2008年10月06日(月)
きく、へん顔 [わんこ・にゃんこ]
昨日の夜から、きくがまた元気がなくなった。
今日の朝、いつものように散歩に行こうとしたら動かない。あんな散歩の好きなきくちゃんやのに・・・。
顔がへん。目の下にくまができているようにも見える。
きくの前に飼っていたエリちゃんも、へんな顔になって、そのあとけっきょく手術になってしまった。きくちゃーん!
11時ごろになって、やっと散歩に行く気になったみたい。草が茂っている空き地まで来て、「きくちゃん、草ぬれてるし、かえろっか。」と言ったら、「こっちのアスファルト道、行かせてもらいまっさー。」とのこと。よかった。元気出てきたんやー。
ヨメさんに言わせると、犬に話しかけたらあかんらしい。常に命令口調でないといけないらしい。犬は順位が下のほうが楽に生きていけるそうだ。
夜帰ってきたら、きくの調子がだいぶ戻っていた。よかったー。ガウガウもゆうてくれはる。これでないとね。
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2008年10月05日(日)
京都走ろう会例会(10月第1日曜) [ランニング]
今日、京都走ろう会の井上さんから声をかけられた。
「木彫りの展覧会があるし、よかったら来て。この入場券で入れるし。」
井上さんといえば、ハンコ屋さん。そのお仕事も、70歳を区切りに去年やめられたそうだ。以前は、愛犬ルルちゃんを連れて来ておられたが、最近はお一人で役員さんのお仕事に来られている。
その井上さんが、木彫りを趣味にしておられるとは知りませんでした。私も、若い時木彫りが好きでちょっとだけやっていた。そのにおいがして、わざわざ声をかけてくださったのかな。
井上さんの作品は、3点出品されるそうだ。
ぜひ、行かせてもらおう。
「第15回 キツツキ会木彫工芸展」
とき 平成20年11月6日(木)〜10日(月)
午前10時〜午後5時、但し10日は午後3時まで。
ところ 相国寺 承天閣美術館 2F
京都市上京区今出川通烏丸東入
電話 075-241-0423
朝、いつものようにビブレの駐車場に車を置き出雲路橋へ。
鴨川を見ると、ビブスをつけて走っている若き男女が。一人もランシャツランパンではないが、けっこう速い。どうも駅伝をやっているようだ。
後で聞いて分かったが、京都のスキー部の交流駅伝だった。そういえば、うちの廉も、中3の時オープン参加で出してもらった。(廉は、花背第一中スキー部のクロカン選手で全国大会に何度も出ています。)
その後ろからは、視覚障害者のランナーと賀茂川パートナーズの二人連れ。
前から思ってるんやけど、バイクを入れんなとか、バーベキューすんなとかというしょーもない鴨川条例。何でもかんでも禁止にしたらいいちゅうもんちゃうで。
「視覚障害者のランナーのみなさんが、気持ちよく走れる鴨川にしましょう。」くらい条例に入れられんか。
府会議員さん、一度日曜日に鴨川を走ってみてください。いろいろなものが見え、認識を新たにしますよ。
今日は朝から雨模様。
ヨメさんが、「今日は、走ろう会、行かへんの?」
「行くにきまってるやん。走りに行くというよりもしゃべりに行くねん。走ろう会の人はええ人ばっかりやから。なんかなあ、温泉につかってるみたいやでー。」
「そうやろなー。」
さて、温泉のようなランニングクラブとはいったい・・・。興味のある方は、ぜひ一度来てみてください。
今日は7、8、9月とお休みだった10kmが再開。
私は、昨日の大阪城5時間走で45km走ったので足がメロメロ。でもせっかくなので10kmを走ることにした。ゆっくりランナーの松若さんも走られることだし。
「みんなでゆっくり10km走りましよう。」と呼びかけたら、初めは私と松若さんだけだった10kmの参加者がちょびちょび増えていった。
走り出すと、やっばり足が重い。足に重りをつけて走っているみたい。今日は、1時間切ったら良しとするか。
加茂大橋西詰に大勢の人だかり。何かと思えば、「京都鴨川おこしやすマラソン」。雨だというのにすごい人数だ。
丸太町橋を折り返し戻ってくると、またスキー部の団体に出会った。かなりの人数だった。マラソンに直接関係ないクラブでも、こうして駅伝を楽しんでもらえたらうれしいことだ。
いろんな人がいろんな目的で走る。中にははっきりとした目的もなく走っている人もいる。それはそれでいいでしょう。人それぞれですから。
出雲路橋に戻ったころ(4.8km地点)は、3人グループに。先頭梅村さん、2番手阿加井さん、3番手私。
この時点で、27分13秒。これは10km55分越えるかも。
御薗橋の折り返しは、いつもの塚本さん。
スタート前の話。
「昨日なー、西京極で小学生の陸上競技大会があってなー。朝8時から夕方6時までびっちりや。監察でな。しんどかったわー。女の子は少ないんかなと思たら、このごろは女の子も男の子とおんなじだけ出とるな。そんでまた、親が必死で。西京極の客席にあんなぎょうさん人がおんのん初めて見たわ。」
今日も私の大好きな平田邦子さんが来ておられた。
スタート前、「ボクの一番好きなランナーは平田邦子さんです。」と告白した。
「いやー、ありがとうございます。でもね、8年前に母が倒れてからほんんど走ってないの。どうしてもそんな気になれなくて。」
「でも、こういう場に顔を出してはるってゆうことはいいことですよ。また、走りたくなるかもしれませんやん。」
平田さんのダイナミックなランニングフォーム、また見てみたいなあ。
松若さんとすれちがうたびに、「松若さん、にっこり!」と掛け声をかけた。見事、成功。
松若さんだけでなく、平田さんやそのほかの人たちもにっこりしてくれはった。ええやんねえ、このふんいき。
さて、レースのほうは・・・。
阿加井さんはなんとかかわすことができたが、梅村さんは二度追いつきまた離されてしまった。特に御薗橋(7.4km地点)の折り返しのあと、すごいスピードで、あっと言う間に背中がどんどん小さくなってしまった。
けっきょく、ゴール地点では200mくらいの差。やられてもたー。
私のゴールタイムは、54分44秒くらい。1時間切れたらいいと思ってたので、まあいいか。
梅村さんは53分台。やりましたねー。
さあ、最終ランナーの松若さんの応援に行かねば。
「来たー!」
京都走ろう会名物、最終ランナーといっしょにワッショイワッショイ。
私も、一回はこれを経験してみたい。
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2008年10月04日(土)
2008-秋-大阪城公園5時間走 [ランニング]
トップの写真は、いつも悩む。
マラソン大会のレポートでは、本来、ランナーの写真をトップに使うといい思う。しかし、私はあまり使わない。もっと印象に残ることがあるからだ。
今日のトップは、「クロとソックス」。もう少しで殺処分になるところをもらってこられたそうだ。「クロ」はうちのきくに似ている。「ソックス」は目ん目がかわいい。
両方4歳だそうだ。(ひょっとして、兄弟かな?)
ご夫婦で自転車に乗って散歩に来られていた。すごく大事にされてるようでよかった。
この2ひきのワンちゃんが、今日のマラソン大会の一番の収穫だった。性別を聞くのを忘れたが、両方メスのような気がする。
今日も、「わんこにゃんこにかまけて、ええかげんな走り」になりそう。
スタート地点の噴水前に向かうと、ベンチの下にきれいなねこちゃん。人なつっこく上品なねこちゃん。
今日は、ワンちゃんよりねこちゃんの日なんかな。
8月の3時間走の時、一般道を通ったため渋滞に巻き込まれ遅れてしまった。その轍を踏まないために、今日は家を早めに出た。今日はバッチリ、スタート1時間前に到着。余裕を持ってゆっくり歩いていたので、こんなかわいいねこちゃんにも会えた。
今日は、3月の4時間走と同じ1.25km周回コース。
みんなで200人弱か。今日は、3月の時のような子どもの参加はなさそうだ。5時間はちょっと長すぎるのかも。
ざっと見回してみても、みなさんバリバリ走れそうな人ばかり。
9時前だというのに、もう暑い。時間がたつにつれ、もっともっと気温は上がっていくだろう。
スタート前、着替えている時、近くの人から話しかけられた。
「キャロットさんですよね。私も近所なんです。くみやまマラソンの時、いつもシューズを買わせてもらってます。」
「ありがとうございます。」
ナンバカード175、名簿で確認すると「松山茂」さんという方でした。
9時スタート。
さあ、これから5時間。行く手には何が待っている? (何も待ってへんてー。一人つっこみ。)
でも、3月の4時間走の時には、ワンコニャンコにいっぱい会ったし。今日も期待しよう。
スタートから300mほど行ったところ。そうそうここには猫の巣(?)がある。
いました!
ひょっとして、あなたは3月にもいたニャンコちゃんでしょうか。
前はもっと家族(?)がいたのに。ほかのメンバーは、お出かけ中ですか。
ニャンコちゃんは、何を話しかけてもこわがってどっかへ行ってしまうだけ。「おっちゃんは、あんたらの味方やから。」と言っても知らんぷり。
あれっ?
反対側から、梅田さん。
梅田さんは、雑誌の広告で長らくお世話になった方。ものすごく久しぶり。まだ元気に走ってはるんや。
私たちとは別の練習会に参加されているようだ。
ワンコニャンコだけではありません。ここ大阪城公園では、長らくお会いしてなかったランナーにも会えます。
何周目か忘れたが、追い抜きざま(と言うより追い抜かれざま)に声を掛けてくれるランナーあり。
「おはようございます。がんばってください。」
あらー、田中ちひろさん。走ってはったんやー。
それにしても速いこと。写真を撮らせてもらおうと思ったが、見る見るうちに遠ざかってしまった。
あれは、かかとにバネ入っとんね。
例えるならば、「大人のバンビちゃん???」
お堀の横を走っていると、うれしそうにステップを踏みながらこちらに向かってくるワンちゃんあり。ロープにはつないでありません。まあ口の黒い雑種やから、かんにんしたろか。(口の黒い雑種に、悪いやつはいない。)
名前は「マー君」、5歳です。
「ああ、楽天の。」と思ったけど、マー君ブームは5年も前とちがうなあ。
噴水の少し向こう、時計台の近くに、「武庫川スポーツクラブ」ののぼり。そののぼりに、「大阪城天守閣マラソン」と書いてあった。
また梅田さんに会ったので、走りながら少し聞いてみた。この練習会は、毎月第一土曜にここで開催されている。武庫川スポーツクラブの中の個人の方が主催されているそうだ。参加費は無料。距離もスタートも、各自の目標に合わせて。
これが、今のランニング界の新しい流れやね。
梅田さんは時間がかかるので8時スタート。6時間かけてフルの距離を走られます。
往復3kmのコースを14往復、最後に噴水をぐるっとまわったらフルの距離になるそうです。
「今日は、予想してたより暑くなりますね。」
「そうですね。でも、ここは木陰もあるからましです。武庫川だと、まったく日かげがありませんから。 私ももう71ですねん。6時間切れるかどうか。」
「いやー、でもさっきから見せてもらってたら、いい走りですよ。ゆっくり行きましょ。」
「廉君も大きくならはったでしょ。」
「はい、もう高2です。下の妹が中2になりました。」
「へー、もうそんななってはりますかー。」
「二人とも陸上部ちゃいますねん。上がサッカーで、下がバスケですわ。なんか、団体競技がしたかったみたいで。」 「はー、そうなんですか。」
さっきから、何回も何回も、ランウォークスタイルの店長さんに抜かれている。
小柄だが筋骨隆々。安定したフォーム。これは、明らかに競技経験者ですね。私らチンタラランナーとは、ちとちがう。
しょっちゅう抜かれている感覚なので、私の1.5倍くらい距離を走っておられるのだろうか。
3月の4時間走(3/22)の時のブログにも書いたが、この大会はエイドがすごい。
主催の田中ご夫妻が、バリバリの現役ランナーなので、ランナーがほしい物をよく分かっておられる。
それに加えて、田中ちひろさんのセンスのよさ。エイドにならべてあるものは、見ているだけできれい。
すべてのものが小さく切ってあるので、いろいろな種類を少しずつ食べられ、体にもいい。
私が一番うれしかったのは、みかんの缶詰を凍らしたもの。これはのど越しが気持ちよかった。
ちひろさん手作りのレーズン入りケーキもおいしかったし、炊飯器ごと登場しその場で握ってもらえる炊き込みご飯のおにぎりも食べやすかった。
梨の皮むきもその場でやっておられました。これらのほとんどを田中ちひろさんお一人でやっておられた。
どっかのテレビ、取材に来てくれんかな。すごいパフォーマンスですよ。
さて、私は5時間で・・・。
3月の4時間走で42.5km行けたので、5時間でそれより少ないとはずかしい。今日の目標は、最低45kmでできるだけ50kmにせまる。
結果は、最低目標ぎりぎりの45km。その代わり、ワンコニャンコのほかなつかしい人にまで会えた。
田中ちひろさんとも少しだけしゃべれた。
凍らしたみかん缶詰がすごくおいしかったこと。終盤は梨のような水分の多いものがエイドにあるとありがたいこと。走路の一部に砂利道があるが、私個人はコースに変化があってよかったと思ったこと。などなど。
ほんとうに充実した5時間走だった。関係者のみなさん、どうもありがとうございました。
ぜひ、来年の3月の4時間走も参加したいです。
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2008年10月03日(金)
中学校体育祭・続き [学校]
午後は、黄・緑・赤の3色が、「展示」・「大縄」・「応援」に分かれて競い合う。
まず最初は展示発表。1コマ1cm四方を色分けしていき、1枚の大きな絵に仕上げる。全校650人を3色に分けたそのまた3分の1なので、70人がかりで製作したことになる。
その大きな絵をタイヤ付のフェンスに掲示し、場内を一周する。その間、展示発表のリーダーが本部前からマイクで説明。なぜこの図案になったのかや、製作中に苦労したところなどを説明してくれていた。
ここで、めっちゃむかつくことがあった。
保護者席のしゃべり声が大きく、リーダーの説明がよく聞こえない。聞いていないから、説明が終わった後の拍手もまばら。
「バカモン! 子どもらが一生懸命発表しとんのに、聞かんか―。しゃべりたいもんは、遠くでしゃべれー。」って言いたかったけど、根が気弱なもんで・・・。
家にかえってヨメさんに最初に言ったこと。
「ますみちゃん、来年なー、保護者席前を『静かに』って書いたプラカード持って歩くわ。子どもらの方がずっと聞く態度よかったで。気弱いしよう注意はせんけど、プラカード持ちやったらできるしー。」「勝手にしー。」
次は大縄跳び。
見とれてしまって写真を撮るのを忘れた。
この大縄跳びは、黄組がダントツ。黄組は、他の競技の時からずっとよく応援の声が出ていた。この大縄跳びの時も、リーダーらしき女の子を中心に、「イチ、ニィ、サン、…」の掛け声が一番よくそろっていた。
そう言えば、去年も黄組の女の子のリーダーが声をからしてみんなをまとめてたっけ。
真樹の友だちのおねえちゃんのI・Sちゃん。真樹もあんな子を目指してくれたらなあと思ったもんや。
発表の最後は、真樹も出る応援パフォーマンス。
黄色の最後尾に力いっぱい表現している子を見つけた。保育園で真樹といっしょだったU・Cちゃん。ふだんは育成学級なので見かけることは少ないが、元気ハツラツ学校を楽しんでるね。よかった。
U・Cちゃんのお母さんは、私の小学校教師時代の最後の赴任地・雲ヶ畑小学校の同僚だった。うちのヨメさんとは(お互い知らなかったのだが)、同じ短大の同級生。何かとご縁がある。(当時独身だったU先生は、私の10倍くらいしっかりされていました。)
こうして、Cちゃんが目の前で元気いっぱいニコニコ笑顔を見せてくれると、こっちまでうれしくなる。卒業まで、真樹となかよくしてね。
緑組の最後の「人間掛け橋(?)」もすばらしかった。
この応援パフォーマンスも70人くらいいて、その半分が男子。去年初めて見せてもらった時も思ったが、男の子らがそんなに恥ずかしがらずに踊っている。男女ごちゃまぜの人間掛け橋は抵抗なかったんかなあ。
うちのヨメさんの説。「先生にやらされてるんじゃなくて、子どもらが話し合って何でも決めてるんちゃう。」そうか、そやしはずかしないんや。胸張って踊れるんや。
トリは赤組。
真樹を探すが見つからない。たぶん、保護者席から一番遠いポジション。「80m走」も「色々リレー」も写真が撮れなかったので、せめて最後の出番「応援パフォ」の写真をと思ったが、夢ははかなく破れてしまった。
でも、この赤組が3組の中で一番まとまっていたような気がした。
最後の色別対抗リレーが終わり、閉会式。
総合優勝は、緑。わずか3点差で真樹の赤組は2位。
発表の部は、展示が赤、大縄が黄、応援パフォが赤の優勝だった。
去年、この学校祭を一生懸命に取り組み、真樹は人間として一回り大きくなったように感じた。
さて、今年はどうだろう。なんでもいい。どんな小さなことでもいい。何かいいこと見つけてくれたかな。
(後日談・その1) 「やっちまったなー。」
音楽コンクールの後に出てこられぼやかれていた先生、韓国舞踊鑑賞の前に「早くすわらんかー」とちょっといらついておられた先生、体育祭で大声で指示を出しておられた先生。
私はこの3人が同一人物だと思い込んでいた。しかし、どうもちがうようだ。
真樹が、「○○先生は、カンニング竹山にそっくり」 と言うもんやから、そのふんいきを持った先生はみな同じに見えてしまった。
すいません。たまにしか学校に顔を出さない保護者ってこんなもんです。だから保護者の先生評価はあまり気にしないでください。
でも、真樹の、「○○先生はちゃんとあやまらはる」というひと言で、決めつけはいけないと反省しました。これからは、ちゃんとメガネをかけて学校に行き、広い心でしっかり学校を見せていただこうと思います。
(教訓その1・世の中には、カンニング竹山みたいな怒ってばっかりの先生はたくさんいる。それでも、私はいいとこ見つけてほめたんぞー。)
(後日談・その2) 「えー、うそやー。」
私が体育祭の中で一番好きな「部活動対抗リレー」。
3年間休まず続けた人へのごほうびとして、みんなの前でラストランをさせてもらえるセレモニーだと思っていた。(勝負度外視、パフォーマンス重視。)
「試合にはあんまり出してもらえへんかったけど、ちっちゃい体で3年間よう休まんとがんばったね。」
来年の体育祭では、保護者席で涙をボロボロ流しながらそう言おうと思っていたのに・・・。
真樹の話によると、「絶対、無理!」
走れるのは各クラブ4人だけ。バスケ部は真樹の学年だけ異常に多く、たくさんやめたのにまだ15人ほどいる。足の速さやったら可能性がゼロとは言えないが、バスケの実力では上位4番目まではきつい。
「来年の体育祭の部活リレーまで、やめんと頑張りや。」と励まそうと思っていたのも夢と消えてしまった。
ああ、これからなんて言って励まそう・・・。
(教訓その2・世の中には、がんばってもがんばってもそれを認めてもらえないこともある。でも、その現実を我が子に納得させるのは、つらい。)
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2008年10月02日(木)
中学校体育祭 [学校]
去年の春、私たちの考えからかけ離れた新設・花背小中一貫校に見切りをつけ、今の借家に引っ越してきた。
その時一番心配だったのが、娘の真樹のことだった。学年1人の学校から学年250人の学校へ。ものおじせず、のびのびとやっていけるだろうか。集団に埋没してしまうような子になってしまわないだろうか。
そんな不安がいっぺんに吹き飛んでしまったのが、去年の体育祭だった。体育委員として大活躍だった真樹の生き生きとした顔を今でも思い出す。
真樹だけでなく、目に入る子目に入る子のすべてが生き生きして見えた。どうして、みんなこんなに楽しそうなんだろう。
自分からすすんで、声をからして応援している。この子もあの子もあっちの子も。
どうして、こんなに一生懸命になれるんだろう。
去年の黄組の女の子のリーダーのふりしぼる声を聞いて、もうちょっとで涙がこぼれそうになった。おっちゃんもがんばらなあかん、という気持ちになった。
いいよなあ、そんなに一生懸命になれるものがあって。真樹もこんな子たちの中で、いっしょにがんばろうという気持ちになったんや。
ほんまによかった、いい学校で。
今年も、初めから終わりまで全部見させてもらおう。
意気込んで自転車を飛ばしたが、ちょっとだけ遅れてしまった。
校門には、2年の学年主任のN先生。私が北区の小学校の教師だった時、同じ北区の中学校の先生だった。およそ25年のワープ。私も年をとったが、N先生もね。ちょっとじいさんぽい。でも、子どもたちはN先生に一目置いています。
ヨメさんは仕事。真樹の出番があるときだけ見に来ると言っていた。
私は弁当持ちで1日観戦。平日に一日中娘の学校の体育祭を見られる父親は、そうはいない。すまんなー、ますみちゃん。
保護者席を見ても95%くらいがお母さん。おとっつぁんのかたみはせまい。
昨日の夜の、私と真樹の会話。
「今日、韓国舞踊の鑑賞に行ったんやけどなあ、また○○先生うなってはったで。おもんなさそうに舞台見てたはったけど、あの先生笑わはったことある?」
「うーん、よう知らんけど・・・。でもなあ、自分がミスらはった時、私らにきちんとあやまらはんでー。」
「えー! そら、ええ先生やん!」
この一言で、○○先生の印象がガラっと変わった。
娘から先生の話を聞く時、悪口のときは「先生もいろいろあるしー、たいへんなんやから。」と言って一応先生の味方。いい話の時は「ええ先生やん!」と強調しておく。(これ大事)
昨日の真樹のひと言があるまで、私は○○先生の一面だけを見ていた。今日あらためて見てみると、同じ人なのにちがって見える。けっこう子どもたちに頼りにされているようだ。
親バカ写真を撮ろうと思うのだが、無理! 真樹は80m走、ダントツ1位。色々リレーの騎馬は、騎手ではなく土台だったのだが、遅いながらもがんばっていた。それが両方撮れんかった。我が子を撮る時は手が振えて。
その代わりと言ってはなんだが、ナリケンのガッツポーズがきれいに撮れた。(ナリケンについては、4/1のブログ参照)
ヨメさんは、真樹の出番だけ見てとんぼ返り。
うちは水曜定休日なので、木曜が一番いそがしい。学校祭の中で一番見たい体育祭が、毎年木曜というのはちょっとつらい。
私は一人ぽつんとお弁当。一人でお弁当食べてるお父さんを見たら、ちょっとひいてしまうやろね。
午後一番は、「マーチング」。吹奏楽部の出番です。
今年は1年が大挙入部したらしく大所帯。2年の男子1名も入部し、バージョンアップ。(黒一点?)
真樹のクラスのYちゃんや、去年いっしょだったKちゃんもいるし、楽しみ。
ここでも音楽のM先生が大いそがし。あとで調べてみると、この先生が学校祭実行委員長様様でした。細い方なのに、3日間よく動かれました。倒れんようにね。
次は、「部活動対抗リレー」。
各部活動の3年生の代表が、その部活のユニフォームを着てリレーする。
勝負をかけているのは、陸上部(ハンデ付き)と野球部くらい。それ以外はほとんどパフォーマンス重視。
演劇部はおととい舞台発表した衣装で、美術部は画用紙と絵の具セットを持って。
バスケ部はドリブルしながら、バレー部、テニス部、卓球部はボールを上につきながら。これは勝負度外視。
中でも一番すごかったのは、吹奏楽部。本部前でいちいち何をしてるんやろうと思ったら、手に持って走った楽器を使って演奏を披露していた。すごすぎる。ほかのチームに何周も抜かれていた。
でも、このレースは見ごたえがある。3年間がんばった人へのごほうびだ。
(注)まだ、続きます。
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2008年10月01日(水)
中学校文化祭・韓国舞踊鑑賞 [学校]
文化祭2日目のメインは、舞台鑑賞。
今年は、韓国舞踊の鑑賞だ
保護者の鑑賞については何のお知らせもなかったが、せっかくの機会なので見に行こう。
今日は10月1日。月に一度の映画ファンデー(1000円均一)なので、映画に行こうと思っていた。
しかし、昨日は真樹と音楽コンクールの話で盛り上がった。
けっきょく、真樹のクラスは銀賞だった。ほかのクラスの評価も、私と真樹は似ていた。
やっぱり共通の話題ができるとうれしい。映画より学校。学校へGO!
学校に着くと、ほとんど保護者の姿がなかった。特にお父さんは、私一人かな。
体育館に入ろうとしたが、子どもたちが席に着き落ち着くまでかなり時間がかかった。
また先生がどなっておられる。「背の高いほうから、すわっていかんかー。」こんなこと、毎日ですか
音楽のM先生が、今日の鑑賞どころを説明されている時、突然後ろのほうで「ジャーン」という大きな音。
「びっ、びっくりするやんか!」
でも、この入り方はすごく効果的です。
子どもたちも、何が始まるのかという感じで、興味深く見ていた。
韓国舞踊のリズムは、古いものであるはずなのに古くない。これは、今の中学生にも受け入れられるリズムだ。
躍動感があり、自分もその中に自然と取り入れられるような、そんなふしぎな感覚だ。
五つの太鼓を叩く、これなんてゆったのかなー、忘れた。
これはすごかった。体がやわらかい。アクロバット太鼓といってもいいくらい。
音楽+パフォーマンス。見ていて、全然あきない。中学生たちは、見ていてどうなんやろう。私が見る限り、しっかり見ているような気がするが・・・。
日本にも、こんなんありましたよね。
司会進行をされている○○さんの話。
「私たちは大阪から来ました。全国いろいろなところに行かせてもらっていますが、この中学校には初めて来させてもらいました。
韓国と日本、すごく似たところもありますし、真逆なところもあります。それぞれの文化を理解し、お互いに刺激し合って新しい文化を創っていきましょう。」
その時、後ろの出入り口から、豪華絢爛な衣装の男性と女性が。
「李王朝の王様とお妃様が入場です。」
最初は、てっきり舞踊団のメンバーが扮装しているものだと思っていた。しかし、会場がザワザワザワ。
実は、お二人ともこの学校の先生でした。王様は社会科のS先生、お妃様は家庭科のA先生でした。お二人とも、衣装がすごく似合っておられました。
特に、お妃役のA先生はバツグン。
「この衣装を着られてどうですか?」と聞かれ、
「○○○の上がちょっと締め付けられて、痛いです。」
吹き出してしまいました。(さて、この○○○とは何でしょう。)
こんなふうに子どもたちが興味を持ちそうな趣向がこらしてあり、感心した。互いの民族の衣装を着てみることも大事なことなのかも。
次は打楽器のカルテット。これがまたすばらしい。
男性二人女性二人だったのだが、この男性二人は韓国から来られたそうだ。右から二人目は韓国芸術大学の教授、そのとなりはまだ高校1年生。自分たちと歳のちがわない若者がこうして活躍している姿を見て、中学生たちはどう思っただろう。
この打楽器の躍動感あるリズムは、若い人たちにすんなり受け入れられそうだ。
後ろの方でお一人だけ、リズムに合わせて体を動かしている先生がおられた。どうせなら、いっしょに楽しまなくては損!
一番最初に音楽のM先生も言っておられた。
「手拍子をしたり、体を動かしたりして、いっしょに楽しんでください。ただし、まわりの人の迷惑にならないように気をつけて。」
次は、立って踊りながら太鼓をたたく人たち。
これは沖縄のエイサーにそっくり。でもよく聞いていると、韓国は陰、沖縄は陽というような感じもする。
服装についても同じで、似てはいるのだが沖縄の方がよっぽどハデ。韓国は何かにつけ控えめな印象。
しかし、この打楽器の迫力はハンパなものではない。聞く者の胸の奥まで響き渡る。
このあと、実際に太鼓をたたかせてもらう時間に。
中学生6人(男子1、女子5)が舞台に上がった。
「太鼓のうしろにすわってください。できれば、あぐらをかいてください。」
それは無茶やろと思って見ていたが、何とみんなあぐら。中3女子は全員ミニスカートなのに、ようやります。
(ちなみに正座は、韓国では、刑務所に入った人だけがするすわり方だそうです。)
最後は、マダン。
「広場」という意味だそうです。(沖縄でいう「サンシキ」ですかね。)
前の方の床に座っている子たちが横に移動し、マダンのできあがり。中学生のすぐ目の前で、歌い踊る様子を見ることができました。私も、あの輪の中に入りたかったな。
途中で、皿回しのようなものが登場。何人かの子どもたちがそれに参加させてもらっていました。
気がつけば演奏も、先ほどの悲しげな音色ではなく、お祭りを祝うような楽しい音楽になっていた。
端の方では、ずっと司会進行をしておられた○○さんがラッパ(?)を吹いておられる。
みんな総出で、にぎやかに。ジャんジャカジャンジャン、パーパパパー。
私は、最後の最後まであきることなく見させていただきました。本当にこんなめったに見られない舞踊を見に来ないなんて、もったいない。
でも、初めから保護者席は用意してなく、ずっと立ち見でした。先生方も、1時間半立ちっぱなし。ああもったいない。みんなでもっとゆっくり楽しめたら、もっとよかったのに。
一番最後に、司会進行役の○○さんのあいさつがありました。
「いろいろと余計な事を言ってしまったかもしれませんが、お互いに理解し合い、素晴らしい文化を築いて行けるようにがんばりましよう。」
いろいろなところに気づかっておられる。さっきの話の中で、「差別や偏見のない世界をめざしましょう」と言われたことを気にしておられるのかもしれない。
私が聞いていた限りでは、さっきのその話の内容はたいへんわかりやすくいいお話だった。「まず、お互いを知ることから始めよう」という感じで、未来に展望が開けるようなそんな気持ちになった。
それでも、言葉のある一部分を取り出し、それにいちゃもんをつける人がいるのかもしれない。と言うか、たぶん今までそういう経験を何度もされてきたのだろう。
「もう、いいかげんにしなさい!」といちゃもん軍団に言いたい。
そういう意味でも、保護者の参加が極端に少なかったのは残念だ(たぶん、10人以下)。中学生よりは確実に頭がかたくなっているであろう私たちの世代こそ、何でも見に行かなくては。
本当にいいものを見せていただきました。ありがとうございました。(娘との話題がふえてよかった。)
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