2011年08月09日(火)
第23回9の日平和ラン [ランニング]
国労闘争団の中野勇人さんとのからみで、今年も「反核平和の火リレー・徳島」に参加する。当初から予定はしていたものの、右アキレス腱の故障が長引き直前まで参加を迷っていた。しかし、6月の「反核平和の火リレー・大阪」、7月の「神奈川反核平和マラソン」と続けて不参加だったので今度こそという気持ちが強かった。
明日、去年と同じ三好市役所ゴールの約21kmコースを走らせてもらおうと思っている。できれば去年のように「のぼり」を背負って・・・。
ということで、今日はその予行演習。炎天下の「のぼりラン」。
(あとで写真を確認して、げげげ。頭は毛なし、お腹ぽっこり。これはかっこ悪い。)
今日の最高気温の予想は37℃。
ただ、ここらは北のほうなので市の中心部ほどは上らない。走れないというほどの暑さではない。
私の練習コースの中で一番短い、緑の小屋往復3km。
行き1.5km9分38秒、帰り1.5km9分09秒で18分47秒。
もっとゆっくり1kmジョグをプラスして、今日は4km。
予行演習なので、これで十分。
このごろ、なんやかんやゆうて9kmとか9.9km走れてへんなあ・・・。
今日は、久しぶりに「おっさんのきくちゃん洗い」。
カイカイをしんぼうして、かしこう待っててね。
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2011年08月07日(日)
京都走ろう会例会〜炎天下の38分〜 [ランニング]
スタート時の気温32℃。
廣司 3.1km、14分33秒。
眞寿美 5km、38分19秒。
毎年一番暑くなる、8月第1日曜例会。
それでも参加者は意外と多い。
準備運動の指導をしてくださっている八田努さん。
「八田さん、こないだうっかりしてて聞くのん忘れてました。」
「えっ、なんやろう。」
「八田さん、2000m障害も出てはりますやん。どこで練習してはるんです?」
「どこでって、西京極ですよ。」
「えっ、あそこって障害用のハードルありますの?」
「あるよ。木製の倒れへんやつ。確か、ワコールがくれはったんや。」
「えー、そうですか。でも、大きくて一人では運べへんでしょう。」
「いやいや、練習用のは小さいから一人で運べるよ。」
「やったー。ほんなら、西京極に3000m障害の練習しにいこ。」
その話を聞いておられたまわりの人が話に加わってこられた。京都走ろう会は、いろいろと経験豊富な方ばかりでほんとうに勉強になる。
「ハードルの近くでは他のランナーと引っ付きすぎないこと」
「ハードル前で小股でちょこちょこ歩幅をあわせるのはダメ」
「ぬれたシューズで走る練習をしておくこと」などなど。
みなさん、55歳にして初めて3000m障害に出る私を心から応援してくださっていた。今度ばかりは足の故障を回復させ、何が何でもスタートラインに立てるようにしたい。
最初の目標、13分30秒。
その後、廉のアドバイスを聞いて変更した目標、15分以内。
今の目標、とにかくスタートラインに立つ。そして、止められない限り最後までゴールをめざす。これで行きます。
今日の例会参加者は30名ほどだと思うが、その半数以上が最長の5kmコースだった(10kmは夏の間お休み)。
うちのヨメさんは時間がかかって申し訳ないと言っていたが、最後尾伴走役の上野さんにお願いすると快く引き受けてくださった。これやから京都走ろう会はええんやね。
私は足を痛めているので3.1km。
考えてみると、例会ではその時々の最長コースばかり走っていたので3.1kmコースは初。
こないだ佐藤光一さんが言っておられた「大文字山ランニング」と「例会3.1kmコース」のタイムはだいたい同じ、という説も検証してみたい。
1.4kmコースはお二人だけかな?
スタートして北大路橋を越えたところで、「賀茂川パートナーズ」のランナーとすれちがい。
たぶん、「賀茂川パートナーズ」の練習会はスタート時刻を早められたのだろう。私が車で出雲路橋に向かっていた9時45分ころ、たくさんのランナーが上流に走って行かれた。
北山大橋西詰め。毎度おなじみ塚本副会長さん。
「今日は、3.1kmにしときましたー。」
「○△□×・・・。」
「えっ?」
「さんぱつ、したんか。」
「はい、バッサリ。」
おっと、顔のでかいかわいいワンゃん。
「すいません、ワンちゃんの写真撮らせてください。」
「はい、ありがとうございます。」
「お名前は?」
「クーです。」
「クーちゃん・・・、クーちゃんて、前も写真撮らせてもらいましたよね。」
「そうでしたっけ・・・。」
家に帰って調べたら出てきました。5月1日の例会。
「クー・メス・6歳」、まちがいない!
ちょっと足が痛くなってきたが、最後もスピードを落とさないように走ったつもり。
ゴールは14分33秒。自分では13分台で走ったつもりだったが、恐るべき佐藤光一さん説。大文字山ランニングとほとんど同じタイム。やっぱりねえ・・・。
あとはスロージョグをしながら、次々とゴールに入ってくる仲間の写真撮り。
向こう岸には、北上する5km最後尾(もちろんヨメさんです)。
ヨメさんは、38分ちょっとでゴール。
「炎天下に38分も立ってるだけでもたいへんなことなんやから、走れるってすごいことですよ」と。走ろう会のみなさんは、人をほめるのも上手です。
今日の私は、アップ1km、レース3.1km、ダウン2kmで合計6.1km。
走っている間はあまり痛みが出なかったけれど、足のケアをしっかりしなくては・・・。
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2011年08月03日(水)
西京極3000m [ランニング]
昨日もいなかに寝に帰る。
窓を開けていると、家の前の川から吹く風がクーラーのよう。寒すぎるので、窓は全部しめ切って寝る。
朝起きたら、きくとヨメさんがおらず。すでに散歩に出ていた。
ヨメさんがロープをはなしたら、前は一目散で逃げていたのに・・・。きくも大人になったもんや。
今日、また真樹はさっちゃんとお出かけ。映画を見に行くらしい。
家を8時半に出発。「別所上の町」バス停前でさっちゃんを乗せ、いったん市原の家へ。そこから河原町三条。ここで9時半くらい。
私も久しぶりに映画を見ようかと思ったが、ここらは駐車代が高いし・・・。
ここでひらめいた。
昨日走ってへんし今日は走ろう。でも足を痛めてるし、できるだけ硬くないところで。あー、それなら西京極補助競技場。
今見たい映画「奇跡」は、京都シネマ11時から。それまで少し時間があったので、先に練習しよう。西京極に着いたのはちょうど10時。あー、30分くらいしか練習する時間がない。
700円駐車場に車を入れ、走って競技場へ。入り口で200円を払い、さあ着替えようと思ったら見慣れたお顔が。京都走ろう会の柴田さんと八田さん。
「いやー藤井さん、めずらしいですやん。」
「今足痛めててね、硬いアスファルトとか走りたないんですよ。ここやったらましかなと思って・・・。」
夏休みのせいか、大人数のグループが2つ。トラックもかなり混雑していた。
柴田さんとしゃべっていると、「あっ!」
「あーりーさん、こんにちは。練習に来てはるんですか。」
「はい。お父さん、足はだいじょうぶなんですか。」
「いや、悪いままなんです。でも、ここやったらまだ走ってもましかなあと思って・・・。13日の学連記録会応援に行きますし・・・。」
「ありがとうございます。」
こっちの方が「ありがとうございます」や。廉の大学陸上部のあーりー先輩。私のブログをよく読んでくれているそうだ。
最初にまず、トラックの外側を逆まわりに3周。約1.5km、10分くらい。
そのあと3000mを走ってみることにした。3000m障害出場に向けて、まずトラック3000mをどれくらいで走れるか。
1分37秒
3分23秒(1分46秒)
5分10秒(1分46秒)
6分57秒(1分47秒)
8分46秒(1分48秒)
10分35秒(1分49秒)
12分25秒(1分49秒)
13分17秒( 51秒)
笑っちゃいます。
最初、3000m障害の目標タイムを13分30秒にしていた自分が恥ずかしい。少し足が痛いとは言え、ハードルなしの3000mが13分17秒とは・・・。
走っている途中、声をかけてきてくださる方あり。
「キャロットさん、いつもお世話になっています。松本といいます。こないだ、大文字山もいっしよに走らせてもらいました。」
「あー、そうでしたか(ゼエゼエ)。どれくらいで行けました?(ゼエゼエ)」
「13分半くらいです。」
「いやー、りっぱりっぱ(ゼエゼエ)。」
「また、産大前の店に行かせてもらいます。」
「あー、ありがとうございます(ゼエゼエ)。」
松本さんは八田さんや柴田さんのお知り合いのようで、私が走り終わった時、3人仲良くストレッチをされていた。
八田さん・・・、八田さん・・・。
しもたー、八田さんと言えば2000m障害のスペシャリスト(世界大会にも出場されています)。時間があったらいろいろ聞いたのに・・・。
ダウンジョグはちょっとだけ。でも、阪急・西京極駅まで走ったので合計1.5km分くらいはあるだろう。
ということで、今日は1.5km+3000m+1.5kmで6kmの練習ということにしておこう。
西京極駅10時50分の電車に間に合った。
でも、駅までけっこう遠回りをしてしまい、だいぶ走ってしまった。汗ビチョビチョ。
四条烏丸まで5分ほどだったので、映画には間に合った。でも、体はビチョビチョ。ビチョビチョのままで映画を見た。
1時15分に映画が終わり、西京極へとんぼ返り。
1周1.25kmジョギングコースがとってあるようなので、走ってみようかなとも思ったが自重した。今日は3000m走れただけで良しとしよう。
「欲張りは禁物!」
左から、有森、高橋、野口の足型。
有森普通の大きめ、高橋べったん、野口ちっちゃ。
駐車代700円、「西京極→四条烏丸」往復360円。合計1060円なら安い。
映画と西京極の練習、このパターン、また使えるなあ。
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2011年07月31日(日)
別所ラン [ランニング]
今日は7月の最終日。足と腰は相変わらず痛いけど、ちょっとだけでも走っておきたい。
夕方6時半過ぎ、別所の中を走ることにする。我が家の前をスタートして、花背峠側へ1.5km走るとちょうど在所の端になる。
上りばかりの1.5kmはさすがにしんどかった。10分06秒。
折り返したら、あとはずっと下り。ただし、ここで調子にのってはまたまた故障を悪化させてしまう。それに気をつけながらリズムよく走れた。
うちの家が見えるとほっとする。
3kmのゴール、18分20秒。下り1.5kmは8分14秒でいけた。
これで故障に悩まされ続けた7月は、86.8km、12日の練習に終わった。
でも、「パオパオだより」月間アクセス数は2ヶ月連続15万を突破。今月は158971アクセス。1日平均5000は超えた。
何べんも言うけど、1アクセス1円もらえたらなあ・・・。(ヨメさんに言わせると、「アンタのしょうもないブログにはビタ一文出すもんはおらん」とのこと。)
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2011年07月30日(土)
滋賀マスターズ練習会 ( なでしこは?) [ランニング]
今日は真樹が四条にお出かけ。小学校時代1学年上だった「さっちゃん」と。
家を10時に出て、10時25分くらいに河原町三条で降ろす。
ここから一路、滋賀県野洲へ。滋賀マスターズの練習会に参加するために。
今日の副題は、「なでしこSHIGA」にしようと思っていた。もちろん「なでしこJAPAN」の便乗企画です。
いつも練習会に来られている女性ランナーで前から顔見知りの方は、私をここに誘ってくださった太田君子さん。「京都キャロット」のお得意様でもある小嶋祐子さん。
新しく知り合いにならせてもらったのが、前回紹介させてもらった井上さん(大塚製薬・井上彩花選手のお母さん)。
また、いつもスピードを競ってられるMさんと?さん(まだ実名表記の許可をいただいていないのでイニシャルで)。
私の知る限りでは、Mさん、?さん、太田君子さんには今のところ私は歯が立たない。(でも、負けへんでー。いつか・・・。)
このバラエティにとんだ女性ランナーのみなさんの写真を撮らせてもらおうと意気込んでいた。ところが、11時過ぎに着いたため、みなさんがどこにおられるのかく分からない。私は近眼で、なおかつ注意力散漫なため、自分から人を見つけるというようなことはめったにない。
頼みの綱の中島コーチと太田君子さんも、今日は欠席のようだった。今日の撮影会は断念。自己練習に励むことにした。
話は戻りますが・・・。
昨日のヨメさんとの会話。
「ますみちゃん、なでしこJAPANの一番かわいい人・川澄さんなあ、どっかで見たことあるなあとおもとったんやけど、滋賀の太田さんにそっくりやろ。」
「あっ、ほんまや。私もどっかで見たことあるような気がしてたんや。ほんま、そっくりやなあ。」
「太田さん、若いときあんな感じやったんちゃうやろか。」
元埼玉県議・小沢遼子さんがワイドショーの中でコメントしておられた。
「なでしこJAPANの『なでしこ』って失礼じゃない。男子サッカー日本代表チームをなでしこJAPANにして、女子がサムライJAPANでしょう。」
うーん、なかなかおもしろいこと言わはるね。今日、私の便乗「なでしこSHIGA」企画がつぶれたのも、こういうことを考えるとよかったのかも・・・。
あっ、それから女性ランナーのうちお一人だけMさんが来られていたようです。声をかけさせていただこうかとも思いましたが、私は故障中でいっしょの練習はとても無理だし・・・。今日は一人黙々と・・・。
最初、トラックのまわりの芝生を逆まわり。5周約2.5km、17分くらい。
次は2周約1kmを、さっきより速めに。ちょうど5分くらい。
1周500m歩いた後、トラックに入り1000m1本。
1分34秒、1分40秒、45秒で4分00秒79。
あー、やっとここまで回復した。10日ほど前は、足が痛くて後ろに蹴ることができなかったのに、今日はそこそこ蹴れた。最後の200mはかなりアキレス腱にビリビリと来たけど・・・。
もう一ヶ所、左のぎっくり腰はようやっと落ち着いてきた。今までなら長くても1週間で治っていたのに、今回はちょっとしつこかった。今で80%の回復というとこでしょうか。
トラックでなら、1000mタイムトライアルをしてもだいじょうぶそう。ただし、ほかのところではまだこんな練習はしてはいけない。またここ野洲川にくるか、西京極に行くか・・・。そろそろハードルの練習もせんなんしなあ。
最後にトラック2周800mをジョグ。これで、今日の合計は5.8km。短時間の練習だったが、汗だくになった。
帰りはいつもどおり、「ラーメン藤」。
びわ湖大橋から途中越え、江文峠越えの道は、車で走りなれているので運転も楽。
また時間が取れたら野洲川に行こう。
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2011年07月27日(水)
第19回勝手に国労応援ラン [ランニング]
「高岡蒼甫のん、知ってる?」とヨメさん。
「ああ、韓流ブーム批判でツイッター炎上ちゅうやつやろ。」
「宮崎あおいは私と一緒の思想ではありません、と書けと言われたので書いておきますやて。アンタもそうしいや。」
「なにそれ。ますみちゃんが宮崎あおいってゆうこと? おー、ほならボク高岡蒼甫かーい。」
「じゃなくてー・・・(深いため息)。」
ヨメさんはいつも言う。「アンタのやっていることは自己満足なだけで、人の迷惑などまったく考えていない」と。(昨日の記事についても同じことを言われた。)
そのとーり。私は人の迷惑などまったく考えていません。でも、24年間の辛苦に絶えてきた国労の人たちが、私のブログの記事ごときでうろたえるとは思えない。
以前、中野勇人さんに「私の勝手な応援が、かえって迷惑になりませんか」と相談したことがある。それに対する答えは、「藤井さんのような部外者が、一人でも多く私たちに関心を持ってくれているということは、相手(国交省・JRなど)にはこたえるんですよ」とのこと。私はその言葉を信じ、日夜「勝手に国労応援」にまい進しております(・・・って、たいそうか。)
うちのすぐ近く、京都バス「地球研前」バス停からバスに乗ったのが11時9分。国際会館前から地下鉄で京都駅。京都駅からJR。大阪駅で和歌山行きにうまく乗り継げた。阪和線「山中渓(やまなかだに)」駅に着いたのは13時35分。家から2時間半で来れた。
行きしの費用は、京都バス160円、地下鉄280円、JR1530円で合計1970円。
「国労闘争団が解散」ということで、中野勇人さんからいただいたアピールゼッケンを着けて走るのには抵抗があった。今日は、「京都キャロット」のTシャツで。「国労応援」は心の中で。
13時40分ころ、和歌山に向かってスタート。
駅のすぐ近くに、入場無料の遊園地「わんぱく王国」の入り口があった。
そのすぐ近くに交番があり、道路案内図があった。
ここ阪南市から和歌山に抜ける道は雄ノ山峠というらしい。
峠というからかなりきついのぼりを想像していたが、適度な上りと時々下りも挟まり飽きないコースだった。
県境までおよそ10分。先月、こんなに和歌山に近いところまで来ていたんですね。
県境を越えたところに、数十軒の小さな集落があった。
見知らぬ人などめったに通らないのだろう。ワンちゃんが、不思議そうな顔をしてこちらを見つめていた。
線路を越えるところがあったので、写真を撮っておいた。
この集落を越えると、また人家のない山道。
ここは交通量が少ないので、駅伝にピッタリだと思う。いざとなったら、有料の阪和道を無料にして迂回してもらったら、大規模な駅伝でもだいじょうぶ。
そんなことを考えながら走っていると、足の故障もあまり気にならない。
和歌山市街をのぞめる気持ちのいいランニングコース。休日なら、走っている人もいるのだろうか。
山のふもとにお地蔵さん。「幸福地蔵」と書いてあった。
お地蔵さんを見れば拝んでおくという癖がついた。
こちらは動物の慰霊碑。
うちはいっぱい飼っていていっぱい死んじゃったので、短時間では拝めない。つい最近に死んじゃった「あんも」に代表してもらって「ナンマイダー・・・」。
このお地蔵さんの団体はすごい。
このお寺を過ぎると、やっと平坦な道になった。
「谷」交差点でコンビニ発見。
走り出して1時間ほどたったので、ちょっとお腹がすいた。お昼ごはんとして、おにぎり1個とぺットボトル500のお茶。もちろんおにぎりは紀州梅。
5分ほどで食べ終わり、さあ再スタート。しかし、ここで異変が・・・。
それまで気にならなかった右アキレス腱が、ズキズキと痛み出してきた。
「リズム、リズム、走りのリズムを取り戻さなくては・・・。」
峠越えは所々日陰もあったが、このあたりから日光を遮るものなし。天気予報では「曇り」だったのに、ギラギラと太陽が照りつける。
「山中渓」駅の次の「紀伊」駅。
ここでもう3時前。
和歌山港発徳島行き16時30分に乗れたらめっけもんと思っていたが、全然無理。その次は19時10分発なので、それに乗ってしまったら京都に帰れなくなってしまう。
阪和道の下をくぐる。
この時の所持金12000円くらい。フェリーが2000円。徳島から京都に帰る交通費が4000円とすると、残りは6000円。これは泊まれんこともないな。でも食費がいるし、着替えも持ってきてないし・・・。
心は揺れたが、この時点で、和歌山港から南海電車で帰ることにした。
田の横を走っていると、向こうに立派な建物。
「開智中学校・高等学校」
よくありそうな名前ですが、有名な学校なんでしょうか。
「六十谷(むそた)」駅到着。3時半。
汗びちゃびちゃで顔を洗いたかったが、水を使えそうなところは見つからず。
駅からちょっと南に走ると紀ノ川にぶつかった。
ここを渡ると、市の中心部ということだろうか。
長い橋だが、渡っている時に出会ったのは自転車のおじさんただ一人。この暑いのに出歩いている人などほとんどないということだろう。
ここまで分かりやすい道だったので迷走なし。ところが、橋を渡ってから狭い道に入り込んでしまった。
プリントアウトして持ってきた地図は、汗で所々に穴があいてしまっていた。住宅街のようなところでジュース購入。こんな時はやっぱり炭酸系。ファンタグレープ一気飲み。
「紀伊中ノ島」駅到着。4時10分。
広い通りが見つかったのでそこを南下。
途中に「円満寺」というお寺さん発見。しっかり拝んでおきました。もちろん、「夫婦円満・・・」。
途中の交差点で、和歌山駅より西を走っていたことが分かる。本当は和歌山駅のまん前で記念撮影をしたかったのだが、戻る気力なし。ちょっとだけ戻って、望遠で撮影。
このあたりで足は限界を超えていた。でも、一息つくとまた走り出せる。ダラダラ歩くよりは、ゆっくりペースでもリズムよく走るほうがよっぽど楽だった。
私が死んだら墓はいらんから、こんな石像をどっかに置いてもらいたい。迷惑かな。
見えましたー、和歌山城。
和歌山県は人口減少が著しく、昨年、県人口が100万人を切ったそうだ。私が見た範囲だけで言わせてもらうと、落ち着いた雰囲気の住みやすそうな県に見えるのですが・・・。
そういえば、あまり大規模なマラソン大会もありませんでしたよね。和歌山の良さを広く知ってもらうためには、マラソン大会開催も一つの方法だと思います。
やまたくさーん、やまたくさんのふるさと・網屋町はこの「材木町」バス停の近くですよね。ちょっとだけうろつかせていただきました。和歌山港フェリー乗り場のすぐ近くじゃないですか。
材木町バス停から15分ほどでフェリー乗り場。
14時30分発の徳島行きフェリーは、50ほど前に出てしまっていた。
走っていた時間は3時間45分。
サイトの地図上の2点間距離では、山中渓駅→和歌山港は23kmくらいだったが、絶対にもっと走っている。多少歩いたとは言え、キロ8分ペースは下回っていないだろう。その計算で行くと、休けいの合計10分ほどを引いても27km。迷走も入れて27km走ったことにしとこうっと。
海岸沿いまで行って海峡の写真を撮りたかったのだが、停車している南海電車が気になった。
この時間帯、1時間に2本しかない。今停まっている電車があと5分ほどで発車。その次はだいぶあと。心残りもあったが、急いで切符を買って乗り込んだ。和歌山港→難波は890円。
乗ってみると車内はガラガラ。1両に3、4人。
よく考えて見ると、南海電車に乗るのは生まれて初めて。電車の音がすごかった。また、家のぎりぎりのところを走っている。家の窓から手を出したら、電車に持っていかれそうな・・・。
あれ、体感速度120kmくらいです。こわいっちゅうねん!
電車の座席で足を組んだりしていると、足に噴出した塩が床に落ちて、うっすら雪化粧。これ、ほんまなんです。ものすごい塩の量。
難波→淀屋橋、大阪地下鉄200円。
淀屋橋→出町柳、京阪電車460円。
出町柳→京都精華大前、叡山電車320円。
(南海電車の890円をたして、帰りは合計1870円。帰りのほうが遠いのに安い。)
和歌山港を5時35分に出て、精華大前に8時半ころに着いた。帰りも乗継がうまくいき、早く帰ってこれた。
出町から叡電に乗ったとき、電車内をクモが歩いていた。急いで捕まえて安全なところへ逃がしてやった。これで、私が地獄に落ちた時、助けてくれるクモの糸1本ゲット!
ああ、これこれ。私の「勝手に国労応援ラン」は、このクモの糸1本分くらいの値打ちかな。
南海電車の半分くらいのスピードでゴットンゴットンと走る叡電の中で、これからの応援の仕方について思案した。「どうしましょ。」
家に着いたら、ヨメさんと真樹はすでにいなかに帰っていた。廉はこっちでテスト勉強をしたいということで残っていた。
「パオパオ、風呂わかしたろか。」
「おう、すまんね。」
風呂がわく間に、コンビニで食糧調達。
お風呂に入る前に恒例の体重測定。「61.7kg!」(前日比約3kg減。)
お昼おにぎり1個で27kmほど走り、ばんごはん前ならこんなもんですか。これで喜んでたらあかんけど、まずこれくらいを目標に減量していきたい。
右アキレス腱は確かに痛い。でもゆっくり走ったのでだいじょうぶ。
私のブログを読んでくださっているある女性ランナーがおっしゃっていた。
「藤井さんは、故障から復帰する過程も楽しまれる気がします。」
「うまい!」
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