パオパオだより

2014年11月09日(日)

第24回南紀日置川リバーサイドマラソン [ランニング・出張販売]

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 「和歌山はべっぴんさん多いでー。」

 私がゴールして初めて発した言葉。

 「走路員してはる女の人なあ、みんな美人やで。」
 「何年も来てるのに、それ今まで気つかへんかったんかいな」とヨメさん。
 「今年はそんだけ余裕があったちゅうことかな。」

 5km20分切りの練習はできていないが、あくまでも前向きで。とにかくスタートからバンバン行って、つぶれてもいいという作戦。

 作戦通り行きましたがな。1kmも2kmも4分切り。折り返しも10分切り。でもそのあとがねえ。
 ゴールは20分31秒。こないだの「京都丹波」より4秒も遅いがな。

 1.3kmくらいまで部門トップ。そこから500mくらいの間に6人に抜かれた。そしてそのまま。残り500mくらいで、前のランナーに追いつきなそうなくらいにまで迫ったが及ばす。
 20分31秒で部門第7位。入賞に一歩届かず。6位と3秒差、5位とも5秒差。悔しいといえば悔しいが、自分の作戦通りに走れたことが大満足。やっぱり私は「逃げ馬」です。

 今年もヨメさんに写真をお願いしておいた。
 「ちっちゃ!」
 日置小学校グランドに入り、あと100m弱のところ。ちっちゃいけど、トリミングしたらいいか。

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 前日宿泊は、おなじみ椿温泉の国民宿舎「ひらみ」さん。
 超豪華な夕食ですが、ビックリするような低料金。南紀に旅行される方には、「ひらみ」さんをお勧めします。

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 朝6時起きで、コンビニにより会場へ。
 夜中から雨が降り始める予報だったが、この時点ではまだ降ってはいなかった。

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 7時半から受付開始。
 この大会は大々的に宣伝しておられないので、毎年1000人ちょっとと参加者数は安定している。

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 8時半から開会式。
 まだ、空は何とか持ちこたえている。

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 9時20分、一番最初の種目「1kmバンビの部(小学生未満と父母または祖父母のペア)」がスタート。
 このころ、もう雨がポツポツと降っていた。

 ごあいさつをされているのは、招待選手の尾崎好美さん。すごく小柄な方でした。

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 毎年恒例、かわいいチアガールの応援。
 この子たちは、5kmとハーフの2kmすぎでも待機して応援をし続けてくれる。ありがたい、ありがたい。

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 バンビの部の大会記録は4分02秒。
 優勝狙いの親子はすごいスピードでダッシュ!

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 バンビの部は105組のエントリー。
 2kmファミリー(小1〜3と父母または祖父母のペア)が122組だから、この部門の人気ぶりが分かる。

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 最後尾は、かわいいかわいい小さな女の子。
 笑顔でしっかり前に進んでいきました。

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 私が出る5kmは10時35分スタート。
 それまでしっかりとウォーミングアップ。 

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 会場の裏は太平洋。
 この堤防でアップする方も多い。

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 雨はだんだんきつくなってきたが、風がほとんどない。これは記録を狙うには願ってもない好条件。

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 海岸沿いに群生しているきれいな花。

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 2kmほど走って、また会場へ。

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 「あっ、さっきのかわいい女の子。いっしょに走ってるのはお兄ちゃんやろね。」

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 そのおにいちゃんは、ゴールテープを切るときに自分だけはけていった。その行動がお兄ちゃんらしくて、ちょっと感動。

 このあと、もう一度アップへ。また2kmほど。

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 さて、私の5km。
 このコースは最初200mほど行ったところから下り。ここで全力を出す。その流れのまま折り返しまで押して行き、後半の落ち込みを最小限に留める。

 最初の1kmは作戦通り。私の前には若い子が十数人いるだけ。 
 1km標示のところで、3分41秒。「おー、すばらしい!」
 ところが、1.3kmあたりで私の肩をポンとたたいて抜いていくランナーあり。私と同じ部門「50歳以上」。たぶん、「京都キャロット」のお客様なんでしょうね。
 ここで二人に抜かれ、ちょっと先でまた二人に抜かれ、そのまた先でまたまた二人に抜かれ、ついに部門7位に転落。
 しかし、2km標示の地点で7分30秒。「抜群の速さ!」と思ったが・・・。
 折り返しも9分59秒と、ギリギリ10分切り。後半は日置川に沿って下流に向かって走るのだから下っているはず。そんなに失速することはあるまいとがんばった。

 しかしGPS腕時計を確認すると、1km2kmは距離不足だったようだ(3、4、ゴールはほぼ正確)。

 1km  3分47秒
 2km  7分51秒(4分03秒)
 3km 12分11秒(4分19秒)
 4km 16分23秒(4分12秒)
 5km 20分31秒(4分07秒)

 中だるみしてしまったが、最初に作戦通りぶっ飛ばして、最後の1kmもがんばれたので大満足。ちゃんと練習したら、また20分を切れる日は確実に来る。がんばろう。

 ここからは、ヨメさんが撮ってくれたゴール前の写真集(トリミングしました)。

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 この写真は、私のゴールシーンらしい。

 「どこ?」

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 いましたー。
 よーく目を凝らして見てください。

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 店は雨でヒマなので、クーリングダウンを兼ねて知り合いの応援へ。

 ここが最初の下り坂。廉や真樹が小学生のとき、手を引っ張って飛ばした坂。 

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 橋の手前が1km地点。帰りは残り1km地点。

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 川の堤防の内側のまっすぐな道。
 参加者数がそれほど多くないので、ランナーの人影まばらになるとちょっと走るのがつらい。

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 「写真撮らせてもらいまーす!」

 山本選手と伴走ランナー。

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 来ました、毎年登場してもらっている伴走の花村さん。

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 今年は廣田選手の伴走。

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 5kmの折り返し点まで来たが、もう少し先まで行ってみよう。

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 こちらはおなじみ森本選手と伴走ランナー。
 今年の森本さんはかなりしんどそうに見えた。

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 スタート地点から3.3kmくらいのところに、JR紀伊日置駅。

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 ちょうど電車が来たので撮影に。
 特急「くろしお」が猛スピードで通過。

 ここらで折り返して会場へ。

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 途中に工事中の高速道。

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 来年は、日置川まで高速で来られるんでしょうか。

 「高速が通ったら、ここらの人口増えるかな」とヨメさん。
 「ところがな、今までの結果から行くとさらに人口減という所が多いみたいやで。」
 「いつでも帰れるとなったら、かえって出ていってしまうんかなあ。」

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 ハーフで時間がかかるランナーは車道ではなく、日置川の堤防へ。
 でも、こっちのほうがええ景色やで。

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 森本さんに追いついたので、「あと○○m!」と声をかけさせてもらってちょっとだけいっしょに走らせてもらった。

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 今年は断続的に降ったので、グランドも去年ほどグチャグチャにはなっていなかった。視覚障害ランナーと伴走者の方には、雨は本当にたいへんです。水たまりもたくさんあったし。完走おめでとうございます。

 私もけっきょく6.7km走ったり歩いたり。レースより長いダウンになった。でも、体にはいい感じがする。

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 今年も雨のため、閉会式と抽選会は中学校の体育館。
 うちの帰る都合で、シューズの抽選を一番先に回していただいた。そして当選された青年がサイズ交換に来られ、「30センチです。」まさか、まさか・・・。さすがにそのサイズは持ってきてなかったので、お知り合いの方にプレゼントということで25センチにしていただいた。

 2時前に会場を出発し、途中の渋滞もなく6時前に京都着。夕食の食材を買って帰っても6時過ぎに自宅着。「日置川」と言えば深夜近くに帰って来ていたイメージが強く、こんなに早く帰ってこられるのはウソみたい。
 ただし、3年連続の雨で売り上げはさっぱりでしたけど・・・。

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2014年11月08日(土)

八百長会談? [時事]

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桜井誠・在特会会長(右から2人目)との面談を終え、会場を後にする橋下徹・大阪市長(左から3人目)=大阪市役所で2014年10月20日午後4時11分(毎日新聞)

◎THE PAGE 11月7日(金)10時0分配信    

   政治に逆流する排外主義 橋下市長・在特会会長の会談から見えたもの 
                  徳島大学准教授・樋口直人

 排外主義ってなんだ?――この言葉にピンと来ない人でも、10月20日に橋下徹・大阪市長と桜井誠・在日特権を許さない市民の会(在特会)会長が机越しに怒鳴り合ったシーンは記憶にあるのではないか。だが、あの珍奇な光景の本質は「会談」そのものではなく、翌日の記者会見にある。そこで橋下市長は、在日コリアンの在留資格である「特別永住」を廃止し、一般の外国人と同じ「永住」に一本化する必要があると述べた。この発言は何を意味するのか、在特会を調査した者として解説していきたい。

■排外主義運動の担い手たち

 家に引きこもってネットにかじりつき、中国、韓国を攻撃することで、不遇をかこつ自らの境遇に対する不満を爆発させるネット右翼。昨年の流行語大賞トップテンにも入った「ヘイトスピーチ」をまき散らすのも、そうした「異常な人たち」の行動にしかみえない――筆者も当初そう思っていたが、実際に調査して各国の研究結果と付き合わせていくと、「下層の鬱憤晴らし」という見方は間違いであると結論づけざるをえなかった。

 今年、私が公刊した『日本型排外主義』(名古屋大学出版会)で述べたように、排外主義運動の担い手は、年齢・職業・学歴的にさまざまで、活動家層ではむしろ大卒のホワイトカラーや自営業者が多い。社会的属性でいえば、男性比率が高いこと、独身者が多いのが目立つ程度である。将来への不安や生活への不満を軸に結集したとも言い難い。

 では何が共通点なのか。筆者の調査では、政治的に保守層である点ではおおむね一致がみられた。保守といっても、右翼的な教育を受けた者から、自民党に任せておけば安心という者、平等とか人権とか平和って胡散臭いという「左翼嫌い」まで一定の幅がある。だが、左派的な価値に懐疑的な「保守層」が担い手となった運動というのが、筆者が見聞きした限りの結論となる。

■極右政治家に呼応する排外主義運動

 では、なぜ保守層が外国人排斥を訴えるようになるのか。この問いに答えるには、運動の担い手より政治、特に排外主義運動に影響を与えている極右の変化を見た方がよい。「極右」とは、ナショナリズムと排外主義に対して「保守」より強硬な主張をする者を指す。日本ならば、2012年に東京都による尖閣諸島の買い上げを訴えた石原慎太郎氏を最高顧問に据える次世代の党が、典型的な極右となる。

 冷戦時、自民党内の極右政治家にとっての敵は圧倒的にソ連だった。冷戦後には、中国、北朝鮮、韓国という近隣諸国が極右の標的となった。東アジアには、歴史や領土問題のような解決困難な課題が山積している。ナショナリズムに訴える極右政治家は、拉致、尖閣、「慰安婦」といった問題での強硬発言により存在をアピールし、支持を調達する。

 在特会の活動家だったJは、「田母神がやっぱりこう、自分が目覚めるきっかけだった」という。元航空幕僚長だった田母神俊雄氏は、今年2月の都知事選で60万票を獲得した。在特会も、彼のような政治家に呼応したことで勢力を伸ばしたわけであり、「本体」たる極右政治家の主張を街頭で垂れ流す「影」のようなものでしかない。

■橋下発言の意味――政治へと逆流する排外主義

 冒頭で紹介した橋下氏の発言「特別永住を廃止すべき」は、「影」たる在特会の主張が「本体」に逆流したことを示す。在特会は、特別永住資格、朝鮮学校補助金交付、生活保護優遇、通名制度を「在日特権」とするが、これは意図的に各種制度の理解をねじ曲げた虚構にすぎない。だが橋下市長は、「特別永住」という資格に対して疑問を投げかけた。その根拠は「特別扱いは差別を生む」からだという(注1)。

 特別永住は植民地時代に日本国民だった者に適用される在留資格で、歴史的経緯から他の外国人とは異なる法律が適用されているにすぎない(注2)。橋下市長は、これを「特別扱い」と呼ぶことで、在特会の主張に呼応した。いかに極右政治家といえども、これまで特別永住資格の見直しを主張した者はいなかった。橋下市長は、日本の政治家で初めて在特会の主張を後押ししたわけで、それが橋下−桜井会談の本質ということになる。


(注1)『朝日新聞』2014年10月21日付(http://digital.asahi.com/articles/ASGBP3RLBGBPPTIL00C.html)
(注2)金明秀「特別永住資格は『在日特権』か」『シノドス』2014年10月22日(http://synodos.jp/politics/11245)

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樋口直人(ひぐち なおと)
 徳島大学准教授、社会学。著書に『日本型排外主義』(名古屋大学出版会)、『日本のエスニック・ビジネス』(世界思想社)、『国境を越える』(青弓社)、『顔の見えない定住化』(名古屋大学出版会)などがある。

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 昨日はまた、午後3時から11時半まで寮の管理代行のバイト。今回は、朝日、読売とも新聞ネタでいいのがなかった。

 しかしYahooニュースの「安い学費+独自カリキュラム 大阪市の公設民営学校が開設へ加速」という記事を読んでいると、「あわせて読みたい」という欄に先日の「橋下VS在特会」の記事が出ていた。
 私自身は、例の会談は「八百長くさいなあ」くらいにしか思っていなかった。「30分の予定が8分で打ち切りて、それはないはなあ」という感じ。ショーやったら「金返せ!」の世界ですね。でも8分全部を見てみたが、双方おんなじようなことの繰り返しばかりで、あれでは30分は持たんなあとも思った。
 吉本新喜劇のギャグの「今日はこれくらいでかんにんしといたろ・・・(フラフラ)」ちゅうやつですかね。さすが大阪!(ちがうか?)

 「会談を実現させたのは、双方にとって得なことがあるからにちがいない」とは思っていたが、それが何かはよく分からなかった。樋口さんがどういう方か知らないが、最後のまとめは「ふーむ、ふむふむ」とうなづいてしまう。
     ◇
 いかに極右政治家といえども、これまで特別永住資格の見直しを主張した者はいなかった。橋下市長は、日本の政治家で初めて在特会の主張を後押ししたわけで、それが橋下−桜井会談の本質ということになる。
     ◇
 掴みかからんくらいのけんまくに見えたけど、実は向いている方向はまったくいっしょやったりして・・・(パフォーマンス、パフォーマンス)。
 やっぱり、八百長?

 ふつうの人があの会談を見て、何のバトルか分かっただろうか。まあ、「下品さの競い合い」くらいにしか見えないのでは。そういう点では、市長が大差で勝利です。
 日本一わいせつな横山知事を生んだ大阪で、今度は日本一お下品な市長が誕生です。(「言葉づかいなどたいした問題ではない」と、そのあたりはご自身も認めておられるようです。)これは記憶に残りますね。

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【追加】

◎ブログ「ドーラクチホーセージ」より

2014年11月07日(金) 16時03分13秒
橋下市長に溜飲下げてもらっても意味がないのに
テーマ:論壇のような漫談

 先日、橋下市長と在特会の会長の公開討論がありました。
 内容は、お互いを罵り合うだけでどっちもどっちだったのですが、普段ヘイトスピーチを批判している反レイシストの人達が「橋下市長は支持しないが、あのやり方は効果的」と賞賛しているのです。

 たしかにヘイトスピーチ(レイシスト)に対して怒っているから、あの振る舞いに賞賛しているのかもしれないけど、言っておきますけど橋下市長に溜飲を下げてもらっても効果がないことは、これまでの実績が証明しているんですよ。
 それこそ、卒業式に君が代を歌わない教員に対し口パクチェックをしたり、不祥事が続く公務員に対し厳しい条例を施行したりしましたけど、相変わらず毎年卒業式には君が代を歌わず処分される教員が出ているし、公務員の不祥事が劇的に減ったという話は聞きません。
 また施行当時は公務員バッシングへの追い風があり、「橋下さんのやり方は強引だけど、あれくらいやらないとしょうがない」という声が多かったのです。ヘイトスピーチ問題も同じ構図じゃないですか。
 たしかにマスコミにレイシストの蛮行が取り上げられるようになったけど、公開討論後も相変わらずヘイトデモは続いているじゃないですか。テレビに映った嫌韓本も売れ出したそうじゃないですか。

 だいたい、あの公開討論の狙いは、世間を騒がしているヘイトスピーチに対してテレビカメラの前で止めろとアピールすることで、視聴者に好感を得ようとしたのと、その後に在日韓国・朝鮮人らに認められている特別永住資格を見直すと表明したように、都知事選挙の田母神氏のようなネトウヨ層の票を得ようとして、来年の統一地方選挙に弾みを付けようとしたのが狙いでしょう。
 選挙で勝てば何をしてもいいと公言している人なんだから、橋下市長の言動は何らかの形であれ選挙で勝つためのアピールと見ておくべきでしょう。

 それにしても、反レイシストの人達までも「賞賛」させる橋下市長の言葉には人を惑わす効果があるんだなあと思わざるを得ません。
 反レイシストの人達は維新に投票する事は今後もないと思うけど、彼らですら惑わされるのなら何も知らない一般の人は今後も惑わされるのだろなあと思いましたわ。

 同じ橋下不支持の人でも、これまでの大阪の行政での振舞いを知っている人に言わせれば、そもそも公開討論会を開く意味がないというツイートがほとんどでしたし、僕もそれに同意します。
 橋下市長の振る舞いは、耳だけでなく全身で感じなければならないということですよ。
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 私が愛読しているブログ、やくもさんの「ドーラクチホーセージ」(道楽地方政治?)。
 「文章の転載は自由にしていただいて結構ですが、その事による苦情の対処は当方では出来かねます」とのことですので、まるまる引用させていただきました。おもしろい分析ですね。

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2014年11月07日(金)

第62回9の日平和ラン [ランニング]

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 ノーベル平和賞落選記念第1回目の「9の日平和ラン」。

 「今日、9日とちゃうしー」と突っ込まないでください。明後日9日は「南紀日置川リバーサイドマラソン」に出張。明日はその準備でバタバタする予想。よって、2日も前倒しです。

 今日はヨメさんが運動会ということで、太陽が丘までお送り。
 帰ってきて「おいおわ治療院」。高橋大輔似の先生によると、「今骨盤矯正をしているので、今までとちがうところに痛みが出ることもあります。シップを貼って2日で治ったのなら、全く問題ないです」とのこと。
 あーよかった。一時は、「また長期離脱か」とがっくり来ていたのに。

 ヨメさんが作っていってくれたお弁当を食べ、本調子でないきくの散歩を終えるともう1時半。3時からのバイトは、家を2時20分には出なくてはならない。

 「あと50分しかないやん。9kmは絶対ムリ!」

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 「今日は、地下鉄の駅までくらいにしときましょうかねえ。」

 走るとけっこう暑い。ランパンにしといてよかった。
 叡電の線路脇で何やら作業。よく見ると、予備の線路に銀色のペンキを塗っておられた。

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 バス路線通りに走り、「長代南橋」バス停で2km。12分ちょっと。

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 「国際会館前」は、選挙に立候補予定の方がよく演説されている。ただしそれは朝のみ。お昼は乗り降りの客も少なく静か。

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 駅前で2.8km、17分。
 もうここで折り返さんと、バイトに遅刻する。

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 帰りはちがう道。
 同志社小学校の西の道を北上。

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 左折して「コブシ並木」。「区民の誇り」らしい。

 コブシと言えば、うちのいなかでは「コボセ」。春一番を告げる白い花を咲かせる木だ。

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 いつもの線路横の道に戻り、あとは家までほとんどまっすぐ。

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 我が家到着。

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 5.5km、おっと「3333」。

 「ジャラジャラジャンと、なんか出てこーへんかなあ」と思ったりなんかして・・・。
 今回も、お気楽で平和な「9の日平和ラン」でした。

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【今日のきく】

 ちょっと元気のないきくを元気づけるため、お昼にお散歩。

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 「おっ、カドの丸いシェパード!」

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 いやいや、よーく見るとやっぱり「駄犬」でした。

 私は元気なんやけど、きくの体調はヨメさんと連動しているらしい。ヨメさんも今ちょっと不調で・・・。
 もうそろそろ、きくはヨメさんの歳を追い抜くんかなあ(現在、9歳8ヶ月)。

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2014年11月06日(木)

有田さん [私の好きな人]

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◎京都新聞7月28日夕刊

   ご当地マラソン 全国制覇
             京の税理士が達成

 全国各地の市民マラソンに参加し続け、47都道府県の大会を制覇したランナーがいる。京都市右京区の税理士有田行雄さん(63)。フルマラソンはすでに100回以上を走破、2012年2月に全県完走を達成した。その土地ならではの風景、人の温かさに触れ、走る喜びを加速させている。

 健康づくりのために30年ほど前から走り始めた。08年から「全国制覇」を意識し、参加する大会を選び始めたと言う。「マラソンがなければ行かないような、聞いたことがない場所に行くと、たくさんの発見がある」と魅力を語る。

 例えば出羽山地の麓、山形県長井市の「長井マラソン」は「まったく観光地化されてなくて、ただただ山がきれいだった」。0泊2日で参加した「博多唐津ウルトラ駄マラニック大会」は午前1時にスタートし、104キロを走り切った。

 坂本龍馬の「脱藩の郷」をPRする高知県檮原町の「龍馬脱藩マラソン大会」では、起伏の激しい山道を走った。完走証の代わりに「脱藩認定書」をもらったが、折り返しコースのため「マラソン上は、脱藩は失敗に終わるんです」。

 参加者がほぼ地元の人という大会ならではの苦労も多い。農家に泊まったり、体育館に寝袋を持ち込んで寝たりしたこともある。

 それでも地域ごとの温かい歓迎には替えられない。大音量で音楽を流し、太鼓演奏で盛り上げてくれた地域や、スイカや黒砂糖など地元の特産品を沿道で振る舞ってくれる大会もあった。今年6月、3度目の挑戦でようやく完走できた「隠岐の島ウルトラマラソン」(島根県)の100キロコースでは、地元の人が名簿を見て沿道から名前を呼んでくれた。「涙が出そうなほどうれしかった」

 「無理せず楽しんで走るのが一番です」と語る有田さん。今も週に3回は、上京区の事務所から自宅まで約8キロを走って帰り、次の大会に備えている。
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 「土山マラソン」の記事のトップで紹介させてもらった有田さん。私のこのブログにはたびたび登場してもらっている。
 その有田さんが、7月28日の京都新聞に載った。そのとき記事にしようかなとも思ったが、またお会いしたときにと思い今になってしまった。

 京都の老舗ランニングクラブ「京都ランナーズ」で知り合ってから30年以上。今も昔と何も変わらず仲良くさせていただいている。
 この新聞記事を見ても分かるとおり、有田さんのいいところは「いいところを見つけるのがうまい」こと。いいところを見つけるのがむずかしい私に対しても、いつもやさしい言葉をかけてくださる。「藤井さんは不要家族やでー」とか!?(じょうだん、じょうだん。)

 私は変わり者のへんくつなので、ちょっとしたことですぐムカッとしてしまう。しかし、有田さんに関しては30年以上そんな思いをしたことがない。有田さんは人の悪口を言わないし、私が自分を卑下したような発言をしてもきっちりフォローしてくださる。
 大阪国際女子マラソンにも出場経験のある奥様もお上品だし、よい夫婦といえば有田夫妻を思い浮かべる。今は奥様はほとんど走られないそうだが、いつもダンナさんのマラソンについて行かれ、応援だけではなくいろいろと自分なりの楽しみを見つけておられるようだ。

 若いときに比べると、最近は有田さんご夫妻にお会いする機会は少なくなっている。しかし、私も「いいところを見つけるのがうまい」人間になりたいと常々思っているのは、知らず知らずのうちに有田さんご夫妻の影響を受けているように思う。

 有田さん、これから先も仲良くしてくださいね。

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土山で有田さんが撮ってくださった写真

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【RUN】

 「京都丹波ロードレース・5km」で左足の痛みが悪化。アキレス腱本体ではなく、その周囲の腱がカチカチに。歩くのも大変なくらいになった。
 火・水と完全休養。薬屋さんでシップを買って(お徳用、49枚で980円+税)、風呂上りにふくらはぎに貼って寝た。すると、わずか2日で楽になった。私には薬物がよう効きますにゃわ。

 そろりそろりだが、いつもの5kmを走ってみた。31分07秒。えらい時間がかかったけど、足はそれほど痛くはならなかった。
 練習は控えめにして、今度の日曜の「南紀日置川・5km」にのぞもう。

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2014年11月05日(水)

名勝負2 [陸上競技]

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 パオパオだより8月21日「名勝負」の第2弾です。

 11月2日のジュニアオリンピックA女子3000m決勝。
 注目は、8月の全中陸上女子1500mで優勝争いをした田中希実選手と高松智美ムセンビ選手。全中は、田中選手優勝(4分22秒21)、高松選手2位(4分22秒77)。

 今回は田中選手の調子があまりよくなかったようで、スタート直後から飛び出した高松選手と林英麻選手(群馬)を追うことができなかった。

 1位 高松智美ムセンビ 9分17秒60
 2位 林英麻      9分17秒97
 3位 田中希実     9分23秒58

※ このレースの様子はYouTubeで見ることができます。
  また、田中希実選手のお母さんのブログ「ちひろっぴぃ」にもくわしく書かれています(リンク集へ→)。

 次は、来年1月11日の都道府県対抗女子駅伝3区(中学生区間)での対決でしょうか。しかしこの日は残念ながら出張販売で、私は応援に行けないんですよね。

 昨日の話の続きになりますが、2020年東京オリンピックで、高松姉妹と田中希実さんがそろって出場ということもあるかも。今のうちにサインもらっとこうかな。

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【今日のきく】

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 昨日からきくの調子がちょっとおかしかった。
 今日の朝も、5時ごろヨメさんを起こしたらしい。ヨメさんは仕方なくきくを散歩に連れて行った。

 お昼も私が散歩に連れて行った。そのときの感じでは、いつもと変わらない様子。

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 ご近所の畑に連れて来られているワンちゃんにも関心を示し・・・。

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 公園でもいっぱい遊んだし、だいじょうぶやと思うんやけど。

 ちょっと情緒不安定なのかも・・・。

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2014年11月04日(火)

「東京五輪は5000mに出ます」 [陸上競技]

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中国南京でのユース五輪で、陸上女子3000メートルに出場し快走する高松望ムセンビ(右から3人目)。  【EPA=時事】

◎日刊スポーツ8月25日

   高松望ムセンビ 女子3000mで金

<ユース五輪>◇第9日◇24日◇中国・南京

 ケニア人の父を持つ高松望ムセンビ(16=大阪薫英女学院高)が、女子3000メートルを自己ベストの9分1秒58で制した。将来はマラソンでの金メダルを目標にする新鋭が世代の頂点に立った。

 161センチの小さな体が、ぐんぐんと加速する。ラスト1周。湿度89%と蒸し暑い南京に汗が噴き出る高松の体が、一気に後続を引き離す。「ラスト100はいっぱいいっぱいでしたけど、完璧でした」とはるか後ろに2番手以下を置き去り、ゴールラインを駆け抜けた。最初は飛ばして最後は我慢。それが「いつもの展開」だが、強豪がそろったこの日は「付いていって、ラストスパート勝負」とにらんでいた。作戦の変更も、01年長野マラソンを制した父マクセルさんとの特訓の成果があればこそ。学校の部活は週1回参加する程度で、通常は妹も含めた父と3人での練習をこなす。大阪府池田市内のアップダウンが激しい道や、芝生、野球場などを使ってスタミナ増強を図っている。

 ケニアで生まれ、3歳で日本に移住した。目標は日本代表としてマラソンで金メダルを取ること。「東京は1万メートルで。マラソンはその次の五輪で」。はっきりとビジョンは見えている。【阿部健吾】

 ◆高松望ムセンビ(たかまつ・のぞみムセンビ)1997年(平9)8月31日、ケニア生まれ。大阪薫英女学院中では全国中学生大会1500メートル2連覇。大阪薫英女学院高に進み、7月の世界ジュニアの3000メートル4位。161センチ、42キロ。
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 今日何気なく新聞のテレビ欄を見ていたら、8チャン(関西テレビ)のニュースアンカーのところに「東京五輪期待の星! 17歳女子高生ランナー」の見出し。
 「ふむふむふむ、これは彼女のことにちがいない」と確信。夕方6時45分ころからのスポーツコーナーに、予想通り出てきました高松望ムセンビ選手。
 ユースオリンピック女子3000mで優勝したのはもう2ヶ月以上前のこと。この時期に取り上げられたのは、12月の高校女子駅伝や1月の都道府県対抗女子駅伝での活躍を見越してのことだろう。
 ただし10月22日の長崎国体成年女子3000mでは、9分17秒18で7位に終わったらしい。今は疲れがたまっている時期なのかもしれませんね。

 インタビューの中で印象に残る言葉があった。
 「東京オリンピックは目標ではありません。目標というのは出られるかどうか分からないということでしょう。私は東京オリンピックの5000mに出ます。」(新聞記事では10000mを狙うように書かれていたが、テレビのインタビューでは5000mと発言。)

 ええぞ!
 なんて頼もしい。「目標じゃなくて、本当に出るんです。」
 私もあと6年は絶対に生きて、東京オリンピックの女子5000mの高松選手の応援をしなくては。ひょっとしたら、姉妹で出場も夢ではないかも・・・。

 何回も何回も書いて申し訳ないが、彼女たちのお母さんはお会いするたびに「ブログ、見させてもらっています」と言ってくださっている。もうそれだけでも、望さん智美さん姉妹を応援しなければと思う。
 まずは、12月21日の「全国高校駅伝」ですね。高松望ムセンビ選手は1区でしょうか。絶対に気付いてもらえるように、大声で応援しようっと。

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