです。
王の住居として見る臣民の気持ちは無いけども、戦争の時もああやって焼け落ちるのを見たのかなって思いながら、映像を見て重ねている。
◇ ◇ ◇
私が首里城を訪れたのは三度。
2006年6月、真樹(小6)とヨメさんと。
2007年3月、廉(中3)と。
2012年11月、真樹(高3)と。
三度目に真樹と訪れたときには、「那覇市街角ガイド」の金城さんにいろいろと説明していただいた。
◇ ◇ ◇
私が聞いて覚えていること。
1.首里城の各部分は次々と建て増しした経緯があり、どの部分が何年に建設されたかはっきりしないところが多い。
2.各地の豪族を首里に取り込み、地元に帰さず謀反を起こさせないようにした。
3.首里城の下働きの者には大事な仕事はさせない。それは、派閥ができたり不満を持つ者が出てこないようにするためだったらしい。
4.首里城は西向き。普通は南向きに建てるものだが、中国に対して背を向ける形になるので西向きになった。それと、王が東から上がる太陽の光を浴びて神々しくみえるようにという配慮もあったようだ(てぃーだ信仰)。
5.琉球王国の尚王朝は一度途切れているが、後継の王も「尚」を名乗った。現在も尚家は続いているが、一般人としてひっそり暮らしておられるらしい。
6.首里城は戦火で全焼したが、写真を元に復元。そのとき残っていた土台を更地にせず残し、その上にかさ上げして再建築したため世界遺産として認められた。
7.世界遺産に認められてから、障害者のための手すりやスロープがつけられなくなってしまった。
8.ハワイのハイビスカスは、沖縄からの移民がアカバナを持っていって広がっていった。
◇ ◇ ◇
首里城は、悲惨な沖縄戦からの復興のシンボルだったんですね。
前の炎上時は、戦中で多くの人が亡くなったと思う。しかし今回は、誰も亡くなっていない。
生きていれば、必ず復興できる。
そう信じて、みなさん、しっかり!
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2019年06月22日(土)
雨の名護 [沖縄]
「ぺんちゃん、決めたわ。明日は朝7時のバスで那覇空港に行って、空港を8時半スタート。雨の中、暗くなってからも走るのはつらすぎるし、明るいうちに名護にゴールしたいなあ。70数キロを11時間(午後7時半ゴール)は無理かなあ・・・。」
ぺんちゃんは、「なんのこと?」みたいに首をひねってたなあ。
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※今までの実績から考えると、たいてい目標の2時間遅れくらいでゴールしている。ということは、ゴールは夜9時半くらいかなあ。
そんで、いったいどこにゴールする?
今日も明日もずっと雨の予報。
「沖縄慰霊の日」の「一人沖縄平和ラン」も、今年の第7回目で初の雨ということになりそう。
去年までの6回はずっとカンカン照りだったので、雨の対策は皆無。
第一、今まで10時間以上も雨の中を走った経験がない。
どうしたらいいんでしょう。
そっちの心配をするより、気温が30度を超えないのをいいと思った方がいいんでしょうか。
今日は、昨日約束していた「きっと屋キッチン」さんへ。
雨じゃなかったら走っていくのだが、けっこうな雨だったのでぼちぼち歩いて行った。
途中で雨宿りしているネコちゃんに遭遇。
ああ、つらかろう。
もっと雨宿りするのにいい場所がありそうなものなのに。
お昼1時ごろ、きっと屋キッチンさんに到着。
先客2名様。
でもすぐに食べ終えられて、お店から出ていかれた。
メニュー1本で勝負。
今日は「フォー」の日。(いつでも950円)
40分ほど、テンコ店長と対でお話しすることができた。
話は主に娘・真樹のこと。
苦労人テンコさんから、いろいろといいアドバイスをいただいた。
みなさーん、名護に来られたらぜひ「きっと屋キッチン」さんへ。
「京都キャロットのパオパオさんに紹介してもらって」と言えば、きっといいお話が聞けますよ。(???)
食べ終わって同じ道を帰ると、さっきのネコちゃんまだいるやん。
「濡れんかったらええんやけどなあ。」
家に帰ると、はんぺん整列。(ぺん・はんの順ですけど)
また、真樹の一時帰宅で「ぺんちゃんつかまったー。」
これは、なかなか両方かわいいいい写真。
真樹の第2バイト出勤の時に、「かねひで」まで乗せてもらった。
バナナとか塩飴などを購入。
明日は名護バスターミナル前から乗ろうと思っていたのだが、7時の分は名護市役所発だった。市役所まで歩いて15分ほどかかるので、朝から雨やったらイヤやなあ。
けっきょく、今日は一度も雨はやまなかった。
明日もその覚悟で走らなくてはならない。
真樹がバイトとバイトの間の短時間で、カレーを作って行ってくれた。
ちょっとはきーつこてんにゃなあ。おいしかったでー。
「かねひで」で買ったロールケーキ「ふわふわのまきまき」。名前が「まきまき」でかわいいなあと思って買ったのにパスパスやった。のど詰まるちゅうねん。
まあ明日は、ランニングが詰まってしまわんようにがんばりましょう。
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2019年06月20日(木)
博愛座 [沖縄]
今日また一つ賢くなった。
ゆいレールに乗った時、優先座席のところに「博愛座」の表示。
「博愛座」って、すごい表現やなあ、いいなあと思った。
ところがその「博愛座」がガラガラ。車内はすごく込みあっているのに。
あとで調べてみた。
「博愛座」とは台湾の「優先座席」のこと。台湾では、電車やバスで混んでいても優先座席には座らないのがマナーだそうだ。ああそれでか、ガラガラやったのは。
京都では優先座席でも若者が座っている。お年寄りが乗ってこられても代わることは少ない。逆にお年寄りが気を使って、お年寄りに代わられたりしている。
「優先座席には座らない」といったところは、「沖縄は台湾の考えに近い」と言えるのかもしれない。
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今日から新しいSDカード。
その1枚目は、必ずきくちゃんを撮ることにしている。
なぜかと言うと、「うちの犬、シェパードとまちがわれますねん」と言いながら写真を見せなあかんから。
1枚目はも一つやったけど、2枚目はええのんが撮れた。
これならシェパードとまちがってくれる人もありそう。実際は由緒正しき「雑種犬」ですけど・・・。
私は今日から沖縄。
バスで出かけるつもりだったが、心根のよいヨメさんは「国際会館駅まで送ったげる」と。
「きくちゃん、オッサンのおらん間、かしこーしとくにゃでー。」
いつもは四条烏丸から阪急で三宮まで行くのだが、一度JRで行ってみようと思った。地下鉄で京都駅まで行き、そこからJR新快速で51分で三宮へ。値段は400円ほど高くなるのだが、乗り換えなしで早く着く。
と思ったら、滋賀県内で踏切の不具合発生。電車が次々と遅れていた。やっと来た新快速は超満員になったので、その7分後に来るという新快速に乗ることにした。
この2番目の新快速はガラガラで座れてよかったのだが、これで予定が大幅に狂ってしまった。
三宮に早めに着き、そこで安い店に入ってお昼ごはんの予定にしていた。しかしJRの遅れで、コンビニのパンに変更。
ソラシドも珍しく15分遅れ。
まあこれくらいなら許容範囲。
途中「現在、雨雲の中を下降中のため揺れますが・・・」とのアナウンスあり。
たしかに、那覇空港に到着すると少しきつめの雨だった。
ソラシドは出発の遅れを取り戻し、ほぼ定時の3時55分に着。
今回、真樹はバイトのためお迎えなし。
ゆいレールで「おもろまち」まで(300円)。
そこから「サンエー那覇メインプレイス」へ。
「雨が降ってるし濡れてしまうなあ」と思ったが、思っていたより近かった。
早めの晩ごはん。
「なんで沖縄に来て『大阪王将』やねん!」と突っ込まれそう。
注文はタッチパネル。味気ないねえ。食堂は、やっぱり直接注文したい。
胆のう炎の時にはぜったいに食べてはいけなかった「天津飯」(390円)と、餃子(240円)。それに「モルツ 中ジョキ」(450円)。合計1000円ちょっと。これで十分。
ただ、久しぶりに飲んだ本物のビールがにが過ぎて困った。
食べ終わったあと、2階のシネマQへ。
いつもは桜坂劇場に行くのだが、今日はいい映画がなかった。
5時50分から、「小さな恋のうた」。
「せやろがいおじさん」がいい映画だと叫んでおられたのでこれにした。真樹がヒマならいっしょに見ようと思ってたんですが。(あとで話したら、真樹は昨日この映画を見たとのこと。)
いい映画だった。
一番衝撃を受けたセリフは、リサの「私の父はオスプレイに乗っているの」というもの。「それ以外だったらよかったのに」と思っても、現実はそう甘くない。それを教えてくれた映画だった。
ドラムのコウタロウ、シンジの妹のマイがよかった。
マッケンユウの弟のゴードンも出てたんですね。
私がこの映画のタイトルを付けるとしたら、「フェンス」です。
フェンスの向こうに想いを届けるのはむずかしい。
8時に映画が終わり、8時28分のやんばる急行バスを待つ。
少しだけ遅れて到着。
途中から乗り込んできた韓国の女学生(?)が、何回も「ちゅらうみ、ちゅらうみ」と聞いてきた。
「ダイレクトで行きます」と言ったら、「私はコリアン、分らない」と。しまいには自分のスマホの翻訳アプリ起動。それでやっと通じたようだ。
以前はやんばる急行バスは「名護市役所前」にしか停まらなかったが、「名護バスターミナル前」にも停まるようになった。これはありがたい。ただしまだバス停が設置されておらず、何もないところに降ろされた。降りる時はこれでいいが、乗るときはどこで待てばいいんでしょう。困る。
9時55分にバスから降り、真樹のアパートには10時着。
部屋に入ると、いきなりぺんちゃんの「シャー、フー。」
はんちゃんはすぐに逃げて姿なし。
はんちゃんはベッド下の一番奥。
ここなら安心。
でも少ししたら出てきてくれたのでよかった。
そうかと思うとまたベッドの下へ。
「何にも悪いことせーへんから」と言っても信用ならんみたい。
真樹がバイトから帰ってきたが、また友だちと「鍋パーティ」をするとのことで出て行った。真樹がおらんと、おもんない。
今日は夕方にビールを飲んだので、ふろ上がりにコーラ。
これが効いたのか、なかなか寝つけなかった。
深夜に真樹が帰ってくると、ネコちゃんたち大喜び。
こっちゃ、やっと寝ついたとこやちゅうねん!
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2019年05月10日(金)
島唄 [沖縄]
THE BOOM - 島唄(SIMA UTA)
でいごの花が咲き風を呼び嵐が来た
でいごが咲き乱れ風を呼び嵐が来た
くり返す悲しみは島渡る波のよう
ウージの森であなたと出会い
ウージの下で千代にさよなら
島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ
島唄よ風に乗り届けておくれ私の涙
でいごの花も散りさざ波がゆれるだけ
ささやかな幸せはうたかたの波の花
ウージの森で歌った友よ
ウージの下で八千代の別れ
島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ
島唄よ風に乗り届けておくれ私の愛を
海よ宇宙よ神よいのちよこのまま永遠に夕凪を
島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ
島唄よ風に乗り届けておくれ私の涙
島唄よ風に乗り鳥とともに海を渡れ
島唄よ風に乗り届けておくれ私の愛を…
ララララララララ…
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昨日は三線教室。
頼りにしている私と同レベルのYさんが休まれたものだから、冷や汗タラタラ。
それでも、なんとか2時間気絶することなく持ちこたえた。
今日は初めて、ザ・ブームの「島唄」を練習した。
最近むずかしい曲が続いて難儀していたが、この曲は親しみもあって練習のし甲斐があった。
三線教室のI先生は、必ずその歌詞の意味を解説してくださる。
「島唄」は恋の歌だと思っていたが、ちがった。
「デイゴの花が咲く」4月に、「風を呼び嵐が来た」とは米軍が沖縄に侵攻してきたということ。
「ウージ(さとうきび)の下で八千代の別れ」とは、戦火に倒れたり、ガマで自決したこと。
宮沢和史さんはえらい。
山梨県甲府市出身なのに、こんな沖縄に寄り添った歌がつくれる。
私も京都から出たことのない視野の狭い人間だが、いつも沖縄の役に立つことをしたいと思い続けている。
I先生に「6月の2回目の練習日、欠席します。沖縄に行きますので」というと、「平和の旗を持って走られるんですよね」と。前にちょっと話しただけなのに、よく覚えていてくださっていた。
6月23日の沖縄慰霊の日に、「平和・憲法九条」ののぼりを背負って走り出して今年で7年目。少しは沖縄の人たちに喜んでいただけているでしょうか。
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2019年04月15日(月)
やっぱり7時間半 [沖縄]
朝8時、ぐっすり眠っている真樹を起こさないようにそっと家を出る。
はんちゃんのそのボースはなんじゃろな。
はん、ぺん、さいなら。
次は6月の沖縄慰霊の日やでー。
昨日買って取り付けた自転車のライト。
これで、トライアスロンの練習をしっかりね。
空港行きのバスはけっこういいバスと思ったら、これじゃなかった。
8時15分、名護バスターミナル発。
10時、那覇空港着。
飛行機は11時05分発なので、今回はだいぶ余裕があった。
ソラシドエアはちょっとだけ遅れて出発。
神戸空港には、予定の13時05分にほとんど遅れずに到着。
ポートライナー、阪急電車、京都市地下鉄、京都バスを乗り継いで家へ。
家に着いたのは、午後3時35分。
名護の真樹のアパートを出て7時間半。
一日仕事やねえ。
家に入ると、4日ぶりなのにきくちゃん大喜び。
散歩に出たら猛ダッシュ。
走って、走って・・・。
店に着いたら固まってしまった。
今日は出社拒否をしたため、ばつが悪いらしい。
「今日はオッサンが帰ってくる日やし、家で待っとく」ってゆうてたんやなあ。
これでまた、いつもの野菜自販機帰りのお散歩もあり。
もう一回のオッサンの夜のお散歩もありですよー。
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