パオパオだより

2011年11月25日(金)

京都マラソン抽選結果 [マラソン評論]

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 今日のお昼12時半ごろ、京都マラソン事務局よりメール。
 1ヶ月遅れの抽選結果発表。

 私も廉も落選。
 競争率3.3倍と聞いていたので、親子どちらかは当たると思っていたのに・・・。残念!

 さて、来年の計画を練り直し・・・。

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2011年11月08日(火)

京都マラソンの政治利用? [マラソン評論]

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 「藤井さん、どうなった京都マラソン。やっぱり中止か。」
 「いや、それボクに聞かれても・・・。」

 先週の火曜の続き。バイト先の火曜ジジィグループ(私、Uさん、Aさんの3人)が、1週間前の話の続きをし出した。最初に話かけてこられたのは、私より歳上のUさん。ご自身は走られてないのに、マラソンには興味を持っておられるようだ。

Aさん「今さら中止にするゆうことはでけんやろう。なんぼなんでも。」
私  「そらそうですよね。」
Uさん「やっぱり警察か。」
私  「たぶん。それとお寺・・・。」
Uさん「みんな通り過ぎたらすぐ規制解除になるんやろう。なんやたいそうにゆうとるんやなあ。」
私  「いやいや、それがね、ゴール付近になったら2時間ちょっとでゴールする人と6時間超える人と出てくるわけですわ。そやし、岡崎あたりでは最大5時間近く通行止めになりますねん。」
Aさん「それはきついわなあ。宅配の仕事してるもんは泣くで(Aさんは、夕方宅配のバイトをしてはります)。」
Uさん「こないだ藤井さんがゆうてたみたいに、コース変更とか制限時間の変更とかしてやりよんのかなあ。」
Aさん「いや、ワシ思うんやけど、規模を縮小するんちゃうか。定員15000人と発表しましたが、京都府警からの強いご指導により今年は定員5000人に変更します、とか。」
私  「なーるほど。その手があったか。全部京都府警のせいにするちゅうやっちゃね。『警察の指導』とかゆわれたら、文句言いにくいもんね。でも定員3分の1にしてしもたら、3.3倍ゆうとった競争率が10倍になってしまいますやん。」

 ランナーじゃない人とマラソンの話をするのはいい勉強になる。まあ、おおかたがお人よしと言っていいランナーに比べ、ランナーじゃない人はマラソン大会の中にもきな臭さをすぐに嗅ぎとられる。
 UさんやAさんは、「どうせやるんやったら、見てるみんなも楽しめるお祭りみたいなマラソン大会にしたらええのに」という考え。「でも、京都は地形も街並みも東京や大阪とは全然ちがうんやから、同じようにしようと思っても無理がある」とも言われる。「大規模なマラソンて、知事や市長の人気取りでやってるようなとこもあるんやろう。そら無理して無理してゆうとこもあるやろし、大変やな。」

 以上が今日のジジィグループの結論です。
 それにしても、「定員の縮小」なんて荒業は思いもつかんかったなあ。それも、責任を全部京都府警に押し付けるなんて・・・。(と言っても、以上全部ジジィの想像から出た話ですが・・・。)

 「京都マラソンの政治利用」と言えば、先日の京都新聞に気になる記事が載っていた。
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学校や業界団体を通じて「京都マラソン」当日のマイカー自粛に協力する署名を求めたアンケート用紙

◎京都新聞11月3日朝刊

 「小中高などに署名36万枚」 
    京都マラソン、車自粛で実行委  市民団体 市長に中止要求

 来年3月に開催される「京都マラソン」当日の渋滞緩和策として、京都市などでつくる実行委員会が、市内の小中高や各業界団体などを通じて36万枚のアンケート用紙を市民に配り、マイカー利用の自粛に賛同する署名を集めていることが2日、分かった。市民からは「なぜマイカー自粛の要請に署名が必要なのか」との反発も出ており、市民団体は同日、門川大作市長に署名活動を即時中止するよう申し入れた。

 実行委は、大会当日に緊急車両や公共交通の円滑な通行を確保するには、市街地を走る車50万台のうち「17万台(35%)の抑制が必要」としている。

 その一環で9、10月に市教育委員会を通じアンケートを実施。市立幼稚園や小中高校278校の保護者に配ったほか、商工団体や観光、建設業界など約250団体の関係者にも署名を求めた。

 アンケートでは、マイカー自粛の協力と、歩行者と公共交通を優先する「歩くまち・京都」への賛否を聞き、氏名や住所、家族構成、車の所有台数、自粛を依頼できる友人数などの記入を求めた。学校に配布した用紙には、校長とPTA会長の連名の依頼文も添えられていた。

 これに対し、来年2月に予定される市長選に立候補を表明している弁護士の中村和雄氏が事務局長を務める市民団体「市民ウォッチャー・京都」は「市の特定政策の賛否を問う行為は個人の思想・信条の自由を侵害する」として署名集めの中止を求め、「(立候補の意向を固めている)門川市長の事前運動にもなりかねない」と批判している。

 実行委事務局の市スポーツ振興課は「どの地域でどれだけ協力が得られるかを把握するために氏名や住所をお願いした。署名はあくまで任意なので思想・信条の侵害には当たらない」と説明する。

 市は各自治会に対しても回覧板で同様の署名を集めており、同団体が回覧に要した費用の返還を求める住民監査請求を起こしている。  (広中孝至)
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 「この記事にピーンと来たら110番・・・、じゃなくてピーンと来た人は選挙活動の経験のある人でしょう。私自身はその経験がないのですが、人から聞いた話。

 自分が応援している候補者の政策に関わるような話をそれとなくする。話の中で手ごたえがあれば、さりげなく選挙の話に持っていく。応援してもらえそうだと確信したら1票ゲット!
 そして、「協力してもらうそうなお友だち、紹介してもらえません?」
 たぶん、これが世にゆう「投票前の票読み」ちゅうやつでしょうね。私の想像ですけど・・・。
 このとき一番困るのが、まったく同じ人を何回も何回も「票読み」してしまうこと。それを防ぐには、住所氏名をきっちり把握すること

 ほほほー、そういう予備知識を持ってこの記事を読むとおもしろいですね。

 「アンケートでは、マイカー自粛の協力と、歩行者と公共交通を優先する『歩くまち・京都』への賛否を聞き、氏名や住所、家族構成、車の所有台数、自粛を依頼できる友人数などの記入を求めた」ですって。選挙活動する人がほしがっている個人情報満載ですね。
 「あくまでも任意なので」なんてゆうか。町内会は表向きは任意でも「入りません」とは言いにくいし、市立小中学校通学も任意扱いですか? 

 まあ、現職がその立場を利用して選挙違反スレスレの事前運動的なことをするのはよくあること。だれも、そんな細々としたところまでつつく気はない。しかし、今回のように町内会組織を利用したり、小中学校にまで手出しするとなると話は別。

 私は個人的には、「市教組(京都市教職員組合)、なにしとってん!」と言いたい。
 「アンタら、みんなあの人の手先かい!」

 ああ情けなや。アンケート用紙をなんとも思わず配ってしまった先生も、「選挙違反スレスレ」と疑われてもしょうがないんじゃないですか。
 あっ、それとも京都市も「命令に3回違反したらクビ」という条例案用意しとんのかなあ。校長のロボット化に成功したので、次は教師のロボット化を狙ってるんですかね。
 今回、このアンケート用紙が全市立小中学校で配布されたのなら、教師の完全ロボット化の日も近いですね。

 「もの言わぬ教師、もの思わぬ教師」をいっぱい作り出した先にくる世界がどんなものかを、みんな真剣にに考えてほしいです。

 今日、もうひとつ「京都マラソン」関係の記事が京都新聞に載っていた。
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◎京都新聞11月8日朝刊

 「なぜ10月異動、無責任」
    京都マラソン事務局へ小中教員4人  市教祖「年度途中なのに・・・

 来年3月11日の「京都マラソン」開催に向けた事務局強化で、京都市教育委員会が小中学校教員4人の人事異動を年度途中の10月に行ったことに対し「子どもに無責任だ」と疑問の声が上がっている。市教職員組合は7日までに、2度にわたって市教委に抗議した。

 市教委によると、異動は10月1日付。小学校教員2人、中学校教員2人を市教委体育健康教育室と京都マラソン担当の市スポーツ振興課との併任とした。異動はマラソン実行委の要請だったといい、大文字駅伝など陸上関連行事に関わった経験のある教員を選んだという。4人とも担任は持たず、副教頭や体育担当だった。

 市教組は、同マラソンが1年以上前から計画されていたことから「教育は子どもとの人間関係で成り立つのに、年度途中の異動を行う緊急性がない」と批判。先月11日、異動撤回を求める文書を市教委に提出。同26日にも口頭で抗議した。

 市教委は「異例の異動だが、全市態勢で臨む事業だけにやむを得ない。事前に学校へ打診したうえ、講師補充で影響が出ないよう配慮した」としている。  (鈴木雅人)
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 「市教組、ちょっとピントずれてへんかい?」というのがこの記事を見た人の一般的な評価じゃないでしょうか。
 市教委がおっしゃっているように「講師補充で影響が出ない」と太鼓判をおしておられるのなら、どうってこともないのかも。ひょっとしたら、当の本人は喜び勇んで異動要請に応じられたかもしれないし。
 ただし、「大文字駅伝などの陸上関連行事に関わった経験のある教員を選んだ」という市教委の感覚はもっとずれている。それが、大規模都市マラソンの運営に役に立つとはとても思えない。
 私なら、「各地のマラソン大会、中でも大規模フルマラソンを何回も完走している教員」を選びますけど・・・。要請に応じるかどうかは別として、私が知っているだけでも何人もおられますよ、そうゆう先生。年度途中じゃなくて、4月初めからということできちっとお願いしておいたらよかったのに。
 実行委員会も実行委員会でモタモタ、市教委も市教委でモタモタ。
 あー、京都マラソンの行く末やいかに・・・。

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2011年11月01日(火)

「そら中止やな、京都マラソン」 [マラソン評論]

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バイト先近くの畑で(岩倉幡枝町)

 「そら中止やな、京都マラソン。」

 今日の早朝バイト。早く仕事が終わると、定時の8時半まで少し休けいしながらおしゃべり。先の言葉は、今日のメンバー中最年長(60くらい?)のUさんの結論。

Aさん(私の少し歳下)「藤井さん、大阪マラソンは出んかったん?」
私  「申し込みしてませんねん。」
Aさん「京都マラソンは出やはんにゃねえ。」
私  「申し込みはしたけど抽選やから・・・。」
Uさん「へー、マラソン出るのに抽選かー。」
私  「そうですねん。それもね、抽選結果の発表が10月下旬ゆうとったんが1ヶ月も延期になったんですわー。」
Uさん「なんやなあ、それ。やる気あるんかいな。」
Aさん「抽選なんか、パソコンでも一発でできるんちゃうん。」
私  「なんかうわさなんですけどね、京都府警がよっぽどきついらしくて、まだまだコース変更とか制限時間とか変更があるんちゃうかーゆう話ですわ。」
Aさん「そうらしいなあ。京都は昔からゴチャゴチャゆう人がぎょうさんおるからなあ・・・。」
私  「そんで、京都は高校駅伝から女子駅伝から車イス駅伝まで、冬はしょっちゅう交通規制でしょう。そら警察かて、『もう、かんにんしてくれ』と思いますわ。」
Uさん「ほんまにそうやな。コースは高校駅伝やらとおんなじコースか。」
私  「それがね、スタートはおんなじ西京極なんですけど、そっから桂川出て、渡月橋の手前から広沢の池通って、山際走って鴨川出て、そっから・・・。あー、京都のもん同士でも説明すんのん大変ですねん。このややこしいコースも警察との関係でそうなったみたいですよ。」
Uさん「なんじゃ、そら。大阪マラソンみたいにええとこは走らせてくれんわけやな。」
Aさん「最悪、『今年はやめときます』ゆう発表になるんちゃうやろな。」
Uさん「そら中止やな、京都マラソン。」

 以上、バイト先の火曜ジジィグループの結論です。

 「大阪マラソン」は関西のニュースとしてテレビでも大きく取り上げられていたので、ふだんマラソンにあまり関心のない人の話題にも上っているようだ。その中でも「おもしろそう」と思われている要素は、「仮装・ハイタッチ・タレントランナー」。 
 それに比べて、今のところ「京都マラソン」の話題は「抽選結果発表1ヶ月遅れ」に集中している。ああ情けなや。

 でもでも、よく考えると、京都市は「いかさま抽選」で訴訟にまでなったところだ。( くわしくは、パオパオだより今年の3月8日の記事「八百長」を見てください。)
 事件当時の京都市教育長が現市長だもの。そのあとも数々の訴訟を起こされ、多くの損害賠償命令が出ているし・・・。
 「京都府警との折衝が・・・」というのは表向きの理由で、実はまた「いかさま抽選」たくらんでるのとちがうでしょうね。

 なんてお気楽なことを考えていたら、今日の毎日新聞に見過ごしてはならないニュースが。
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◎毎日新聞11月1日朝刊

 「学校で署名活動に反発  京都マラソン マイカー自粛求め」

 来年3月に初開催される「京都マラソン」大会当日のマイカー自粛への賛同を求め、京都市が市民からの署名を集めている問題で、同市が全市立幼稚園・小中学校(278校園)の保護者を対象に同様の署名を集めていることが分かった。「なぜ学校を通じて市の施策への賛否を聞かれるのか」と反発の声が上がっている。
 大会は市を中心とする実行委員会の主催で、1万5000人が参加する。交通規制による渋滞が予想され、市は当日を「ノーマイカーデー」にし、交通量を通常の65%程度に抑えることを目指す。
 市は10月以降、校長会やPTAを通じて、マイカー自粛への協力の可否と、市の施策「歩くまち・京都」への賛否とともに、氏名、住所を記入する「アンケート用紙」を各校に配布。保護者からの回収を依頼した。
 ある小学校は校長名で「一人でも多くの保護者のご協力が必要な状況とのことです」などの説明文を添付。「提出時、封筒に入れたり、記入面を内側にしてホチキス留めしても構いません」としている。
 保護者の一人は「子供を通して政策について問われるのは違和感があった」と話し、提出していない。他の保護者の中にも「何か変だね」と首をかしげる人がいたという。 
 同市は9月以降、自治会の回覧板で署名集めを行い、市民団体が「回覧板で施策への意思を聞くのはおかしい」として用紙代などの返還を求める住民監査請求を起こした。
 市スポーツ企画課は「校長会やPTAにも了解を取った。氏名や住所を聞くのは、回覧板での署名との重複分を除くため」と説明している。  【古屋敷尚子】
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 最低!
 そして、ショック!

 子どもたちを疑心暗鬼にさせるような「アンケート用紙」まで配布回収してまでやるもんですか、京都マラソンて。

 このニュースについて、うちのヨメさんが言っていた。
 「回覧と同じ内容やとすると、車の保有台数まで書くわけやろ。家に車のない子の気持ちはどうなんねん。」
 低学年の子なら、学校から配られたプリントは絶対提出せんなんと思い込んでるやろし・・・。

 これが、あの人が常日頃自慢している「京都の教育」ですか!
 今やリモコンロボット化している校長さんら、278人もいて、だれ一人「これはおかしい」と抗議されなかったんですか。
 子どもを守るべき現場の先生方、どうして配布の前に子どもたちの気持ちまで考えが及ばなかったんですか。
 9月に急きょ増員された12人の実行委員の中には、学校現場から引き抜かれた方もある。今回の件には直接関わってはおられなかったかもしれないが、今からでも「学校を利用(悪用)するな」という声を上げてください。お願いします。

 個人的には、先日の「抽選発表1ヶ月遅れ」より今回の「学校悪用」のほうが数段胸糞悪い。

 もえ、ええわ。
 「中止やな、京都マラソン。」

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2011年10月29日(土)

京都マラソン、このていたらく [マラソン評論]

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 昨日の夜、いつものように「お気に入り」のブログをチェック。
 その中の「湖周ランニングでサブ3.5」を見てビックリ。このブログは、私と同世代の滋賀のランナー・リュウさんのブログです。

 「京都マラソンの抽選日」という題。

 京都マラソンの抽選結果発表のメールが遅いなあ、と思い大会ホームページを見ると 本日付けで以下のようなお知らせが。

【2011/10/28

 当落結果通知延期のお知らせ(お詫び)

 このたびは、京都マラソン2012にお申し込みいただき、誠にありがとうございました。
 10月下旬でご案内しておりました、当落結果発表につきましては、事務局の事務手続きの遅れにより、11月25日(金)頃、通知させていただくこととなりました。
 お待ちいただいている皆様、関係企業・団体の方々には、約1ヶ月に及ぶ大幅な遅れとなり、大変なご迷惑をお掛けすることを心から深くお詫び申し上げます。
 特に、京都マラソンの当落結果発表を待って、他の大会へのエントリーをご判断されようとしているランナーの皆様におかれましては、参加大会の計画変更を余儀なくされることにもなること、また、発表日に関するお問い合わせを多数お受けする中、このたびの延期のお知らせが、10月末に至ってしまったことにつきましても、重ねてお詫び申し上げます。
 本件につきまして、10月29日(土)以降、申込者の皆様全員に対し、Eメールまたは郵送にて順次通知させていただきます。
 なお、正式な発表日につきましては、決まり次第、本ホームページでご案内させていただきます。
 このたびの発表延期につきまして、何卒ご理解、ご了承の程、よろしくお願い申し上げます。】

 このあと、リュウさんのご意見を書かれていますので、ぜひブログ「湖周ランニングでサブ3.5」をごらんください。( リュウさん、貴重な情報、ありがとうございました。)
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 やってくれましたなあ、京都マラソン。

 「四万十川ウルトラマラソン」でのこと。
 「あっ、キャロットさん、私ら京都マラソンの申し込みしたんですけど、抽選の結果発表いつなんでしょうね。」
 「あー、あれね。一応10月の下旬ゆうことで、はっきりした日はぼかしてありますね。ゆうてなんやけどね、京都マラソンの実行委員会、あんまり評判ええことないんですよ。」
 「はー、そうなんですか。」

 地元のマラソン大会なので、あんまり悪口ぽいことは言いたくないのだが・・・。
 前代未聞の「抽選の1ヶ月引き伸ばし」。
 「まさか!」としか言いようがありません。

 前にもちょっと書きましたが、「京都シティハーフマラソン」を中止にして取り組んだはずの「京都マラソン(フル)」。「この2年間なにしてたんですか」と問い詰められても仕方がない。
 今ごろなにをバタバタしているんでしょう。先発の大型シティマラソンに学ぶということもなかったのでしょうか。
 先日の「マイカー自粛」の署名簿強制回覧だけでもヒンシュクをかっているというのに・・・。その批判の中には、来年改選を控える現市長の選挙運動ではないかとかんぐる人もあるくらいです。

 こういう流れから浮かぶ一番の疑問は、「どっちを向いた大会運営をめざしているのか」ということ。大会実行委員会に有能なベテランランナーは何人入っているのか。
 私が今までに出場したマラソン大会は、100ヶ所を超えていると思う。その中で気持ちよく走らせてもらったと心から思えるのは、マラソンが大好きな人が実行委員長をしている大会である。
 一番に思い浮かぶのは、「みかた残酷マラソン」の久保井洋次さん。久保井さんは、走るのが好きで好きで。あの人にお願いして、京都マラソンの実行委員会に入ってもらったらよかったのに。
 次に思い浮かぶのは、数々の時間走などを主催しておられる田中千洋さん。一流ランナーでありながら、レースを通して自分の得たものを我々一般ランナーに還元しようとしておられる姿は敬服に値する。
 あと、身内みたいな人やけど太田武志さん。「京都鴨川ゆっくりラン」を主催され、ランナーがなにを望んでいるのかをいつも考えておられる。

 大規模大会としては、「能登和倉マラソン」が好感が持てる。大会ホームページには、実行委員さんのブログがアップされている。今や「時速10kmの男」とカムバックされた「新0.1tのひとりごと」の2本立てである。もちろん、各地のマラソン大会に視察も兼ねてレース参加。これをしないとね。(私のブログのリンク集からどうぞ→) 

 私の結論。
 今からでもええし、さきの3人(久保井・田中・太田さん)にお願いして実行委員会に入ってもらうこと。
 そして、「能登和倉マラソン」実行委員会が視察・参加されている大会にいっしょに連れて行ってもらうこと。

 まず、ここらから出直したらでどうですか。
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※ 滋賀のリュウさんから追加情報。
 今日の毎日新聞朝刊の小さな記事。あの方は、こんな小さな記事も見逃さない注意深い人です。(今のところ、地元京都新聞はこの件を記事にはしていません。29日朝刊時点で。)

■京都マラソン通知延期

 京都市は28日、来年3月11日の「京都マラソン」の参加者を決める抽選結果通知を、今月下旬から来月25日ごろに延期すると発表した。フルマラソンの定員1万4800人に対し約3.3倍の4万8436人の応募があり事務処理が膨大なため。
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【追加】 

 すいません、ボケボケでした。今日のの京都新聞朝刊に記事が出ていました。

■抽選結果通知1ヶ月先
     京都マラソン 事務作業に遅れ

 来年3月11日に開催される「京都マラソン2012」の実行委員会は28日、今月下旬に予定していた参加申し込み者への抽選結果通知が約1ヶ月遅れの11月25日以降になると発表した。事務作業の遅れが原因で、申込者全員にメールまたは郵便でおわび文を送る。
 京都市と京都陸上競技協会などでつくる実行委は、9月に市職員12人を増員し、30人体勢で準備を急いでいる。しかし、事務量が当初の見込み以上に多く、作業が大幅に遅れているという。
 1万4800人の定員に約4万8千人(倍率3.3倍)の参加申し込みがあったが、抽選を11月下旬に遅らせ、25日以降に結果を通知する。
 実行委は「結果を待っている人には申し訳ない。大会の成功に向けて万全を期したい」としている。  (広中孝至)

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2011年10月14日(金)

やめてもいいよ京都マラソン [マラソン評論]

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ご近所のネコちゃん

◎毎日新聞10月14日朝刊

 「京都マラソン:当日の車自粛巡り、市が回覧で署名集め」

 来年3月に初開催される「京都マラソン」大会当日のマイカー自粛への賛同を求め、京都市が自治会の回覧板で署名を集めていたことが分かった。対象は市内全域。市民からは「拒否したらどうなるのか」など戸惑いや反発の声が出ている。

 大会は市を中心とする実行委員会が主催。観光名所を含む市街地のコースを、1万5000人が走る。交通規制で最大5時間通行止めになる道路もあって大規模な渋滞の発生が予想され、京都府警は実行委に対策を強く求めている。市は当日を「ノーマイカーデー」に設定。通常の交通量の35%に当たる17万5000台の削減を目標にしている。

 署名用紙は「京都市から『ご署名』のお願い」と題し、「大会当日はノーマイカーデー。ご賛同いただける方は、ご署名ください」などと住所、氏名、乗用車の台数の記載を求めている。

 さらに、市のまちづくり施策「歩くまち・京都」に賛成する人は印をする欄もある。市は9月中旬から配布、回覧して今月14日をめどに集約するよう求めている。

 市民団体「市民ウォッチャー・京都」は13日、「隣人に見られる回覧板で、特定の施策に意思表示させるのはおかしい」とし、用紙代などの返還を求めて住民監査請求した。

 市スポーツ企画課は「署名は市が独自に判断した。賛同する市民の数を把握し、今後に生かしたい」としている。【古屋敷尚子】

 ◇平野武・龍谷大法学部教授(憲法)の話
 個人情報を収集する際は目的を明確にし、その範囲内で最小限の情報を集めるのが常識になっている。協力者数の把握に住所や名前は不要だ。署名しなかった人には説得に来るのかと勘ぐる市民もいるのではないか。行政のやり方として適切でない。
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 私が9月15日のこのブログの記事「京都マラソン門前払い」で書かせてもらった「マイカー自粛署名」が、やっと新聞記事になった。この翌日、日本共産党京都市議団が、署名中止・回収を求めて市長への申し入れをしたことも一般紙には報じられなかった。
 やっとですか。住民監査請求とかにならないと、新聞にも載らんちゅうことですか。

 京都シティハーフマラソンを中止して、2年以上の準備期間があったにも関わらず、なにをバタバタしてるんでしようね。

 私が取り上げた問題点は、新聞での内容とはちょっとちがう。「町内会の役員さんの迷惑」を考えよということ。
 うちの町内会は約100軒。その中を約10軒ずつ10組に分けてある。回覧物は会長さんから各組の組長さんへと渡され、各家庭に回される。会長さんは一応立候補制だが、組長さんは輪番制だ。うちの組は今年はお隣りが組長さん。つまり、来年度はうちが組長をしなくてはならない。そんなとき、今回のようなわけの分からん署名簿が下りてきたらどうしよう。私は良心に従って、こんな署名簿は回覧できない。つまり、こんな署名簿は町内会の組長さんにいらぬ心労をかけることになる。京都市はそこまできちんと考えているんでしょうか。こんなことをしていたら、ますます町内会を脱会する人が増えていってしまう。

 先日、綾部・じょんのび村の村長さんが言っておられた。
 「京都府警が、よく6時間の交通規制を受け入れましたね。」
 じょんのび村村長さんは、かつてトライアスロンの実行委員をされていた。そのときの、京都府警との交渉のことを思い浮かべておられたのであろう。うわさには聞いてはいたが、京都府警の頑迷さはかなりのものらしい。
 しかし、2年もの準備期間があったのに、その点をクリアできていなかったということなのか。「京都マラソン」の開催に関しては賛否両論あっただろう。それでも開催が決まったからには協力しようと思っている市民のほうが圧倒的に多いと思う。マラソン参加者に対して、「不愉快な思いをして帰ったらいいわ」なんて思っている人なんておりませんてー。
 公務員削減がはやってるけど、警察を批判する人は少ないようだ。「京都マラソン」のひとつもしっかり警備できないような京都府警なら解体してしまえばと思う。この人たちも公務員として優遇されている人たちだろうに。

 いや、その前に準備期間にろくな仕事もせず、直前になってバタバタしている京都市の責任のほうが重い。
 今回はもう決めてしまったのでなんとしてでも開催して成功してほしいが、次年度以降はもういいです。無理に無理を重ねるようなマラソン大会なんて、だれも望んでいません。

 特色のないマラソン大会なんて、いずれ落ちぶれていきます。
 「やめてもいいよ、京都マラソン。」

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2011年09月15日(木)

京都マラソン門前払い [マラソン評論]

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 今、町内会の回覧にあやしい署名簿が回っている。
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 京都市からの『ご署名』のお願い

 3月11日当日はノーマイカーデー(クルマ利用の自粛)
  ご賛同いただける方は、ぜひ、ご署名ください。

 京都マラソンは、15000人の市民ランナーが最大6時間かけてゴールを目指します。
 このため、長時間にわたり道路を使用するため、京都市全域で大規模な渋滞(渋滞予想図参照)が発生します。
 緊急自動車や路線バス・福祉関係車両の通行に支障をきたさないためにも、マラソン当日におけるマイカー使用の自粛が必要です。
 ぜひとも3月11日は、クルマの利用をお控えいただきますよう、ご理解、ご協力をお願いいしたします。
 ご協力いただける方は、下記の記入例を参考に、「マイカー自粛宣言!」へご署名お願いいたします。
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 なんと京都市民をバカにした回覧か。
 3月11日に京都の市街地を使って大規模マラソンを実施する、ということを市民に周知徹底させることは大事なことである。でも、最後の一行はいらんでしょう。

 署名簿には、住所・氏名・台数の記入と、「趣旨にご賛同いただける方は、□に✓を入れてください」。
 ということは、チェックを入れない人はマイカー自粛しない人と見なされるわけ?
 住所・氏名・車の保有台数という個人情報を提出させて、「自粛」を「強制」するなんて・・・。京都市民をどこまでバカにしているのか。京都市民は、マラソン大会を妨害するようなそんな非常識な人が多いとでも思っているのか。あいた口がふさがりません。

 でも、この回覧のおかげで大事なことを思い出した。
 「公道を使ったフルマラソンを完走したい」とおっしゃっていた東京の下山利博さん。下山さんは、競技用ではなくふだんの生活で使っておられる普通の車イスでフルマラソンを完走されているランナーである。金沢・犀川河川敷を使った「マラソンに挑戦する会」に出場され、4時間30から50分くらいのタイムで何度も完走されている。
 「下山さんが出られる大会をさがします」と約束しておきながら、ほとんど何もしてこなかった。ここは、私の地元京都で大々的に開催される「第1回京都マラソン」に問い合わせなければ。

 「お手紙、お手紙・・・」
 こういうときは自筆の手紙に限る。おとといの夕方、さっそくFAXで送信。

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 京都マラソン実行委員会事務局様

 失礼します。左京区の藤井廣司と申します。

 京都マラソンのエントリーに関しておたずねします。

 募集要項の中の「参加資格」の欄に「※車いすでの参加はできません」と書かれています。しかし、この一行のみでそのくわしい説明は一切ありません。

 私の友人で東京にお住まいのSさん(40代男性)は、車いすのランナーですが、京都マラソン出場を希望されています。彼は競技用ではなくふだんの生活に使っておられる一般用の車いすで何度もフルマラソンを完走されています。
 一般の車いすランナーを排除していないマラソン大会に参加される時は、スタート時の接触をさけるため自主的に最後尾からスタートされています。また折り返しなどのせまい所ではスピードを弱められたりと、事故が起こらないように工夫されています。そうして、フルマラソンを4時間30分〜50分くらいで何度も完走されています。
 もちろん、日々マラソンのトレーニングも積んでおられます。Sさんは公道を使った大規模マラソンを完走することを望んでおられます。
 このSさんのような努力家も含め、わずか一行で「車いすでの参加はできません」という説明では納得がいきません。
 まったく練習もされていない方でも、ただ抽選に当たれば出場でき、日々努力を続けておられるSさんのような車いすランナーは抽選自体に参加できないのは不公平であると思います。

 なぜこういう結論に至ったか、その経過をお聞きしたいです。
 文面では、「車いすランナーは一切受付ない」と取れるのですが、例えば伴走者を付ければどうかとか、ペアマラソンの第2走者(混雑が緩和されているはず)ならばどうかとか、考慮の余地はないのでしょうか。

 京都マラソン開催の趣旨として、「参加者・応援者・市民が一体となって楽しめる大会」とあります。その中にSさんのような一般の車いすランナーが排除されていることが残念でなりません。

 エントリーしめ切り日が近づいています。
 早急に、大会事務局様の公式見解のご返答をよろしくお願いします。(ご返答をそのままSさんに伝えようと思いますので、FAXでお返事がいただけるとありがたいです。)

        2011.9.13

                                    藤井廣司
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◎ 昨日、大会事務局からお返事があった。

 藤井 廣司 様

 日ごろは、京都マラソンの開催にご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
 さて、ご質問いただきました車いす競技について御回答させていただきます。
 京都マラソン開催に当たりましては、何よりもランナーの方が安全に走行していただけることを第一に準備を進めてきたところでございます。京都は、他の都市と比較し、立体交差が少なく、道路も狭いなど、市民参加型マラソンを行うのに決して恵まれている環境ではありません。
 このたびの京都マラソンのコースは、観光名所を巡るなど、京都らしい魅力的なコースである一方、交通に与える影響を最小限に抑えることとした結果、きぬかけの路や狐坂をはじめとするアップダウンや河川敷など、車いすランナーと一般ランナーとが並走するに当たり、危険であると思われる箇所が数多くございます。
 そこで、車いす競技につきましては、安全に走行できると考えられる嵐山をフィニッシュとすること、また、一般ランナーとの混在を避けるために、スタートを5分早くすることとさせていただきました。伴走付きでの参加や、ペア駅伝の第2走者としての参加につきましても、上記理由から実現できる環境には至っておりません。
 募集要項では、スペースの関係上、簡素な表現となっておりますが、これらの事情により、車いすでの御参加は、嵐山までの6kmとさせていただいている旨、御理解くださいますよう、お願い申し上げます。

                           京都マラソン実行委員会事務局
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 ごていねいなお返事だった。
 しかし、私には「門前払い」という言葉しか思い浮かばなかった。数多くのランナーを喜ばせるためには、少数派は排除。
 「ハンデがある人もない人も、できる限りいっしょに」という考えは、マラソン大会ではまだまだとしか思えない。

 下山さんは、「ふつう」ということにすごくこだわっておられる人だと思う。以前、「競技用の車イスを使おうとは思われないんですか」とお聞きしたことがある。その答えは、「はい!(きっぱり!)」
理由は、「その必要を感じないから」というものだったように思う。だから、車いすだけの大会には出場されていない。

 しかし、第1回京都マラソンに参加するには、嵐山までの車いす6kmレースに参加という道しか残されていない。募集は20名以内。参加資格は・・・、「えっ!」

【 車いす競技】身体障害者福祉法(昭和24年法律283号)第15条の規定により身体障害者手帳の交付を受けた車いすの使用者(平成24年3月11日現在)で、京都障害者スポーツ振興会が推薦し、主催者が認めたもの。

 京都障害者スポーツ振興会の推薦がないと出られない。まさかまさかの他府県人排除?
 さっそく、京都障害者スポーツ振興会さんに電話。
 「東京にいる私の友だちが、京都マラソンに出たいって言ってるんですけど・・・。」

 電話を代わられた男性は、さすがに車いすランナーの立場に立って物事を考えてくださる方だった。
 5分前スタートで一般のトップランナーに追いつかれないのは、かなりのスピードを持っている車いすランナーでないと無理なこと。(その見通しがつけば、他府県人でも推薦するとのこと。)
 別枠の6kmという中途半端なレースでは出場希望者が少ないこと。
 振興会からは、車いすでも一般と同じフルマラソンが走れるように要望していること、などなどお聞きした。
 最後に、「今年はダメだったけれど、来年は車いすのランナーもいっしょに走れる京都マラソンにしましょう。いっしょに声をあげていってください」と言われた時はうれしかった。

 そうですよね。
 困難は一つ一つ克服していくものですね。
 下山さんは車いす生活になったあと、そうして前を向いて生きてこられたんですものね。
 今年がダメなら、来年に向けて働きかけて行きましょう。
 ぜひとも出場したいという一人の声を大切にできないような大会なら、続けていく価値はないでしょう。

Posted by パオパオ   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 8 )

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