パオパオだより

2014年11月17日(月)

カチャーシー [時事]

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初当選が確実となり、カチャーシーを踊って勝利を祝う翁長雄志さん(中央)。左は妻・樹子さん、右後方は稲嶺進・名護市長=那覇市壺川で2014年11月16日午後8時32分、野田武撮影

◎毎日新聞11月17日朝刊

   オール沖縄の選択 翁長さん手踊りで喜び
               知事選「基地問題心一つに」

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に、沖縄県民は「ノー」を突きつけた。16日投開票された沖縄県知事選は「辺野古に新基地は絶対に造らせない」と訴えた前那覇市長の翁長雄志(おなが・たけし)さん(64)が初当選した。普天間飛行場移設を争点にした5回目の知事選で、県民は初めて県内移設反対を明言した候補を選んだ。基地と経済振興に揺れてきた県民は「オール沖縄」に向けた一歩をしるした。【比嘉洋、前谷宏、平川哲也】

 「当選確実」の速報に、那覇市の翁長さんの陣営事務所は大勢の支援者の指笛と拍手に沸いた。支持者と共に沖縄の手踊り「カチャーシー」で勝利を祝った翁長さんは「県民のために党利党略を乗り越えて心を一つにできたのが大きかった。基地問題でも心を一つにして日米両政府にぶつかっていきたい」と決意を述べた。

 8月にボーリング調査を始めるなど辺野古移設を進める政府にタッグを組んで対峙(たいじ)する名護市の稲嶺進市長も駆け付け、翁長さんと固い握手。稲嶺市長は「知事と主張が異なり厳しい状況もあったが、これからは『辺野古移設反対が沖縄の声だ』と世界に届けたい」と満面の笑みで語った。

 かつて自民党県連幹事長を務め、辺野古移設を容認したが、2009年の民主党政権誕生を機に県外移設を訴えた。米兵事件への抗議や県内移設反対の県民大会には革新主導でも壇上に立った。12年9月、米軍のオスプレイ配備に反対する超党派の県民大会で共同代表に。13年1月には県内全41市町村の首長が署名した県内移設断念を求める建白書を政府に提出し「オール沖縄」をリードした。

 「ハイサイ、グスーヨ。チューウガナビラ(皆さん、こんにちは。ご機嫌いかが)」。陣営の集会は必ずウチナーグチ(沖縄方言)であいさつを始め「沖縄のアイデンティティー(存在証明)」を前面に打ち出した。

 翁長さんは県民の支持が得られた理由を「やはり沖縄のアイデンティティーだと思う。オール沖縄という新しい展開の希望、県民の思いの先頭に立ちたい」と話した。

 国土面積の0.6%の沖縄に全国の74%の米軍専用施設が集中する現状に「日本の国も変わっていただき、日本国民全体で安全保障を考え、負担をしてもらいたい。0.6%の沖縄にこんなに押しつけてはいけませんと申し上げたい」と述べた。

 ◇解説 「アメとムチ」に決別

 次点の仲井真氏に大差をつけた翁長氏の当選は、普天間飛行場の辺野古移設への県民の反発の強さを裏付けるだけにとどまらず、振興策とセットで米軍基地の維持を図ってきた政府の「アメとムチ」に対する沖縄の決別宣言と言える。沖縄は政府との協調を前提にした振興ではない新たな道を選択した。

 転換点となった知事選の素地は、民主党政権の県外移設断念や新型輸送機オスプレイ配備で積み重なった県民の憤りにある。保守層にも広がった対本土意識と自立志向は、増額された振興予算の提示2日後に辺野古埋め立てを承認した仲井真氏に対する厳しい批判になった。「県民が一つになって日米両政府と対峙(たいじ)を」と訴える翁長氏の主張が保革を超えて浸透するのは自然な流れだった。

 翁長氏当選で、沖縄県知事も名護市長も辺野古移設反対派になった。政府は知事選の結果に関わらず移設を進める方針だが、選挙に表れた民意の否定は地方自治の否定であり、民主主義国家とは言えない。仮に移設を強行すれば、県民には日本政府版「銃剣とブルドーザー」による基地建設と映るだろう。沖縄に渦巻く被差別感情と政府への反発は憎悪へと転化し、沖縄の基地は県民の敵意に囲まれかねない。

 政府は「辺野古がだめなら普天間が固定化する」と繰り返すが、それは政府の責任放棄に等しい。真摯(しんし)に日米間で県外移設を模索すべきだ。【佐藤敬一】

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 なぜか理由は分からないが、小さいときから沖縄が好きだった。小学生のとき、沖縄の「セント」と書いてある切手がほしくて文通をしたこともある。そのころは、子ども心に「日本やのに、なんで『セント』やねん」と思っていた。
 そんな沖縄だが、初めて訪れたのは1988年のNAHAマラソン。私はもう32歳だった。

 そして、次は娘の真樹が小6のとき(私は50歳)。1年上の九ちゃんのお母さんが沖縄の今帰仁村出身ということもあり、沖縄への興味が高まっていった。
 真樹が「沖縄、行ってみたいなあ」と言うので、沖縄返還の日の新聞記事にコメントを寄せられていた滋賀沖縄県人会の高間悦子さんにお話を聞きに行った(2006年5月)。そのときのことは、2008年1月に「高間悦子さん」という題で記事にしています。

 高間さんはすごく穏やかな方で、私がちんぷんかんぷんみたいな質問をしてもずっとにこやかに答えてくださっていてた。ただし、私のこの質問にはちょっと言葉を詰まらされた。
 「沖縄って、人が集まったら必ず『カチャなんとか』という踊りをするんですよね。」
 「ちがいます・・・。カチャーシーは、お祝いの場で最後にみんなで喜びあうときに踊るんです。」
 あとで理解できたのだが、高間さんは「沖縄は・・・」と何でもイメージだけで決め付けたように言われる発言が一番嫌いだったのだ。
 あの時も思ったけれど、初めてしっかりお話させていただいた沖縄県人が高間さんで本当によかった。最近はずっとお会いできていないが、真樹が沖縄に住んでいることを年賀状でお知らせしたときもすごく喜んでくださった。

 沖縄県知事選の当確が出たあとカチャーシーを踊る翁長さんや稲嶺さんらを見て、すごくうらやましかった。あの中に入っていっしょに踊れたら・・・。
 私はもう無理だが、真樹は沖縄に根を下ろして、カチャーシーが似合う沖縄人になっていくのかもしれない。

※今日のニュースステーションを見て
 「安倍首相、あなたの『日本を取り戻す』という言葉の中に沖縄は入っていますか」という翁長さんの発言はよかった。

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【今日のきく】

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 「なんかおる、なんかおる!」

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 「きくちゃん探検隊か!」

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【RUN】

 今日はいつもより1kmだけ伸ばして6km。33分38秒。
 キロ5分半くらいで走れてるからいいほうかな。

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2014年11月16日(日)

京都走ろう会例会〜第39回鴨川タイムレース [ランニング]

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 久しぶりの申告タイムレース。
 二人とも3.1kmコースにエントリー。

 私は13分25秒で申告し、結果は12分52秒で33秒差。
 ヨメさんは20分00秒で申告し、結果は19分32秒で28秒差。
 二人とも11位以下で入賞ならず。残念!

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 出雲路橋に到着後は、すぐにネコちゃんにごあいさつに。

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 いるにはいたけど、昨日とガラがちがう。

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 えらい愛想もいいし・・・。
 曜日によって担当のネコちゃんが決まってんのかなあ・・・、まさか!

 一日たったら体調がスキッとして速く走れるかもと思ったが、アップの時点で昨日と同じ。やっぱり3.1kmを13分半くらいで申告するしかないと判断。

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 今日は京都走ろう会の創立41周年記念式。
 永年会員表彰(4名)、鴨川賞授与(4名)が行われた。

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 今日も入念に準備運動。
 さてと、3.1kmのスタート地点、出雲路橋東詰へ。

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 仲良し親子かー???

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 吉田康彦さんにお願いし、「仮面夫婦」ツーショット。

 「これが最後の写真になったりして」って、吉田さん「うまい!」

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 けっきょく、私は昨日の練習よりちょっとだけ速い13分25秒で申告。ヨメさんは私の進言19分半ではなく、20分ちょうどで申告。

 スタートから飛び出したが、前に誰もおらずペースがつかみにくかった。

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 北大路橋の手前で、なつかしのファギーちゃん発見。

 「お久しぶりです。写真撮らせてもらいます。」
 「ああー。またほえてますー。」

 ファギーちゃんがほえるときのこっわいこっわい顔は、うちのきくにそっくり。一回り小さいけど、ガラもそっくり。
 調べてみると、ファギーちゃんに会うのは2009年5月の「鯖街道」以来5年ぶり。飼い主さんも私のことを覚えていてくださってよかった。

 ファギーちゃんに会ってから、ちょっと体の動きがよくなってきたような気がした。

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 ゴールしたとき、計時係の役員さんが「ちょっと速すぎたね」。
 そのときははっきり聞かなかったので、「15秒ほど速かったのかな」くらいに思っていた。でもこのくらいなら10位入賞圏内やし・・・。

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 さて、あとは仲間の応援に。
 北大路橋の北側のベンチにかわいいワンちゃん発見。

 「写真撮らせてもらっていいですか。」
 「はい、ありがとうございます。」
 「お名前は。」
 「こたろうです。」
 「オスですね。何歳ですか。」
 「7歳です。」
 「お近くからですか。」
 「いえ、大徳寺の近くから散歩に連れてきたんです。」

 さわってもだいじょうぶということで、ちょっとなでさせてもらった。
 もちろん、またうちのきくの写真も見てもらった。「こわがりのクセに、ようけんか売りにいくんですわ」と言うと、「そんなワンちゃん大好きです」と言ってくださった。宝ヶ池にもよく散歩に来られるそうなので、またお会いできるかも。
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 ここから、ヨメさんの激走(?)写真集。

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 ヨメさんは19分32秒。
 私が言ったとおり19分30秒で申告していたら優勝だったのに・・・。

 私も、昨日の練習より30秒以上速く走れた。自分ではそんな感覚はまったくなかったのに。やっぱり「ファギーちゃん効果」だったんでしょうか。
 申告タイムレースの難しさを、あらためて思い知らされました。
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 ここからは、他のランナーの激走写真集。

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 堂本勲さん。
 先週の「第1回福岡マラソン」で3時間33分44秒。
 私より年上なのに、自己ベストを次々と更新。すごいです。

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 ここからは、「鴨川タイムレース」表彰式。

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 第1位は、「京都走ろう会ゼッケン1番」の佐藤光一さんで2秒差。
 なぜか背後霊(?)付きの表彰です。

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 10位で、たしか20秒差くらいだったと思う。
 今年は練習バッチリで、5位以内に入れると思っていたのに。ヨメさんで14位、私は何位やったんやろう。来年は10秒差以内で、絶対入賞するぞー!

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 「今日は、塚本さんも平田さんも松山さんも来てはらへんかったなあ。」
 「ほんまやなあ、めずらしい。町内の行事でもあったんかなあ。」
 「なんでやねん、3人ともちがう町やって」とか言いながら家路へ。

 今日は抜群の天気で、昨日のような北風もなかった。先週の日曜は雨でたいへんやったのに。今日本命レースに出た方は、いい成績だったでしょうね。

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2014年11月15日(土)

鴨川タイムレース練習 [ランニング]

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 「謎」の夫婦の謎かけのそのこころは・・・。
     ◇
 「謎」はですね、藤井さんをみているとお釈迦様と孫悟空のエピソード(かいつまむと、お釈迦様が孫悟空に私の手の先から出てみなさいと言います。孫悟空はそんなのは簡単と、金とん雲に乗りはるか彼方に行きます。ここでいいだろうとそこにあった柱にサインをして戻ってきます。するとお釈迦様の指にそのサインが書いてあった)を思い出すからです。
 実際はどうなんやろ?。夫婦のことはわからへんなあ。(aritaxさんからのメール)
     ◇

 私は猿的なところも多いので孫悟空でも納得できるが、ヨメさんがお釈迦様ちゅうのが納得行かん。
 「ますみちゃんは、どっちかゆうと沙悟浄やんなあ。」
 「カッパかいな。」
 「あっ、まちがえた。猪八戒や。」
 「そーそーそー、ブーブーブー・・・。私、ブタとちがいますねん!人間ですねん!」

 まあそれはいいとして、明日の京都走ろう会例会は「鴨川タイムレース」。5km、3.1km、1.4kmの3コースに別れ、申告タイムと実際のタイムの差の少なさを競う。
 私は去年おととしの2年間は沖縄のマラソン大会に行っていたので、3年ぶりの出場。最近好不調の波が大きく、自分がどれくらいで走れるか見当もつかない。今日は明日の予行演習。

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 いきなりいました、出雲路橋のネコちゃん。

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 今日は天気がいいので、ひなたぼっこしてるんやね。

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 2Kmほどウォーミングアップで走ったのだが、体が重く、全然足が上がらない。

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 明日は5kmを21分30秒で申告しようと思っていたが、この分では5kmをしっかり走る切ること自体が無理。

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 「3.1kmにしとこー。」

 スタートしたのは11時ころ。
 天気はいいのだが、北風びゅんびゅん。たぶん明日もこうでしょう。
 途中、府立大・工繊大の合同練習に遭遇。
 「ありゃ、廉おらへんがな。練習行くゆうて家出て行ったのに・・・。」

 3.1km、13分28秒。
 今はこれが精一杯かなあ。

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 とりあえず、1kmジョグして・・・。
 「わっ、かっこいいシェパード。」

 「クエスト・オス・1歳」
 「クエストって、どういう意味ですか」とお聞きすると、「追求とか探求という意味です」とのこと。

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 もちろん、うちの偽シェパードの写真も見ていただきました。

 クエスト君にパワーをもらい、もう一度3.1km。
 さっきよりさらに北風が強くなっている。行きはたいへん、帰りスイスイ。
 1回目より早くゴールしたかったが、結果は13分31秒。
 ということは、明日は13分30秒の申告タイムですかねえ。

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 明日はヨメさんも付き合ってくれるらしい。
 たぶん3.1kmでしょう。ヨメさんは4月例会で18分56秒、10月例会で19分57秒だった。明日は19分30秒くらいの申告にするんかなあ。

 最後に2kmダウンジョグをして、今日は2+3.1+1+3.1+2で合計11.2km。

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 橋の下のネコちゃんにあいさつして帰ろうと思ったら、おらへん。そして帰りがけに橋の上から下を見ると、なんと川のへりにネコちゃんの姿が。
 また戻って写真撮らせてもらいましたわ。明日もいるかなあ・・・。

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 「まるっ!」

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【追加】

 夕方、廉が帰って来てひと言。
 「鴨川で会ったな。」
 「えー、おったん。気つかへんんかったわー。」
 「なんでやねん。2回も会ったで。」

 廉がサングラスしてたので分からへんかったちゅうことにしといてください。
 私の目は「節穴」です。

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2014年11月14日(金)

ザンの海に生かされた [時事]

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◎京都新聞11月14日夕刊(沖縄タイムス11月4日の記事を転載)

   豊かな海「命の恩人」
          辺野古の89歳女性 米軍キャンプ建設前語る

 米軍キャンプ・シュワブが造られて57年、普天間飛行場の移設計画が浮上して18年。昔語りを聞きながら、基地建設に覆われる前の辺野古を知りたいと思った。
 16日に投開票を迎える沖縄県知事選。名護市辺野古で生まれ育った島袋エイさん(89)の自宅を訪ねた。
                    (沖縄タイムス・矢島大輔)

 あれは7歳のころ、浜に生える大きな松の木に登り海面を眺めると、なめらかな曲線をした大きな生き物が横切った。

 イルカではない。「ザンじやないかぁ」。漁師の父に尋ねると、事もなげにそう言った。ジュゴンが食べる海藻を地では「ザン草」と呼び、当時は畑の肥料にするほど身近な存在だった。

 「あの海はよお、見た人としか話せないよお」。名護市辺野古で生まれ育った鼻袋エイさん(89)は言う。

 生粋の「辺野古人」。1957年に米軍キャンプ・シュワブが建設される前の「原風景」を知る数少ない一人だ。半農半漁の貧しい生活ながら、夫と共に戦後9人の子どもを育て上げた。「それは海のおかげさあね」

 海は命の恩人さぁね。波の音は子守歌だったんだよぉ。エイさんの昔語りが始まった。しわが刻まれた足裏には豊かな海辺の記憶が残る。

 海沿いのかやぶき屋根の家で生まれ育った。父はサバニ漁師。母は畑仕事をするとき、赤ん坊のエイさんを浜に生えるアダンの葉影で寝かせていた。

 ある日、授乳に向かうと、娘の体が熱い。意識を失い、呼吸が聞きとれなくなっていた。駆け付けた助産師が海に流れ込む清流に浸すと、途端に行きを吹き返したという。物心付いてから聞かされたエイさんはしみじみ言う。
 「このころから、海に生かされていたんだねぇ」

 24歳のころ。漁師の久一さんと結婚し、夫のいさり火漁に同行した。暗闇の中、星座の方角でタコの穴を見つけ、モリで刺す。ロマンチックな夜だった。「新婚気分だったからねえ」と、恥ずかしそうに言う。

 干潮時にははだしで浅瀬を歩き、漁をした。砂浜に潜むヒラメに足を滑らせた。天然の真珠貝が雨後のたけのこのようにずらりと生え並んでいたこともあった。
 「ボケてないよぉ、ホントだよぉ」とズボンの裾を上げ、自宅の畳の上で砂を足でかき分けるしぐさをした。

 戦後9人の子どもを育てたが、重さ数十キロの海の幸を名護の市場で売り、別の食料や衣類を買って帰れば事足りた。「辺野古ではいくら子どもを産んでも食うには困らない」との母の言葉は本当だった。

 32歳のころ、米軍キャンプ・シュワブができた。基地から出る廃品のリサイクル業で生活は安定した。一方、思い出の松の大木や命を救ってくれた清流は姿を消した。海辺は立ち入り禁止になり上陸演習で水陸両用車が走る。フェンス越しに時々眺めるだけになった。

 80歳を過ぎ、地元住民向けの基地開放日に海辺を歩いた。白かった砂は泥のように濁り、油の匂いが鼻を突いた。

 宣伝カーが行き交う夕暮れ。自宅の軒先で洗濯物を畳みながら始まった昔語りは3時間に及んだ。

 あのころの海を語れる人はもう自分だけのような気がする。「案内できればよかったんだけどねぇ」。坂道を歩くのが難しくなった右足をさする。

 昨年、92歳で久一さんが亡くなり、1人暮らし。記者移設問題にふれると、「あれが終わるまでは生きたいねえ」と言った。先ほどまでの生き生きとした表情が、少しだけ曇った。

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 「途絶えた息が清流に浸すと吹き返した」というとこがいいです。
 「白かった砂は泥のように濁り、油の匂いが鼻を突いた」は悲しい。

 米軍基地がどうしても必要なら、京都に造ってもらったら・・・。
 あっ、丹後にXバンドレーダー基地ができるんやった。その分、沖縄の基地を減らしてもらえへんもんやろか。

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【今日のきく】

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 またまた店で大暴れ。

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 「ふんふんふぁんふぁんひーひー・・・」

 きくの大事なお仕事、眞寿美さんの警護をはや引き。
 そしたら、大○ッコと大○ンコ。
 しんぼうして、それで暴れてたんかなあ。

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【RUN】

 今日も、廉は午前中練習に行っていた。
 私は今日もいつもの5km。25分59秒。
 昨日よりだいぶ速く走れて気持ちよかった。

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2014年11月13日(木)

「謎」の夫婦 [雑感]

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 「ますみちゃん、有田さんがなあ、ブログにうちのこと『謎』の夫婦って書いてはったわー。」
 「そうやろなー。」
 「なにが『謎』なんやろなあ。」
 「いっしょに住んでることちゃう。」
 「なんでやねーん。『奥さんがエライとしか言いようがない』とも書いてはったで。」
 「そうやろなあ・・・。」

 また有田さんネタの続きです。
 有田さんはaritaxの名で「今日も”LOOKING GOOD!”」というブログを書いておられる。その中の「2014あいの土山マラソン 前半」の記事中にこんな下りがある。
     ◇
 阿部さんから京都キャロットが出店しているよと聞いたので、おっ、藤井さんに会える!阿部さんとお別れして会いに行きました。

 いました、いました!いつものようにビミョーな距離感で二人が写真に納まってくれました。私にとっては永遠に「謎」の夫婦です。奥さんがエライとしか言いようがない。
     ◇
 「謎」の夫婦なんて言われたら、なんかかっこいいような・・・(ちがうか!)
 「奥さんがエライとしか言いようがない」ということは、「オッサンがアホすぎて笑うしかない」という意味も含まれているんでしょうかねえ。

 ヨメさんが言うように、「世間体的に夫婦の体(てい)を保っていること」が「謎」なんでしょうか。うーん、もう「謎」の夫婦を極めていくしかないっすかねえ・・・。

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【RUN】

 やっと廉が本格的な練習をし始めた。ちょっと遅いような気もするが、「量より質」。自分の力を信じて、大会当日に最大限の力が出せるよう努力してほしい。

 昨日の午後から今日の午後にかけて、また24時間の寮の管理代行のバイト。宿直明けで体は重いが、「廉が練習がんばってる」と思いながらちょっとでも走ることにした。
 いつもの5km、30分44秒。

 京都学生駅伝の前の週にある「瀬戸内海タートルマラソン」の10kmでがんばって、廉の活躍につなげていこうと思っていたのに・・・。定員オーバーで参加費が返ってきた。
 これで当分レースはなし。本命レースを設定し直さなくては・・・。

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2014年11月12日(水)

京都学生駅伝6区試走 [ランニング]

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 一昨日、廉を車に乗せて距離の確認。
 昨日は、廉が試走。
 今日は、私がGPS腕時計をつけて走ってみることにした。

 今年走る学生はいいとして、応援に出られる予定のご家族やこの先走る可能性がある高校陸上部員の参考になれば・・・。(かなりマニアック!)

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【スタート】 

 6区がスタートする第5中継所は、鴨川の庄田橋。
 と言っても、京都の人でも知らない人が多い。御薗橋から上流へ、西賀茂橋、通学橋、志久呂(しくろ)橋、その次が庄田橋。
 夏に水遊びやバーベキューでにぎわう柊野ダムの前、と言ったほうが分かってもらえるかも。
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【1km】

 京都バス「上賀茂西河原町」バス停のちょっと手前。現在、マンションか何かの建設中のところ。
 この先の西賀茂橋の脇から鴨川河川敷に下りるはず。
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【2km】

 御薗橋手前100m。
 右手にある黒い柵を越えたあたり。
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 上賀茂橋から上の車道に出る道が分からなかったが、たぶん橋を通り過ぎてスロープを上がるのだろう。これで、こないだ車で測った時より3km以降が少し手前になる。

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【3km】

 「スーパーなかむら」前交差点。

 練習では、この信号がじゃま。今回はたまたま青だったので、すっと渡れた。
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【4km】

 この区間で一番目標物のない地点。 
 一応「林さん宅前」ということで・・・。
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 本当はきつね坂の自動車専用道を走るのだが、練習では下の道+階段。これで、多少は距離が狂うかもしれない。

 廉にとっては、小6で走った「大文字駅伝4区」以来11年ぶりのきつね坂。真冬に二人で何回も練習しに行ったなあ。ああ、なつかし。

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【5km】

 宝ヶ池トンネル100m手前。
 トンネル内はGPSが効かないが、出たとたんに補正。今のGPS腕時計のほとんどにこの機能がついているようだ。
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【6km】

 カーショップ「童夢」前。
 この先の信号は待ち時間が長く、いったん時計を止めた。練習では、ここが最大のネックになりそう。
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【7km】

 ここも目標物がない。 
 一条山前の交差点を越え、右手に茶色のアパートが見えるところ。
 ここらあたりから徐々に上っていく。力を残しておかないと2km続くのぼりはつらい。
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【8km】

 右手に学生アパートが見える三叉路手前。
 ここまで来ると、あとわずか1.2km。パワー全開にする地点かな。
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【9km】

 「京都キャロット」を通り過ぎ、京都産業大学正門前へ。
 そのちょっと手前で9km。
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【ゴール】

 左折して、「京都産業大学前」バス停(エスカレーター前?)がゴール。

 どうか最下位ではありませんように!
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 私の腕時計で、9.18km。
 きつね坂の自動車道を走っていたら、ちょうど9.2kmだったかも。

 ちなみに、私は49分54秒。真剣に走ったら、38分くらいかな。
 家から庄田橋までの約3kmがアップ、京産大から家までの1kmがダウンで、今日は合計13.2km。ちょうどいい量の練習になった。このコース、また走ろうっと。

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 家に戻ると、きくがビロビロ。

 「廉のふとんに毛つけたらあかんでー。くしゃみばっかりで、体調悪なるから。12月7日は、きくも応援に出るんやでー。」
 「むにゃむにゃむにゃ・・・。」

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