パオパオだより

2018年03月07日(水)

5年生存率 [病院]

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◎毎日新聞3月5日朝刊

   がん5年生存率、国際比較 
            肺・食道がん、日本トップ

 世界71カ国・地域のがん5年生存率を比較した結果を国際研究グループがまとめ、英医学誌ランセットに発表した。日本は肺がんと食道がんの生存率が調べた中で最も高かったが、血液がんは欧米に比べ低かった。

 ロンドン大を中心に研究機関が参加し、各国のがん登録データベースに基づき2000〜14年の15年間に診断された約3750万件を分析した。
 北米、北欧、オーストラリアなどは多くのがんで生存率が高く、日本も10〜14年の食道がん(36%)、肺がん(32・9%)は最も高かった。胃がんや乳がん、子宮頸(けい)がんも上位グループだった。一方、白血病や悪性リンパ腫などの成人の血液がんや皮膚の悪性黒色腫は低かった。血液のがんは欧米と日本でタイプが違う可能性があるという。
 研究に参加した国立がん研究センターの松田智大・全国がん登録室長は「食道がんは薬物療法や内視鏡手術が進歩し、乳がんはがんのタイプに合わせた治療が浸透したことが、生存率の向上に貢献したと考えられる」と分析する。【高野聡】
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(クリックで拡大)

【医療ニュースPickUp 2016年7月22日】
「がんの5年相対生存率」データを公表 国立がん研究センター

2016年7月22日、国立がん研究センター(理事長:中釜斉、所在地:東京都中央区、略称:国がん)がん対策情報センター(センター長:若尾文彦)を中心とする厚生労働科学研究費補助金「都道府県がん登録データの全国集計と既存がん統計の資料の活用によるがん及びがん診療動向把握の研究」研究班(研究代表者:がん対策情報センター がん登録センター 松田智大)は、「地域がん登録」データを活用して「がんの5年相対生存率」を公表した。

■ 21県の644,407症例の集計

「地域がん登録」のデータは、これまでにも何度か活用されており、地域がん登録事業実施全県への呼びかけにより行われた統計では、2011年2月に「2000年〜2002年の診断症例」から集計されたものが公開され、2013年には「2003年〜2005年の診断症例」から集計されたものが公開された。今回で3回目になる。

今回は21県の644,407症例(参加は27県)について、全部位と部位別、臨床進行度別、年齢階級別で、5年相対生存率の集計が行われた。

□全部位での5年生存率

今回の集計結果では、男性59.1%、女性66.0%、男女計62.1%となり、前回よりも3ポイント以上向上している。しかし、その背景には、前立腺がんや乳がんなど予後のよいがんが増えたことの影響も考えられるという。

□部位別5年相対生存率

男性:前立腺、皮膚、甲状腺、膀胱、喉頭、結腸、腎・尿路(膀胱除く)などが高く(70-100%)、白血病、多発性骨髄腫、食道、肝および肝内胆管、脳・中枢神経系、肺、胆のう・胆管、膵臓が低かった(0-39%)

女性:甲状腺、皮膚、乳房、子宮体部、喉頭、子宮頸部、直腸などが高く、脳・中枢神経系、多発性骨髄腫、肝および肝内胆管、胆のう・胆管、膵臓が低かった

□年齢階級別生存率

加齢とともに生存率が低くなる傾向があるものの、若年者より高齢者の生存率が高い部位や、年齢と生存率との相関が明確ではない部位もあった

また、部位に関わらず、臨床進行度が高いほど生存率は低下、逆に早期で診断されると生存率が良好であることが分かった。

「地域がん登録」は、1950年代よりスタートしているが、2012年診断症例で初めて47全都道府県の登録データが揃い、今回の集計対象診断年(2006〜2008年)では、前回集計の7県から21県に大幅に増加している。しかし日本のがん登録は、がん登録の標準化、データの精度が未だ十分ではなく、罹患数・率や生存率をそのまま他県と比較するためには、まだまだ課題があると指摘されている。


参考資料

日本のがん生存率の最新全国推計公表
全部位5年相対生存率62.1%(2006-2008年診断症例)
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20160722.html

がん情報サービス 「全国がん罹患モニタリング集計 2006-2008年生存率報告」(7月22日更新)
報告書
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/monitoring.html

同上 最新がん統計
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
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(2017年8月発表)

◎はじめてのがん保険より

■がんの5年生存率・5年相対生存率とは

がんは診断から5年間再発しなければ、その後再発する可能性が低くなり、治療後5年たっても再発が見られなければ、そのがんについては治癒したと判断されます。(進行が遅い乳がんや甲状腺がんの場合は10年)
そういった意味で、がんにおいては「5年」という基準が重要視され、TVドラマなどで「5年生存率」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。

5年生存率とは、5年後に生きている確率や、がんが治る確率として捉えられることが多いですが、人によって微妙に捉え方が異なります。


1.がんの治療開始から5年後に生きている人の割合
2.がん治療が終わってから5年後に生きている人の割合
3.がんと診断されてから5年後に生きている人の割合
4.がんの治療開始から5年間再発せずに生きている人の割合
5.がん治療が終わってから5年間再発せずに生きている人の割合
6.がんと診断されてから5年間再発せずに生きている人の割合

国立がん研究センターや色々ながんの専門サイトを見てみると、正確には1番の「治療開始から5年後に生きている人の割合」が正しいようです。この場合、5年後に再発していても生きていれば生存とみなされます。
冒頭で述べたように、がんにおいては、治療が終わってから5年後に再発なく生存した状態を完治(治癒)したと判断しますが、5年生存率という言葉には、再発して生きている人も含まれている可能性があります。

医療の専門家ではないので、医療機関で5年生存率という言葉が、どういった意味合いで使われているのかが分かりませんが、少なくとも単純に、がんが治る確率や、5年後にその人が生きている確率という意味ではありませんので、注意しましょう。

■5年相対生存率とは

がんのデータとして、「5年相対生存率」という指標が用いられることがありますが、5年相対生存率とは、がんと診断された人のうち5年後に生きている人の割合(5年生存率)が、日本人全体の5年後に生存している人の割合と比べてどれくらい低いかを表したものです。
性別や年齢が同じ人で、がんになった人とならかった人の5年後の生存率を比較したものという事になります。
5年相対生存率が100%であれば、がんに罹っていない人と5年後の生存率に違いがないという事になりますので、治療で治るがんという事になります。0%に近い場合には、治療で救えないがんという事になります。
KapWebというサイトで、「年齢・性別・臓器・ステージ別の相対生存率データ」が見られるようになっています。
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 今日は寮1(二条)17時間。
 寮生は2月末にほとんど出て行ってしまって、現在18名。そのうち4名が外泊中なので、今日はわずか14名。ひっそりしてました。

 退寮するときに、地元のお菓子を持って来てくださるご家族が多い。そのお菓子は私らにもわたってくる。どうも北陸地方が多いようだ。

 今日は私の最大の関心事「あとどれだけ生きられるか」について調べてみた。(がんに関心のない人には退屈な引用記事ばかりで申し訳ありません。)

 がんは「5年生存率」いう言葉でよく説明される。私もその言葉は耳にしたことはあったが、ほとんど関心がなかった。母を胃がんで亡くしているというのに。

 ちなみに、母が亡くなったのは1991年1月11日。母は1925年3月生まれなので、享年65。
 癌宣告を受けたのがいつかははっきりと覚えてはいないが、たぶんその3、4年前だったと思う。
 私が癌宣告を受けたのが60歳、そこから母の歳まで生きたら「5年生存」、生きられなかったら「残念でした」ということになる。癌の部位はちがうのだか、スケジュール的には母と同じ道を歩んでいるんでしょうか。

 残念ながら、「主ながん」の中に甲状腺がんは入っていない。絶対数が少なく、治療法の研究も進んでいない。癌に関するデータ発表のときも、「甲状腺がん」が省かれていることが多い。
 (2017年がん罹患数予測によると、甲状腺がんは男性4000、女性14200の計19200人。男性は胃がん90400人、女性乳がん89100人が最高。男女合計では大腸がん149500人が最高。―国立がんセンター・がん情報サービスより―)

 上から2番目の引用記事を見てみると、甲状腺がんの5年生存率は部位別で見ても最高に近い。(男性の3位、女性の1位。)ただし、これは甲状腺がんすべてに対しての値である。私の甲状腺「低分化」がんは悪性度が高く、私が調べたところでは5年生存率50%台となっているところが多かった。

 これ、どっからカウントしたらいいんでしょうね。
 甲状腺に大きな腫瘍が見つかったのは、2016年8月18日。そこからだと、もうすぐ1年7か月。
 「甲状腺低分化癌」と診断され、癌宣告を受けたのは同年10月11日。そこからだと、1年5か月。
 とにかく、あと3年半後くらいに、私がこの世にいる確率は50%と覚悟しといたらいいんでしょうか。

 ただこの確率ちゅうのんがええかげんなもんで・・・。死ぬ人にとったら0%、生きる人にとったら100%とも考えられる。

 治療方法の研究も大事やけど、「あとどれくらい生きられるか」を正確に判定できる方法というのも研究してもらいたいものだ。早かれ遅かれ人は皆死ぬのだから、ほとんどの人は死ぬ前にしておきたいことがあると思う。まだ生きられると思っていて、それよりずっと早く死を迎えることになったらショックが大きい。

 私は癌宣告を受けたとき、勝手に「あと2年」と思っていた。それやと、今から半年後にもうおらんちゅうこと。あっという間やねえ・・・。
 今のところまあまあ治療がうまくいっているらしいので、半年よりは長く生きられそうだが、あと3年半はどうでしょう。「全身転移」ということになったら、先は分からんでー。

 「甲状腺低分化癌」の5年生存率アップに貢献できるよう、ねばろ。

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