2008年10月03日(金)
中学校体育祭・続き [学校]
午後は、黄・緑・赤の3色が、「展示」・「大縄」・「応援」に分かれて競い合う。
まず最初は展示発表。1コマ1cm四方を色分けしていき、1枚の大きな絵に仕上げる。全校650人を3色に分けたそのまた3分の1なので、70人がかりで製作したことになる。
その大きな絵をタイヤ付のフェンスに掲示し、場内を一周する。その間、展示発表のリーダーが本部前からマイクで説明。なぜこの図案になったのかや、製作中に苦労したところなどを説明してくれていた。
ここで、めっちゃむかつくことがあった。
保護者席のしゃべり声が大きく、リーダーの説明がよく聞こえない。聞いていないから、説明が終わった後の拍手もまばら。
「バカモン! 子どもらが一生懸命発表しとんのに、聞かんか―。しゃべりたいもんは、遠くでしゃべれー。」って言いたかったけど、根が気弱なもんで・・・。
家にかえってヨメさんに最初に言ったこと。
「ますみちゃん、来年なー、保護者席前を『静かに』って書いたプラカード持って歩くわ。子どもらの方がずっと聞く態度よかったで。気弱いしよう注意はせんけど、プラカード持ちやったらできるしー。」「勝手にしー。」
次は大縄跳び。
見とれてしまって写真を撮るのを忘れた。
この大縄跳びは、黄組がダントツ。黄組は、他の競技の時からずっとよく応援の声が出ていた。この大縄跳びの時も、リーダーらしき女の子を中心に、「イチ、ニィ、サン、…」の掛け声が一番よくそろっていた。
そう言えば、去年も黄組の女の子のリーダーが声をからしてみんなをまとめてたっけ。
真樹の友だちのおねえちゃんのI・Sちゃん。真樹もあんな子を目指してくれたらなあと思ったもんや。
発表の最後は、真樹も出る応援パフォーマンス。
黄色の最後尾に力いっぱい表現している子を見つけた。保育園で真樹といっしょだったU・Cちゃん。ふだんは育成学級なので見かけることは少ないが、元気ハツラツ学校を楽しんでるね。よかった。
U・Cちゃんのお母さんは、私の小学校教師時代の最後の赴任地・雲ヶ畑小学校の同僚だった。うちのヨメさんとは(お互い知らなかったのだが)、同じ短大の同級生。何かとご縁がある。(当時独身だったU先生は、私の10倍くらいしっかりされていました。)
こうして、Cちゃんが目の前で元気いっぱいニコニコ笑顔を見せてくれると、こっちまでうれしくなる。卒業まで、真樹となかよくしてね。
緑組の最後の「人間掛け橋(?)」もすばらしかった。
この応援パフォーマンスも70人くらいいて、その半分が男子。去年初めて見せてもらった時も思ったが、男の子らがそんなに恥ずかしがらずに踊っている。男女ごちゃまぜの人間掛け橋は抵抗なかったんかなあ。
うちのヨメさんの説。「先生にやらされてるんじゃなくて、子どもらが話し合って何でも決めてるんちゃう。」そうか、そやしはずかしないんや。胸張って踊れるんや。
トリは赤組。
真樹を探すが見つからない。たぶん、保護者席から一番遠いポジション。「80m走」も「色々リレー」も写真が撮れなかったので、せめて最後の出番「応援パフォ」の写真をと思ったが、夢ははかなく破れてしまった。
でも、この赤組が3組の中で一番まとまっていたような気がした。
最後の色別対抗リレーが終わり、閉会式。
総合優勝は、緑。わずか3点差で真樹の赤組は2位。
発表の部は、展示が赤、大縄が黄、応援パフォが赤の優勝だった。
去年、この学校祭を一生懸命に取り組み、真樹は人間として一回り大きくなったように感じた。
さて、今年はどうだろう。なんでもいい。どんな小さなことでもいい。何かいいこと見つけてくれたかな。
(後日談・その1) 「やっちまったなー。」
音楽コンクールの後に出てこられぼやかれていた先生、韓国舞踊鑑賞の前に「早くすわらんかー」とちょっといらついておられた先生、体育祭で大声で指示を出しておられた先生。
私はこの3人が同一人物だと思い込んでいた。しかし、どうもちがうようだ。
真樹が、「○○先生は、カンニング竹山にそっくり」 と言うもんやから、そのふんいきを持った先生はみな同じに見えてしまった。
すいません。たまにしか学校に顔を出さない保護者ってこんなもんです。だから保護者の先生評価はあまり気にしないでください。
でも、真樹の、「○○先生はちゃんとあやまらはる」というひと言で、決めつけはいけないと反省しました。これからは、ちゃんとメガネをかけて学校に行き、広い心でしっかり学校を見せていただこうと思います。
(教訓その1・世の中には、カンニング竹山みたいな怒ってばっかりの先生はたくさんいる。それでも、私はいいとこ見つけてほめたんぞー。)
(後日談・その2) 「えー、うそやー。」
私が体育祭の中で一番好きな「部活動対抗リレー」。
3年間休まず続けた人へのごほうびとして、みんなの前でラストランをさせてもらえるセレモニーだと思っていた。(勝負度外視、パフォーマンス重視。)
「試合にはあんまり出してもらえへんかったけど、ちっちゃい体で3年間よう休まんとがんばったね。」
来年の体育祭では、保護者席で涙をボロボロ流しながらそう言おうと思っていたのに・・・。
真樹の話によると、「絶対、無理!」
走れるのは各クラブ4人だけ。バスケ部は真樹の学年だけ異常に多く、たくさんやめたのにまだ15人ほどいる。足の速さやったら可能性がゼロとは言えないが、バスケの実力では上位4番目まではきつい。
「来年の体育祭の部活リレーまで、やめんと頑張りや。」と励まそうと思っていたのも夢と消えてしまった。
ああ、これからなんて言って励まそう・・・。
(教訓その2・世の中には、がんばってもがんばってもそれを認めてもらえないこともある。でも、その現実を我が子に納得させるのは、つらい。)
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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