2008年08月24日(日)
2008三瓶高原クロスカントリー [ランニング・出張販売]
「三瓶高原クロスカントリー」の楽しみは、なんと言っても多久和ミッシェルさんに会えること。
彼女は、私が知っている女性ランナーの中のピカ一美人です。昨年10月に出産され、ランニングの方はどうされるのかなと心配していました。でも、今年の5月、「24時間リレーマラソンイン日吉津」(5/10のブログ)で元気な姿を見せていただき、安心しました。
「ああ、これからも大会で会えるんや。」
そういえば去年のこの大会で、ポッコリおなか(当たり前です、妊娠8か月)にもかかわらず、だんなさんの応援に来ておられた。
自分が走るのが好きで、大会のふんいきを味わうのも好きなんでしょうね。
受付でもらった参加者名簿で確認すると、5kmにエントリー。初出産後10か月で、優勝はねらえるのだろうか。
それからもう一人、会いたい人がいる。
「みかた残酷マラソン」で知り合った吉岡哲志さん。みかたをいっしょに完走した「らいちゃん」の飼い主さんである。「どぅーじょぐ」というブログを書いておられ、その中にこの大会に出場予定と書いてあった。
朝、うちのテントにひょっこりごあいさつに来られたが、らいちゃんは連れてきていないとのこと。残念!
その代りと言っては何だが、朝からそこらをちょろちょろちょろちょろ走っているワンちゃんがいた。飼い主さんをめっちゃ引っ張っている。
「こら写真撮りに行かなー。」
「すんません、ワンちゃんの写真撮らせてください。お名前、なんていうんですか?」
「ポンちゃんです。」
「歳は?」
「6歳です。」
「柴犬ですか?」
「いいえ、ハイブリットです。意味分かります?」
「いろいろ混ざっているっていう・・・」
「そうそう。」
「どこかからもらわはったんですか?」
「公園に段ボールに入れて捨ててあったのをひろってきたんです。手のひらにのるくらい小さかったんですよ。」
「すごく人なつっこいですね。」
「そうでしょ。どんな人もだいじょうぶです。小さい子も全然こわがらずにさわってくれます。私、去年病気で倒れたんですけど、今いっしょに走るのがいいリハビリです。」
まずウォークランのスタート。
これは誰でも出られます。事前申し込みが原則ですが、当日参加もできます。一番内側の1kmコースと、真ん中の2kmコース。ポンちゃんと池田さんと私は2kmコース。
私はいつも8kmレースをウォーミングアップなしで走っていたので、この2kmがちょうどいいアップになる。
私はゆっくりゆっくり走り、およそ15分でゴール。
さあ、後ろから来るポンちゃんと池田さんの写真撮ろうと思って待っていたが、なかなか来ない。やっとポンちゃんらしきワンちゃんが見えたと思ったら、ナニッ!?
小学生の女の子がロープを持っている。「ポンちゃん、貸し出し中!?」
ポンちゃんもポンちゃんやけど、気軽に愛犬を貸したげる池田さんもすごいね。これはなかなかできんわざやねー。
次は、眞寿美さんの3km。
去年は不覚にも9位に沈み、入賞はならなかった。(8位までが入賞です。)
今年こそ、復活の走りを。
昨日3km走って、一たたきしてあるし。今日はピンクのランスカを着て、やる気モード。
「もう店はほっといて、ヨメさんの写真、写真。」

見事!? 7位入賞、賞品ゲット
私は8km。
スタート地点に行くと、吉岡さんも来られた。
吉岡さんは「哲志」というお名前の通り、哲学者の風貌。体も相当絞っておられるようで、まるで大学の教授のよう。特に愛想よく話されるわけでもなく、私と顔を合わせても簡単なあいさつ程度。(実は、私はこんな人が大好きです。)
スタート直前に、ポンちゃんの飼い主・池田さんが。
さすがにポンちゃんは置いてこられたようだ。
「どれくらいで走られるんですか?」と聞かれたので「何とか40分は切りたいです。」
「えー、そんなに早いんですか。私は1時間くらいかかります。」
「ゆっくり行かはったらよろしいやん。こんな気持ちいいコースですし。」
8kmは、一般のスタートの8分後に高校生がスタートする。いつ高校生に抜かれるか、何人に抜かれるかと思いながら走るのもおもしろい。
いずれにしても、あの高校生たちのマジメな走りを間近で見られることがうれしい。
8kmレースは、3kmコースを2周、2kmを1周する。この3kmコースの坂がけっこうきつい。
しかし、ここはねばりの走りで、39分37秒のゴール(15位)。よくがんばりました。
吉岡さんは、50代の部優勝。すごい! らいちゃんとのジョギングが効いたのかな。
多久和ミッシェルさんとは、残念ながら会えませんでした。ヨメさんに聞くと、ミッシェルさんは5kmで優勝。こちらもすごい! カレンちゃんも来てたのかな。ダンナさんとかわりばんこでめんどう見てはったのかな。会ってお話したかったな。
この大会は売り上げが上がらないけれど、やっぱり来年も来たい。
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2008年08月23日(土)
第9回ひろしまクロスカントリー [ランニング・出張販売]
「ひろしまクロスカントリー」の受付開始時刻は、9時。
これだと朝ゆっくりできる。
あと心配なのは雨だけ。夜中はすごいどしゃ降りだった。
会場に着くと、案の定テントに雨がいっぱいたまっていた。
この大会は、広島県の東北部に位置する旧西城町(現庄原市)が主催である。
出店させていただくのも、今年で7年目になる。子どもを連れてきていたころは、家族4人ともレースに参加していた。今は夫婦2人だけだが、ヨメさんが3km、私が8kmと交代で参加し続けている。
そんな様子を見ていただいていたのか、役員さんも売店の人たちも、私たちにはすごく親切にしてくださる。
高原とは言え、毎年8月中旬開催なので暑い。ところが今年は雨模様のため、今までで一番すずしかったように思う。
この大会の特徴は、なんと言っても芝生のコース。雨でじゅくじゅくになっていないか心配だったが、全然だいじょうぶだった。芝生は、アスファルトしか走ったことのない者にとっては走りにくい。しかし、なぜかおもしろい。気持ちいい。
時折雨がぱらついたが、すぐビニールをかけたため、大きな被害にはならなかった。
ヨメさんは、3km、20分25秒、16位。
中国電力やマツダなどの一流ランナーといっしょに8kmを走った私は、38分19秒、33位。私の5km通過と、8kmトップのゴールがだいたい同じでした。
ついに今年のエントリーが、1800名越え。この大会も、真夏の名物レースとして定着しつつあるようです。
大会終了後、後片づけも終わり、気になっていたワンちゃんを見に行った。
そのワンちゃんは、会場すぐ近くの民家につながれていた。お留守のようだったので、勝手に写真だけ撮らせてもらった。
最初ちょっとびびっていたが、ヨメさんが近づくとよろこんでこっちに来てくれた。口の周りが黒いワンちゃんは、なんとも言えんくらいかわいい。
ここから、明日の会場、島根県三瓶高原へ。
以前は三次周りでいっていたが、最近はカーナビおすすめの仁多周りで行っている。
山道が多く一部狭いところも通るが、こっちの方がかなり早く行ける。
たぶん、京都の人に「仁多」と言ってもほとんど知らないだろう。出張販売は、いい地理の勉強になります。
2時間半ほどで、今日の宿泊先「おおうえ民宿」に到着。ここは、島根県の頓原町。「頓原」も京都の人は聞いたことがないやろなあ。
民宿のちょっと手前で、またもやかわいいワンちゃん発見。運転中でも、一瞬の輝きを見逃しません。
「あっ、きくによう似た犬!」
「うそっ!」
「まあ、見てみいな。」
通り過ぎた車をバックさせ、ワンちゃんのもとへ。
「いやー、ほんまにきくちゃんそっくり。でも、このワンちゃんはオスやな。○○○○○○○○から、かむかもしれん。」とヨメさん。(伏字8文字。)
「こわがってるだけちゃうん?」
横にもう1ぴき、こちらはおだやかなお年より犬。
「こっち、なでさしてもらおう。」
きく似のミニシェパード系のワンちゃんがほえつづけているのに、このおうちもお留守のよう。
こっちもさわりたかったなあ。でも写真に撮れただけでもよかったか。
いろんなワンちゃんやニャンコちゃんに会えるのも、出張販売の一つの楽しみです。
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2008年07月20日(日)
第22回やぶはら高原ハーフマラソン [ランニング・出張販売]
去年は、台風直撃の予想で、前日に中止決定。
今年は、ガンガン照りのスタート。
スタートから2kmほどのところ(最初の坂を下りきったあたり)で、声をかけられた。
「キャロットさん。このシューズ、通販で買いました。」
「あっ、ミズノのウェーブLSD。それ、いいでしょう。私も今日は新しいスカイセンサーをはいているんですけど、こないだまでずっとウェーブLSDはいてたんですよ。フルもだいじょうぶですよ。」
京都キャロットのホームページ、「雑用係のおすすめコーナー」に載せたシューズ。気にいってもらえ、声までかけてもらえるとはありがたい。
「ブログに載せさせてください。」パチリ。
さて話は、スタート前に戻り・・・。
当日受付が6時半からなので、5時半起き。もちろん朝ごはんは、なし。昨日買っておいたパンを食べ、そろそろスタートの準備と思ったころ、石川の折戸小百合さんがうちのテントに来られた。
「乗鞍の写真、よかったでしょう。幻想的な千葉ちゃんとのツーショット。まああのー、カメラの具合が悪かっただけなんですけど・・・。」
「ボケてて、ちょうどいいくらいです。今日もカメラを持って走られるんでしょう。」
「はい。あっ、そうや。折戸さんもハーフでしょう。もしどこかでお会いできたら、写真撮りますわー。」
「いやー、もうはずかしいから、いいですよ。」
この時、私と折戸さんの走力差をすっかり忘れていた。
ここのハーフはダム湖の周りを走るコースだが、後半に2ヶ所折り返す所がある。
「シューとした、サングラスのかっこいい女の人」と思いながら、その折り返しで対抗ランナーを見ていたが、甘かった。その時折戸さんは、私のはるか前を走っておられたようだ。
もう一度話は戻り・・・。さあ、スタートへ。
スタート(ゴール)地点は、芝生なので気持ちいい。
昨年中止になったにもかかわらず、今年の申込者は去年を上回ったそうだ。真夏に行われるこの大会の固定ファンが多いのと、昨年中止後の対応が良かったのがこの結果になったのだと思う。(おわびのお手紙と参加賞などが、すぐに送られてきた。)
スタート地点に立つと、すぐ横に「あいかちゃん」の飼い主ご夫婦が。4月の兵庫「宍粟市さつきマラソン」以来、お久しぶりだ。
「おうちは、どちらなんですか。」
「うちは、大阪よ。」
「大阪からやったら、けっこう時間かかったでしょう。」
「まあ、なれてるから・・・。」
(ロープをぐいぐい引っ張るあいかちゃん。)
「一緒に走りたがって、しょうがないのよ。いつも走ってるから。」
「そういや、さっきから勝手にあっちこっち走りまくってましたね。うちの犬も、いなかに住んでた時はけっこう好き勝手に走れたんですけど、今住んでるとこは車が多くて。ひかれたら、えらいこっちゃし。」
「そうでしょう。あいかちゃんのお母さんも交通事故にあって、腰の手術したんよ。その後で、あいか産んだんやから。」
「いやー、それ、すごいことですやん。そら、よけい大事に大事にせんとねえ。」
「バーン」の音とともに飛び出すあいかちゃん。ご主人をおっかける。あいかちゃんをおさえるため、必死にロープを引き寄せる奥さん。またどこかの大会で、この場面を見られることでしょう。
(ゴールしてから選手名簿を確認。あいかちゃんのご主人は、秋田重夫さん。 えっ! 所属が「京都ランナーズ」って、うちのクラブやん。知らんかった。)
この大会の名物、スタート直後の急な上り坂。
ここが以外とスムーズに行け、最初の1kmが5分55秒。こんな感じで行けたら、ぎりぎり2時間切れるかも。
先週の「北軽井沢マラソン」が1時間58分40秒やから、このコースで2時間切ったらえらいもんや。
そんなことを考えながら走っている時、矢澤茂さんに話しかけられた。しかし、2kmすぎから二度目の上り坂に入ると、スイスイと抜き返されてしまった。私は、上り坂に弱いんです。
ダムに着くと、ちょうど往路が南向きの斜面になるようで、お日さんガンガン照り。ここの坂は思っていたほどきつくはなかった。それより暑さ。もちろん、給水所ごとに水をとった。
今日のレースで必ずしようと思っていたこと。
「給水所で水をとるごとにお礼を言おう!」
ちゃんと、全部言えました。
「いただきます。」・・・「ありがとうございました。」
ほとんどの人から、「がんばって!」とお返事をいただいた。
せめて、これくらいのことは続けていこう。みなさんのおかげで、こんなに楽しく走らせてもらってます。
8km過ぎ、赤い橋を渡り対岸に入ると、状況は一変した。
すずしい。南側の山が日よけになって、別世界に。おまけに、ゆるやかな下り。こらー、楽やー。
その時、また声をかけてくださる方あり。
「キャロットさん、調子はどうですか。」
「こっち側に渡ってから調子出てきました。めちゃくちゃすずしいですね。2時間切れるかも。」
「切れますよ。がんばって!」
「ありがとうございます。」
(ゴール後調べたら、かのランナーは、大阪の佐用光広さんでした。)
そのうち最初の小さな折り返し、ダムの横。
「シューとした人(折戸小百合さん)」、おらんわな。
次に、恐怖の大原周回コース、やっぱりおらんわな。
この大原周回コース、このマラソンコースのメインと言ってもいいやろね。心臓破りの丘ならぬ、心臓破りの白菜畑。
ダムのまん前の南向きの盆地。風がぴたっとやみ、気温急上昇。遠くに大きな山(木曽駒)がちらっと見えるだけで、周り一面白菜、白菜、白菜。
ここでも、声をかけられた。
「子どもさんは、ついてこないの?」
「クラブの練習が休めないみたいで・・・。」
「陸上?」
「いや、上の子がサッカーで、下の子がバスケなんです。」
「そう。どこもおなじね。親の背中を見てないんかね。」
(かのランナーは、愛知の山田幸弘さんでした。3年前の「金沢城下町マラソン」で、じゃじゃぶりの雨の中並走させてもらった方です。)
山田さんは、この周回コースのことを、「人間の盲腸」と言っておられた。必要のない余分なものという意味だそうです。「うまい!」
この平原から、坂だらけのコースに戻ると生き返るから、あら不思議。
しかし、やっぱりあの恐怖の大原周回コースで時間を食いすぎた。残り3km地点で、1時間43分30秒。2時間まで、あと16分30秒。キロ5分半は、ちょっと無理か。
あきらめへんどーと思いながら、最後の上り坂(19kmから20kmあたり)もがんばったが、この1kmが7分13秒。ゴールは2時間1分6秒。くっそーん。
そやそや、抜きつ抜かれつやった矢澤茂さん。すぐ後ろにいるはず。写真撮ろうっと。
振り返ればそこは、壮絶なつばぜり合い。21kmも走ってきて、最後にそんなデッドヒートせんでもと思ったが、見ているほうはおもしろかった。
私が見た限りでは、全くの同着。これは、写真判定ですな。
まっ、あのー、うちで買ってくれはったシューズをはいておられる、矢澤さんの勝ちということでどうでしょう。
ゴール後、うちのテントに、作用さんが。
「2時間、切れました?」
「あきません。2時間1分6秒です。」
「おしいー。」
その少し後、今度は矢澤さんが。
「最後、強かったですね。」
「最後の坂に、力残しといたんです。」
私のスカイセンサーブリーズは、上り坂に威力を発揮。やっぱり上り坂は、軽いシューズがありがたい。下り坂の衝撃も、けっこう吸収していたように思う。
これで、丹後ウルトラ100、出ようかなー。うーん、まだまだ悩むところです。
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2008年07月06日(日)
第21回北栄町すいか・ながいも健康マラソン [ランニング・出張販売]
このマラソンの特徴は、?すいか食べほうだい、?たまらん暑さ、?参加賞がコナンのTシャツ、?参加者が多く(今年は、4478人)、入賞タイムもレベルが高い。
10kmのスタート地点に立った時、「キャロットさん」と声をかけてくださる方があった。「24時間リレーマラソン・イン・日吉津」の時、いつもうちの店をのぞいてくださる瀬尾さんだった。それにしても、この頃女性によく声をかけられる。
「今日は、お子さんたちは?」
「もう、クラブがいそがしーて、ついて来てくれまませんねん。」
「陸上部ですか?」
「それがね、上の子がサッカー部で、下の子がバスケ部で・・・。」
「そうなんですか!!」
このやりとりを、この一年で何回しただろうか。ほぼ全員、話しかけてきてくださる人は、うちの子が陸上競技をやっているものと思っておられる。
確かに、陸上部に入ってたら、まあそこそこ活躍できただろうに。でもうちの子たちは、そんな安易な道は選ばない。
「青年は荒野をめざす」ってとこですかね。
でもそのおかげで、「上の子も下の子も、補欠どころかケツから3番くらいです。」って私に言われるはめに。
瀬尾さんは、かっこいい黒の上下。めちゃくちゃ強そう。せっかくカメラを持ってきたので、記念にパチリ。こっちまでやる気がわいてくるさわやかな笑顔です。
前日のお泊まりは、いつもの「別館湯乃島」さん。
羽合温泉の中なので、会場から13kmとちょっと離れている。それでも行くにはわけがある。
お料理が超豪華。それに反して料金が超安価。
毎年必ず泊まっているから、サービスしてくれてはんにゃろね。
眞寿美さんはまた、「廉と真樹が来てたら喜ぶのになあ・・・(しみじみ)・・・」
スタート地点に向かっている時、反対側から「24時間・・・」の実行委員長・荻原さんが。
「あれ? 荻原さん、5kmですか?」
「ぼくら軟弱なランナーは、もう5kmで精一杯。」
「またまた・・・。」
「24時間・・・」の参加者の多くが、この大会にも出ているらしい。まっ、この時期ここに4500人ですから。
今日は、3年ぶり復活のアシックススカイセンサーと、ランナーズ・メルマガの波平さんお勧めのソックス(ディフィート・クラウド9)を試すのが仕事だ。
身じたくをしてスタート地点まで歩いた時、足元がフワフワした感じで、ものすごい違和感があった。「これは、ちょっと合わんかも…。」と思ったが、走りだすと「だいじょうぶ。」
でも、このフワフワ感が、シューズのせいなのかソックスのせいなのか分からない。試すのは、どっちか片一方にしときゃよかった。(次回への課題)
今年も蒸し暑かったが、さらぴんシューズとさらぴんソックスのおかげで気持ちよく走れた。一応、両方合格点です。
給水所、濡れタオルの用意も万全で、係の皆様には感謝感謝です。
しかし復路に、3人男性ランナーが倒れていた。そんななるまで走ったら、ダメ!
気持ちよく走れるように準備してくださった関係者の皆様に申し訳ない。暑くてたいへんなことは、走る前から十分に分かっていたはず。10kmやからと甘く見ていたのかな。
救急車で運ばれていったようだが、だいじょうぶだったのかな。みなさん、すべての給水所で水を取りましょう!
ゴールタイムは、48分39秒。
9km地点で43分ちょうどくらいだったので、48分は確実に切れると思っていたがこえてしまった。最後の1kmは、たぶん1.2kmほどある。
距離計測はしっかりしてほしい。こんなことだと、全体の10kmも疑わしくなってくる。1kmごとのラップをとっていたランナーは、皆そう思ったと思う。
超久しぶりのスカイセンサー。
とにかく軽かった。10kmレースだったので、足へのダメージはほとんど感じられない。ただ、これがフル以上の距離になるとどうだろうか。また、試してみよう。
前から気になっていたことだが、私の足は左が大きいようだ。今回も、右足のひもがだいぶ余ってしまった。それなのに走り出すと、右足だけシューズの中で動いているような感覚。どんだけちがうんやろ。こんな人は少ないのかなあ。
炎天下の中、汗だくになりながら店の後かたずけ。
その時、足元の草の上を歩くクワガタ発見! これ、まちがいなく天然もんです。後でお店で見たら、1500円とか。たかっ! (写真撮るのん忘れた。)
会場お向かいのお台場公園サービスエリアで昼食。1050円のバイキング。どちらかというと和食系のものが多く、うれしい。年々バージョンアップしているような気がする。(1500円のクワガタより、値打ちあり。)
会場から米子道(高速)に抜けるには、犬挟(いぬばさり)トンネルを通る。初めてこの大会に来た頃はまだこのトンネルができておらず、けわしい犬挟峠を通った。最初読み方がわからず、「犬はさみ峠やって、かわいそうに。」とうちのエリ(当時元気だった番犬)に言っていた。でも、字は犬を挟むやし、どんな意味があるの?
この道の駅でやさいやくだものをどっさり買って(と言っても、わずか2000円弱)、おなかを減らして待ってる子どもたちのもとへ帰りました。
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2008年06月15日(日)
第24回SAIKOロードレース [ランニング・出張販売]
去年のSAIKOは、不覚にも寝込んでしまった。
突如襲った顔面右半分の激痛。もちろん、エントリーしていた10kmは棄権。帰りの長距離運転も、フラフラ状態だった。
翌日の月曜日、近くの医院で「副鼻腔炎」の診断。薬で次第にましになったが、あの強烈な痛みは今も忘れられない。
「今年は去年の分も走るぞー」と意気込んで、この大会では初めての20kmにエントリー。おんなじとこ2周はあきるかなとも思ったが、また何か楽しみを見つけてやろうとあたりをキョロキョロしながらスタート地点に向かった。
受付会場(出店場所)からスタート地点まで、なんと、1.2km。これで、ウォーミングアップは十分です。
スタート地点の近くにめっちゃかわいいワンちゃんが。
「イチロー」君、3歳。私がいくら呼んでも近づいてくれなかったのに、若いお姉さんたちが呼ぶと飛んでいった。それはないでしょう、イチロー君。
朝ごはんは宿では食べられなかったが、おにぎりを作ってくださった。(民宿「こまどり」さん、朝早くにすみません。) そのおにぎり3個とゆでたまご、バナナまでぺロリとたいらげた。
スタート直前までおにぎりをほおばっていたので、ヨメさんに言われた。
「そんなんで、20km走れるんか。気楽たらしい。」
だいじょうぶ。私は、スタートラインの前でおにぎりをむしゃむしゃ食べ、ちょっと周りの人を引かせてしまった経験もあります。
朝の気温は11℃。寒くてウインドブレーカーを着ていたが、スタートの時にはちょうどいいくらいになった。
ちょっと走るのにあきてきた7km付近。道路横にちらちらする影が。あー、口の周りが真っ黒け。シェパード、見っけ。
デューク君、まだ1歳。「さわっても、いいですか」と言って近づくと、手をぺろぺろ。顔面ぺろぺろ。大サービス。
あらま、また不思議な現象が。体のどこかにつかえていたものが、スーと消えていく。これは、毒気をワンちゃんが吸い取ってくれてるのかな。
それにしても、家で普通に飼われているシェパードは、ほんとに普通。テレビで見る勇敢なシェパードとは、全然ちがう。顔がでっかい雑種(?)と言ってもいいくらい。
デューク君に顔ぺろぺろしてもらってから、キロ5分半ペースが5分ペースにアップ。
2周目ももう一回デューク君に会えるかなとそれが楽しみで、いいペースで走り続けることができた。
「今度会ったら、飼い主さんにいろいろ聞いてみよう。デュークくんの好物は? デューク君のできる芸は? デューク君のえさ代はどれくらい?」
写真も、もう2、3枚撮らせてもらおう。
17km付近でだいぶさがしたが、残念ながらデューク君には会えなかった。
それでも勢いは衰えることなく、そのままゴールへ。 1時間47分40秒くらい。
ゴールの「野鳥の森」は、一面芝生で気持ちがいい。ただ、これが雨だとどうなるだろう。去年からこの会場に変更になったが、雨が心配でしょうがない。
後片づけをしている途中、ワンちゃんがしかられてる声が。うちのテントの前で、ボーダーコリーが腹を見せてばんざいをしている。話を聞くと、かまいにきた人をかもうとしたらしい。それでめちゃくちゃ怒られて、降参。 飼い主様、命。(名前は確かジャウー、8歳。20kmを2時間半で完走。)
うちのきくも、ヨメさんにはそうなのに、私には逆ギレ。あー、うらやましい。
できるだけ早く帰りたかったので、お昼ごはんは早く食べられるところをさがした。 冨士ICに向かう富士市の国道沿いに、ラーメン屋さん発見。名前は「比呂美?」。かなり古い。
ラーメン(並)+中華丼(小)+サラダのセット。850円。なつかしい味。ぜーんぶきれいに食べた。
このあと、民宿「こまどり」さんでいただいたお菓子のお店をさがす。ちょっと変わった感じの和菓子で、食べてみたくなるような工夫がいろいろとしてあった。
店の中にゆっくり食べられるコーナーがあり、お茶・コーヒー・紅茶のサービスもあり。

「富士山頂」 130円
出店の売り上げより、こういった店を見つけるのが楽しみだ。この店を目当てに、またSAIKOロードレースに来てしまいそう。
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2008年06月08日(日)
第16回みかた残酷マラソン全国大会 [ランニング・出張販売]
今回の大会レポートは、トップの写真で悩んだ。
高石ともやさんにするべきか、雷(らい)ちゃんにするべきか。
そうとう悩んだが、やっぱり残酷マラソン初完走の雷(らい)ちゃんの「勝ち!」 (ともやさん、ごめんなさい。)
いつもどおり朝早く宿を出、会場で出店の準備をした。
当日受付が始まる7時ごろから、人出も多くなってきた。人とともに、気になるワンちゃんもチラホラ。
気になって気になってしょうがない。「仕事にならんがなー。」
もう、店はヨメさんにまかしてっと。犬あそび犬あそび。
最初に見つけたのは、ファンタちゃん。名前がかわいいし、見た目ソフトバンク犬。まだまだやんちゃなわかぞう系。
次に見つけたのは、うちが出店している場所のすぐ近くにつながれていたワンちゃん。毛がぼあぼあ。(このワンちゃんが、この後大活躍するとは夢にも思わんかった。)飼い主さんはアップをされているようで、その間かしこく待っていた。レースに出てはる間はどうすんにゃろと心配。
その次は、ぼあぼあ君の反対側につながれていたべっぴんさん。鼻が長く、お上品。あなたは、外人さん? 飼い主のご夫婦に、すごくかわいがられていた。
スタート前に、こんないいワンちゃんがいっぱい吸えるなんて! 今日は絶対に楽に走れる。ただ、ドーピング検査にひっかかるかも。(雑種の吸いすぎに注意しましょう。・・・意味不明。)
このレースに、私ははっきりとしたテーマを持っていた。
ガンと長く付き合っておられる高石てるえさん(ともやさんの奥様)と三宅誠孝さん(ともやさんのマネージャー、元京都市会議員)を励ます。そして、このお二人を励ますことによって高石ともやさんも励ます。
でも、迷惑もしれないので、出場チームの紹介をされていたともやさんのところへことわりに行った。
「迷惑じゃないですか。」
「いやあ、ぜんぜん。」
よかった。これでお二人への応援メッセージを書いたのぼりをはためかせ走り続けることができる。
メッセージは次のとおり。
「ガンに負けるな高石てるえさん(三宅誠孝さん)」
「陽気にいこう高石てるえさん(三宅誠孝さん)」
今まで何百回レースに出たかわからないが、こんなんつけて(背負って)レースに出るのは初めて。さて、どうなることやら。
スタート地点には、太平サブローさんと月亭はち光さんが。
サブローさんは余裕だったが、はち光さんはちょっとびびってはった。まあ、あの体型ではね。(お二人とも招待選手ではないところが、ある意味すごい。)
スタート直前、長く実行委員をされていて最近亡くなられた元スタッフに対して、みんなで「ありがとう」のコール。この声、天国まで届いたかな。
今年は、高石ともやさんも久しぶりに走られるそうだし、楽しみ。
スタートしてしばらくゆるやかな下りなので、のぼりはほとんど気にならなかった。少し風もあったので、けっこうのぼりがはためいている。ええぞ。
4km付近で、実行委員長久保井さんに抜かれた。実行委員長が必ずレースに出ている大会って、ほかにあります?
スタート地点で演奏してくれていたブラバンが、30分後に別の地点でまた演奏。これは、イリュージョン。
晴れてよかった。
降水確率70パーやったのに、60、50、40と下がり、ついにかんかん照りの天気に。演奏も暑くてたいへんやろう。ありがとうね。
暑いけど、さらっとしてる。風がちょっとあるのがうれしい。
一番きつかったのは、11km手前のキャンプ場。ここは歩かず、ちょびちょびでも走る。しかし、なぜか歩いている人が抜けない。背負ったのぼりも元気なくたれ下っていた。
子どもやおばあちゃんが、「こいのぼりー、がんばれー」と言ってくれるのがうれしい。こいのぼりだけでなく、のぼりのメッセージも読んでね。
おっちゃんは、今日はこのために走ってます。
途中、枝にひっかかること一回、横断幕にひっかかること三回。それでも、のぼりもこいのぼりも取れることなくゴールにたどりついた。うちの店の前でヨメさんにカメラを渡し、ちょっと戻ってパチリ。
横風が吹いた時はちょっとつらかったけど、ほとんど影響なかったな。
おばあさんらが「重くてたいへん」て言ってはったけど、全然重くないです。
ゴールは、2時間32分07秒。
去年にくらべ、13分遅れ。こんなん、誤差の範囲やね。
高石てるえさん、三宅誠孝さんへのメッセージは、あまり読んでもらえなかったみたい。予想外になびき過ぎた。
でも、おばあちゃんらがこいのぼり見て喜んでくれはったからいいか。気持ち気持ち。
ゴール前で、三宅誠孝さん発見。
ゴール後、応援メッセージののぼりを見てもらった。
「ああー、これは選挙演説用やなあ。」なつかしむような、喜んでもらえてるような、ひかえめでビミョーな表情だった。
でも、顔色はよく自然な笑顔。これは、だいじょうぶ。とても、余命が去年の8月までと宣告された人とは思えない。
そうこうしているうちに、こんどは高石ともやさんがゴール。私より後ろを走っておられたんや。
私を真ん中に、高石ともやさんと三宅誠孝さんの三人でパチリ。尊敬できるお二人との写真。この写真は、私の宝物にします。
次は高石てるえさん、いっしょに写真撮りましょうね。ゆっくりでいいですから、必ず戻って来てください。いつまでもいつまでも待っていますよ。
そしてその後、今日のメインイベント?
きたー。雷(らい)ちゃんとそのお供。しっかり走っているのにはびっくり。
ちゃんとナンバーカードもつけてるし。ええなー。二人とも胸を張って走ってる。
うちのきくも走ってくれんかなー。雷(らい)ちゃんなみにほっそりしてくれんと無理やわなあ。
一番よかったのは、二人とも笑って走ってるとこや。
その後しばらくして、実行委員長久保井さんの娘さんがゴールへ。(現在高1。クロカンスキーをがんばってやっています。)
ほかにも1000人以上の人たちが、さまざまな思いを持ってゴール。(ほとんどの人が笑っています。)
うまく言えませんが、この大会にはほかの大会にない何かがあります。
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