2008年06月30日(月)
きく脱走 [わんこ・にゃんこ]
半年のしめくくりの日に、ああ情けない。
きくが、超久しぶりに脱走した。
最近おとなしくしていたので、気をゆるめてしまっていた。
朝9時ごろ、ヨメさんが洗濯物を干しに出た時一緒に庭に出て、9時半ごろ私が散歩に行こうとしたらいなくなっていた。
前に脱走した時はさがしにさがして、結局家のすぐ近くから出てきた。たぶん今度もそうだろうと思い、ロープを持って家の近くを名前を呼びながらさがしまわった。見つからない。
だいぶ時間がたったので、まさかなあと思いながらも、この3月まで毎日通っていた「二軒茶屋」駅方面に行ってみた。(ロープを持たず。)
いました。
駅のすぐ南のおうちのガレージに。
「きくちゃん、帰ろう。」
「うー・・・。」
「かしこいなあ、きくちゃん。こっち、おいで。」
手を出したら、「がうがうがう」とかまれてしまった。かまれるのは別にどうってこともないんやけど、つかまえられん。困った。
もうちょっとというところでするりと逃げられ、今度は駅前の京都バス回転場所へ。ちょうど止まっていたバスの下に入り込んでしまった。
困っている私を見かねて、運転手さんが降りてきてくださった。
「何をすねてるんでしょうね。」
「昨日、私の留守に大嫌いなシャンプーされて、散歩もあんまり連れて行ってもらえへんかったみたいで・・・。」
ここでももうちょっとというところで、するり。
今度は長代川沿いの散歩道へ。
草がたくさんはえているところなので、きくは思わずシッコを。
「チャンス!」
きくの片腕に飛びついた。ゲット!
この後、私の両手はかまれまくり。どんなにかまれても、はなさへんでー。
きくの腕を引っ張りながら(きくは私の手をかみながら)、ちょびちょびちょびちょび家に近づいていた。
後100mくらいかなというところで、きくがフェイントかまし。すっと腕を抜き、猛ダッシュ。
視線の先には、散歩中の白い犬。
「ががががう、ががががう、・・・」
不意を襲われたワンちゃんは、一方的にかまれていた。
追いついた私は、すぐにきくを引き離し、飼い主の女性の方に謝った。
「すいません。申し訳ありません。ワンちゃん、だいじようぶですか。」
「もう、年寄りやからねえ・・・。だいじょうぶやと思いますけど・・・。」
きくがかんだ現場には、白い犬の抜け毛が大量に・・・。ゆっくりと楽しいお散歩中に、何ちゅうことしてしもたんや。飼い主の責任重大。あのワンちゃんにもしものことがあったら、うちはこの東映団地を出ていかなあかん。
白い犬と飼い主さんは、逃げるように帰って行かれた。
「ほんまにすみません。・・・それにしても、きくちゃんなあ、ちょっとは考えてやー。」と言おうとしてきくを見ると、固まっている。「がうがう」いってたさっきの犬とは別犬(?)。
そこからはだっこして家まで帰った。まったくあばれず、もちろんかむこともない。
どうなっとんにゃー。
家に着いてからのきくは、ぐったり。
ああ、いったい何が原因なんやろう。難しい。今こうして素直で従順な犬が、突然どう猛に、そしてまた元に。わからんなあ。
みみずばれの私の両手を見ながら考えた。
とにかく、人や犬をかまないようにしつけなくては。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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