2019年03月08日(金)
作業服をバカにする人々 [ガードマン]
◎日刊スポーツ3月8日
ゴーン被告の作業服を貸した男性告白「5800円」
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、東京拘置所に勾留されていた日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(64)の保釈から一夜明けた7日、ゴーン被告が保釈時に着用した作業服を提供した埼玉県内の建築会社代表取締役を務める60代男性が日刊スポーツの取材に応じた。作業服は、弁護団の高野隆弁護士(62)から頼まれ、男性が上下5800円で購入したものを貸したと証言。作業服で変装し、軽ワゴン車に乗り込む前代未聞の保釈劇の裏側が一部明らかになった。
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取材に応じた男性はゴーン被告が保釈された6日朝、弁護団の高野弁護士から電話で「作業服一式を貸してほしい」と頼まれたという。高野氏は昔からの知人。「そんな依頼は初めて」と驚きながらも「誰の頼みでも断らないから」と、無償提供に快く応じた。
作業服は男性が現在使用しているものだった。「急なことだったので、ちょうど洗濯済みでぶら下げてあった、私自身が着ているものをお貸ししました」。ポリエステル製で、国内最大手の作業服専門店「ワークマン」製。男性が現在使用する3着中の1着で、上下各2900円で計5800円。5〜6年前に作業員が使うことも考慮し、当時50〜60着分買いだめしたものだった。帽子は業務委託契約を結ぶ「日本電装」から配布されたもの。作業服や帽子を急いで自宅にあった紙袋に詰めたという。
最初は「都内まで持ってきてくれ」と言われただけで、使用理由は分からなかったという。ケガで足が悪いため、塗装工事などを行う会社を営む知人に「車で乗せていってくれないか」と依頼。知人が所有する軽ワゴン車の助手席に乗り込んだ男性は、都内で作業服を高野弁護士関係者に渡して帰ろうとしたが、返してもらうことを考慮し、なりゆきで、東京拘置所まで行くことになったという。
保釈後、作業服姿のゴーン被告が都内の弁護士事務所に向かう道中も軽ワゴン車の助手席に乗っていた。後部座席のゴーン被告の様子について「表情は分からないが、隣の弁護士とずっと英語でしゃべっていた」。ゴーン被告は車中で作業服を脱いだという。「(積んでいた)ペンキの上でいいから」との男性の指示通り、作業服が脱ぎ捨てられていたという。
また、軽ワゴン車は弁護士事務所に最短ルートで直行しなかったため、報道陣を巻いたのではとの臆測についても言及。男性は「都内の道は分からないので、迷子になりました。軽ワゴン車でスピードが出るわけじゃないし、隠せるわけもない」と否定した。
ゴーン被告とは面識もない。「うすうす(ゴーン被告絡みと)分かりましたが、やっぱりビックリしましたね。こんなことになるとは思わなかった」と、想定外の事態に戸惑っていた。
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今までゴーンさんには何の感情もなかったが、今回の作業服変装にはガッカリ。弁護士が仕組んだといわれているが、もちろん本人も承諾したんでしょう。
私は、癌が発覚した2016年8月までガードマンの仕事をしていた。入院や手術をすることになりしばらく仕事に行けないとなった時、何度も「制服を会社に預けてください」と督促された。
ガードマンの制服にはすべて識別番号が付けられている。そしてこれは各都道府県の公安委員会に届けられており、どの警備会社の誰が使用しているのかがすぐ分かるようになっている(警備業法第16条)。
これはガードマンの制服が使われた重大犯罪が起こってから、こうなったらしい。制服を紛失したり盗まれたりしたら、個人の問題ではなく、所属する警備会社の存続にかかわる場合もある。もちろん、「知人に貸す」などもってのほか。
今回の「作業服変装」は、ここまでの話ではないが基本的には同じようなもの。どこの会社か分かる制服や帽子を使って変装するなど、作業服を着て働いている人たちをバカにしているとしか思えない。
金さえ出せば何とでもなる、疑わしいものも無罪にもっていけると思っている人々。
極寒、猛暑の中で立ち続ける仕事、いっぺんでもいいからやってみなさい。きっと、そんな人たちをバカにはできなくなるはず。
「ゴーンさん、一日6000円ほどにしかならんガードマンの仕事、行きなはれ!」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 1 )
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コメント
作業服での記憶・・派遣でいろんな現場で仕事していた時、ブラジル人が作業服でパチンコ屋にいたことを上司が朝会で指摘していた・・作業服は会社の名刺みたいなもの・・通勤は私服でと・・当たり前ことでも外人には当たり前ではない・・もうだいぶ外国人労働者は増えているのに日本の常識を日本人も再確認する時期になってるんではと・・昔からの常識も現代人には通用しない時代はおかしいこと・・