2019年03月11日(月)
第5回かつしかふれあいRUNフェスタ・続き [ランニング]
毎年同じような写真が多いのだが、今年はいいのが撮れた。
第2折り返し(18.9km)手前の給水所。
下山さんが「カミさんがいるはずです」というもんだから、探しに探した。
応援に来られているものと思って探していたから、私服の女性は・・・。
「あれ? 奥さん、遅刻かー。それとも裏切り?」
すると、私が通り過ぎた後ろで「イェイー」とか「ワ―」とかの声。
「なんやねん、給水ボランティアかいな。そら、分からんわー。」
でも振り返ってとっさにシャッターを押して、こんないい写真が撮れた。
こんないいご夫婦の写真はなかなかないでしょ。
(遠くにスカイツリーも写っています。)
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ホテルで朝食を食べ、8時半に出発。
麻布十番→溜池山王・国会記事堂前→町屋→堀切菖蒲園。
9時15分、堀切菖蒲園駅に到着した時メールを確認すると、下山さんから「よろしくお願いします」とのメールが入っていた。
「今、駅を出たところです」と返信したところで、私の携帯のバッテリーが終了。昨日、充電するのん忘れてましたわー。
でもたぶん去年と同じところで待機しておられると思うので、携帯がつながらなくてもだいじょうぶでしょう。今の若い子では考えられんええ加減さです。
携帯つながらへんし、ゆっくり行ったろー。
大会会場への途中に堀切菖蒲園がある。
もちろん菖蒲の季節ではないが、入場無料と書いてあったので寄っていくことにした。
菖蒲の季節にまた来てみたいですね。
荒川河川敷の会場に到着すると、もう短い距離のレースが始まっていた。
いつもの場所に「チーム下山」のみなさんが待機。
しかし、毎年の伴走3名のうちKさんの姿が見えなかった。その代わりなのか、下山さんの隣に謎の美少女。よくよくお聞きすると、なななんと下山さんの知り合いの中学生Sちゃん。
今までの3名体制がうまく機能していたので、この謎の美少女中学生には、Kさんにしてもらっていた給水などの世話係をしてもらうことにした。
例年通り、私はちょっと先を走って露払い。井上さんは、下山さんの前を走ってもらって他のランナーとの接触回避。
Kさんにしてもらっていた、下山さんの横や後ろを走って細々としたお世話をする仕事をSちゃんに。ひょっとしたら、この役が一番しんどいかもしれない。
「がんばれ、中学生!」
ハーフのスタート時刻10時45分が近づいたので、その最後尾へ。最後尾には、「救護」スタッフが大勢待機されていた。
スタート前に記念撮影。
「下山さん、分かってますよね。今年は女子中学生が入ってくれたので最初飛ばすのはなしですよ。抑えて抑えてね。」
ハーフの全ランナーがスタートしたその後ろについて、スタートライン前まで。
その時、下山さんに「ボクのブログの愛読者で葛飾に住まわれてる方がおられて、下山さんとも話したいって言ってはりましたわ」という話をしていた。
「ウルトラも走られる女性みたいなんですけど、実際に会ったらきっついオッサンやったりしてねえ。それはそれでおもしろいけどね。」
するとスタート横におられた毛糸の帽子をかぶった男性が、私に話しかけて来られた。
「初めまして、『ひこ』の夫です。」
「あー、ひこさんの・・・。」(これで「ひこ」さんは女性ですね。)
「だいぶ探したんですけど分からなくて。もう会えないかもしれないと思っていました。」
「すいませんねえ。少し離れたところで待機していたもんですから。それとスタート直後の接触を避けるために、毎年みなさんの10分後にスタートしてるんです。」
「そうだったんですか。」
「あっ、奥さん、どんなウェアで出ておられます?」
「はい、こんな感じで(携帯の画像を見せられ)。」
「あらま、お美しい・・・。」
ダンナさんは、「そうでしょ」と言わんばかりの笑み。
「折り返しで、絶対に見つけて写真撮らせてもらいますわ。」
10時55分、おもむろにスタート。
いつもは「第1折り返しまでに貯金を作っておきます」と言って飛ばす下山さんなのに、今日は自重。「なーんや、やったらできるやん。」
謎の中学生Sちゃんは「長い距離を走ったことがない」ということで心配していたが、すごくリラックスしたいいフォーム。
キロ6分ちょっとのペースで、下山さんのことも気にしながらしっかり走れていた。
最初の給水所。
地元中学生からの暑い応援。
車いすをこぎながらタッチするのも大変だと思いますが・・・。
でも、こうして応援してもらえるとうれしいですよね。
さて、Sちゃんの給水係デビュー。
井上さんの指示通り、「2つとって、1つを下山さんに、1つは必ず自分も飲む」を完ぺきに実施。さっき言ったばかりのことを、こうしてきちんとできるSちゃんはえらい。
そうこうしているうちに、折り返してきたトップランナーと対面。
そろそろ平行するランナーだけでなく、対向するランナーにも気を配らなくてはならない。
毎年恒例のバンド演奏。
これはすごくうれしい。
5km、32分。
このあたりから、折り返してくる女性ランナーを注視。
すると、目印にしていたシルバーのロングタイツ女子を発見。向こうも私を認識してくれたようだ。
「ひこさんに、まちがいない!」
急いでカメラを構えたが、両方進んでいるので、シャッターが下りたときは近接。大アップになりましたね。でも、アップに十分耐えられる美形じゃあーりませんか。
ひこさんの元気に走っておられるところが見られて、本当によかった。
ゴールで待ってくださっていることを期待して・・・。
「ねんきの入った白鳥軍団やなあ」と私。
「ねんきんの入った白鳥じゃないですか」と下山さん。
あかん、うますぎる。参りました!
走りながら水を渡すという高度なテクニックまで身に着けたSちゃん。
「ええぞー。」
井上さんも常に後ろを振り返り、下山さんとSちゃんが付いてこれているかを確認されていた。
第1折り返し(8.4km)。
ここからはランナーが少なくなるので、接触の危険はかなり低くなる。
しかし道路が川側に傾斜しており、、下山さんの左腕にすごい負担がかかってくる。
バンド演奏の写真を撮りに行ったら、大きく手を振ってこたえてくださった。ありがとうございます。
10km、1時間3分。
この5kmは31分。
このあたりからSちゃんの右足が痛み出し、だんだん遅れ気味になってきた。でももう前後が混みごみということはないので、ゴール前で待ってもらっててもだいじょうぶ。よくがんばって付いてきてくれたね。正直に言ってビックリです。
井上さんが給水係を兼務。
たいへんだが、下山さんのスピードが落ちてきているので何とかやってもらえた。
後半は、ちょっとした上りでも腕にこたえる。
心配そうに振り返る井上さん。
力いっぱい上ってこられる下山さんの姿は、みなさんに見ていただきたい。
こんながんばっておられるのに、「東京マラソン出場資格なし」なんておかしすぎる!
私設エイドでコーラの補給。
ありがとうございました。
「さあ、行きましょう」と思ったら、ミニカステラももらっておられるじゃないですか。
私といっしょやね。置いてあったら、食べたくなるところは。
左腕にスプレー。
これで少しは楽になったでしょうか。
空は曇り空。風も少しだけ。
記録を狙うランナーには絶好のコンディション。
15km、1時間39分。
この5kmに36分。前の5kmより5分も多くかかった。これは道路の左傾斜の影響です。
太鼓での応援は、力がわいてくるようでうれしい。
こんな大きな旗を振りながらの応援。
ご苦労様です。
やっとスタート地点へ(16.8km)。
「チーム下山」の元締め(?)のIさんが写真を撮ってくださっていた。
ここからの数100mも、折り返してきてゴールに向かうランナーと対面するので危険。かなり道幅も狭いし。
ここだけ、前に井上さん、後ろに私の体制で進むことにした。
ゴール前を通過して、残り4kmちょっと。
平坦ならいいのだが、まだ2か所アップダウンがある。
急な下りの先がヘアピンカーブ。
これは車いすにとっては難所。
第2折り返し手前の給水所で、奥様と二人で「パー」。
いいですやん。
ここから怒涛の進撃。
「えらい元気出てきたがなー。」
青いスタッフジャンバーに青いキャップ。
これでは、奥さん見つけられませんわ(右端)。
先行する下山さんにすぐに追いつけるやろうと思っていたら甘かった。
私は汗タラタラ。
先のヘアピンカーブのバンド演奏のところで、やっと追いつくことができた。この間1km近く。しんどかった。
ここで遅れていたSちゃんに遭遇。
「いやー、ずっと走ってたんや。ゴール前で待ってたらよかったのに。」
Sちゃん、責任感も強いんやね。「引き受けた仕事は、最後まで」という感じかな。
ここで合流して、最後の1.1kmをいっしょに走ってゴールすることにした。
20km、2時間18分。
この5kmは39分。
ずいぶんかかってしまったけれど、第2折り返しからはかなりのスピードアップ。
ゴール写真ないですけど、2時間25分でゴール。
もちろん、4人いっしょにゴールしましたよ。
心配だったSちゃんも、2km中抜きしただけで19km以上走ってゴール。
力を使い果たした下山さんは、給水テーブルに激突。
ここまで出し切ってもらえたら、私ら伴走者もうれしいです。
これも恒例のインタビュー。
「東京マラソン申し込み資格をください」って、ちゃんと言ったかなあ。下山さんお上品やからなあ。なんでもきつめに言わなあかんで。
(注)もうちょっとだけ、続きます。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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