2017年11月12日(日)
第27回南紀日置川リバーサイドマラソン [ランニング・出張販売]
ハーフマラソン男子60歳以上の部、1時間34分57秒で優勝!
「1時間35分目標を1時間40分に下方修正」していたが、当初の目標通りに走りきることができた。
これは、前日朝晩2回にわたりヨメさんがお灸やマッサージなどをしてくれたことが大きい。また、今日の朝も枕が合わなかったのか首や肩が痛かったのだがそれも治してくれた。体のどこも気にすることがなく走れたのがすごくよかった。
それと、久しぶりにレースで履いた「アディゼロタクミ・センブースト」。本気でタイムを狙うときは、多少衝撃がきつくても軽量シューズを履かなくては話にならない。今日はこのシューズがピタッとはまった。
あと、スタート前に食べた赤飯(350円)もよかったのかもしれない。サプリ系よりおばちゃんの作った赤飯ですね。
今日の好成績の要因は、ヨメさん7・シューズ2・赤飯1でしょうか。
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朝6時に目覚ましを合わせていたはずなのに、鳴らず。起きたのは6時17分。
「えらいこっちゃ」と急いで着替えて車へ。きくもぐっすり眠っていたので、これはよかった。
コンビニによって、会場に着いたのは6時40分くらい。
そこから急いで出店準備をしたのだが、この大会はもう毎年おなじみとなっているのでスムーズに完了。7時半の受付開始にはばっちり間に合った。
私も自分の分の受付に。
すると、「キャロットさんですよね。今年もよろしくお願いします」とごあいさつに来られる方が。私の顔をおぼえてくださっていたのは、大会実行委員会の副委員長の山本さんだった。
この大会には、20年前くらいから出店させていただいている。私の顔を見ただけで声をかけていただけるのは、その歴史の長さからでしょうね。
恒例、きくちゃんの浜辺散歩。
きくは、見慣れないけれどだだっ広いところに来られてしっぽピーン。うれしいんやわ。
でも、波打ち際はちょっとこわい。しっぽがダラーン。
きく、葉隠れの術。
流木と一体化してます。
8時半から開会式。
ゲストの加納由理さんの写真を撮り忘れた。加納さんは、立命館大時代に「京都キャロット」によく来てくださっていた。
参加者名簿を見ると、ハーフ312名、5km139名で、あとは中学生、小学生、ファミリー、バンビ。普通この規模の大会だとまったく売り上げはないものだが、ずっと続けてきているので、それを楽しみにしてくださっているお客様も多い。ありがたいことです。
毎年視覚障害ランナーの伴走に来られている花村さんが、今年も来られた。ただし、今年は超久しぶりの単独走。
また、手作りの梅干しを持ってきてくださった。去年いただいた梅干しは、入院の時にたくさんいただいた。すごくおいしかったです。ありがとうございました。
去年に引き続き、私の体を気遣ってくださるメッセージ付き。もう入院しなくてすんだらいいんですけど…。
この大会にしてはかなり気温が低かった。しかし、空は快晴。走り出したら絶対に暑く感じる。迷わずランシャツを選択。
シューズは、先日の練習時にいい感じだったアディゼロタクミ・センブーストを。
ウェストバッグを忘れてきたが、もうボロボロだったので新しいものに。
これで万全。あとは、どれだけ粘れるかが問題。
ハーフは10時スタート。
ギリギリに行ったので、もうスタート地点にランナーがぎっしり。それでもランシャツ姿はほとんど見られなかったので、厚かましく前から3列目くらいに割り込みさせてもらった。
私のレースはすべて「先行逃げ切り」。
調子が悪い時も、必ずその時の全力で先行する。
今日も同じ。キロ4分半ペースで行けるところまで行き、あとは粘って粘って・・・。
スタート地点でも加納さんからのごあいさつがあったのだが、また写真が撮れなかった。
それならスタートしてからでも・・・、やっと撮れました。
さて、「先行逃げ切り」はどこまで通用するか。
4分07
4分19
4分27
4分31
4分23 21分50秒
最初の1kmはよかったが、早くも4分30秒を超えてきているところもある。それでも5km22分を切っているので、ここから大きくタイムを落とさないことが大事。
9km付近で先頭ランナーを撮らせてもらったが、ピンボケ。
4分27
4分25
4分33
4分24
4分34 44分15秒(22分25秒)
ここはアップダウンの関係で、スプリットタイムのばらつきがある。でも、ハーフの10km通過が44分ちょっとって上出来中の上出来。
折り返しまで、私と同じ部門の500番台ゼッケンを注視したが見当たらず。
「おー、折り返しまでトップやん!」
去年よりだいぶ速く走れているし、ひょっとしたらとは思っていたが、ほんまにトップ。これは「優勝」という色気が出てきても無理はない。
「さあ、後続との差を確認せんと」と折り返して、初めて会ったランナーが541。
「おう、なんてこったい!」
まさか、こんなすぐ後ろに第2位が迫っていたとは・・・。
私はゴール前の競り合いで勝ったことがない。そんな根性ないんです。
後ろから徐々に詰められ、ゴール前で逆転されることが多い。
「またおんなじパターンで負けるんか」と悲しくなってきた。
折り返してから何度も振り返ったが、案の定2位との差は同じくらい。前のランナーは振り返るだけで体力を消耗するので不利。
このパターンを崩すには、早めにもっと差を広げて2位の選手をあきらめさせること。
幸い、このコースの13km過ぎから上り下りがある。ここでがんばれば、下り坂から平坦地に戻った時に差が広がっていてあきらめるという可能性もある。
「笑って」の応援には敬服。
通り過ぎたのだが、ちょっと戻って写真を撮らせてもらった。
「あかん。2位との差が縮まってるやん!」
この先の上り坂からギアチェンジ。
4分36
4分26
4分34
4分32
4分29 1時間06分55秒(22分40秒)
13から14kmの1kmは4分32秒かかっているので、そんなに速いとは言えない。しかし、私にとっては「驚異の中盤スパート」だった。
15km過ぎに加納さんの応援。
加納さんは5kmレースを走られた後、ここまで応援に来てくださったようだ。
この先の見通しの良いところで後ろを確認すると、先ほどまでとはちがうランナーが間に入って来ていた。たぶん「541」さんとは離れたようだ。
19km付近で、恒例のチアリーディングの応援。
「あと2km」というところで、この応援はうれしい。
4分28
4分40
4分33
4分38
4分33 1時間29分49秒(22分54秒)
さすがに疲れた。
しかし、ここは振り返らずひたすら前へ。振り返るとリズムが崩れてしまうので。
ゴールは、1時間34分57秒(4分41秒+25秒)。
まさかまさかの1時間35分切り。
途中で細かい計算ができなくなっていたが、ここまでいいタイムが出るとは思っていなかった。
今年は速い方が参加されてなかったとは言え、やはり「優勝」はうれしい。
7月のアイソトープ治療入院以後では、初めての優勝ということになる。
あまり科学的な練習とは言えずその量も少ないが、私の練習は自分がすごく納得できるもの。この地道な練習を続けていかなくては。
来年1月の「名護ハーフ」でも、このタイムで走れたら優勝。
ハーフであと2、3分縮められたら、「京都マラソン」の3時間半も夢ではない。
がんばろう!
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さあ、今度はコースに戻って花村さん母娘の応援へ。
スタート前、「一人で走るのは久しぶりでドキドキする」とおっしゃっていた。
「目標は2時間切り」とおっしゃっていたが、残り800mあたりで8分残しだったので、余裕で達成でしたね。
日置川の土手に上がると、鉄橋にかげろうゆらゆら。
かなり気温は上がっているようだ。
娘さんもすぐに見つけることができた。
ちょっとだけ並走させてもらって、お話させていただいた。
ゴールまで戻ってゴール前の写真を撮らせてもらおうと思っていたら、お母さんがちゃんとスタンバイ。私は娘さんの写真を撮っているお母さんの写真を撮らせてもらった。いい風景です。
着替える前に、きくと記念撮影。
そして、また浜辺へ。
ちょっと歩き疲れたね。
12時45分から表彰式と抽選会。
ただし、数年前から少し離れた体育館で行われるようになったので、こちらの会場は人気がなくなる。
きくを連れて体育館を見に行ったが、ファミリーの表彰だったので私らの分はまだまだあとになる。
会場に戻り、人気のなくなった会場で後片付け。
後片付けも早くできた。
いつも賞状などを郵送してもらっていて気の毒なので、体育館の中に入り事情を説明してもらってきた。副賞は手提げバッグだった。
「オッサン、優勝したんやでー」ときくちゃんに自慢したりして。
午後2時10分くらいに会場出発。
遅いお昼ごはんは、前から気になっていた「ふくろ食堂」へ。
椿温泉を通り過ぎ、トンネルを出たところにある。
お店に入り注文して待っていると、入り口が少しだけ開き、何やら足元をスタスタと通り過ぎるものが。
なんと、それは三毛猫ちゃんだった。けっこう重たい引き戸だったのに、開けるコツをつかんでいるんでしょうか。すごい!
私は生姜焼き定食(800円)。
ちょっとからかったがおいしかった。
ヨメさんは野菜炒め定食(700円)。
ガラス戸棚に入っていた一品ものも食べたそうだったが、食べ過ぎになるので自重。来年来れたら、一品もの食べましょか。
ヨメさんがネコちゃんのことを聞いていたので、おかみさんがわざわざ連れてきてくださった。
「ミミ子・メス・17歳+α」
17年前に店に迷い込んできてから、ずっと飼っておられるそうだ。前の国道は交通量も多いのに、事故にも合わず長生きできている。賢いネコちゃんでした。
車をお店の駐車場に置かせてもらって、きくのお散歩。
ちょうどお店のお向かいが海で、トンネルができる前の旧道が海沿いに続いていた。
きくはこういうところはこわくないのか、どこへでも行きたがる。
釣り人が下りられるところなので、きくでも行けそうだったが、ヨメさんが絶対に行ったらあかんと言う。残念やわ。時間があったら探検したかったなあ。
3時10分くらいに「ふくろ食堂」出発。
渋滞がなかったら、7時くらいには帰れるんやけど・・・。
南紀白浜ICから紀勢道へ。
まずは、印南SAで休けい。
この先渋滞みたいで休けいもできひんし、きくちゃんもシッコしときやー。
ひどい渋滞にかかり、10分か20分くらいで行けるところが1時間以上かかってしまった。渋滞にかかると、運転が疲れるは腰は痛くなってくるはでたいへん。
紀の川SAで休けい。ここで、もう6時を過ぎてしまった。
白浜の銘菓「かげろう」を買って、SAを出発。
やっぱり、自宅到着は8時を過ぎた。
疲れているのに、ヨメさんはそこからお好み焼きを作ってくれた。私はマヨネーズ控えめで。おいしくいただきました。
おみやげに買った「かげろう」もいただいた。
まあまあやね。
半分は沖縄にいる真樹に送ってあげる予定。
レースは思いがけずいい結果が出せたが、これもヨメさんの技のおかげ。調子に乗らず、これからもコツコツと。
ヨメさん、きくちゃん、いろいろとお疲れさまでした。
しんどくならんようにね。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
速歩ランナーさん、ありがとうございます。
一年間に3回入院した後の「優勝」なので、それなりの値打ちはあるかなあと思います。
これで癌細胞が全滅してくれたらいいんですけどね。自分が元気になった分、かえって癌細胞も活発になってたりして・・・。
まあとにかく、元気なうちにやりたいことをやっておくという方針で行きます。ヨメさんには叱られてばっかりですが・・・。
優勝おめでとうございます。
まだまだ 我々も 弱音は吐かずに・・がんばろう!
地道な努力の証明ですね・・
感動した〜・・
故障で走れない人にも凄く刺激になる優勝でしょう・・
感動 ありがとう!