パオパオだより

2019年08月30日(金)

殺人オリンピック [時事]

画像(300x180)

ホッケーのテスト大会ではベンチ横にミスト噴霧機が設置された=諫山卓弥撮影

◎朝日新聞8月19日

   猛暑の東京 五輪大丈夫?
      
      体冷やすベスト■温水で練習・・・選手ら対策

 東京五輪の招致委員会が「温暖で理想的な気候」としていた東京の夏は、猛烈な暑さだった。各競技団体や選手は今夏、テスト大会で様々な「暑さ対策」を講じ、1年後の本番に備えているが、開始時間やコースの変更を求める声もあがっている。


 ホッケーのテスト大会は東京都が大井ふ頭中央海浜公園内に改修した競技場で17日に始まった。午前11時で気温37度。こけら落としの試合で日本代表がインドに1−2で敗れた。

 主将の真野由佳梨は「これぐらいの暑さで、普通に練習している」と言うが、ある選手は「ぼーっとして集中が切れていた選手もいたかも」。ホッケーは何度も交代できる。選手はベンチにいる時は体を冷やすアイスベストを着るなどの対策をしている。

 15〜18〜日に東京・お台場海浜公園で行われていたトライアスロンのテスト大会。途中棄権する選手や、レース後に熱中症の症状を訴えて搬送されたフランス選手もいた。日本女子最高の23位に入った高橋侑子(富士通)は「1か月くらい前から練習後に38〜40度のお風呂に40分入って我慢してきた」と話した。水泳・オープンウォーターの宮本陽輔(自衛隊)も、プールの水温を高めに設定して練習しているという。

 7月下旬に東京・お台場で開かれたビーチバレーの国際大会でも、日本選手が軽い熱中症になった。日本バレーボール協会の担当者は「ビーチの熱中症はよくあること」としつつ、凍らせたスポーツドリンクをシャーベット状にした「アイススラリー」を持ち込むなど、暑さ対策を強化する考えだ。

画像(257x196)

女子トライアスロンのテスト大会で、ゴール後に倒れ込み、スタッフに水や氷で冷やされる選手

 国際オリンピック委員会(IOC)は20年五輪の開催都市を募る際、「7月15日から8月31日まで」の開催を求めていた。前回64年の東京五輪が行われた秋だと大リーグなど、欧米の人気スポーツと重なるため、多額の放映権料を払う海外のテレビ局に配慮した。東京五輪の招致委はIOCに提出した立候補ファイルで、大会日程について「この時期の天候は晴れることが多く、かつ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である」と記している。

 しかし開催決定後、酷暑対策で男女マラソンなどの開始時間が変更に。さらに今夏、馬術のテスト大会でも選手から開始時間の変更を求める声が出た。

 コースの変更を求める選手も。陸上男子20キロ競歩世界記録保持者の鈴木雄介(富士通)は五輪のレース1年前の7月31日朝に実際のコースを歩き、気候や路面状況を確認。「自分にできるのはベストコンディションをつくることと、暑さに慣れること」と話しつつ、「ほぼ日陰がなくて脱水になってもおかしくない。可能ならコースを再考してほしいと思った」と訴えた。
---------------------------------------------------------------------------------

◎ブログ「晴耕雨読」より

2019.8.17(土)
 暑い日が続いている。先日トライアスロンのオリンピックテストレースで暑さのためラン距離短縮のニュースがあった。
安全第一での処置で、本番でもあり得るということだったが、マラソンならともかくトライアスロンでは疑問符が残る。
 なんでって、トライアスロンはもともと夏のスポーツだからだ。波が高いからスイムのコースを変更するという措置とは基本的に異なる。暑さに対処できる体を作り上げるのが選手の実力だと思うし、自ら危険を察知し、リタイアするなり順位を諦めるのが優秀な選手といえるだろう。これはオリンピックでも一般大会でも同様のことだと思う。
---------------------------------------------------------------------------------

 綾部の「カフェ・じょんのび」のじょんのび村長さんは、トライアスロン黎明期からのトライアスリート。私が活躍していたのが35年前から5年ほどなのだが、じょんのび村長さんはそのちょっと前からではないかと思われる。

 じょんのび村長さんの説にも一理ある。
 ただし、私らがトライアスロンをやっていたのは30年以上前。そのころと今とでは、日本の気候(気温)がずいぶんと変わっている。
 「がまんトライアスロン」じゃないんですから・・・。

 選手は好きでやっているからまだいいものの、大会役員やボランティア、一般の観客が暑さでバタバタ倒れる可能性が高い。
 「東京オリンピック」はすべてを東京でやらなくてはならないわけじゃなし。マラソンや競歩は軽井沢とか仙台で、トライアスロンやオープンウォーターは北陸とか新潟なんかいいと思いますけどねえ・・・。

Posted by パオパオ   トラックバック ( 0 )   コメント ( 2 )

トラックバック

トラックバックURL

http://blog.kyoto-carrot.com/tb.php?ID=4659

コメント

 リュウさん、コメントありがとうございます。 
 リュウさんのブログの記事は、すでにしっかり読ませていただいています。

 福島はだいぶ前に新幹線で通過したことがあるだけで、一度も足を踏み入れたことがありません。私的には、京都から一番なじみの薄い県と言ってもいいかもしれません。
 ただ「復興五輪」と銘打つなら、人が集まるマラソンの会場にしてもよかったのではないかと思います。気温も東京ほどひどくはないでしょうし。

 オリンピックのテスト大会は、観客のテストもやらないと意味がないと思います。本番で救急搬送される人が続出するような気がします。
 そうなったら、どうするんでしょうね。

パオパオ 2019年08月31日 23時13分 [削除]

8/22付けブログで、立候補ファイルの<大会の全体的な
コンセプト>中、『2020年東京大会の理想的な日程』に
ついては、マイブログに一部貼り付けました(たぶん読んでは
おられないでしょうけど)

誘致当時、復興五輪と盛んに訴えかけてましたが、今じゃ
さっぱり聞きませんねぇ。
宮城や福島の方々に来年のオリンピック開催に関して
地元ではどんな実感があるのかと訊きたいものです。

軟弱のリュウ 2019年08月31日 12時50分 [削除]

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

8

2019


        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

プロフィール

パオパオ

このブログについては「ごあいさつ」をご覧ください。

PHOTO

「二条城で、走Run Night(走らないと)!」21回目

「二条城で、走Run Night(走らないと)!」21回目

第33回聖湖マラソン

第33回聖湖マラソン

助っ人・真樹

助っ人・真樹

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク集

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2008 Paopao All rights reserved.