パオパオだより

2010年12月16日(木)

びわ湖クロカン・ハイライト [ランニング・出張販売]

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 12月12日のびわ湖クロカンでは、写真を170枚ほど撮った。その中で一番のお気に入りは、上の写真。3部女子(中学生)3000mをぶっちぎった高松望ムセンビ選手。

 実はこの写真、偶然撮れたもの。
 3000mコースの1800m付近。コース上で最も幅が広く直線が続くところ。私は高松選手を撮ろうと、カメラをかまえて選手が来る方向を向き待っていた。

 「誰? 知り合い撮ってんのん?」と走友・森さん(滋賀の中学校教諭)。 
 「そうや。高松望ムセンビちゃん。」
 「えっ、どんな関係?」
 「あの子のお母さんがな、ボクのブログ見てくれてはんねん。」
 「・・・」
 「それだけやけど・・・、なにか?」
 「あっ、この子ちゃうん。」
 「ほんまや、えらいこっちゃ。」

 気がつくと、最も内側を走っていた高松選手が、応援の人垣の影から突然現れた。あわててシャツターを押したが近すぎてピンボケ。せめてうしろ姿だけでもと思ってとっさに撮ったのが上の写真。
 「きれい」
 このひと言につきる。

 実は、朝早く、高松望ムセンビ選手のご家族が「京都キャロット」の出店テントにごあいさつにこられた。
 「お久しぶりです」とお母さん。(2年前のこの大会で、お母様のほうから「いつもブログを見せてもらってます」と言ってこられたのだ。)
 「しばらくお目にかかれませんでしたけど、ブログはずっと見せてもらっています。お兄ちゃん、陸上部に入られて楽しみですね。お母さんも走られてますしね。」
 「ありがとうございます。こちらのお母様は走られないんですか。」
 「ええ、私はまったく。」

 廉が大学から陸上部に入ったこと、ヨメさんがこのごろちょこちょこと走っていることを知っておられる。これは、まちがいなくブログを読んでおられる。決してお愛想で言っておられるのではない。ありがたい。こんなご家族は応援せずにはおられない。

 結果は、10分17秒。2位とは21秒の大差。
 これでもたぶん本人は満足していないと思う。2年前、小学生女子の部で優勝した時、「男子優勝者のタイムより遅かった」と悔しがっていた。そんな頼もしい子ですから・・・。

 レースが終わり、帰られるときにも高松選手のご家族とお会いした。
 「またたくさん写真撮らせてもらったんですけど、私のブログに載せてもいいですか。」
 「どう?」
 お母さんは即答せず、高松選手本人に返事を促された。
 「はい、いいです。」
 高松選手は、はっきり大きな声で答えてくれた。
 いいお母さんや。でしゃばらずに、本人の気持ちや考えを尊重しておられる。見習いたいなと思った。

 「私が行く先行く先にお父さんも先回りされていて・・・。」
 よく考えたら当たり前のことで、家族でもない私がうろちょろしてジャマだったかもしれない。 
 でも、できればこれからも高松選手のかっこいいランニングフォームを写真に撮らせてくださいね。

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 2部女子4000mに出場していた塚本彩子選手(京都文教高)。
 今年の3月まで真樹の中学校のクラスメイトだった「あーちゃん」。高校から陸上部に入り長距離に取り組んでいる。
 走っている写真を撮りたかったのだが、間に合わなかった。ゴール直後の一枚。
 「あーちゃん!」と呼んだら、にっこり。
 2部女子4000mは、私の出た2部男子8000mの1周目とまったく同じコース。
 あーちゃん17分09秒、私の1周目17分58秒。これは、競ったら負けるかー。
 腕上げたなー、あーちゃん! おっちゃんも、まだまだ負けへんでー。

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 1部男子ジュニア5000mに出場した藤井廉選手。
 5000mトラックのベストが16分10秒なので、この芝生のコースでどれくらいで走れるか楽しみだった。
 結果は、17分42秒。165名出場中の91位。やはり、かなりきつかったようだ。
 ほとんどが高校陸上部の選手。大学生の多くは8000mのほうに出場していた。でも、ここで得したことが・・・。高校陸上部は当然茶髪禁止でしょう。廉は茶髪なので、大勢の中から見つけやすいったらありゃしない。
 息子が必死で走っているとき、父親はこんなことを楽しみながら写真を撮っている。へへへー。

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 1部女子ジュニア4000mに出場した岩内紗絵選手(桂高)。
 お父さんと知り合いなので写真を撮らせてもらった。

 ゴール直後。
 「お父さんの友だちです。写真撮らせてもらったんやけど、私のブログに載せていいですか。」
 「はい、ありがとうございます。」
 ゴール直後だというのに、ほとんど息が乱れていない。この子はまだまだ伸びる。その時、そう思った。

 桂高校のユニフォームが上位に次々と入ってきていた。強い人たちの中でもまれて、さらに強くなっていってほしいと思う。できればずっと続いている立命館宇治高の牙城を崩してほしい。

 このあと私が「京都キャロット」の出店テントを一時離れている時に、あいさつに来てくれたそうだ。礼儀正しく、いつもニコニコしている感じのいい子。これからも応援させてもらいます。
 高校卒業後は、ぜひ京都府立大学へ!

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 4部男子(小学生)1000mに出場した恵藤嶺選手。
 私の甥の次男です。4年生なのに、5、6年生の中に入ってしっかり走っていた。4分17秒。
 「れいー」と呼んだら、すぐにこっちを向く余裕があったので、まだまだだいじょうぶ。これからも楽しく走ってや。

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 3部男子(中学生)3000mに出場した恵藤陸選手。
 私の甥の長男です。まだ中1。しかし、今年の2月の「京都市小学生大文字駅伝」の時に見たよりはるかに力強い走りになっている。11分10秒。
 陸の中学校は、女子が全国中学駅伝大会出場を決めた。来年は、男子もたのむでー。

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 ということで、私は写真ばっかり撮って仕事をほとんどしていない。そんな私なのに、ヨメさんはめずらしく私の走っている写真を撮ってくれた。ありがとね。
 ただやりなれんことをするから、レンズカバーが開ききってないことも気づかなかったみたいやけど・・・。

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