2010年07月03日(土)
「別館 湯乃島」 [宿情報]
「出張販売で泊まったところのお料理の写真を載せるのはやめ!」
もちろん、うちのヨメさんの言葉です。
でもね、超豪華に見えても、料金は民宿並みなんです。
ここ、はわい温泉の「別館 湯乃島」さんも、泊めていただくごとに宿代が安くなっていくような・・・。たぶん、毎年必ず泊めていただいているので、そういったこともあるのかもしれません。
「くるりん、ぱっ!」
こんなん、出ましたー。
ほんとにほんとにおいしかったです。
ヨメさんも残さずいただきました。確実に、体重1kg以上アップ!
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2010年07月02日(金)
2010前半を振り返って・家族編 [振り返って]
「家族ネタを書くな!」と圧力がかかっています。(どこからの圧力かは、だいたいお察しのとおりです。)
よって、今回はシンプルに。
【廉】 4月、希望通りの大学に入学。その2ヶ月前から、大学陸上競技部に入部。ほぼ毎週、競技会に出場。800m、1500m、5000m、10000mまではよかったが、先週は400m、今週は100m、来週は3000m障害にも出場する。
「楽しみすぎとちゃうん?」
【真樹】 4月、希望通りの高校に入学。京都に3校だけ残っている私服の高校です。部活はしていないけど、今のところ一日も休まず通っています。
中学時代は「大学なんか絶対行かへん」と言っていたのに、今は「行けるところがあったら行ってみたい」に変わってきた。
「まあ、ゆっくりじっくり考えよう。」
【眞寿美】 毎日毎日一人働きすぎで体調不良。ついに、人間ドックを予約しました。6月中旬、親友のくーちゃんちに泊まりに行ったのが、いい息抜きになったかな。
来年、「サロマ湖50km」に、一人で出場するそうです。
「しっかり!」
【廣司】 2010年前半は、うれしいことがいっぱいありすぎた。でも、その中で一つだけ選ぶとすれば、「有田さんとの再会」。20数年前はしょっちゅう会ってた人なのに、ここしばらくはごぶさただった。会って走りながら話ができて、本当にうれしかった。
有田さんは、つい最近ブログ「LOOKING GOOD!」を始めはった。
「それひょっとして、ボクの影響?」
【あんも】 天安門事件の年に拾ってきたので、ことしで21歳。でも、見かけは黒木メイサです。
今も、「京都キャロット通販事務所」の2階でかわいい声でないています。
「オッサン(私)引っかくのだけは、やめて!」
【きく】 一時キョーレツなデブリンになりかけていたが、最近ちょっとだけスリムになった。食べるばっかりじゃなく、それ以外の楽しみも見つけような。
おもろい顔は健在です。
「オッサン(私)を襲ってかむのだけはやめなさい!」
以上です。
この楽しいメンバーからはずされないように、私もしっかりせねば。
※今日やっと、6月25日、26日の「サロマ」のレース前の分を書き上げました。よかったら戻って見てください。
「レース当日のレポートはいつになるんじゃい!」ってことですが、今しばらくお待ちください。
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2010年07月01日(木)
2010前半を振り返って・ランニング編 [振り返って]
【1月】 309km、 31日
2月6日の「とかしき島マラソン」に向けて、毎日走った。皆勤賞は、たぶん20年以上ぶり。
月間走行距離309kmも、たぶん自己最高。
【2月】 200.9km、 20日
「とかしき島マラソン」は思い通りのタイムで走れたが3位に沈没。
次は、3月7日の「篠山マラソン」に向けて練習。
【3月】 98.2km、 8日
「篠山マラソン」でサブ4。
しかし、そのあとぎっくり腰発症。しばらく走れなくなる。
3月の後半、京都府知事候補・門さん応援ランで復活。
【4月】 201.3km、 8日
体調はよくなったが、土日しか走らない去年のバターンに戻ってしまった。
4月17日の「天女の羽衣70km」に初参加。8時間半で完走でき、ウルトラへの光が見えてきた気がした。
【5月】 178.4km、 8日
ひと月にフル3回。
5月15、16日には、初の2日連続フル。これはおもしろかった。
【6月】 168.6km、 7日
6月27日、16年ぶりの「サロマ湖100kmウルトラ」に挑戦。69km地点収容も、新たに気づいたことも多かった。ええ勉強になりました。
【2010年前半合計】 1156.4km、 82日
今年は、「練習なしでウルトラ完走」の看板を下ろし、「しっかり練習してウルトラ完走」をめざしたはずなのに・・・。暑くなるにつれ、去年と同じ土日パターンに戻ってしまった。
7月以降は、せめて週1回、平日も走るように変えて行きたい。
後半最大の目標は、「第10回丹後100kmウルトラ」。第1回より9年連続関門収容継続中だが、もうそれは終わりにしたい。
また、ヨメさんや真樹が少しずつでも走ろうという気になっているようなので、何か手伝えることがないか考えたい。(決して、ジャマだけはしないように・・・。)
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2010年06月30日(水)
2010前半を振り返って・ブログ編 [振り返って]
「私の写真を載せたり、記事を書いたりするな!」
それがヨメさんからのきついきついお達しです。
でも、ヨメさんネタはファンが多く、その記事にはアクセス数がぐーんと伸びる。
(中身はさておき)、私にとっては自慢のヨメさんなので、ヨメさんの逆鱗に触れぬ程度でなんとかこのネタは続けて行きたい。
さて、ブログ「パオパオだより」も、今日でちょうど2年半。ワンパターンにならぬよう気をつけているつもりですが、見ていただいている側からはどう評価されているのでしょう。
その一つの目安はアクセス数。
今年の3月末、夫婦間の路線対立(?)の結果、ランニング用品専門店「京都キャロット」からのリンクをぶち切られてしまいました。
それまでのアクセス元を見てみると、全体の2割くらいは「京都キャロット」のホームページから飛んできたように思われた。だから、そのリンクを切られてしまうということは、その時1日4000アクセスに近づこうとしていたのが3000アクセスくらいまで落ち込んでしまうということ。
ところが意外や意外、4月のアクセス数は121818。初めて1日平均4000を超えた。
5月も125991。そして、この6月が128130。
3月までは日によってアクセス数が乱高下していたのだが、4月以降はかなり平均化してきた。これは「いちげんさん」が減り、定期愛読者が増えたと思っていいのではないだろうか。
今もブログを書くにあたって気をつけていること。
?ウソや大げさなことは書かない。
?記憶があいまいな時は、いいほうの解釈に従って書く。
?たとえ真実であったとしても、読者が不愉快になるであろう記事は避ける。
これくらいですかね。
あっ、それから、ヨメさんがかわいく撮れた写真を採用する。ヨメさんをほめたたえる。ヨメさんあってのパオパオであるということを忘れない。( ここ大事!)
こんなんでよかったら、ブログ「パオパオだより」、これからものぞいてくださいね。
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2010年06月29日(火)
サロマのあと [ランニング]
幌岩山、標高376m。
富士山のちょうど10分の1の高さだが、「サロマ100km」の翌日登るにはちょっときつい。しかし、展望台からは55kmのレストステーションや、私が踏み入ることのできなかった80kmすぎのワッカの原生花園を見下ろすことができた。
もちろん、今は誰一人走っていない。
「つわものどもの夢の後」を、こうして見てみるのもおもしろい。
朝、北見駅前でレンタカーを借りた。
北見で一番有名な「ハッカ記念館」をはじめ、ほとんどの施設が月曜定休。これはレンタカーを借りて、レースでは踏み入ることのできなかった原生花園に行くしかないか。
大会受付でもらった袋の中に、観光パンフレットが入っていた。その中に、サロマ湖を遊覧する「サロマ湖アザラシ観光船」の紹介もされていた。3500円は安い。
まずは、100kmコースの55kmレストステーションの手前、佐呂間町富武士(とっぷし)の港に向かった。
電話を入れてみると、「今、遊覧中なので待っててください」とのこと。
しばらくすると、お客さん4人を乗せたクルーザーが戻ってきた。
「何人ですか?」
「1人なんですけど・・・。」
「1人だとちょっと・・・。」
確かに、「6名以下の場合出港しない場合があります」と書いてある。
「どちらから?」
「京都からなんです。」
「マラソンに?」
「はい、16年ぶりに走ったんです。」
「そう、この観光船は2年前からだからねえ。京都からなら・・・、船出しましょう。」
「いえいえ、それは気の毒です。また必ず来ますので、そのときの楽しみに取っておきます。」
「船出しましょう」のひと言で、船には乗れなかったが富武士(とっぷし)のいいイメージを持って帰ることができた。本当に、必ずもう一度来たい。
そのあと、すぐ近くの道の駅サロマ湖「物産館みのり」へ。
おみやげよりも、芝生にたくさんいた馬が気になった。
お馬さんは、口蹄疫はだいじょうぶなんか知らん。
ちょっとさわらしてもうたけど・・・。
その近くに付近の地図があり、少し登ると展望台があることが分かった。
「展望台まで1.5km」
ふだんならなんと言うことのない距離だが、さすがに足の具合が・・・。
林の中に入っていくと、階段につぐ階段。
緑に囲まれすごく気持ちいいのだが、足が・・・。
平坦地の1.5kmの感覚で歩き出したので、歩けども歩けども残りの距離が減っていかないのがつらい。
そういえば、毎年7月末に行われている「大文字山ランニング」(京都走ろう会主催)も1.5km。あれもめっちゃきつい。山道1.5kmをなめてはいかん。
こんなときはしょうもないことを考えよう。
「サロマ湖第2戦・幌岩山登山競争」
サロマ湖100kmの翌日、前日走った距離別に部門分けして登山競争というのはどうでしょう。
S・完走者の部
A・もうちょいの部(80km以上)
B・まあまあの部 (60km以上)
C・残念の部 (60km以下)
私は、B部門で入賞をめざす。
そんなことを考えながら歩いていると、自然と足が軽くなるような気がした。
展望台到着。
かなり時間がかかったが、もし賞品の出るレースならこの倍以上のペースで登れたと思う。
展望台から東をのぞむと、ワッカ原生花園のほっそりとした岬が見えた。
西には、富武士漁港や湧別町が。
真下は、レンタカーをとめた道の駅サロマ湖「物産館みのり」。
その左手には、55kmレストステーション会場だった「ルートインホテル」も見える。
周囲360度を見渡せる展望台で記念写真。
顔、よう日焼けしてます。
上りにリスと遭遇したのに、カメラが間に合わず写真を撮りそこねてしまった。下りこそ撮ってやろうと身構えていたが、そうはうまくいかない。
その時、頭上で「クックックックックー」。
探し回ってやっと見つけた。たぶんキツツキ系の鳥。
今度はうまく撮れました。
道の駅でおみやげを買ったあと、ワッカ原生花園へ。
観光馬車に乗りたかったが、もう時間がない。それはあきらめて、レンタサイクル(500円)。
また、私の悪いくせが・・・。
時間配分まちがい。
自転車を借りた時点で1時半。ここから北見駅前まで車で1時間はみておきたい。空港行きバス停集合が3時15分。レンタカーにガソリン入れて返さんなんから、逆算すると自転車に乗れる時間は残りわずか30分。
あー、これでは原生花園1周(約20km)は無理。とりあえず、岬の折り返しへGO!
年によって花の咲き具合が全然ちがうらしいが、今年はたくさん咲いているほうらしい。
小さな橋を渡って未舗装の道を100mほど入ったところが折り返し(89kmくらい)。
こんなところまで来て釣りをしている人がいた。
途中、許可車両が乗り入れ草をひいておられた。
あとでレンタサイクルのところで聞いてみると、外来種であるヨモギを一本一本抜いておられるとのこと。原生花園を守って行くのもたいへんです。
自転車で行くにはアスファルトがありがたいが、走るには地道のほうがいいですね。
本当は乗りたかった観光馬車。
今度来るときは絶対乗せてもらうからね。
急いでここを出て、北見駅前のレンタカー屋さんへ。
お昼ごはんを食べる暇がなかったので、駅横ビルの地下食料品店でお寿司を買う。バスにはぎりぎりセーフ。バスの中でお寿司を食べる。
女満別空港には、4時すぎ着。
空港のガラス越しに、こちらに向かって手を振る人あり。
よく見ると、「ランナーズ9の会」の東山のトミーさんこと・冨吉さんと柳生さん。お二人とも私と同じく残念な結果だったようだ。
柳生さんは、私が17年前と16年前に「サロマ」を走ったときいっしょに走ったと言っておられた。そんな前のことをよくおぼえてくださっていたものだ。
4時50分発の関空行きは、7時15分に着。
7時46分発「はるか」は、京都駅9時4分着。
地下鉄、タクシーを乗り継いで、家に着いたのは10時前。
買ったおみやげはこの程度。
廉の陸上部仲間で使ってもらおうと、「リッチトランプ」を買ってきた。トランプの裏が1万円札になっている。これはうけると思ったのに、廉はも一つの反応だった。
きくちゃんのおみやげ買うの忘れたー!
ごめん!
真樹は、3びきのくまの携帯ストラップをすぐにつけてくれた。かわいいやろう。
ハートマークをだっこしているので「恋愛運」のお守りやと思って買ったのに、実際は「幸運」全般やったようです。
まあ、真樹が気に入ってつけてくれたので、「まっ、いいか。」
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2010年06月28日(月)
第25回サロマ湖100kmウルトラマラソン・続き [ランニング]
「京都キャロットって・・・、もしかして、あの有名なランニング用品店の・・・。」
「はい、そうです。ありがとうございます。」
「知る人ぞ知る・・・、て当たり前か・・・、店長さんのダンナさんですよね。」
「そ、そうなんです。私が役立たずの夫です。」
ああ、もうこんな会話を何回したことか。
ナンバーカード2260さんは、地元北海道から。
「北海道の人間には、今日の暑さはこたえます。このレストステーションが、今日の私のゴールです。」
「そんなこと言わんと、行きましょう。まだ、時間的にはだいじょうぶなはずですよ。」
しかし、残念ながら、ここでやめようと決めておられたようだ。北海道の京都キャロットファンということで、せっかくなんで記念にパチリ!
55kmちょっと手前のレストステーションは、えらいことになっていた。
「ラッシュアワー?」
(ある人はこの様子を見て、「修学旅行状態」と表現しておられた。バスを待つ人の群れ・・・、確かに。)
最初は、預けていたウェア(「ランナーズ9の会」のユニフォーム)に着替えようかと思っていたがやめた。この人ゴミを一刻も早く抜け出したかった。私のお気に入りの5本指ソックス・XAS103だけはきかえ、再びコースに。
ここで、びっくりぎょうてん。
「ほとんどランナーがおらんがなー。」
後で気づいたのだが、50kmから60kmまでは1時間5分で行く関門設定になっていた。
「そら、ムリじゃー。」
50kmの関門をギリギリセーフ通過したランナーが、それからスピードアップしてキロ6分半ペースで走れるはずがない。そうか、レストステーションに滞留していた人々は、もう60km関門通過をあきらめた人の群れやったんや。
「ああ、おそろしやおそろしや。」
ゆっくり着替えずに、早めに通過してよかった。
60km、7時間33分。関門まで約1分半。
「50kmであんな余裕あったのに、ギリギリかい!」
これ、関門設定見直してもらわなあかんなあ。
60kmから70kmも、1時間10分の設定。さっきよりちょっとゆるいとはいえ、キロ7分ペース。
それがまたね、ここらが最高に暑いところで、水もらおうとしたら給水所に水不足発生。ひどいところはおけが5、6個ころがっているだけで、人がもぬけの殻になっている給水所もあった。
「それは、ないでしょ!」
まあ、誰もここまで暑くなるとは想像できなかったってゆうことですかね。
65kmのエイドでたくさんのランナーがイスにへたり込んでおられたのではっぱをかけた。
「みなさーん、座ってないで走りましょうよ。1歩でも前に行きましょうよ。止められるまでは進みましょうよ。」
返事なし。トローンとした目や苦笑いが返ってきただけだった。
去年9月「丹後100km」で自己最低の56kmに終わった時、真樹に「パオパオもとしやなあ」と言われた。続く10月の「四万十川100km」で71.5kmの関門にわずか2分遅れでアウトになった時は、「70こえたらまあまあやな」と言われた。あと2分早かったら、もっとほめてもらえたのに・・・。
だから、今回の目標が80kmプラス1m。娘にほめてもらいたくてしっかり走っています。
またもや後ろから、「藤井さーん!」
「あれ、谷さんじゃないですか。」
「もう60kmでやめようと思って収容バスを待ってたんですけどね、リタイアが多すぎてバスが全然来ないんですよ。ボーっと待っているのももったいないんで、行けるとこまで行ってみようと走ってきました。」
「エライ!」
谷さんに追い抜かれた後トボトボと走っていると、前から何やら「てってって」と走ってきた。
「犬? いや、ちがうな。なんかくわえとんで。」
やー、キツネやん。かなり大きい獲物くわえとるしー。
あー、脇にかくれてもたー。
でも、貴重な写真が撮れてよかった。
66kmすぎの私設エイド。
ご近所のご家族が用意してくださったようです。
いっちゃんうれしかったのは、アイスキャンデー。
すんません、2本もいただきました。めっちゃ、うまかったー。
「ホタテのおにぎりも食べてって。」
「ありがとうございます。ちょっと食べられへんので、写真だけ撮らせてもらいます。」
ほんまにありがたいことです。こんな見も知らん人らのために、こんなたくさんの食べ物を用意してくださるなんて・・・。
この私設エイドを出て少し走ったところで、大会関係車両から、「70kmの関門制限時間が過ぎました。ゼッケンを外してください」との指示。
あー、正式にはここで終了です。66.7kmくらいかな。ちょうど100kmの3分の2です。
体はまだまだだいじょうぶ。ただ、制限時間だけが・・・。しかたないですね。
とりあえず、バスの来る予定のところまでは進ませてくれるようです。
67kmすぎ、来ました来ました「サロマ湖ウルトラ名物・斎藤商店」さん。
せっかくなんで、お店の前で記念撮影。
2年前の12月、ランナーズ賞を受賞された斎藤商店さん。その授賞式にうちのヨメさんと娘が招待されて行っていたという話をしたら、たいそう喜んでくださった。
その少し先の民宿「さろまにあん」。
「うちのヨメさんが学生時代泊まらせてもらったってゆってました」と家の前におられた方に言ったのだが、あとでヨメさんに聞くと「そことはちがう」。
ここまで来たら、せめて70kmの関門までは行きたいなあと思っていた。ところがその1km手前の69kmのエイドにバスが1台。とうとう、そこに収容されることになった。
最後にいっしょに走っていた男性ランナーと、お互いの写真を撮り合いっこ。ほんとにほんとに、これで私のレースは終わり。
「体はまだまだだいじょうぶなんですけど・・・。」
「まだゆうかー、しつこいちゅうねん!」
「トホホー・・・」
69km地点で止められて最初に思ったこと。
「これでは真樹にほめてもらえんわなあ。」
真樹が結んでくれた左手のミサンガをなでながら・・・。
69kmで止められたランナーの数は、バス1台を少しだけ超えていた。私を含めたあふれた6人は、役員さんのワンボックスでゴール地点へ。
途中で私の横に座っていた女性ランナーが、メールを見て絶叫。
「わー、どうしよう。私の友達が倒れて、遠軽の病院に運ばれたって・・・。」
「病院に運ばれたということは、もう安心ってことですよ。一日点滴をしたら退院できますよ。あわてないで」と女性の役員さん。
でも、女性が倒れてしまうといのは珍しい。今日の気候が予想外に厳しかった証拠です。
ゴールの「常呂町スポーツセンター」に着いたのは、まだ2時半ごろ。こんなはようゴール(?)してしまって、このあとどうしましょう。
まずは着替えて、食券を使ってラーメンでも食べて・・・。
いつもなら走り終わった直後は吐き気がして何も食べられないのに、今回は全然だいじょうぶ。
自分では暑さにからっきし弱いと思い込んでいたが、このダメージの少なさは・・・。
スタートより10時間が過ぎた。
なんぼなんでもまだ中野さんはゴールしないと思ったが、することもないのでコースを逆走(逆歩?)することにした。
しばらく行くと、スーツ姿のランナー。このスタイルで、10時間ちょっとでゴールですよ。速い仮装ランナーって、かっこいいですよねえ。
コース脇にかわいいワンちゃん発見。絶対雑種やね。
しっぽタレタレです。こわがらしてごめんね。
おっと、うちのきくのそっくりさん。
ほとんどそっくりなんやけど、耳の位置が外側すぎるような・・・。
こわがってほえるところもうちのきくに似ています。
ここから、原生花園の入り口へ。
歩いていて気がついた。17年前初めてサロマに出たとき、やめたのは80kmだと思い込んでいたがちがった。そこまで行けていない。実際は79.5kmのエイドの手前だった。あとちょっと進んだらエイドがあったということも知らなかった。とりあえず、冷たい雨に打たれて体が冷え切って・・・。
ブラブラ歩いて、ついに97km地点に。
なんぼなんでも、もうそろそろ中野さんが来るやろうと思い、道の脇に座って待っていた。
4時半過ぎ、ゆるやかな坂を上ってくる中野さんの姿が。
「中野さん、何歩いてるんですか。」
「やー、藤井さん。古傷が痛み出して・・・。ここで走るとつぶれてしまいます。
それより、藤井さんこそ、こんなところで何してるんですか。」
「もうとっくの昔にバスでゴールしました。谷さんも酒井さんも・・・。」
「なんか、ぼくが三人に毒を盛ったみたいじゃないですか。」
「ほんま、ほんま。」
「今晩の交流会はどうされます?」
「いや、もちろん今日は早く寝ます。」
「分かりました。じゃー、もう一ふんばり走ってきます。」
中野さんはゆるやかな下り坂を着実に進んでいかれた。
(後で調べてみると、中野さんは11時間56分でゴール。)
私はそこから3km先のゴール地点まで、トボトボと。
途中で「折れない心」の応援メンバーさんが、「お汁粉どうですか」と勧めてくださった。こんな応援団が途中にいてくれたら、ほんとに心強いでしょうね。
会場5時50分発のバスで、北見ピアソンホテルへ。
お風呂に入り、夕食をいただき、9時にはベッドへ。
目標の80kmプラス1mには、11km届かなかった。
体のダメージがほとんどなかっただけに、もう少し走りたかったなあ。
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