パオパオだより

2008年09月05日(金)

石井慧選手と花背別所の関係 [石井慧選手関連]

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旧農協(現自治会館)

 北京オリンピック柔道100kg超級優勝・石井慧選手。
 実家は大阪府茨木市。
 なのに、京都市左京区花背別所町に応援の横断幕。それを見た人がいろいろかんちがいして、的外れなことを書いている。

 ここで、あらためて正しい情報を。
 石井慧選手は別所の出身ではありません。お母さんの美智子さん(旧姓・藤井)が別所の出身です。

 ただし、石井慧選手が別所との関係が薄いのかというと、そうでもありません。
 これはお母さんの美智子さんからお聞きした話ですが・・・。

 慧君が小さいころ、よく別所に遊びに来ていたそうです。実家は空き家になって久しいので、別所に帰ってくる時はいつもおばあちゃんの姉のうち(屋号「きじろ」)に世話になっていたそうです。
 おばあちゃんの姉は「ひゆ」さんという名前なので、慧君たちは「ひーばあちゃん」と呼んでいました。

 ここからが本題。

 小さいころの慧君は、めちゃくちゃ。
 まず、しいたけ山のほだ木からしいたけを全部もいで、ふとんの中に掘り込む。寝ようとしたおじさんが布団をめくると、しいたけの山。
 「もう、二度と来んなー。」とひーばあちゃん。

 次の週。
 ビービー弾で、畑の水ナスに穴をあけまくる。
 「もう、二度と来んなー。」とひーばあちゃん。

 またまた次の週。
 小屋から勝手に持ち出したのこぎりで、そこらの木を勝手にゴシゴシ。
 「もう、二度と来んなー。」

 昔はこんな子がいっぱいいたような気がするが、10年ほど前ならめずらしかったかも。なんちゅうおもしろいやっちゃ。
 それに、何回も「二度と来んなー」と言われてもめげず、慧君を別所に連れて行ったお母さんもすごい。楽しい親子です。

 藤井ひゆさんはご高齢ですが、今もご健在。別所のお宮さん(神社)の向かいで「きじろ民宿」をされています。石井慧選手の小さいころの話を聞きたい人は、ひゆさんに会いに行きましょう。
 ただし、こう言われることを覚悟して。「もう、二度と来んなー。」

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きじろ民宿

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2008年09月04日(木)

坂本雄次さん〜100kmマラソンを支える男〜 [マラソン評論]

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 今年も24時間テレビの100kmマラソンが終わった。
 毎年8月の最終日曜に行われるので、これが夏の終わりの風物詩のようになっている。

 今年の主役は、遅咲きのお笑い芸人、エド・はるみさん。
 そのかたわらに影武者のようにひっついて走っているのが、坂本雄次さん。欽ちゃんの時も、アンガールズの時も、丸山弁護士の時も・・・。

 坂本さんは、脱サラしマラソンの企画運営をする会社「ランナーズウェルネス」の代表をされている。
 初めてお会いしたのはもう何年前だろう。うちの子がちっちゃかったので10年以上前かな。「野辺山100kmウルトラ」に出店させていただいたのが初め。奥様が京都ゆかりの方ということもあったのか、とても親切にしていただいた。それから、「富士五湖ウルトラ」にも出店させてもらった。(現在はどちらの大会も出店はしていません。)

 「丹後100kmウルトラ」も主催されているが、こちらはスポンサーの関係で出店はできなかった。その代わり、私は第1回大会から7年連続出場。見事、7年連続関門収容・未完走を続けています(???)。

 24時間テレビの100kmマラソンでは、主役の方に目が行きがちだが、本当のランナーは坂本さんに注目しているはず。
 おだやかではあるが、的確な指示を分かりやすく出す。坂本さんは、そういう人だ。世界一のウルトラマラソンコーディネイターと言っても過言ではないと思う。

 私は、今年の第8回丹後100kmウルトラにも出場します。「練習なしで、ウルトラ完走」をモットーに、がんばります。
 坂本さんから見れば、とんでもないおふざけランナーに見えるかもしれない。それでも、私は本気で坂本さんを「あっ!」と言わせてみたいと思っている。
 さて、どうなるやら・・・。

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2008年09月03日(水)

やや弱・きく [わんこ・にゃんこ]

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 きくがちょっと弱っている。
 毎年夏は元気がないのだか、今年は少し様子がちがう。

 きくは、2005年3月生まれ。現在、3歳半。
 毎年4月と10月に生理になっていた。ところが、この8月初めに生理が始まり、今も続いている。1ヶ月近く。
 こちらがかまっても、あまり遊ばない。今まで子犬のようにじゃれていたのに。
 体に発疹がいっぱいできて、「カユイ、カユイ」と言っている。

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 こりゃ、いかん。
 今日、うちの仕事が休みなので、芝動物病院に連れて行くことにした。
 きくはだいのこわがりで、大がらな先生はにがて。いつも若い女の先生に診てもらっている。ところが、今日はその先生の手があかず、だいぶ待ってから結局やさしい系の男の先生に診てもらうことになった。
 ここから、きくの死に物狂いの抵抗が始まる。

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 診察台に上げる時、「がうがうがう」とヨメさんの手を攻撃。ふだんヨメさんには絶対逆らわないのに、よっぽど病院がこわいようだ。
 「きく対マングース」ならぬ、「きく対オバサン」の戦い。その様子を見ておられた先生もちょっと引かれていた。
 ほぼはがいじめ状態での診察になった。しばらくしたら落ち着いたのか、血を抜いたりエコー検査までしてもらえた。
  

 診察の結果は、「疑似妊娠による子宮内膜症の疑い」ということだ。
 子どもが産みたいのに産めない状態が続くと、こんな症状が出てくることがあるらしい。

 その話を先生からお聞きした時、一つ頭に浮かんだことがあった。
 8月11日に急死した、ご近所犬「ゴンちゃん」(8/26のブログ)。前からずっとヨメさんに言っていたのだが、だいの犬嫌いのきくが唯一友だちと言っていいワンちゃんだった。
 私が「きくのおむこさんにいいかも。」と言ったら、ヨメさんは「ゴールデンは無理やろ。でかすぎるし。」と言っていた。
 そんな心配をすることもなく、ゴンちゃんは急死。散歩の時間がいっしょなので、ほとんど毎朝会っていたのに・・・。それからきくの具合が悪くなっていったのかも。

 しばらく薬を飲ませ、経過を見ることになった。よくなってくれたらいいんやけど・・・。

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2008年09月02日(火)

「ゆば泉」 [グルメ情報]

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あったかいゆば

 久しぶりに家族4人そろっての外食。

 うちの家族が店を選ぶ条件。
 ?料理が出てくるのが早い。
 ?騒がしくない。タバコくさくない。
 ?量より味。
 
 この条件を満たす店は案外少ない。

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ヨメさんはてんぷら

 近い所ということで、最初、地下鉄「国際会館前駅」横の「じゅんさい」へ。しかし、駐車場がいっぱいで断念。
 「そうや、『ゆば泉』どう?」
 宝ヶ池通りを東に行った北側。
 だいぶ前、ヨメさんとお昼食べに行ったらおいしかった。廉も真樹もゆば好きやし、ええんちゃうん。確か、夜も3000円くらいのコースあったし。
 「いっぱいじゃなかったら、入ろっか。」

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私たち3人はステーキ

 店に着くと、駐車場ガラガラ。
 「よっしゃ、入ろ。」
 店に入ると、うちの貸切り。
 メニューを見ると、Aコース2100円、Bコース2940円、Cコース5250円。3000円くらいを予定していたので、Bコースにしようと思ったが、みんなの意見でAコースに。
 すばやく次々と出てくるゆば料理。子どもたちも、うれしそうに食べていた。

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絶品! ゆばごはん

 「よかったなあ、ひさびさのヒットやね。」
 最近ハズレが多かったもんなあ。なかなか料理の出てこーへん店やったり、騒がしかったりタバコスパスパおじさんが横にいたり、も一つの味やったり・・・。

 その点、「ゆば泉」は満点。
 ゆばスープから始まるコースは言うことなし。
 貸切り状態だったので、静か。落ち着いて食べることができた。

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抹茶アイスとマンゴープリン

 家では食べられそうもない変わったものが、次々と出てきた。
 外食が好きじゃない真樹も、満足していたようだ。出てくる料理をすべて食べていた。
 最後のデザートも、真樹のにが手な抹茶アイスとマンゴープリンだったが、ペロッと食べた。どうなってんの?

 4人そろって話をしながら、ゆっくり食べられるのはいいね。

 量は少なめだったが、味はよろしい。これで2100円は安い。本当にひさびさのヒットでした。また、行きたい!

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2008年09月01日(月)

廉、9か月ぶりのレース [家族]

 廉が、兵庫神鍋マラソンの5kmレースに出た。

 中学卒業までは、うちの出張販売には必ずついてこさせ、店の仕事を手伝わせていた。そして、たいていレースにも出させていた。
 マラソン大会の出張販売は朝早いことが多く、ろくに朝ごはんも食べささず走らせたこともあった。「かわいそう。」と思われるかもしれない。でもレースに出ることも、「京都キャロット」の大事な仕事なのだ。
 「家族みんな、走ってます。」というのが、京都キャロットの売りですから。

 廉は高校に入り、陸上部ではなくサッカー部に入った。中学が極小規模だったので、一度思いっきり団体競技をしたかったらしい。それはそれでよく分かる。応援したい。
 でも小さい時からずっと続けてきたマラソンを、スパッとやめてしまうのももったいない。去年はけっきょく、11月に一回ハーフのレースに出ただけだった。

 高2になった今年も、レースには一度も出ていなかった。でも神鍋に来ることになった時、「レース出る?」と聞いたら、あっさり出ると言ったので楽しみにしていた。

 当日朝食は、民宿「ささや」さんのおにぎり。おいしかった。廉は睡眠たっぷり、お腹にしっかりごはんを入れないと実力が発揮できない。
 6時起きの8時45分スタートは、きついと言えばきつい。でも、臨機応変な廉ならだいじょうぶだろう。廉は、けっこう調整能力はある。

 私のハーフが8時半スタートだったので、廉のレースでの様子はまったく知らない。
 私がハーフのゴールをした時、廉は普通に店の仕事をしていた。
 「どうやった?」
 「まあまあかな。」

 17分38秒。(5km29歳以下の部、19位。)
 まあまあどころか、上出来上出来。18分くらいで走ってくれたらと思っていたので、このタイムはすばらしい。

 マラソンソーティスーパーマジックスリムのはきごこちもよかったらしい。走り終わった時はちょっと足が痛かったらしいが、その後痛みが続くことはないと言っていた。

 2km付近の折り返しで先頭がすぐ目の前に見えていたらしく、「ひょっとしたら、入賞できるかも・・・。」とチラッと思ったとか。いい経験やね。そんなドキドキする場面、なかなかないぞー。

 これで、9月23日のトラック10000mが楽しみになった。私が設定した37分は確実。天候によっては、35分台もねらえるかも。
 そしたら高校陸上部の先生がスカウトに。
 「藤井君、ぜひ君の力を陸上部に貸してほしい。去年最下位に終わった高校駅伝京都府予選を、君の力で引き上げてほしい。」
 なーんてことに、ならへんかなー。

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 ヨメさんは、ゴール前で携帯のカメラを構えて待っていたのに廉の走る姿を撮れなかったらしい。
 上の写真は、ゴール後の一枚。ヨメさんが携帯で撮ったものです。ヨメさんは、この写真を廉に断らず自分のブログに載せたらしい。あかん! たとえ自分の子でも、ひと言声をかけとかんとね。

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2008年08月31日(日)

第29回兵庫神鍋高原マラソン [ランニング・出張販売]

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めっちゃかっこいい八津川陽子さん(大阪・かんくうクラブ)

 「写真、撮らせてもらっていいですか?」
 「(驚いたように) はい、いいですよ。ちょっと疲れた顔ですけど・・・。」

 ハーフ一周目、6km地点付近の峠を上りきろうとする時、きれいな背中を発見。声をかけて返事してもらえそうな人かどうかを確認してから(これは直感です)、声をかけてみた。思ったとおり、OK。よかった。
 
 少し先行し写真を撮ってみたが、走る人を撮るのは難しい。
 「あっ、失敗しました。もう一回。」
 「じゃー、ゆっくり走りましょうか。」
 「すいません。」

 パチり。それがトップの写真です。
 「ゆっくり走りましょうか。」のひと言で、こちらも落ち着いた。かわいい笑顔のいい写真が撮れた。
 ご本人に確認していただき、「ブログに載せていいですか?」
 「はい、どうぞ。」
 お名前も出していいということで、掲載させていただきました。

 ふしぎなもので、この会話の後、急に呼吸が楽になりペースが上がった。残り15kmほどを楽しく走れたのは、このめっちゃかっこよかった八津川さんのおかげです。

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マラソンスタッフキャップをかぶり

 さて、話は朝に戻ります。

 「ますみちゃん! 5時54分やわ。」
 「なんで!」
 「なんでて言われても・・・。」
 目覚ましを5時40分に合わせたはずやのに・・・。

 私の腕時計のベルトが切れてしまったため、今、廉の時計を借りている。アラーム設定を失敗したようだ。

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今日はドームの屋根が開きます

 廉を起こし、急いで着替え、歯磨き洗顔。「ささや」さんにお願いしておいたおにぎりを受け取り、キャラバンに乗り込んだのがぴったり6時。すごい! わずか6分の早わざ。
 会場の但馬ドームに着いたのが、6時10分ごろ。それでも、全然余裕です。
 普通だと少なくとも受付時間の1時間前に行っておかないと、商売にならない。しかしここは室内。雨の心配なく展示できるので、準備もすばやくできる。

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チェリーちゃん

 今日は昨日にくらべれば、ヒマ。
 他の大会だと当然、前日より当日の方がいそがしいのだが、ここは逆。
 兵庫のお客様は目が肥えている。お買い得商品は、前日に行って確保しないとなくなってしまうということもよく知っておられる。
 「今日来やはったお客さんは、何買わはんのかなー。」と、ちょっと心配になった。

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チェリーちゃん・その2

 シューズもウェアも、いいサイズから売れていっている。昨日の前日受付の時に、もうそのへんがたくさん売れてしまった。今日は大きい人と小さい人はいいが、中間くらいの人が買えそうなものが少ない。
 でも目が肥えた人が多いから、きっとこんな中からでもいい商品を見つけて買っていかれるにちがいない。

 ハーフスタートが8時半と早い。案の定、朝はヒマだった。みなさんスタート前の準備をしておられるのだ。

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チェリーちゃん・その3

 人もまばらになったころ、ちっちゃいワンちゃんをだっこしたランナーと、その奥さんが。そのワンちゃん、ちょっと目だれしとるからたぶん年寄りやね。
 「ワンちゃんのお名前は?」
 「チェリーです。」
 「歳は?」
 「13か14やね。」
 うーん、この歳がはっきりしないとこが、好き!

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こたろう・3歳

 ハーフスタート15分前になったので、スタート地点に向かった。
 その時、またもやかわいいワンちゃんに遭遇。引っ張りすぎていて、いい写真が撮れなかった。

 スタート前で、久保井洋次さんにばったり。(久保井さんは、みかた残酷マラソンの実行委員長。6/8のブログ参照。)

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久保井裕介君、藤村美香さん、久保井洋次さん

 「藤井さんて、頭いいんや。」 
 「えー。」 (いきなり、なんですか?)
 「頭ようないと、あんだけのブログは書けへんでー。」
 (うーん。確かに私は、ぱっと見はボーとしたオッサンか?)
 「毒嫁シリーズは最高やね。また、書いてくださいよ。」
 (変なファンがおるー。でも、あのシリーズは命がけで書いているということを誰も知らない。)

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久保井裕介君

 今日のレースの目標は?
 特別に何もない。強いてあげれば、9月14日の「丹後ウルトラ100」に向けて、気持ちよく走ることくらいか。
 心配なのは、右ヒザと左ふくらはぎ。
 普段は歩くのもたいへんなくらい痛い。右ヒザは去年10月の京都ランナーズ例会で痛めてから。左ふくらはぎは今年7月末の京都ランナーズ合宿に滋賀県野洲まで走って行ってから。 

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久保井裕介君・その2

 両方全然ましにならん。当たり前か。毎週毎週練習なしでレースに出てるんやから。
 これがまたふしぎなことに、レース中はほとんど痛みがない。前よりいいタイムで走れたレースもある。どうなっとんじゃー。体から何か麻薬系の液が出てる?
 久保井さんの息子さんとしばらく並走したが、いい顔して走ってる。楽しそうで、よろしい。
 「オヤジはずっと先に行きました。」そんなもん、ほっとけ。

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久保井裕介君・その3

 1km地点で、6分50秒。いくらスタートが混雑してたとはいえ、ちょっとかかりすぎか。ここからは上りが続くし、ちょっといやーな気持になりかけた時、かわいいワンちゃん発見!
 ところが私の走っている反対側の歩道。よっぽど横ぎったろかいなと思ったけど、混雑していて無理でした。
 「これは大きな失敗やったなー。悔やまれる。」
 こんなこと考えながら走っているのは、私だけでしょうか。

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ベストドレッサー賞、決定!

 久保井さんの息子さんともいつの間にか離れてしまい、5km過ぎからの峠越えにさしかかった。このコースで一番しんどいところ。でも、しんどい所こそ下を向かずに走ろう。これは、私のモットーです。
 その視線に飛び込んできたのが、鍛えられたきれいさを醸し出している女性のきれいな背中。やっぱり、下向いてたらあきません。
 みなさん! しっかり前見て走りましょう。きっといいことありますよ。

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道の駅前で毎年恒例のうちわで応援

 (ここで、最初の文につながり・・・。)

 峠を越えてから急に楽になり、ペースアップ。下り坂をうまく走り切り、1周目は58分50秒。
 今日は絶対2時間をこえると思っていたのに、これやったら2時間切り行けるんちゃうん。
 それにしても、いつもなら2時間ペースランナーがそばにいるのにおかしいなあ。一回も会ってへん。今年はなくなったんかなあ。

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ルルちゃん・10歳、美犬です

 ボーとしてたら、ダメ!
 みなさん! しっかり前を向いて走りましょう!
 ゆるい坂道を前を向いて走っていると、1周目に撮りそこねたかわいいワンちゃんが坂を降りてくるではありませんか。やったねー。1時間もレースを見続けていてくれたんやね。
 飼い主さんは、突然斜行し近づいてきた私にちょっとびびっておられたが、「ワンちゃんの写真撮らせてください。」と言うと、いっぺんに顔がほころんだ。

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久保井裕介君、余裕のゴール前

 もうこれで思い残すことなし。
 スタート時より少し暑くはなったが、快調快調。足って痛かったんやったっけ、と思えるくらい。

 ゴールは、1時間56分37秒。(2周目は、57分47秒。)
 さあ、ゴール前で久保井さんの息子さんとランニングドレスのかっこいい人を撮ろう。

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ランニングフォームもバッチリ

 2時間4分くらいで、久保井さんの息子さんゴール。いい写真が撮れた。
 そのあと、待てど暮らせどランニングドレスの彼女が来ない。6km過ぎまで私より先行していたくらいの人やから、こんな遅いはずがない。ひょっとしたら私のすぐ後ろでゴールしてはったんかなーと思いかけたころ、来ました来ました。全然疲れた様子もなく、足運びもしっかりと。
 ここで、パチリ。

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あーん、しっかり写したかった、残念!

 それに気づいてもらえたようで、こちらに向かって手を振る彼女。
 あかん!
 これは、完璧に動揺してしまった。
 見事な手ぶれ写真。(と言うより、心臓ぶれ写真。)

 まだまだ修行が足りません。
 仙人への道は遠し???

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