2018年12月26日(水)
「生きといてもらわな」 [雑感]
「藤井さん、年内は今日で最後ですよね」と寮1の料理長。
「はい。」
「来年も大変なことをいろいろとしてもらわんなんと思いますけど、よろしくお願いします。」
「いえいえ、なんでもゆうてください。」
「そのためには、生きといてもらわな。」
「うっ」となった。
「生きといてもらわな」って・・・。泣けてくる。
これはなかなか言えんことやねえ。私は言えん。
「癌でもうあかんかも」と思っていた時、「これからは私のために生きて」と言ってくださった賀茂なす由美さん。あの言葉も効いた。
私も、人に「生きといてもらわな」と言える人になりたい。いや、ならな!
◇ ◇ ◇
「先週『だっちょかもしれん』ゆうとったやないですか。」
「ああ、どうやったん。」
「それがね、だっちょやなくて股関節炎でしたわ。走りすぎて骨と骨の間が狭まりすぎて、激痛になったららしいです。」
「ふーん、それは誰が悪いん?」
「もちろん、年甲斐もなくいちびって走りすぎたボクが全部悪いんです。」
「へへー、藤井さんの奥さんが言いそうなことをゆうてしもたね。」
「いやいや、もうそれとっくの昔にゆわれてますがな。」
◇ ◇ ◇
料理長さんは、朝食時と夕食時に4時間ほど来られる。私は水曜だけの勤務。だから二人が交わる時間はわずかだが、私はいつも楽しみにしている。
前から思っていたのだが、このS料理長さんにはいつも「料理人魂」を感じる。なんの「魂」もない私にはうらやましいかぎり。
あっそうそう、「ますみちゃん大好き魂」だけはありますけど。また「きしょー」と言われるだけですが・・・。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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