2019年10月06日(日)
第5回峨山道トレイルラン [ランニング]
今日の1枚はこれ。
スタート前に声をかけてくださった有江さん(滋賀)と。
有江さんは、古くからの走友。
ずっとこのブログも見てくださっているそうだ。
20kmから30kmあたりは、抜きつ抜かれつ。
しかし最終結果は、私は50km関門でリタイア。有江さんは15時間01分で完走。
今年は77kmがとてつもなく長く感じた。こんなことでは・・・。
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2時40分起床、3時出発。
途中のコンビニで、世界陸上女子3000mのスタートを見た。田中希実選手を応援しなくては。
そのあと音声だけを聞き、ちょうど羽咋市役所に到着した時にゴールする時間になった。
「いけ―、いけー。」
「15分切りましたよ!」と解説の増田明美さん。
世界陸上で自己記録を2回も更新。それも、まだ20歳やで。
今まで誰もやったことのない快挙。
よくよく聞いてみると、記録は15分00秒01だった。
あと100分の2秒かーい!
でも、これで次の楽しみが増えたと思えばいい。
市役所からスタート地点までのシャトルバスの都合で、早く着きすぎ。何もすることがなかった。朝早いスタートの場合は、もっとギリギリ集合でもいいように思いますが・・・。
思いもかけなかった有江さんが声をかけてきてくださって、ホッとした。たぶん似たような走力だと思うので、競えたらいいなあと思った。
永光寺のご住職のごあいさつ。
身が引き締まります。
山越さんを見つけたので、スタート前の1枚。
「招待選手は番号じゃなくて、名前のゼッケンなんや。」
内田さんも見つけたので、こちらもスタート前の1枚。
やる気満々が伝わってくる表情でした。
「いっしょに撮ってもらいましょ」と内田さんが言ってくださって、親子のような2ショット。内田さん、娘と言うより息子っぽく見えますねえ。
5時スタート。
宿を出る時はまだ雨が降っていたが、この時はすっかりやんでいた。寒さが心配だったが、走るのにちょうどいいくらいの気温だった。
こんな時間でも、玄関先に出て応援してくださっている方があった。ありがとうございます。励みになります。
しばらく進むと山に入る道。
渋滞発生。
初めからバンバン行きたい人は、ここに来るまでに先頭集団に入っておかなくては。
5時半過ぎに、もう白々と夜が明けてきた。
お宮さんがあったので、「完走出来ますように」と願掛け。
一番心配だった左ひざは、ヨメさんが金曜の夜に入念にマッサージしてくれたのでだいじょうぶそう。腰は相変わらず痛いが、走れないほどではない。
あとは「すってんころりん」に気を付けることかな。
5km、47分。
77kmを15時間制限なので、5kmを1時間以内(58分)で行けたら完走できる。
最初のチェックポイント、永光寺。
すぐ横にトイレがあったので、ゆっくりと用足し。
5分ほど入っていたと思う。
身も軽くなり、去年のゴール前の階段へ。
上り切ったところには、ご住職が応援に出てくださっていた。
「こんな汚いシューズで走らせてもらっていいんかなあ」と心配しながら、建物内の階段を上がる。
途中に鐘がぶら下がっており、その鐘をついて行くランナーもいた。
「峨山道」の道しるべを撮ったのだが、手振れがひどくて、何か分かりませんね。
これは「座禅岩」やそうです。
時間があったら、座禅をしてから進みたいところでしたが。
イノシシ捕獲おり。
このあともいくつもありました。もちろんイノシシは入っていません。
山から出て、アスファルトの道へ。
ガードマンさん、朝早くからご苦労様です。たぶん、この警備費がかなり高くついていると思う。
この先で有江さんに追いついた。
「写真、撮っときますねー。」
「地下道をくぐるのも珍しいし、もう1枚。」
10km、1時間31分。
この5km、54分。なかなかいいペース。
羽咋市から中能登町へ。
向こうに見えるは「のと七尾線」。
ラッキーなことに、ちょうど列車が横切っていくのが見えた。
踏切前にもガードマンさん。
ちゃんとごあいさつして通過。
その少し先から、また山道へ。
見覚えのある神社。
去年ここに出てきたときは、「あと少し」という感じでうれしかったなあ。
さあ、ここからは峨山道名物の「鉄塔地獄」。
夜に降った雨のせいで、下はツルツル。
上りはいいけど、下りは要注意。
道を迷いそうなポイントには、大会スタッフの方が立ってくださっていた。
上っては下り、上っては下り。
同じような鉄塔が続く。
しかし去年経験済みで、だいたいいくつの鉄塔があるかも覚えているので、精神的にきついということはなかった。
15km、2時間28分。
この5km、57分。
きつい上り下りも、このペースで走れたら上出来。
赤い鉄塔、よろしいね。
いっそのこと、いろいろな色の鉄塔にしてくれたらあきひんのに。
鉄塔に到着すればそのあとは下り。
しかし去年のこのレースの下りで「恥骨骨折」になったので、下りは絶対に走らない。平坦と上りをがんばる。
ただし、上りはプラスチックの階段なのですべるすべる。
どんどん体力消耗していきますにゃわ。
去年工事していた太陽光発電パネル。
今年はすっかり出来上がっていた。
まだまだ鉄塔は続く。
自分の前後にランナーがいてくれると心強い。
エイドまで1kmの標識。
これはうれしい。
第2チェックポイントの矢駄。
ここが20kmらしいが、私の時計ではもうちょっと手前で20km、3時間31分。
この5kmは1時間03分かかってしまった。しょうがないわねえ、「鉄塔地獄」やから。
ここで10分ほど休けい。
持って来ていた「ビスコ」などを食べてから再スタート。
まだまだ続く「鉄塔地獄」。
23kmあたりか、私に声をかけ抜き去っていく女性ランナーあり。
「あっ、ついに追いつかれたかー、有江さん!」
「いや、また抜き返されますよ。私はゆっくりですから。」
クリのイガイガ。
実が残っていそうなのは見当たらなかった。
またまた鉄塔。
もう飽きてきたので、写真はだいぶはしょってます。
25km、4時間34分。
この5km、また1時間03分。
10分休けいした割には速いペース。
23kmで抜かれた有江さんには、一回追いついて抜き返したが、また抜かれてしまった。
笹の葉さらさらの山道。
お日さんが出て来て、暑くなってきた。
30km、5時間32分。
この5km、58分。
すごいいいペース。
またまた鉄塔が続くが、ある意味リズムよく走れているのかもしれない。
高速道路が見える場所。
去年の48km地点の徳田。ここでおにぎりなどの食べ物の提供があった。去年はここから残り25kmだったが、今年はここからまだ47kmほどある。
「あー・・・。」
足元を見るとアケビが落ちていた。
きれいに見えたので、さっそく口に入れてモグモグモグ。
めっちゃ甘かった。
去年のエイドの場所で私設エイドを出してくださっていた。
特定の相手向けの私設エイドは禁止だが、すべてのランナー向けのエイドはいいということになっている。
私は温かいおみそ汁をいただいた。だすごくおいしかったです。ありがとうございました。
「エイドまで1km」の標識。
と言っても、このエイドには水と塩しかありませんけど。
第3チェックポイント、徳田(32km)。
ここでは、多くのランナーがすわって休けいされていた。
新しいシューズ「ミズノ・ウエーブダイチ4」は、すでに真っ黒けのけ。
靴底にも田んぼの泥みたいなんがびっしり。いったん脱いで、パンパン。中の靴下も真っ黒になっていた。
15分近く休けいしてしまった。
長く座ってしまうと、再スタートがつらいんですよねー。
こんなところも走りました。
私の前後にランナーが全く見えず、不安。
コースにはマーキングのテープがあるので、一人になってしまったらこれが頼り。
もうこのプラスチックの階段がつらくてつらくて。
35km、6時間47分。
この5kmは、1時間15分。ちょっと休けいしすぎたね。
「鉄塔前の自撮り」に挑戦したけど、なんや分からんね。
40km、7時間44分。
この5kmは、57分。
おっ、しっかりいいペースに戻してるやん。
かわいいネコちゃんのひなたぼっこ。
もう1ぴきは草むらで。
こういうのを見ると、走る元気が湧いてくる。
第4チェックポイント、土川(41km)。
私のGPS計測とはだいぶ差が出てきている。
ここでいただいた水を飲んだ後、嘔吐。
心配していたひざや腰はだいじょうぶだったのに、胃がやられてきたようだ。これは大きな誤算。
またまた神社で願掛けを。
「なんとか最終関門通過を!」
あきらめなければ行けるはず。
45km、8時間41分。
この5km、57分。
平地が多い区間だと、このペース(完走ペース)で行けるんですけどねえ。
さあ始まりましたよー、次は「風車地獄」。
いきなり羽の折れてしまった風車から。
小刻みなアップダウンが延々と続く。
下がアスファルトなので、トレイルランのおもしろみもない。
そして、途中からアスファルトの長い長い下り。
「去年、この反対の長い長い上りを走ったはずやなあ。そんなとこあったっけ?」と思いながら下って行った。
すると下から車が上がってきた。狭い道だったので端によけると、「コース、まちがってますよ。」
「えー、誰にも会わんと思ったら、そうやったんですか。」
「元の位置まで送りますね。」
大会スタッフさんの車で、正しいコースへ。
私は、2kmほどまちがったコースを走っていたようだ。
車に乗せてもらったときに時計を止めたりしたので正確ではないが、元のコースに戻ったところで50km、9時間42分。
この5km、1時間01分。(実際は1時間04分)。
あとは、第5チェックポイントまでずっと下り。
第5チェックポイント、釶打(50km)。
私の時計では52.8km、10時間16分24秒。(実際は10時間19分03秒)。
足腰が動いても、食べ物飲み物を受け付けなくなったら終わり。
ここでリタイアを決断。
スタッフの方に記念写真を撮っていただいた。
ゴール地点の總持寺までシャトルバスで。
この車中でも二度嘔吐。
胃を鍛え直さなあかんね。
預けていた荷物をもらってもてなし広場へ。
もうとっくにゴールされていた山越さんと内田さんが、楽しそうにバクバク食べておられるじゃないですか。強い人は胃も強い! (山越さん男子10位、内田さん女子優勝)。
私はとても食べる気にはなれず、リンゴだけその場でいただき、たこ焼きとから揚げは持って帰らせてもらった。
「去年は完走されたのに、今年は体調が悪かったんですか」と山越さんが話しかけて来られた。
「いえ、体調はいいほうでした。はっきり言って『老化』です。60過ぎてからみるみる落ちて来て3年目、今年の落ち込みはひどいもんです。」
「でも『花背トレイルラン』にも出られるんだったら、今日がいい練習だったと思われたらいいですよ。きっと楽に走れますよ。またその姿で走られればいいじゃないですか。」
なんと前向きなやさしいお言葉。
今まで山越さんとはあまりしゃべったことがなかったが、「いい人やわあ」と思えてきた。
決まり。
「花脊トレイルラン」も作務衣・菅笠スタイルで走ろうっと!
内田さんのお知り合いにお願いして、「女子エリート・リタイアジジイ・男子エリート」の3ショット。
まっ、ヨメさんがしてくれた毛染めのおかげでちょっとは若くは見えるでしょうか。
お二人に別れを告げて、シャトルバスで出羽咋市役所へ。
羽咋市役所から車でさたみやさんへ。
途中コンビニでちょっと買い足して、たこ焼きとから揚げのばんごはん。「ふるまい鍋、おかゆ」も持って帰れてたらなあ。(おはぎは気持悪うて、持って帰る気にならんかった。)
食べたあと、テレビなどをつけたまま寝込んでしまった。
老化の進行を抑える手立てを、考えんとあかんなあ。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
arisukeさん、完走おめでとうございます。
arisukeさんとレース中に何度も会えて、うれしかったです。もうちょっとついていけてたら、私も完走できたかも・・・。
また一からやり直しです。
楽しい大会をご存知でしたら、教えてくださいね。
またいっしょに走りましょう。
ブログに登場できてうれしいです。作務衣姿を何度も見つけてうれしくて前半は走りました。パオパオさんが参加される大会は温かいいい大会が多いですよね。