2012年10月28日(日)
第16回若狭高浜はまなすマラソン [ランニング]
「おう・・・」
「ああ・・・」
まさかここで会えるとは。滋賀の「あざいお市マラソン」の役員をしておられる多賀さん。ずいぶん古くからの知り合いである。私が会場をウロウロしているのを見つけて声をかけてきてくださった。
「今日は商売じゃなくて、走りに?」
「そうなんですよ。このごろフルとかウルトラはやめて、短いのんばっかり出てますねん。今日は3kmと5km。」
「2回も走んのん? 元気やなあ。わしとこ親父が倒れてしもて、全然走れてへんねん。」
「そうなんですか。」
「今日は、息子と娘のつきそい。」
「あっ、あの子ら。いくつにならはったんですか。」
「上が中3で、下が小3。」
「そうですか。でも、お父さんも走らはんのでしょう。」
「わしは娘の伴走しょうと思って来たんやけど、娘が一人で走るゆうもんで・・・。」
「へー、小3で自立してはんにゃ。」
「そうでもないんやけど・・・。」
「多賀さんはいくつにならはったんですか。」
「3。」
「3て、43?」
「なんでやなー。53や。」
「いやー、わこう見えますやん。43ゆうてもだいじょうぶですよ。」
「そうかー、何も考えてへんからなあ・・・。」
私が常々ゆってる「おっとこまえ」は、こうゆう人です。20年ほど前に初めてお会いしたときとほとんど変わっていない、「おっとこまえ」の多賀さんでした。
ああなつかしい堀越峠。
京都府と福井県の県境の堀越峠を越えるのは、高校2年の時以来ちょうど40年ぶり。あの時はバイクで通り、下界に民家が見えた時はジーンと来た。
40年前とほとんど変わってへんなあと思いながら下りてきたら、すごいループ状の新しい道路が建設中だった。これも原発のお金なんかなあと思いつつ・・・。
道の駅・名田庄で休けいし高浜へ。
家を出たのが6時半。
うちのいなか(花背別所)を通り、京北町から162号線。この道はほんんど信号がないので早い。家から約95kmを2時間で。
若狭和田のはまなす公園に着いたのは、受付が始まる8時半。
雨を覚悟して来たのだが、到着したときは降っていなかった。
公園のトイレに入ってビックリ。
こんなことする人もいるんやー。
1.5km、3km、5km、10kmの4種目。全部合わせても800人弱。こじんまりした大会です。
私は本気の3kmとゆっくりの5kmの2種目エントリー。3kmは自己ベスト、11分24秒の更新。5kmは22分以内くらいでという目標。
ここは参加費が1500円なので、2種目参加でも安上がり。
時間がだいぶあったので、3kmコースを試走。
小学校の前には、現在の放射線量が示されていた。
しっかりと折り返し点も確認。
天気予報では9時の風速が10mだった。しかし、海沿いは強風、ちょっと入れば微風という状態。(遅かった時の言い訳が見つからない。)
「良いところ 見つけてほめて ほら笑顔」
ええ看板じゃー。
和田港の横を通ればゴールまで100mほど。
若狭富士を正面に見ながらのゴール。
これは気持ちいい。
「許すな密航 !!」
さすが日本海側です。
朝お茶漬けしか食べてきてないので、出店されていたパン屋さんのパンを買って食べた。近くにお店がまったくなかったので、これは助かった。
地元の消防士さんもアピールランをされるよう。
1.5kmに出る少年野球の団体。
砂浜でのウォーミングアップ。
10時、まずは1.5kmの多賀さんの娘さんの応援。
「多賀さーん、しっかり! ・・・あれ、お父さんも走っとるがな。」
「○×△■・・・」
なんかゆうてはったが、よく聞き取れなかった。たぶん、「やっぱりいっしょに走ることにしたわ」という意味でしょう。
帰りは高速連写で撮ってみた。
あとで確認すると、「このカメラ、どうなっとんじゃい!」
多賀さん親子が32枚。そんなぎょうさんはいらんどー。
厳選して、この2枚でどうでしょう。
ああ、多賀さんの住所聞くのん忘れた。思い出の写真になるかもしれんのに・・・。渡せへん。
10時35分から、3km。
その30分後に5kmがスタートなのでたいへん。
(注)まだまだ、続きます。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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