2012年01月26日(木)
「ヒミズ」 [映画]
◎goo映画より
「行け!稲中卓球部」で人気を獲得した漫画家・古谷実が、“ヤングマガジン”で連載していた問題作を、『冷たい熱帯魚』『恋の罪』と野心作を連作する園子温監督が映画化。主人公を演じる染谷将太、二階堂ふみという、きら星のごとく現れたふたつの新星が、思春期の若者たちが抱える衝動がぶつかり合う熱演を見せ、第68回ヴェネチア国際映画祭では最優秀新人俳優賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞のW受賞を果たした。そんな新しい才能の誕生に注目して観たい。若い二人の周りを固めるのは過去の園子温作品で印象深い役柄を演じたひと癖もふた癖もある俳優たち。そんな彼らの演技のアンサンブルを楽しむのも一興だ。
■解説
「冷たい熱帯魚」の園子温監督が漫画家・古谷実(『行け!稲中卓球部』)の問題作を映画化。家庭環境に恵まれない少年と愛に飢えた少女、2人の中学生の青春を切れ味鋭い独自のタッチで描く。主演の染谷将太(「東京公園」)と二階堂ふみ(「指輪をはめたい」)は、本作でヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。
■あらすじ
住田佑一(染谷将太)、15歳。彼の願いは“普通”の大人になること。大きな夢を持たず、ただ誰にも迷惑をかけずに生きたいと考える住田は、実家の貸ボート屋に集う、震災で家を失くした大人たちと平凡な日常を送っていた。茶沢景子(二階堂ふみ)、15歳。夢は、愛する人と守り守られ生きること。他のクラスメートとは違い、大人びた雰囲気を持つ住田に恋い焦がれる彼女は、彼に猛アタックをかける。疎ましがられながらも住田との距離を縮めていけることに日々喜びを感じる茶沢。しかし、そんな2人の日常は、ある日を境に思いもよらない方向に転がり始めていく。借金を作り、蒸発していた住田の父(光石研)が戻ってきたのだ。金の無心をしながら、住田を激しく殴りつける父親。さらに、母親(渡辺真起子)もほどなく中年男と駆け落ち。住田は中学3年生にして天涯孤独の身となる。そんな住田を必死で励ます茶沢。そして、彼女の気持ちが徐々に住田の心を解きほぐしつつあるとき、“事件”は起こった……。“普通”の人生を全うすることを諦めた住田は、その日からの人生を“オマケ人生”と名付け、その目的を世の中の害悪となる“悪党”を見つけ出し、自らの手で殺すことと定める。夢と希望を諦め、深い暗闇を歩き出した少年と、ただ愛だけを信じ続ける少女。2人は、巨大な絶望を乗り越え、再び希望という名の光を見つけることができるのだろうか……。
--------------------------------------------------------------------------------
「出てた女の子がよかったわ。まあ、『肉食系・宮崎あおい』ちゅう感じかな。」
「それ、あかんやろー」と真樹。真樹は宮崎あおいちゃんの大ファン。
茶沢さん役の二階堂ふみさんは、「1994年9月21日生まれ / おとめ座 / 沖縄出身」。まあ、なんと真樹の1ヶ月ほどあとの生まれ。おんなじ星座じゃないですか。それも沖縄出身。もう、私はファンになりました。
住田君役の染谷将太もよかったけど、私は二階堂ふみ派です。あのストーカーぽい目が最高によかった。声もいい。ほかの子が持っていない何かがある。次回出演作もぜひ見たい。
それにしても、この映画に「冷たい熱帯魚」に出ていた役者さんが勢ぞろい。これにはびっくり。園監督は、好きな役者さんを続けて使いたがる監督さんみたいやね。でも、あれだけ重なるとちょっと・・・。
それから、このたびの大震災の被災地をロケに使われていた。これは賛否両論あるだろう。私はとても見ていられなかった。あの映像がストーリー上かなり重要な位置づけとなっていたが、私にはその必要性が理解できなかった。
この映画を見られたみなさん、どう思われます?
--------------------------------------------------------------------------------
【RUN】
今日は軽く5kmコース。
行き13分03秒、帰り13分14秒で26分17秒。
1kmダウンジョグをプラス。
今日はお昼に旭丘中の近くラーメンやさん「たんぽぽ」へ。唐辛子が一面にふりかけられたラーメンの大と小ライスを食べた。食べてから5時間近くたっているのでだいじょうぶと思って走ったのに、きつかった。恐るべきラーメンの腹持ち。ウルトラマラソンの前にはラーメンがいいのかも。
夜、ラーメンで増加してしまった体重を減らすため、また「きくダッシュ!」
ダッシュ、シッコ、ダッシュ、シッコ、ダッシュ、ウ○○、ダッシュ、草むさぼり、ゲー、ダッシュ、シッコ・・・、あーしんど。何とか合計2kmほど。
2回合わせて、今日は8km。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年01月19日(木)
「大鹿村騒動記」 [映画]
◎goo映画より
南アルプスの懐に抱かれた山村・大鹿村で、300年以上受け継がれてきた村歌舞伎を背景に、日本映画界が誇る名優たちが繰り広げる、人間味あふれる群像喜劇。主演を務めた原田芳雄が、「自分の原点を確認するためにどうしてもやっておきたい」と切望した作品なのだそうだ。そんな原田とこれまで6本の作品でタッグを組んできた阪本順治監督がメガホンをとり、阪本組の常連俳優たちが集結した贅沢な一本だ。特に、原田芳雄と岸部一徳のユーモアある掛け合いに、観る者は嬉しくなる事必至。オールロケによる大鹿村の美しい風景、そして住民たちの協力のもと撮影されたクライマックスの歌舞伎のシーンは圧巻の一言。
■解説
美しき日本の山村で“芸能の原点”を守ってきた人々の姿を描く群像劇。監督は「行きずりの街」の阪本順治。出演は「ロストクライム 閃光」の原田芳雄、「人間失格」の大楠道代、「まほろ駅前多田便利軒」の岸部一徳、瑛太、「これでいいのだ!!映画・赤塚不二夫」の佐藤浩市、「告白」の松たか子、「ライフライン」の石橋蓮司、「釣りバカ日誌」シリーズの三國連太郎。
■あらすじ
雄大な南アルプスの麓にある長野県大鹿村でシカ料理店を営む初老の男・風祭善(原田芳雄)は、300年以上の歴史を持つ村歌舞伎の花形役者。ひとたび舞台に立てば、見物の声援を一身にあびる存在である。だが実生活では女房に逃げられ、あわれ独り身をかこっていた。そんなある日、公演を5日後に控えた折も折、18年前に駆け落ちした妻・貴子(大楠道代)と幼なじみの治(岸部一徳)が帰ってくる。脳の疾患で記憶をなくしつつある貴子をいきなり返され、途方に暮れる善。強がりながらも心は千々に乱れ、ついには芝居を投げ出してしまう。仲間や村人たちが固唾を呑んで見守るなか、刻々と近づく公演日。そこに大型台風まで加わって……。ハテ300年の伝統は途切れてしまうのか、小さな村を巻き込んだ大騒動の行方やいかに……。
--------------------------------------------------------------------------------
原田芳雄さんの遺作ということだったが、私的には大楠道代さんが見られてよかった。最近まったくお見かけしてなかったが、私は安田道代時代からのファン。
この映画は「配役の妙」を楽しむ映画ですね。
私は、どうしても映画の内容より演者の表情のほうを凝視してしまう。大楠道代、三國連太郎、岸部一徳、うなりますねー。すばらしい。ずっと見ていたい映画だったのに、意外と早く終わってしまった。もっと長くくしてもよかったのでは。
また、大楠道代さんが出ている映画があれば見に行きたい。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
「デンデラ」 [映画]
◎goo映画より
“姥捨山”の物語を描き、1983年のカンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞した、今村昌平監督の映画『楢山節考』。本作は、その今村昌平の息子である天願大介が監督を務めた、捨てられた老婆たちの“その後”を描いた物語。彼女たちは“共同体の理論”を受け入れて素直に死んでいくのではなく、逞しく生き抜き、あまつさえ自分を捨てた共同体に復讐しようとする。自らの頭で考え“個人の意思”のもとに行動する彼女たちは、今だからこそ描けた、しっかりとした個を持つ現代的な人間と言えるだろう。老婆を演じる浅丘ルリ子、草笛光子らは、雪山という過酷な環境の中で、ボロをまとい、老けメイクで撮影に挑んだ。その女優魂には感服の一言だ。
■解説
佐藤友哉の同名小説を「世界で一番美しい夜」の天願大介監督が映画化。70歳になると老人を姥捨てする風習が残る山間部を舞台に、捨てられた老婆たちが困難な状況に立ち向かっていく姿を描く。出演は「ジーン・ワルツ」の浅丘ルリ子、「あしたのジョー」の倍賞美津子、「必殺!5 黄金の血」の山本陽子、「武士の家計簿」の草笛光子。
■あらすじ
雪が積もった貧しい山村。70歳を迎えた斎藤カユ(浅丘ルリ子)は村の掟に従って息子に背負われ、姥捨ての場所であるお参り場へと向う。一人お参り場に残された彼女は、極楽浄土へ行けると信じながら体力が尽きて倒れる……。カユが見知らぬ建物の中で目を覚ますと、周りにはカユよりも前にお参り場へ捨てられた老女たちがいた。すでに亡くなったと思っていた彼女らはデンデラという共同体を作って今も生きていたのだ。カユはデンデラを作った三ツ屋メイ(草笛光子)の元へと連れて行かれる。メイは30年前に山へ捨てられたが生き残り、この場所を作り始めた。そして自分たちを捨てた村人に復讐するため、村を襲撃できるだけの老女が集まるのを待っていたのだ。カユは丁度50人目のデンデラ入居者。時が満ちたと感じたメイは計画の実行を宣言する。だが一刻も早く極楽浄土へ行きたいと願っていたカユは、その考えに賛成できなかった。椎名マサリ(倍賞美津子)も復讐には反対で、それより自分たちが冬を生き延びるための食糧を蓄えるべきだと主張した。すでに生きる望みを持たないカユは、マサリの意見にも同調できなかった。そんな中、カユはデンデラで、自分の唯一の親友だった黒井クラ(赤座美代子)と再会。元々体が不自由だったクラは、早く姥捨てされて神に召されたいと願っていたが、その彼女までもが死ぬのを怖がって生き続ける姿にカユの心は揺らぐ。狩猟のエキスパートで、現実的に物事を見つめて行動する浅見ヒカリ(山本陽子)らと触れ合いながら、ここで暮らし始めたカユだが、これからどう生きていけばいいのか気持ちは定まらなかった。やがてメイの計画が機を熟し始めた頃、カユの気持ちを変える衝撃の事件が持ち上がる。再び生きる気力を取り戻したカユが向かう先に待っていたものとは……。
--------------------------------------------------------------------------------
この映画は、一見の価値あり。
映画の内容より、女優陣の演技過程を想像するだけでおもしろい。あの大雪の中で・・・、浅丘ルリ子が、倍賞美津子が、山本陽子が、草笛光子が・・・。
「みんなが助け合い、平等に食べ物を分ければ、みんな普通に長生きできる」っていうこと?
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2012年01月13日(金)
「無言歌」 [映画]
◎goo映画より
『鉄西区』と『鳳鳴―中国の記憶』で、山形国際ドキュメンタリー映画祭のグランプリに2度輝くなど、世界各国の映画祭で称賛を集めてきたワン・ビン監督が初めて手掛けた長編劇映画。今なおタブー視されている、文化大革命の直前に起きた「反右派闘争」の悲劇にメスを入れ、歴史に飲み込まれていった名もなき人々を描き出し、人間の尊厳とは何かを問うている。ゴビ砂漠に収容所のセットを建てるという、中国インディペンデント映画の枠を越えたスケールもさることながら、3年の歳月をかけ、実際の生存者たちから証言を集めて書き上げたワン・ビン監督執念の脚本は、辛酸をなめた人々の慟哭と怒りに満ちあふれ、その姿は観る者の心に深く刻まれる。
解説
『鉄西区』、『鳳鳴−中国の記憶』で山形国際ドキュメンタリー映画祭グランプリを始め国際的な賞を数々受賞した中国のワン・ビン監督が、初の劇映画として、ヤン・シエンホイの小説『告別夾辺溝』と多くの生存者たちの証言に基づいて実話を映画化。1960年の中国・反右派闘争の時代に、ゴビ砂漠の収容所に送られた人々の悲劇を描く。
あらすじ
1960年。中国では、世界の誰にもしられぬまま、人々が辺境で死に向かっていた。中国西部、ゴビ砂漠の収容所。右派とされた人々が囚われている。轟々と鳴る砂と嵐。食料はほとんどなく、水のような粥をすすり、毎日の強制労働にただ泥のように疲れ果てて眠る。かつて百花のごとく咲き誇った言葉は失われ、感情さえ失いかけた男たち。そこにある日、上海から一人の女性がやってくる。愛する者に逢いたいと、ひたすらに願い、嗚咽する女の声が、いつしか男たちの心に忘れかけていた生命のさざ波を広げていく……。
--------------------------------------------------------------------------------
おとつい、京都シネマで見た映画は「天使突抜六丁目」とこの「無言歌」。前者で「これぞ映画やなー」と堪能したあと、急いでお昼を食べて「無言歌」へ。
この映画はきつかった。実話を元にした映画なので、ドキュメンタリータッチ。こんなことが本当にあったんや。でも、いつの日かこんな状態に戻らないとは限らない。中国ではなくこの日本で。そう思いながら見ていました。
「自分に従う者だけを優遇し、それ以外の者には勝手なレッテルをはり冷遇する。そして自分の思うがままの体制を築いていく・・・」
イシン?
オオサカト?
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 3 )
「天使突抜六丁目」 [映画]
◎京都新聞1月5日夕刊・シネマガイドより
作家の創造性、奔放にはじける
シネマフィルム「京都連続」第2弾 「天使突抜六丁目」
映画制作会社シネフィルム(舞鶴市)が手がけた「天使突抜六丁目」(山田雅史監督)が、京都シネマで上映されている。京都の地名を題材にした「京都連続」シリーズの第2弾。創作上の制約を一切設けず、若手監督の混じりけのないイマジネーションの世界に観客を放り込むような奔放さが、シリーズの大きな魅力だ。 (長谷川真一)
“枠組み”はずし、人にこだわり
「京都連続」は約3年前から始動し、主に関西ゆかりの若手映像作家を抜てきしている。決まりごとは、「京都の地名をモチーフとして使うこと」だけ。作品の内容については、すべて監督にゆだねられる。
「天使突抜六丁目」はまちに迷い込んだ男と、それを取り巻く人々の奇妙な日常を描くファンタジー。弟1弾の「堀川中立売」(柴田剛監督)はダメ陰陽師と妖怪が闘う型破りなSFだった。製作総指揮の志摩敏樹・志摩フィルム代表は「どちらも『ヘンな映画』なんですよ」と笑いながら、「2作とも作り手の持ち味が生きた作品になりました」と手応えを感じている。
企画の背景には、日本の商業映画製作の手法に対する違和感があるという。興行的な成功から逆算し、一定の集客が見込める人気原作やテレビドラマの映画化、俳優の顔ぶれなどの“枠組み”ばかりが優先される。「『それでいいの?』との思いは、映画に携わる誰もが持っている。それは志摩フィルムの仕事ではない」と言い切る。
だからこそ「まずは作家ありき」にこだわる。「東京に出ず、関西に残っていていも、力のある作家はたくさんいる。その創造性をそのまま世に出したい。評価は僕が死んでからでもいいんですよ」と志摩代表。映画への愛と情熱が走らせる企画、来春にはシリーズ弟3弾の撮影も始まる予定だ。
非日常的世界 イメージ膨らませ
京都出身の山田雅史監督
山田雅史監督=京都市出身=は今作品を手がけるにあたって、個性的な地名を探すうちに京都市下京区の「天使突抜町」に行き当たった。「語感のインパクトが強い。『天使』が『突き抜け』ていくって、いったいどんなまちなのか」との興味から、非日常の世界で展開される物語のイメージを膨らませた。
《勤め先が倒産し、ヤクザに追われることになった昇(真鍋拓)は見知らぬ「天使突抜六丁目」にたどり着く。身を寄せたアパートで、まちから抜け出すことを願うみゆき(瀬戸夏実)と出会う。みゆきは、背中のこぶがやがて天使の羽根になると信じていた・・・》
町名は実在するが、「六丁目」は架空だ。撮影地の多くは舞鶴市内。トンネルを抜けると突然出現するまち、昇たちの暮らす古びたアパート、どこか浮世離れした登場人物など、わい雑さと幻想的な雰囲気の交錯する世界観を丁寧につくり上げた。
現在は東京を拠点に活動するが、ホラー作品で監督デビューしたこともあり、同様の仕事を求められることが多い。「『ホラー以外をやらない』と思われるのは抵抗があった」と打ち明ける。「今回は本当に自由にやらせてもらった。京都だから、『京都連続』だからこそできた映画です」
柄本明、麿赤児、栗塚旭らが出演。実際の天使突抜町に活動拠点を置くマリンバ奏者・通崎睦美が挿入曲を提供している。
------------------------------------------------------------------------------
この映画を見た人が、ブログに書いておられた。
「わけの分からない映画を見てしまった」と。
ふーん、わけの分かる映画を求めている人もいるんや。映画って、わけが分からんからおもしろいんちゃうん。私は「わけが分からん系の映画」、だーいすき。この映画、合格です。
ただ、巨大化したきゅうりの意味だけはほんまに分からんかった。誰か解明した人がいたら、その意味を教えてください。
主人公・昇は京都弁でしゃべってほしかったなあ。その点、みゆきはよかった。あの怪しい「めぇー」もよかった。京都にいそう、あんな人。
(京都弁の基本の一つ。一字の言葉は全部伸ばしましょう。「目」は「めぇ〜」、「歯」は「はぁ〜」、「胃」は「いぃ〜」、「手」は「てぇ〜」、「木「は「きぃ〜」、「酢」は「すぅ〜」など。そんな視点で京都を題材にした映画を見てみると、おもしろいかも。)
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年12月07日(水)
「蜘蛛の糸」 [映画]
◎goo映画より
カンダタはなぜ地獄に落ちたのか。本当の地獄とは何か。誰もが知っている芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を中心に、同じく芥川の短編「アグニの神」「煙草と悪魔」を盛り込んだ地獄ファンタジー。原作では描かれていないカンダタの生前を新解釈で創作している。カンダタ役は紫綬褒章等数々の受賞暦を持つ名優、平幹二朗。舞台を中心に精力的な活動を続け、映画主演は34年ぶりとなる。ヒロインは映画初出演、高畑淳子の娘で舞台女優の実力派、高畑こと美。鳥肌実、初嶺麿代、高畑淳子(特別出演)、スティーヴ エトウ、江口のりこ、松田洋治を始めとした個性派俳優達がその周辺を固める。(作品資料より)
■解説 - 蜘蛛の糸
芥川龍之介原作の小説『蜘蛛の糸』を中心に、『アグニの神』、『煙草と悪魔』を盛り込んだファンタジー。現世で悪事を働き地獄に落ちたカンダタのすべてが明かされたとき、生前助けた蜘蛛の糸が垂れてくるが……。出演は、「忍たま乱太郎」の平幹二朗、舞台女優の高畑こと美。監督は、「ルパンの奇巌城」の秋原正俊。
■あらすじ - 蜘蛛の糸
カンダタ(平幹二朗)は現世で悪事を働いたので、地獄=黄泉の国に落ちる。黄泉の国では、ラジオの波長が合うように様々な人物が現れ、カンダタを翻弄する。ここでは生前の行いにより、1人1つ、形態の様々な地獄を持つ。そのなかでも、特異な地獄であるカンダタの地獄。カンダタの地獄がなぜそうなったのか、生前悪事を働いた理由とは? すべてが明らかになったとき、カンダタがかつて助けた蜘蛛の糸が空から垂れてくる。
--------------------------------------------------------------------------------
バスと地下鉄で京都シネマへ。
だれもが知っているストーリーなので、説明の必要なし。
あとは、好みの問題です。こういう変わった映画が好きか好きでないか。私は大好き。
私は家族から「地獄行き確実」と言われている。それならせめて地獄の下調べをしておかなくては。
カンダタが落ちた地獄は、一人に一つ。普通は他の地獄に落ちた人との接触はない。しかし、なんかの拍子に波長が合い出くわしてしまう。それはいいのか悪いのか。
そこからさらに落ちていく無限地獄はとんでもないところだが、普通の地獄ならしんぼうできるかも。ただ、きくちゃんが来てくれたらという条件つきやけど・・・。
やっぱり、あんもら8ひきのネコちゃんは天国で、ヨメさんも天国行きやろうな。みんないっしよに仲良く地獄で暮らしませんか。
まあ、とりあえずは蜘蛛を見つけたら即助けています。まず、そこから。
主演の平幹二朗以外で知っているのはは、チョイ役で出た高畑淳子くらい。有名な役者を使わないという地味な布陣も、この映画の内容にピッタリでよかった。
悪魔役、どっかで見たことあんなーと思っていたら、名子役だった松田洋治。名演!
私はお勧めしますが、見てガッカリする人もいるでしょうね。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年11月17日(木)
「ミルク」 [映画]
◎goo映画より
【解説】
現代トルコ映画界を代表するセミフ・カプランオール監督によるユスフ三部作の第2部で、青年期のユスフを描く。出演は「ソフィアの夜明け」のサーデット・イシル・アクソイほか。第28回イスタンブール国際映画祭 国際批評家連盟賞 審査員特別賞受賞作。
【あらすじ】
高校を卒業したばかりのユスフは、何よりも詩を書くことが好きで、書いた詩のいくつかを文学雑誌で発表し始めている。しかし、彼の書く詩も、母親のゼーラと共に営んでいる牛乳屋も二人の生活の足しにはなっていない。そんな中、母と町の駅長との親密な関係を目にしたユスフは当惑する。これがきっかけとなり、また幼少期の病気のせいで兵役に不適と判定されたこともあって、急に大人になることが不安になってしまうユスフ。果たして彼は、大人への一歩を踏み出すことができるのだろか……。
--------------------------------------------------------------------------------
しっかり見ていたはずなのに・・・。
さっぱり分からん。
まず衝撃のプロローグ。頭がクラッ!
あれはきつかった。どういう意味があんの?
知ってる人、教えてください。
裏返ったコーヒーカップについていた紫色の液体は何?
お母さんの手を握っていた老婆はだれ?
ユスフはなぜハンターを追いかけていったの?
捕まえた魚は何の象徴? 鴨は?
知ってる人、教えてください。
最後の、友だちの炭鉱夫のヘッドライトのシーンはよかった。長い間ただ光だけの時間。ええね。このシーンの間にいろいろ考えろってことやろうね。
映画が終わったとき、観客の数を数えたら14名。これで採算取れるのかねえ。
まるきり内容が理解できなかったので映画のパンフレットを買おうと思ったが、売ってなかった。3年前の映画だから仕方ないか。
ほんま、この映画をしっかり見た人の解説や感想を聞いてみたいなあ。
ええい、もうここまで来たら、ユスフ3部作の第1部「卵」も見るかー。ただし、。頭がついていけるかな。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年11月10日(木)
「蜂蜜」 [映画]
◎「月刊・京都シネマ」より
六歳のユスフは深い森に両親と暮らしている。幼い彼にとって森は神秘の領域。そして養蜂家の父と森で過ごすのが何よりの楽しみ。しかしある日蜂が忽然と姿を消し、父も蜂を探しに森の奥深くに消えていく。これを機にユスフは言葉を失ってしまう・・・。哀しみに暮れる母を守ろうとするユスフの姿に心打たれる、静寂で力強い現代トルコ映画の傑作。
-------------------------------------------------------------------------------
2ヶ月ぶりの京都シネマ。
「みつばち、お願いします。」
「はちみつですね。」
館内は意外に多いお客さん。それでも40人くらい。
この映画は、「詩情あふれる名作」と評されている。
主人公の6歳の少年ユスフは、たびたび空想の世界に入っていく。
でも、それを見ている55歳のオッサン(私)は、ユスフ以上に空想の世界に入ってしまう。そして、戻れない。「うわの空」とはこのことですね。
へへへー、2時間近くずーっと「うわの空」。だから、映画の内容はほとんど覚えていません。これやから「詩情あふれる名作」は困る。
この作品は3部作の3作品目。1部と2部は、「京都みなみ会館」で上映中。「蜂蜜」の半券を持っていくと、その映画は1000円で見られるらしい。
また、「うわの空」状態になりに行こうか知らん。
Posted by パオパオ パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】