パオパオだより

2010年08月05日(木)

第23回反核平和の火リレー(徳島)・続き [平和]

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 JR阿波池田駅前の「へそっこ公園」にゴール。
 いったん中野さんのおうちにおじゃまし、シャワーを浴び着替え。再び、イベント会場になっているへそっこ公園へ。

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 会場では、アンパンマンショーや手話入りの合唱、琴の演奏などが行われていた。

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 私と中野さんが焼きソバをあてにビールを飲んでいると、今村さんという女性が「ご一緒させてください」と入ってこられた。私は私の横の席を勧めたのだが、なぜか中野さんの横に。
 中野さんいわく、「中野後援会会員ナンバー0番の今村さんです。」
 「ふむふむ・・・。」

 だいたい、国労北見闘争団の中野さんがなぜ四国徳島の三好市池田におられるのか。これさえも、いまだに理解できていない。その中野さんが、三好市役所の地下にある市職労の今村さんとどういう仲なのか。これも分かっているようで分からない。

 「藤井さん、では交流会ということで・・・。ちょっと、行きますか。」
 よっしゃー、こういうときに遠慮せず何でも聞かにゃー。

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 「今日、わざわざ京都から徳島まで来たのは、反核平和を訴えるためでもなく、酷暑の中を走るためでもないんです。一番の目的は、中野さんのしっぽをつかむことです。」
 そんな私の自己紹介を、今村さんは半分あきれて半分興味深く見ていてくださった。
 「あっ、中野さんの『イメージダウン作戦』でしょう。ブログ、見せてもらってます。」

 中野さんは、国労北見闘争団から四国に派遣されている。私はてっきり、四国におられる国労の仲間を応援するために来ておられるのだと思い込んでいた。しかし、実際はそんなに特化した活動ではなくもっともっと広く大きな活動のようだ。その拠点にされているのが三好市市職労であるようだ。
 7年前中野さんがこの地に来られたとき、初めに仲良くさせてもらわねばと思ったのがこの今村さんだそうだ。当時はまだ町村合併前の池田町時代で、今村さんは労組の「書記」という立場の方であったらしい。

 まあ、それはさておき本題へ。
 「中野さんの弱みをつかもうといろいろ聞きまくってるんですけど、うまくいかなくて・・・。なんか、中野さんの悪事とかないですかねえ。」
 「それがね、徳島に来られてからの中野さんは品行方正で・・・。」
 「ボクは、スキャンダルとかが発覚したら終わりだと思ってるんで・・・。徳島に来て、悟りを開きましたから。この7年間、一度も怒ったことないですから」と、中野さんの割り込み。
 「おかしいでしょ。そんなことありえへんて。」
 「あっ、でもね、前に北海道に行かせてもらったとき、中野さんの古いお友達に会ったんです。そのお友達が私たちの話を聞いて、『信じられん。北海道にいたときの中野は気が短くてすぐカッカと来るやつだっだ。みんなだまされている』とおっしゃったんですよね。あっ、そうなんかと思ったりもして・・・。」
 「そっかー。やっぱり取材は北海道まで行かなあかんね。できたら、高校までおられた増毛まで行って同級生とかに聞かなあかんのかも。」
 「あっ、ひとつだけ思い出しました。中野さん、すごいスーツを持っておられるんですよ。見る角度によっていろいろな色に見える玉虫色のスーツ。あれを着ていかついサングラスをかけてこられることがあるんですけど、どう見てもアッチ系の人にしか見えなくて・・・。」
 「あっりゃー、そのへんうちのヨメさんといっしょですわ。そんなへんなかっこして、みんなから声をかけてもらおうという作戦ですわ。その手に乗ったらあきませんでー。
 うちのヨメさん、あの歳でミニスカート専門ですから。困ったもんでしょう。」
 「と言うことは、大屋政子さんみたいな・・・。」
 「そそそ、自分で『大屋政子2世』みたいなことゆうてます。」

 「奥さんには頭が上らない・・・。」
 「そうなんですよ。なんせ、ヨメさんの稼ぎでメシ食わしてもうてますし・・・。今日出てくるときも、『お願いやし帰って来んといて。吉野川にはまって溺れ死んで。生命保険ガッポリだけはきちんとしといて』ってゆうて送り出されたくらいですから。」
 「いえ、でも、いざとなったらきっとちがうと思いますよ。」
 「いや、それはない。あいつは本気でそう思とる。恐ろしいおなごじゃー。」
 「でも、あっちこち行かせてくださって、理解あるんじやないですか。」
 「とんでもない。『アンタのしていることはすべてムダ』と断言しているくらいですから。こうやって反核平和の活動も政治活動やからと言って、『京都キャロット』のホームページから私のブログへのリンク、ぶち切ったんですよ。何の説明もなしに突然ぶち切ったもんやから、『パオパオだより』がなくなったと言う人が続出して困りました。こんなん政治活動ってゆうたら、ほんまに政治活動やってはる人怒るでーってゆうたんですけど・・・。
 今日ね、走ってて出くわした小中学生がいたじゃないですか。こっちが手を振ったら手を振り返してくれた子もいましたよね。あの中の何人かが、『反核平和ってなんやろう。変なオッチャンが9の会と書いたのぼりを背負って走ってたけどなんやろう』と思ってくれたらめっけもん。その程度のことを、『政治活動』って目くじらたてるとはねえ。
 特定の政党を応援する活動ならいざ知らず、ボクがしたいのは『憲法9条を守る』、この1点だけ。ほかのことにはほとんど興味もないです。」
 「反核平和運動を色メガネで見る人は、オカルト集団を見るのとおんなじ目で見てしまうんでしょうね」と、中野さんの割り込み。

 ヨメさんに言わせると、『アンタのやっていることはアンタの葬式に来る人が増えるだけで、家族のためには何の役にも立ってへん』とゆうことらしい。
 葬式なんてしてもらおうなんて思ったこともないのにね。ボク死んだらね、できたら死体を野良犬のえさにしてもらえたらと思ってるんですけど。臨終の席では家族ではなくて雑種犬に見守られて息を引き取りたいなあ。」
 それまでほとんど黙って聞いていた中野さんも、さすがにこの言葉にはひいていた。「ヘッ、ヘンタイ!」と心の中で・・・。

 「娘さんと沖縄旅行されたんですよね。二人で行かれた目的は?」
 「うちの子ね、中学の時にいろいろとあって、もう人と競争するのはいやなんですて。それでね、日本で一番競争のイメージから遠いのは沖縄かなと思って。沖縄の大学なら行ってもいいかなあと今漠然と思っているみたいです。」
 「そうなんですか。」
 「沖縄の大学を出られてその大学の先生になられた方と話す機会を作ってくださったんです。そのあと、『真樹も沖縄の大学の先生になったら』って言ってみたんですよ。そしたら、「先生になるのだけは絶対イヤ!』ですって。この言葉はショックでした。」
 「そうですか・・・。でもね・・・。うちの子もずっとそう言ってたんですよ。大人になった今、絶対ならないって言ってた教師の仕事してますよ。」
 「いやまっ、そうなんですか。」
 「毎日夜遅くまで仕事があってたいへんみたいですけど・・・。」
 「へー、すごいですやん。そんなこともあるんですねえ。でも、あんまり気張りすぎんようにね。どんなに忙しくてつらいことが続いても、この部分だけは心から楽しめるぞーと言えるところを見つけてほしいです。そしたら、これからもずっとその仕事を続けていけると思いますよ。」
 おー、なんと、わずか12年で教職を「ケツワリ」してしまった私が、何を偉そうにアドバイスかい! 反省!

 中野さんをそっちのけにして、初対面の今村さんとしゃべりすぎた。
 このほかにも、池田町はタバコの栽培で栄えた町であることや、中野さんが家の前でファイティングポーズをとっているカマキリを見て驚かれた話(北海道にはカマキリはいないらしい)など、ためになる話もたくさん聞かせていただいた。
 聞き上手な方は、ほんとに感じがいい。自分のことばかりしゃべりがちな私は、今村さんの爪の垢でも煎じて飲まねば・・・。

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