2009年04月26日(日)
第12回日吉ダムマラソン [ランニング・出張販売]
今日は一風かわったところで・・・。
嵐のような風雨の中での後片付けが終わった後、「スプリングひよし」のレストラン桂川で遅い昼食をとった。
食後、横の売店で素敵な本を見つけた。「平成落書たんたんたかたか」。著者・しおがいふみあき氏は、日吉町在住の芸術家らしい。
立ち読みしようとして、パラパラとめくってみた。「あっ、こんなんすき!」
「メダルを百個もらうより友だちのほうがずっといい。」
「合うときばかりじゃありません それでいいんだ人生なんて」
「『相手の身になって』というのがいつのまにか死語になりました 数年前から『私はこういう人やから」が大手を振ってます。」
買おうかどうかと迷ったとき、最後のページをめくってみた。
もし憲法が変われば、
誰かのためかも判らない紛争や戦争の
道具として、家族や友人や、これまで関わってきた
生徒たちが、まるで湯水のように注ぎ込まれるだろう。
そんな姿、わたしは絶対に見たくない。
だから、今、
出来ることをやっておきたいのです。
著者
これは、買いです。
花背別所町に住んでいた2年前まで、この大会が一番近い大会だった。京北町を通って、日吉ダムまで約50分。受付が9時からと遅いこともあって、余裕を持って行ける。
今は、それプラス30分。それでも1時間20分ほどで行ける。楽。
朝から、たたきつける雨と強風。
出来るだけ商品をぬらさないように、気をつけながら商品を並べる。
朝からあいさつに来てくださった方。
中村智明さん(京都ランナーズ)。
原田尚浩さん(京都ランナーズ)。
岩田徹さん(京都走ろう会)。
山本祥三さん(京都走ろう会)。
さすが、地元京都です。足元がワカメみたいなコケ状のものと鹿のフンで歩きにくいのに、雨の中わざわざ来てくださった。
11時、最初の種目ハーフがスタート。
最近のマラソンブームに乗り、この大会のハーフも1000人を越えた(男子908人、女子179人、計1087人)。
先ほどあいさつに来てくださった方たちも、みなハーフ。私も本来ならハーフに出るところだが、前日の33kmのダメージを考慮して10kmにしておいた。
出来たらキロ4分半、10km45分くらいでゴールしたいなあ。今の私のレベルでは、キロ4分半を切るペースが真剣ライン。それを越えると、オチャラケペース。
今日はよっぽどカメラを置いていこうかなと思ったが、やっぱり何と出くわすか分からんしカメラ付きで走った。
4km付近だっただろうか、私の横をスッと抜いていく女性ランナー。
「なんやねん! 負けられっかー!」ちょっと私の闘争心に火がついた。
ところが、この女性ランナーがしぶとい。全然離れない。それどころか、私の苦手な上り坂では先行するありさま。
「くっそー、絶対負けへんでー!」
この二人のバトルは、けっきょく9km過ぎまで続いた。すぐ近くで息づかいが感じられたのでまちがいない。
9km、39分49秒。
最後のきつい上り坂も、「あの彼女に追いつかれてたまるかい!」とがんばり、4分57秒。ゴールは、44分46秒。前日に33km走った割には上出来です。
これはひとえに競ってくれた彼女のおかげ。しかしゴールしてすぐ後ろに来ているものと思っていた彼女は、最後の1kmで失速したようでした。
しばらくしてゴールした彼女に、「最後は・・・?」と言ったら、「ありがとうございました」とひと言。やっぱり、むこうも私を目標にしてくれてたんや。「?9205」さん、アグレッシブな走りをありがとう。(たぶん、彼女は女子の4位だと思う。)
今日は、「ランナーズ9の会」の仲間に二人すれちがった。二人とも、すれちがいざまにタッチさせてもらった。
今日はこの3人の中では、私が先着。ちょっとは目立ったかなと思ったが、コースはダムの周り。応援の人はまったくなし。ええい! がんばったのに・・・。
ゴールしたあとジュースを買いに行こうとしたとき、その「9の会」の仲間に声をかけられた。
「私、藤井さんのブログ見て『9の会』に入ったんですよ。」
ほー。たぶん、「篠山マラソン」の記事のことですね。
「ランナーズ9の会」の番号では私の二人前、京都の「がんちゃん」。これからもよろしくお願いします。
雨風強く商品もぬれてしまい、売り上げもさっぱりだったが、今日もいろいろな人と話せてよかった。
レースでは久しぶりにちょっとムキになり、ダム上のこいのぼりの写真などが撮れなかった。
まあ、こんな日もあるわいな。
【追加】 「ワカメ」ネタ
ゴールしてだいぶたち、10kmの表彰のアナウンスが聞こえてきた。
「1位 ○○○○さん、2位 橋本猛志さん、・・・」
「あー、折り返しで見たときは二人で大接戦やったのに、あの人にせり負けたんかなー。」
橋本猛志さんといえば、「らんRUN乱」所属の快速ランナー。この近辺の大会では、優勝の常連。京都で橋本さんを知らない人は、ランナーとしては「もぐり」扱いにされるかも・・・。
表彰式のあと、その橋本さんがニコニコしながらうちのテントに来てくださった。
「橋本さん、悔しいですね、2位ですか。私が見たとき大接戦でしたよ。」
「そうなんですよ。初めから終わりまでずっと二人でせっていて、最後のきつい坂もほとんど並んで・・・。最後の最後の直線ですべってしまって・・・。」
「あっ、例のワカメみたいなやつ・・・」
「それ、私も相手も二人とも転んだんですけど、私は横に転んで、相手は前に転んだんですよね。その差で・・・。」
「あらまー、そら悔しい。」
「いえいえ、それも含めて実力ですから。」
まあ、なんてさわやかな好青年。
私やったら、「くそワカメー」くらいはゆっとんね。
橋本猛志さんは、確か30歳近いはず。しかし笑顔でサバサバと話される様子を見ていると、(童顔のせいもあって)、まるで高校生のようだった。
賞品の缶コーヒーまでいただいた。こら、ますます応援せんならん。次のレースもしっかりね。
それにしても、あのワカメ見たいなんは、なに?
あれと鹿の糞のブレンドが、日吉ダムマラソンの名物になりかかっている。
「走っても走っても、前に進まんゴール前」
これ、ちょっといかんと思うんやけど・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
がんちゃん、コメントありがとうございます。私と同じ10kmに出られていたので、本来ならば写真を撮らせてもらうはずだったんですが・・・。久しぶりに、真剣に走ってしまいました。
娘さんといっしょに大会に出られるなんてうらやましい。うちも以前はよくついてきてくれていたのですが、最近はさっぱりです。でもいつか、娘とホノルルマラソンを走りたいと思っています。
ダムの件ですが、日吉ダムで沈んでしまったのは、確か天若地区というところですよね。ほとんどの人が忘れてしまっていると思いますが、覚えているものが伝えていかなくては・・・。がんちゃんは、娘さんたちとそんな話をされたことはありますか。
それから、せっかくうちのテントをのぞきにきてくださったのに、あいにくの天気で気の毒でしたね。産大前店は新製品の展示が中心なので、気に入られるものが見つかるかどうか。特に、女子高校生向きのものは少ないかもしれません。
私たちはほとんどの日曜に出張販売に行っており、店はバイトさんに任せています。もし来られるときは、前もってお電話いただけるとありがたいです。
がんちゃんのコメントを読ませていただいて、大事な「ワカメ」ネタをひとつ書き忘れていたことに気づきました。追加で書いときますので、よかったらまた見てください。
日吉ダムマラソンお疲れさまでした。
この大会には地元という事もあり毎年家族の恒例行事となっています。しかし、本文にあるようにダムの周辺を走るため応援はなく孤独感を味わいながら走っています。
次女は中学女子3Kmの部5位入賞でした。「タイムは聞かないで!」と言われましたが、4位と5位のタイム差はかなりあったようです。
当日は雨で寒く、足元もジュクジュクでワカメ苔と鹿の糞…毎年天気が悪いようなイメージが強い大会です。
良いところといえば、広いダム湖を左に見ながら走るところくらいですかねえ〜。
あのダムも龍王桜マラソンのダムと同じように湖の下に民家が沈んでいます。何年か前に日照りで水不足になったときは沈んだ民家が出現したこともありました。
当日、高校の記録会で参加しなかった長女に「京都キャロットとか来るやろ?これからクラブでランパンとランシャツいるし買っといて」と頼まれていたので商品を見ていましたが、雨とワカメ苔で足元が悪く長時間物色していた割には商品を見た感じがしませんでした。今度、長女を連れてお店へ行こうと約束しているのでそのときはよろしくお願いします。