パオパオだより

別所の入り口から別所をながめる

　昨日、ふるさと別所に帰った。
　車(キャラバン)を取ってくること。おじいさん(父)に乗鞍のおみやげを持っていくこと。石井慧選手応援横断幕の「１００キロ級」に抜けている「超」の文字を入れてくること。この３つが主な目的だった。
　しかし、ほんとうは・・・、すずしいところで寝たい。
　京都の暑さは、たまらん。特に、夜が寝苦しい。ねとつくような暑さという表現がぴったりだ。
　晩ごはんを食べ、市原の家を出た時は、気温２６度。別所に着いたら、１９度。７度も差があった。
　別所は鞍馬から花背峠を越えた北側。標高は６００m足らずだが、京都盆地の外側に位置するため夏はすずしい。(その代り、冬は「ほんとに、京都市内?」と思うほど雪が降る。)

　昨日も夜はすずしく、窓を閉めて寝た。久しぶりに汗をかかずに眠れた。

　前に誰かが、「別所は京の軽井沢」と言っていたが、全然大げさな表現ではない。夏は天国だ。
　今年の夏は、何回も帰りたい。

小谷屋さん

花背山の家

我が家(右)と裏の老人福祉施設

「超」をつけてきました

　２００８年前半は、暗いニュースが多かった。
　最近、新聞の切り抜きをファイルしているので、それらのニュースを振り返ることもできる。しかし、それは私のブログのモットーに反するのでやめておきます。(「パオパオだより」は、読んで笑え、見て楽しめるブログをめざしています。)

　逆に、２００８年前半で私が一番うれしかったニュースは・・・。
　大江健三郎「沖縄ノート」名誉毀損裁判の判決。

(注)この問題については、私の考えをしっかり整理してからぼちぼち書き加えていきます。

一家の大黒柱・眞寿美さんがきくにご本を読み聞かせ(?)

<眞寿美さん>
　起きている時間の半分以上が、パソコンの前。肩がこる。神経がすりへる。
　そして、メーカーや問屋との交渉の連続。お客様からのクレームの対応。胃が痛い。イライラする。
　廉と真樹、きくとあんもを食わすために頑張らねばと思うが、そんな苦労も知らぬ顔のオッサン(私)にむかつきっぱなし。(すみません。私がこうして息をしていられるのも、みんな眞寿美さんの血と汗と涙のおかげです。)
　少しは走って健康維持に努めようと思うが、長続きせず。(そんなことより、美容院、エステ、ネイルサロンのほうが好き! )
　もうひと花もふた花も咲かせたんぞー。見とれー。

<廉・高２>
　?類(理数系)はもともと１クラスのため、クラス替えなし。ただ、少しだけ?類から女の子が入ってきてよかった。勉強のほうの成績はもひとつみたいだが、サッカー部は休まずがんばっている。ついこないだ、初めて公式戦に出してもらった。コツコツやってたら、いいこともあるって。ほんまによかったな。
　さそったら、秋の陸上競技大会に出るとのこと。超久しぶり。同じ高校の陸上部の子のタイムを上回るタイムを目指してほしい。しっかり!
　あっ、それから、毎日パオパオのマッサージありがとね。(有料やけど・・・。)
　
<真樹・中２>
　担任の先生が、学校で一番若い男の先生に。文句が言いやすいのか、毎日ボヤキが多い。友達関係とかでいやなことがあっても、いつまでも引きずらず、すっと切り替えができるところが真樹のいいところやね。
　毎日休まず続けているバスケ部は、かなり人数が減ったとはいえ、まだ２年だけで３チーム分以上。試合に出してもらえる日は来るのだろうか。
　貴重なオフを使って、バスケ部の友だちと遊びに行くことをものすごく楽しみにしている。
　パオパオがかあちゃんに怒られている時、何気なく助け舟を出してくれる。すまんなー。

<きく・３歳>
　今年に入って一回も脱走してなかったのに、６月３０日に脱走。おまけに散歩中の犬までかむ失態。どしたん?
　もしきくちゃんがおらんようになったら、うちの家族は崩壊やで。
　きくちゃん!　
　お願いやから、むちゃせんといて。きくちゃんの目標は、かしこく長く生きること。守ってね!

<あんも・１９歳>
　最高８ひきいたネコちゃんが、今やあんも１ぴき。
　ほかの７ひきは皆、「きゃろちゃん」から始まる親子兄弟関係やったのに。いそうろうネコあんもが残っちゃったね。(ここで豆知識→「京都キャロット」のキャロットは、この一番最初のネコ「きゃろちゃん」のことです。)
　「天安門事件」の年にうちに来たから「あんも」と名付けたけど、もうここまで来たら長寿世界新記録目指さんかい!

<パオパオ・５２歳>
　しつこくなるので、振り返るのはやめときます。
　ただ、身近な人があっさり亡くなったりしているので、今しかできないことは無理をしてでも実行に移そうと思っています。(たとえ、ヨメさんにしばかれようとも・・・。)　

ふくろうではありません。「ニャー」と言ってえさを待つあんもちゃんです

　２００８年、私のランニングの目標は、「練習なしでウルトラ完走」。　

　１月　１日　亀岡元旦・５km
　　　　 ６日　京都走ろう会・１０km
　　　 １３日　武庫川新春・１０km
　　　 ２０日　京都走ろう会・１０km
　　　 ２７日　くみやま・１０km　　　　　　　　合計４５km　

　２月　２日　紫野高校マラソンコース試走・１２km
　　　　 ３日　京都走ろう会・１０km
　　　　 ９日　竹富町やまねこ・２３km
　　　 １７日　京都走ろう会・１０km
　　　 ２４日　宇治川・ハーフ　　　　　　　合計７６．１km　

　３月　２日　篠山・フル
　　　　 ９日　なかじま万葉の里・１０km
　　　 １６日　京都ロードレース・ハーフ
　　　 ２２日　大阪城公園４時間走・４２．５km
　　　 ２３日　京都ランナーズ・８．２km
　　　 ３０日　美杉の里・１０km　　　　　　合計１３４km　

　４月　６日　日本平桜・２３．４km
　　　 １３日　京都ランナーズ・８．２km
　　　 ２０日　宍粟市さつき・ハーフ
　　　 ２６日　根尾淡墨桜・３３km
　　　 ２７日　京都ランナーズ・８．２km
　　　 ２９日　京都鴨川ゆっくり・２０km　合計１１３．９km　

　５月　３日　マラソンに挑戦する会・フル
　　　　 ４日　京都走ろう会・１０km
　　　 １１日　鯖江つつじ・５km
　　　 １８日　京都走ろう会・５km
　　　 ２５日　小豆島オリーブ・ハーフ　　合計８３．３km　

　６月　１日　たたらぎダム湖・ハーフ
　　　　 ８日　みかた残酷・２４km
　　　 １５日　ＳＡＩＫＯ・２０．５km
　　　 ２１日　大島謙吉記念・３．５km
　　　 ２２日　京都ランナーズ・８．２km
　　　 ２９日　乗鞍天空・１２km　　　　　合計８９．３km　

　以上で、すべてです。レースとクラブの例会ばかりで、一人で練習したことは一度もありません。(息子の廉と走ったのが唯一の例外でしょうか。)
　さあてと、これでウルトラ完走できるのかなあ。

　前半戦、私が選んだ大会ベスト３は、

　第一位　岐阜〜根尾淡墨桜マラソン(４／２６)
　第二位　マラソンに挑戦する会(５／３)
　第三位　京都鴨川ゆっくりラン(４／２９)
　次点　　 ２４時間リレーマラソン・イン・日吉津(５／１０)

　選んだ理由は、ぜひ私のブログを見てください。
　上の４大会はすべてランニングクラブ主催ですが、とにかく役員さんの働きぶりには頭が下がります。自信を持ってお勧めできる大会です。

(注)６月２９日のブログにコメントしていただいたkyokoさんのリクエストにおこたえし、今まで登場してもらったニャンコさんに再登場してもらいました。

　もう、今年の半分が済んでしまった。
　２月１５日から始まった私のブログも、元旦にさかのぼって書いたのでこれで半年になる。
　
　「ええのか悪いのか」
　最近の私とヨメさんの口ぐせは、これ。

　私のブログも「ええのか悪いのか」、・・・よう分からん。まあ、とりあえず、見てくれてはる人が少ないのは事実。(一時１日７００アクセスを越えたこともあったのに、日によってはその４分の１のこともある。なんで?)

　ちょっと私のブログの分析を。

　前後に比べてアクセス数の多い記事をピックアップすると・・・。

　「ちゃんぷーちゃんぷー、ガガガがう、ちゅらい」(６／１７)
　「花背小中一貫校、無残」(５／３０)
　「地に堕ちた京都市立小学校長」(５／１３)
　「大学のクラス会」(５／６)
　「京都ランナーズの未来は?」(４／１４)
　「カンピラ荘」(４／２)
　「船浮小中学校学習発表会」(３／２９)
　「出会い」(３／１９)
　「エール!　高石てるえさん」(３／１６)
　「さたみや旅館」(３／８)
　「眞寿美さんの誕生日」(３／１)

　このあたりでしょうか。
　「ちゃんぷー・・・」は、名作です。「きく」のいろいろな顔が見られます。マニアにはたまらない。
　「花背小中・・・」と「地に堕ちた・・・」は、私の本領発揮。ほとんどが新聞記事の引用ですが、普通こういった問題自体に注目する人は少ない。多くの人が目を通してくれたようで、うれしい。
　「大学のクラス会」。出席者のうち一人だけはパソコンから見てくれコメントもくれたが、他の４人は見た形跡がない。いったい、誰が見てるんでしょう。
　「京都ランナーズ・・・」も名作です。歴史のあるランニングクラブは、どことも皆、金属疲労的なものがあると思う。みんなでよい方向を模索しましょう。
　「カンピラ荘」と「さたみや旅館」は、不思議。宿泊施設を検索している人が多いんですかね。ただし、「さたみや」さんの奥さんは、本当に美人でかわいい人です。まちがいない!
　「船浮小中・・・」は、力作です。元気な子どもたち、信頼できる教職員の皆さんがそろったいい学校でした。絶対にまた行きたい。事務員さんが、超美人です。
　「出会い」、「エール!・・・」は、しみじみ。「出会い」の作文を書いた真樹が、「また、書いたげる」と約束してくれた。楽しみ。
　「眞寿美さんの・・・」は、うちの家族が全員集合。「きく」も「あんも」も入っています。眞寿美さんの変顔も入っています。

　と振り返ってみたが、とりわけ言うほどの記事でもないような気もする。アクセス数ちゅうのも、よう分からんね。

　あいかわらず、ヨメさんには「しょーもないことに、なんぼ時間使とんにゃー。」とにらまれています。５月９日からは休まず書き続けているので、少しは早くなったと思うのですが・・・。
　指１本のひらがな入力は、前より早くなったけれど、２本がダメ。今でもたいてい「っ」が「つ」になり、「、」が「ね」になってしまう。これを見つけて直すのに一苦労。

　そういう意味で会心の作は、「２４時間リレーマラソン・イン・日吉津」(５／１０)。
　鳥取の米子の西から長距離運転で帰ってきて、翌日早朝また出発という中で、１０分で仕上げた。ほとんど写真７枚を並べただけのようなブログだが、自分でもいい出来ばえだと思う。説明が少なくても、大会のほんわりしたふんいきが伝えられたのでは。多久和ミッシェルさん、カレンちゃんのおかげです。

　「短時間で濃い内容のブログを仕上げる」
　これが、当面の私の課題です。

　半年のしめくくりの日に、ああ情けない。

　きくが、超久しぶりに脱走した。
　最近おとなしくしていたので、気をゆるめてしまっていた。

　朝９時ごろ、ヨメさんが洗濯物を干しに出た時一緒に庭に出て、９時半ごろ私が散歩に行こうとしたらいなくなっていた。
　前に脱走した時はさがしにさがして、結局家のすぐ近くから出てきた。たぶん今度もそうだろうと思い、ロープを持って家の近くを名前を呼びながらさがしまわった。見つからない。
　だいぶ時間がたったので、まさかなあと思いながらも、この３月まで毎日通っていた「二軒茶屋」駅方面に行ってみた。(ロープを持たず。)

　いました。
　駅のすぐ南のおうちのガレージに。
　「きくちゃん、帰ろう。」
　「うー・・・。」
　「かしこいなあ、きくちゃん。こっち、おいで。」
　手を出したら、「がうがうがう」とかまれてしまった。かまれるのは別にどうってこともないんやけど、つかまえられん。困った。

　もうちょっとというところでするりと逃げられ、今度は駅前の京都バス回転場所へ。ちょうど止まっていたバスの下に入り込んでしまった。
　困っている私を見かねて、運転手さんが降りてきてくださった。
　「何をすねてるんでしょうね。」
　「昨日、私の留守に大嫌いなシャンプーされて、散歩もあんまり連れて行ってもらえへんかったみたいで・・・。」

　ここでももうちょっとというところで、するり。
　今度は長代川沿いの散歩道へ。
　草がたくさんはえているところなので、きくは思わずシッコを。
　「チャンス!」
　きくの片腕に飛びついた。ゲット!
　この後、私の両手はかまれまくり。どんなにかまれても、はなさへんでー。

　きくの腕を引っ張りながら(きくは私の手をかみながら)、ちょびちょびちょびちょび家に近づいていた。
　後１００mくらいかなというところで、きくがフェイントかまし。すっと腕を抜き、猛ダッシュ。
　視線の先には、散歩中の白い犬。
　「ががががう、ががががう、・・・」
　不意を襲われたワンちゃんは、一方的にかまれていた。

　追いついた私は、すぐにきくを引き離し、飼い主の女性の方に謝った。
　「すいません。申し訳ありません。ワンちゃん、だいじようぶですか。」
　「もう、年寄りやからねえ・・・。だいじょうぶやと思いますけど・・・。」
　きくがかんだ現場には、白い犬の抜け毛が大量に・・・。ゆっくりと楽しいお散歩中に、何ちゅうことしてしもたんや。飼い主の責任重大。あのワンちゃんにもしものことがあったら、うちはこの東映団地を出ていかなあかん。

　白い犬と飼い主さんは、逃げるように帰って行かれた。
　「ほんまにすみません。・・・それにしても、きくちゃんなあ、ちょっとは考えてやー。」と言おうとしてきくを見ると、固まっている。「がうがう」いってたさっきの犬とは別犬(?)。
　そこからはだっこして家まで帰った。まったくあばれず、もちろんかむこともない。
　どうなっとんにゃー。

　家に着いてからのきくは、ぐったり。
　ああ、いったい何が原因なんやろう。難しい。今こうして素直で従順な犬が、突然どう猛に、そしてまた元に。わからんなあ。
　みみずばれの私の両手を見ながら考えた。
　とにかく、人や犬をかまないようにしつけなくては。