2018年07月21日(土)
腐っても三線 [雑用]
(注) 記事の内容と実際の日がだんだんずれてきています。この記事は、おととい木曜日のこと。
退院2日目。
寮の管理代行のバイトがこの日になりかけていたが、交渉の結果「金曜でいい」ということで、あきらめかけていた三線教室に行けることになった。
ただ体力が回復していない。いつも言っているが、三線教室の2時間の疲れは、ぶっ飛ばしランニングの2時間に相当する。つまり、ハーフより長くフルより短い、・・・30kmレースの疲れくらいですか。
へその左下くらいの痛みがひどく、体全体に力が入らない。
それでもせっかく行けることになったので、1時間くらい練習させてもらって早引きさせてもらえばいいかと思った。
イオンモール五条までは車で約40分。いつも家を12時35分くらいに出て、1時15分くらいに着く。
今日は久しぶりの5名のフルメンバー。
以前からのお二人は上級者。去年7月に入った3人のうち、お一人は練習熱心で今や中級者。私ともうお一人、「孫の世話で練習でけへん」が口癖のTさんとがいつまでたっても初級者。
ところがそのTさん、今日はいつもとちがった。先生から「だいぶ練習してこられましたね」とほめられていた。
あかんがな。次回の練習日は、京大病院にアイソトープ治療で入院中。ちょっと安心感のあったTさんにまで大差をつけられてしまう・・・。
そう思ったあたりから、気持ちがシャキンとした。いつもの頭フラフラにもならず、2時間しっかりがんばった。
そのおかげで、「沖縄(うちなあ)」は1か所を除きほぼ弾けるようになった。これで、私のレパートリーは「十九の春」と「沖縄(うちなあ)」の2曲に。
「丸一年練習して、たったの2曲かーい!」
そう思われるでしょうが、音楽の経験が皆無の60代ジジイってそんなもんでしょう。やめんと、続けてるだけでもえらい。
帰り際、次回また入院で欠席という話をした。前日に退院したばっかりなのに、また次にちがう病院に入院しなくてはならないと。
その時に、「元気そうに見えるのに、なぜ入院されてたんですか」と聞かれ、ちょうどカバンに入ったままだった摘出した胆石を見てもらった。
先生と4人の女性は、「はー・・・。」
京大病院の隔離病棟に5日間入院という話もした。
「三線持って行って、練習しはったらよろしいやん。」
「いやいや、その病棟に持ち込んだもんはみんな捨てて行かなあきませんねん。本とか下着とかタオルも。」
「えっ、なんでですか。」
「放射性ヨードというのを飲み込むので、しばらくは体から放射線が出まくるらしいんですわ。だから、持ち物も捨てていくんです。」
「へー、そしたら三線の練習もできませんね。」
一向に上達せず、いつも疲れ切って帰ってくる私を見てヨメさんが言う。
「アンタには向いてへんから、ヤメ。」
「ヤメへんどー。」
私にとっては、「腐っても鯛」ならぬ「腐っても三線」。
いやいや、声が出なくなってからせっかく始めた三線なので、まだまだがんばりますよー。
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【今日のきく】
ほんとうは、おとといのきく。
夜にたっぷりとお散歩。
夜10時前ともなれば、かなり気温もましになる。
「きくちゃん、わらってる?」
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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