2008年08月18日(月)
野口みずきの失速 [マラソン評論]
北京オリンピック女子マラソンは・・・。
スタートラインに立てなかった野口みずき選手。
25km付近で涙の棄権となった土佐礼子選手。
予想どうりの入賞圏外(13位)だった中村友梨香選手。
「これが今の日本女子の実力です。」
そうかなあ。
私が気になっていたこと。
NTTドコモのテレビCM。
「スタートラインに立つあなたを応援します。」とかいうやつ。
野口みずき選手の不出場の発表が遅れたわけは、このスポンサー契約にあったのではないだろうか。早々と不出場を発表しておれば、このCMはすべて吹っ飛んでしまっていた。
(ついでにイヤミを言わせてもらうと、「スタートラインに立てなかったあなた」をNTTはどうするんかなあ。「スタートラインに立てなかったあなたも応援します。」と変えて放送したら、イメージアップになったと思いますが・・・。)
オリンピックのマラソンには、補欠制度がある。
出るか出れないか分からない補欠に、多くは望めないと言う人もいるが、私はそうは思わない。
4年に1度、日本で3人しか出られないオリンピックマラソン代表。どうしてそんな貴重な切符を、みすみす手放すかなあ。もったいなすぎる。
補欠が意味がないということはない。
その大会でたとえ惨敗したとしても、その経験は必ず次に生きるはず。ただ、今回は補欠の森本友選手も走れる状態ではなかったらしい。ああ、もったない。
今年の名古屋女子マラソンの高橋尚子のところでも書いたが(3月20日「誰も知らない高橋尚子」)、選手とスポンサーの関係があまりよくないと思う。
ポーンとお金を出したらんかい、大企業! けちんなー!
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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