パオパオだより

2010年07月11日(日)

第69回滋賀県陸上競技選手権大会 [陸上競技]

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 「こけへんかったなあ。」
 「これへんかったねえ。」

 これが、初めて3000m障害に出場した息子のレースを見た両親の感想です。

 11分12秒62。
 「陸上競技未経験者の割には・・・」というのも、もうそろそろやめなければいけませんでしょうか。でも親としては、いつまでたっても「未経験者の割には・・・」とほめてしまいます。

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 そもそも、息子が3000m障害に出るとは思ってもみなかった。出ると聞いてからあわてていろいろと調べてみた。
 400mトラックを7周とちょっと。3000mだと7周半だが、水濠の部分はふくれているのでその分スタート地点が前になる。
 水濠のところのハードルはかなり高いイメージだったが、ほかのところと同じ91.4cm。これは意外だった。また、これ以外に横長のハードルを1周につき4か所。これが7周なので、合計35回のハードル越え。

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 水濠は、一番手前の最深部が70cm。水がはられている部分は、ハードルから3.66m。誰しも水たまりに足を入れたくないだろうが、3.66m先まで飛ぶのはむずかしい。
 それと、水濠の中の着地部分がもっとゆるやかになっていると思っていたが、かなり急な傾斜になっていた。あれは、かなり足への衝撃になると思う。
 こんなことも、息子が出場するからこそ初めて知ったこと。陸上競技も単純なようで奥が深い。いろいろと調べて見ると本当におもしろい。

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 廉のスタート予定時刻は午後3時半だったが、先輩の女子二人が1500mと走り高跳びに出場されるため、朝早く自宅を出た。
 自宅から比叡山を越え皇子山陸上競技場まで、車で35分。これだと、西京極へ行くより早いかもしれない。

 大会の案内所のようなところに、「京都キャロット」のお客様である太田君子さん発見。滋賀陸協の役員さんであるようだ。分からないことをいろいろと教えていただいた(3000m障害のスタート位置など)。知り合いが大会の役員さんにおられるとありがたい。

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 10時15分より、女子1500m予選(2組)。
 第2組に出場した2年のM先輩は、積極果敢なレース運びで大学自己ベスト、見事予選突破。 

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 このあとヒマだったので、近辺を散歩。歩いていける範囲に「ジャスコ」があったので、お昼ごはんを食べるのを兼ねてのぞいてみることにした。
 「すがきや」でワンコインセット(ラーメン+カレーで500円)注文。紳士服売り場で、前からほしかった水着(水泳パンツ)を買った。

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 午後1時半からは、廉の大学の陸上部を一人で支えてこられた4年のO先輩の走り高跳び。
 私が競技場に戻ったのは1時半の少し前だったが、もう競技が始まっていた。近くにいた廉が、「O先輩、もう145cm1回で飛ばはったわ」と教えてくれた。「すっげー。」
 そのあと、続く150cmも2回目にクリア。絶好調です。この跳躍をカメラに収めようとねらっていたのだが、O先輩が成功したそのときに、ちょうど前を小学生の集団がドドド・・・(滋賀選手権と同時に小学生1000m記録会が行われていた。)。このため、一番大事なシーンが撮れなかった。
 それにしても、O先輩はずっと135cmの壁がこえられなかったのに、つい先日140cm、そして今日は145cmから150cmと・・・。これは、うちの廉も含めたくさんの新入部員が入った効果なのかも・・・。

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 このあともヒマだったので、近辺をジョギング。その前に廉にメール。

 「O先輩に続け!」

 ちょっと時間があるので、走ってきます。廉のスタートには戻ります。
 下がぬれているので、こけないことを祈ります。3000mをたっぷり味わおう。

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 まずは、運動公園内回り1周。
 陸上競技場のお隣りの多目的グランドと野球場をぐるっと回り、2周目は外の道路へ。

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 三井寺って、こんなとこにあったんや。
 皇子山競技場近辺は、ジョギングコースとしてもいい感じ。

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 競技場前の京阪電車「別所駅」には、ちょうど電車が入ってくるところだった。

 これで約40分。6kmくらいでしょうか。

 競技場に戻ったのは3時過ぎ。スタンドには、ヨメさんと真樹が廉の応援に来てくれていた。

(注)まだ、続きます。

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2010年07月10日(土)

「ゆきちゃん」と「よりちゃん」 [学校]

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長代川のネムノキ

 私の母校、京都市立別所小学校・花背第一中学校(小中併設校)は3年前に閉校になった。
 私が小学校に入学した時(48年前)、1年生は12名(男7、女5)。この年の入学生が、この学校の最後の2ケタ学年になった。このあと、5年の終わりに女子1名が転校。6年の終わりにも女子1名が転校。 
 しかし、中学には一つ峠を越えたおとなりの大原百井町から4名(男3、女1)が入学してくれた。これで、合計14名。しかし、中1の終わりに女子1名が転校。結局、卒業したのは13名だった。

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 私の中学時代3年間担任をしてくださった中古賀先生が、5年間のブルガリア滞在に終止符を打ち日本に帰ってこられた。2年前一時帰国されているときに、「第1回中古賀クラス会」をした。その時は14名中8名が参加。その会の終わりに、「2年後、今回来られなかった人の都合を中心に考えて第2回を計画する」と約束しておいた。

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 まずは、名古屋のゆきちゃん(由紀子さん)。
 何度電話をしてもまったくつながらない。向こうからも何度もかけてくれていたのだが、そのときは私が気づいていなかった。ところが、昨日、期日前投票に行こうと走っている時に携帯に電話着信。グッドタイミングでした。
 ゆきちゃんは、「必ず行く。ただし、仕事は1ヶ月前から届けを出さないと休めないので、ここ2、3日中に日を決めてほしい」とのこと。

 次は、富山のよりちゃん(頼定君)。
 よりちゃんに電話しようと思ったら携帯の番号が変わっていた。そこで、すぐに小谷屋のおばさんに電話。おばさんは、「番号変っとったな、こうじさんにゆわんならんと思ってたんや。ごめんね。よりさだには、『こうじさんから電話かかってくるで』ってゆうといたし。」
 おばさんに聞いた番号に電話。2年ぶりのよりちゃんの声。「お盆やったら休めるし、そこにしてくれたら行く」とのこと。

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 2人の話から判断して、「第2回中古賀クラス会」は8月14日(土)に決定。すぐに先生にも電話。OKがとれた。

 ゆきちゃんとは中学卒業以来39年ぶり。よりちゃんとは、チラッとは見かけたことはあるがきちんと会うのは久しぶり。ほんまに楽しみです。
 
 本当はほかの人ともいろいろと相談したほうがよかったのかもしれないが、前回の終わりの約束重視。前回来れなかった2人の参加の確約を取っただけでも、もう半分以上成功です。

 後は残り11人に連絡とって、目標は参加者10人超え。それと、会場ねえ。ええとこないかなあ。
 このへんは、誰かに助けてもらおーっと・・・。

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※さて、私、ゆきちゃん、よりちゃんは、どーれだ?
  ヒント・私→おぼっちゃん?
      ゆきちゃん→ちびまる子?
      よりちゃん→白いオッサン?

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2010年07月09日(金)

第10回9の日平和ラン+期日前投票 [ランニング]

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10時45分

 今日は9日。「9の日平和ラン」の日。
 参議院選挙の期日前投票ができるのも明日まで。それなら、投票所(左京区役所)まで「ランナーズ9の会」のユニフォームを着て走って行こう。

 スタートは、「京都キャロット通販事務所」のガレージ前。

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10時55分

 まずは上賀茂神社を通過。

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10時57分

 明神川沿いを東に走っていくと、向こうから手を振る人が・・・。義兄のエトーさん。自転車での街宣活動です。

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10時59分

 クスノキの大木から南下。
 「上賀茂小学校」は、私が6年間勤務したところ。立派な校門は、今も健在です。

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11時16分

 廉の大学を過ぎたところに、かわいいワンちゃん。
 最初はしっぽブンブンってしていたのに、急に吠え出した。アンタはきくちゃん系?

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11時30分

 下鴨本通りに入り糺の森近くで、私の携帯に着信。
 先日からずっとすれちがいで、連絡が取れなかった小中時代の同級生「ゆきちゃん」。8月に行う予定の「第2回中古賀クラス会」に、名古屋から駆けつけてくれる。
 「よっしゃー!」

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11時32分

 出町柳駅前から川端通りを南下。
 このあたりから、だいぶ雨がきつくなってきた。

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11時36分

 東一条を左折すれば、すぐ左京区役所。

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11時40分

 投票所到着まで、55分。スタートから7kmちょっとだと思っていたが、もうちょっとあるのかも。
 左京区役所の選挙掲示板の前でパチリ。

 3階の投票所で。
 「こんなかっこうで入ってもいいですか。」(一応、着替えを持ってきていた。)
 「どうぞ、どうぞ。」
 「ここまで走ってきたんです。」
 「はい、どうぞ。」

 私の背中で立会人さんたちが。
 「いや、走ってきやはったんやて・・・。」
 「へー。」

 これって、「ランナーズ9の会」の宣伝になったんでしょうか。

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11時46分

 選挙はいつの間にか、「消費税10%をめぐる攻防」になってきている。普天間の米軍基地の問題はどこに行ってしまったんでしょう。

 帰りは行きと同じコースではおもしろくないので、ちょっと遠回り。

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11時52分

 荒神橋西詰の喫茶店のワンちゃん。
 真樹は通学途中、毎日このワンちゃんを見ているらしい。

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11時54分

 「荒神口」という地名は、このお寺から来ているようだ。

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12時01分

 寺町今出川から今出川通を西へ。
 右に同志社、左に京都御所。歩道も比較的広く、気持ちよく走れる。

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12時03分

 同志社の赤レンガは、落ち着いたいい色です。

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12時08分

 烏丸今出川から烏丸通を北上。

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12時12分

 烏丸通には、こんなポスターもはられていた。

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12時13分

 烏丸通の電気屋さんには、こんなワンちゃんが。
 熟睡です。首がベッドからはみ出ています。幸せそうです

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12時25分

 車の多いところばかり走っていたので、ちょっといい空気を吸いに鴨川へ。

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12時25分

 草むらには、丸々とした鴨。
 近寄っても逃げません。

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12時30分

 雨の中、ワンちゃんを散歩させている方を発見。近づくと「ワワワーン」とほえられた。
 「すいませーん、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
 「あらー。」
 「すごく白いですね、紀州犬ですか。」
 「さあ・・・、13年前に息子が拾ってきたんですよ。まだ、2、3ヶ月くらいの大きさだったかな。」
 「えっ、もう13歳なんですか。お名前は?」
 「はなです。」

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12時31分

 「いやー、はなちゃん、女の子やったん。」
 そういうと、しっぽをふって、私の顔をペロペロしてくれた。そうか、さっきの「ワワワーン」は「近寄るな」ではなく、「かもてー」の「ワワワーン」やったんやね。

 さて、ここからは鴨川に咲く小さな花々。

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 柊野別れから鴨川を離れ、産大方向へ。

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12時51分

 ガレージ到着は、12時51分。
 同じ場所の写真ではおもしろくないので、ガレージのお向かいの石材店前でパチリ。
 帰りは1時間5分かかった。8kmくらい走ったのかな。実際の距離はさっぱり分からんけど、合計2時間走ったので15kmということにしておきましょう。たくさん距離が稼げました。
 これからも選挙のごとに走って投票に行こう。
 こんなことなら、月1くらいで選挙があるとうれしいんですけど・・・。

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 きくは、相変わらずヨメさんの車であっちこっち連れられています。

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 「ウン! ナニ! ニェムタイ・・・。」

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2010年07月08日(木)

「びっくりドンキー」 [グルメ情報]

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 昨日から、真樹は期末テスト。お昼に学校が終わる。
 昨日もいっしょにお昼を食べに行こうと思っていたが、ヨメさんが展示会(受注会)のため大阪出張。私と真樹は、「なか卯」で買ってきた「和風牛丼+小うどんセット(490円)」を家で食べた。

 今日は、学校までお迎え。
 以前私たちがよく行っていた京大病院前の「モンマルトル」を探したが、もうなくなっていたようだ。あちこち探し回るのは疲れるので、今まで一度も行ったことのない河原町丸太町角の「びっくりドンキー」に行くことにした。ここなら駐車場が完備なので安心。

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 「びっくりドンキー」って、なにがびっくりなんかなあと思っていたが・・・。これですか。「観音開きのメニュー板」。このでかさには確かにびっくりしました。

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 メニュー自体には特にびっくりするものもなく、どちらかというとオーソドックス。

 ヨメさんは、「日替わりランチ(627円)」。
 真樹は、「バーグ&プルプル(627円)」と「オレンジジュース(105円)」。
 私は、「コロコロステーキ(1047円)+和セット(417円)」と「ホットコーヒー(105円)」。

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 ランチタイムのドリンク類は105円だったので、ホットコーヒーもつけてもらった。このコーヒーが意外や意外、すごくおいしかった。

 支払いはヨメさんがしたのだが、車に戻った時めちゃくちゃ怒っていた。
 「なんで3人で2900円もするん。1人だけ高いもん食うとるやつがおる。自分の働きちゅうのをよう考えよー。昼間からそんなお金を使えるような身分かー、ドアホ!」(この部分、かなり誇張しております。実際は、もっとやわらかくお上品な表現でした。)

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 きくは、午前中「京都キャロット」に出勤。私たちが「びっくりドンキー」に行っている間は家でお留守番。そして、また午後、「京都キャロット」に出勤。おもな仕事は、眞寿美社長の身辺警備です。
 「暑い中、ごくろうさんどす!」

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2010年07月07日(水)

中野さんイメージダウン作戦 [私の好きな人]

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 「今度、『中野さんイメージダウン作戦』という題でブログ書きますわー。へへへー。」
 「えー、中野さんに焼きもちやいてんじゃないのー。」
 「サロマ前夜交流会」で同席しておられた高久さんの奥様がそう突っ込んでこられた。

 焼もちとちがうんですよ。
 私は、どの世界でもがんばっておられる人に対して素直に認められないようなところがある。どんなすばらしいことをしておられたとしても、それがいろいろな犠牲の上であったり、その人だけの特殊な状況の上でのみ成り立っているとしたら・・・。それだと、多くの人の共感を呼ぶことはむずかしい。

 中野勇人さんは一般からは関心が薄れてしまった「JR不採用問題」の解決の糸口をさぐろうと、「国会前54日間連続フルマラソン」を決行された。これは、ギネス登録はしておられないが、実質世界記録。
 その46日目、私も1日だけいっしょに走らせてもらおうと思い、前夜、中野さんの携帯に電話した。電話する前は、「ギンギンギラギラの声のでかいオッサンが出たらどうしょう」と思っていた。申し訳ないけど、そういうイメージを持っていた。
 ところが、電話の声の主は常識のある落ち着いた声の方だった。「あれー、普通の人やん。」
 その日の夜、東京行きの夜行バスに乗り国会議事堂前へ。スタート地点には私が先に着き、しばらくすると中野さんが現れた。中野さんは、私とそう体格の変わらないおだやかな人だった。「あれー、普通の人やん。」

 このとき、私は確信した。
 「この『国会前54日間連続フルマラソン』は、中野さんのような一見どこにでもいそうな普通の人がやっているからこそすばらしい。」
 それに加えてこうも思った。
 「ごく普通の人をここまで駆り立てた『JR不採用問題』のことを調べてみたい。」
 それまでほとんど関心のなかった私の関心を引いただけでも、このアピールは成功と言えますよ。

 さて、本題の「中野さんイメージダウン作戦」を。
 ヨメさんと中野さんの話題になると、必ず「家族はどう思ってはんにゃろ」ということになる。これだけは、ご本人に聞かないと分からない。幸い、「サロマ前夜交流会」に、中野さんの次男君が出てきてくれた。私はすかさず隣りの席をゲット! さあ、根掘り葉掘り・・・。

 「お父さん、龍二君の中学生のときから徳島に行ってしまわはったやん。それをどう思っているかなあと思って・・・。」
 「もう7年になるのでいないのが当たり前になって・・・。もう慣れました。いつも家族のことを考えてくれているのは分かるんだけど、一番いてほしかった肝心な時にいなかったから・・・。」
 (うーん、これは評価の分かれるところか・・・。でも、この「一番いてほしかったときに・・・」というのは今後一生言われそう。)

 「龍二君、映画の中で、『お父さんは頭が悪い』って言ってたやん。そのへんは?」
 「悪いと思いますよ。それなのに、ぼくらには『勉強しろ、勉強しろ』ってうるさいんですよ。自分がしなかったくせにね。」
 「えー、中野さん、そんなんゆうん。意外やなー。」
 「それにね、自分の机はぐちゃぐちゃなくせに、『部屋をきれいに整理しろ』とうるさいんですよ。たまに帰ってきたと思ったら、これですから。」
 「えー、中野さん、そんなことも・・・。」
 「あっ、それにね、中野家では腕相撲で一番のものが家で一番えらいということになってたんですよ。それでつい最近ぼくのほうが強くなったら、今度はちがうことで勝負しようとか言い出すんですよ。どう思います。ひどいでしょう。」
 「まあ、そう言わずに。今度はマラソンで勝負しよう。」と中野さん。

 こらあー、何ゆうとんねん、このオッサン。
 「勉強しろ」、「片付けろ」、「勝負は自分の得意分野で」てか? まあ、なんと普通なこと。
 でもそんなごく普通の人をここまで駆り立てたのは・・・。

 中野さんが国労闘争団四国常駐として徳島に行かれてから、「南の国から」というおたよりを出しておられる。(私のこのブログのリンク集「中野勇人さんのページ」から「闘争団のたより」を開き、「南の国から」を見てください。)
 今、私はそのおたよりを最初から読んでいる。もう55号にもなるので、まだ4分の1くらいまでしか読めていない。それでも、中野さんの足跡が少しずつ分かってきてた。もっと早く読めばよかった。

 さあ、私の「中野さんイメージダウン作戦」は成功したでしょうか。(逆効果かな。)

 最後に超貴重なおまけを。
 「サロマ前夜交流会」が終わろうとしているとき、中野さんの次男君に聞いてみた。
 「最後に聞くけど、これだけは人に絶対言えないなあというお父さんの秘密の話してくれへん。」
 「うーん。・・・これ言っていいのかな。
 お父さんが初めてお母さんに出会ったときの・・・。
 『飲みなよ、ベイビー!』と言ってお酒をスーと・・・」
 これは、うけた。

※「南の国から ?8」2004.8.25 (中野さんを訪ねられた奥様の言葉の一部)

 主人も慣れない土地で一人で頑張っていられるのも周りの多くの方々の支え応援があるからだと感じることが出来ました。もちろん本人の努力と人柄もあると思いますが…(妻が言うのもおかしいですが)これからも四国の方々に何かとご迷惑をおかけする事と思いますが、見知らぬ土地で一人で頑張っている主人を勝利解決の日まで支えてほしいと思います。  
 私も少々寂しい日々が続きますが、「亭主元気で留守がいい!」ぐらいの気持ちで納得のいく解決まで頑張りたいと思います。


(注)今日、やっと「サロマ湖100kmウルトラ」の記事を書き上げました。6月27日、28日に戻って見てください。

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2010年07月06日(火)

「誰がなっても同じ」って言うな! [時事]

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わが家族を見守ってくれているきくちゃん人形

 静かな選挙が続いている。

 選挙の時の街角インタビュー。
 「どの候補に投票されるか決められましたか?」
 「誰がなっても同じです。」
 何度同じ言葉を聞いたことか。

 「誰がなっても同じ」って言うな!

 国政では少数派と呼ばれている政党でも、地方自治体の首長選挙で単独推薦の候補を当選させている実績がある。それらの市町村の有権者は、きっと「誰がなっても同じ」とは思わなかったのだろう。
 たいていの場合、そういった自治体の首長は少数与党のため、野党対策に時間が割かれてしまう。しかし、聡明な有権者は4年間の実績をしっかりと見極め、またその人に投票する。そして、再選。
 こんなニュースは、一般の新聞にはまったく載らない。だから、「誰がなっても同じ」と思い込んでいる人は一向に減らない。「誰がなっても同じ」なんてことは絶対無いのにね。

 「当選するあてもないような人に投票するなんてムダ」と言う人もいる。いわゆる「死に票」と呼ばれるもの。私は、その言葉自体がムダだと思う。
 そんなことを言う人には、「何かはっきりと役に立つという人間だけが、生きる値打ちがあるというのか」と問いたい。
 (ん? ちょっと言いたいことがずれてきたかな。)

 とにかく、めんどくさがらずに、投票には行きましょう。
 「誰がなっても同じ」とか、「応援している人の当選は無理やから」とかを投票に行かない言い訳にはしないでおこう。

 私は選挙権を得てから、一度を除きすべて投票に行っています。それは、義務と思って行っているのではなく、投票できるのがただうれしいからです。
 残念ながら、私の投票する候補者が当選することはまれですけど・・・。

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