パオパオだより

2018年10月02日(火)

「きっと優しい男に」、なれへんかったんかーい! [私の好きな人]

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たたらぎダム湖マラソン(6月3日)

 最近の大きなニュースは・・・。

 「玉城デニーさんが沖縄県知事に」
 「京大・本庶氏にノーベル賞」
 「富田林逃走容疑者逮捕」
 「貴乃花親方退職決定」

 すごくうれしいニュースからどうでもいいようなニュースまでいろいろ。
 ただし、私にとってはこれらのニュースより大きなニュースがあった。

 「ブログ『きっと優しい男になれるはず』が閉鎖」

 私の数少ない友だちである兵庫「ゆめさき舎」のまっちゃんのブログ「きっと優しい男になれるはず」が、9月末をもって閉鎖。今までの記事も全部削除するそうだ。

 人には人の事情があるので、しょーもない詮索はしない。しかし、「きっと優しい男になれるはず」というテーマはどうなるのかしらんと思う。

 以前、(私のこのブログを見て)「いつも藤井さんと同じことを思っている」と言ってくださったまっちゃん。「偏屈」で通っていた私にとっては、それはラブコールのようなものだった。

 まっちゃんの「偏屈」の火はいったん消えてしまうのかもしれないが、私がその種火を残していこうと思っている。気が向いたら、ぜひその種火をもらいに来て、輝かしい(?)「偏屈」の火を再燃させてください。

(ブログを通して知り合ったまっちゃんには、ブログで呼びかけます。)

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 以下、まっちゃんのブログを追悼(?)して、まっちゃん風の記事を。

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 タイトルはーー「本庶氏は『本』当に『庶』民を救うか?」ーー

 京都大高等研究院特別教授・本庶佑氏(76)がノーベル医学生理学賞を受賞。受賞理由は「がんの免疫逃避機構の抑制による治療法の発見」。免疫反応のブレーキ役となる膜タンパク質PD1を発見し、このタンパク質の動きを抑える抗体をがん治療薬として用いる研究開発を主導した。
 抗PD1抗体は、小野薬品工業が悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬「オプジーボ」として2014年7月に市場に出した。


 天下の高額治療薬として有名になった「オプジーボ」。たしか以前は年間3500万。最近値下げされたと言っても年間1000万はかかるらしい。
 またすべてのがん治療に万能ではなく、パオパオさんの「甲状腺低分化癌」には効かない。さらに、有効とされるがんにしてもその効果は個体差が大きい。「すごく効く患者もあれば、そうでない患者もある」ということ。それで年間1000万を用意できる「庶民」は、いったいどれくらいいるだろう。
 研究者はただ研究に没頭しておればいいのではなく、その研究の成果が本当に一般庶民の手に届くかまでを見届けてほしい。

 受賞記念会見で、本庶氏は「何事も疑え」とおっしゃっていた。
 京大と言えば、現在進行形中の問題が「タテカン規制」と「吉田寮強制退去」。この問題にも少しでも触れてほしかった。

 「タテカン規制は愚の骨頂。歴史ある京大タテカンを撤去して、汚い石垣をさらして、何の景観条例なんでしょうねえ。また吉田寮が老朽化して危険と言ったって、そっちがいいという学生がいるなら話し合いを続けなければ。一方的に退寮通告書を出すなんて、京大のすることじゃない」くらい言ってほしかったねえ。

「本」当の「庶」民と覚えれば覚えやすい本庶氏。
 その名前の通りのノーベル賞受賞者であれば、私たちもうれしい。

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 まっちゃん、どうですか。
 まっちゃん風記事になったでしょうか。

 私の癌が発覚してから「ゆめさき舎」には一回しか行ってないけど、また突然お邪魔するかも。その時はよろしく。

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京都大学吉田寮の玄関に貼られた通告書=2018年10月1日、京都市左京区

◎朝日新聞10月1日

   京大吉田寮、大学が退去求める通告書「不法占有となる」

 京都大学は1日午前、学生寮「吉田寮」(京都市左京区)の玄関に、学生の退去を求める通告書を貼り付けた。「10月1日以降に吉田寮に居続けることは不法占有となる」と警告している。
 築105年の吉田寮の老朽化対策をめぐっては、耐震性を理由に9月末までの退去を要求した大学側に対し、学生の寮自治会が反発して対立が続いている。
 大学側は1日午前11時ごろ、吉田寮に「退舎通告」を貼った。「まだ吉田寮を退舎していない学生諸君は、直ちに退舎するよう通告する。なお、本年10月1日以降に吉田寮に居続けることは不法占有となる」と書かれている。
 寮自治会の学生らは取材に対し、「話し合いが中断している中で、一方的に(通告書を)持って来られても困る。まずは話し合いをしたい」と訴えた。自治会によると、吉田寮には1日時点で100人以上が残っているという。
 吉田寮について、京大は昨年12月、今年1月以降の新たな入寮を禁止し、今年9月末までの退去を求める基本方針を公表。吉田寮自体は廃寮とせず、寄宿舎として再開すると説明している。これに対し、寮生の間には「退去後に、歴史的にも文化的にも価値のある建物が取り壊されるのでは」との不安が広がっている。(徳永猛城、向井大輔)

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京都大吉田キャンパスの石垣に立てかけられた「タテカン」。本庶佑さんのノーベル賞受賞をたたえている=京都市左京区で2018年10月2日午前7時29分

◎毎日新聞10月2日

   京大タテカンで本庶さん祝福…でも大学側撤去

 京都大吉田キャンパス(京都市左京区)北西角の石垣に2日朝、本庶佑さんのノーベル医学生理学賞受賞決定を祝う立て看板(タテカン)が設置されていた。「本庶佑先生 京大の誇り! 癌(がん)治療に希望!」と書かれていた。京大の正門脇の石垣にもノーベル賞のメダルを印刷して「おめでとうございます」と書かれた紙が貼られ、通行人らが足を止めて興味深そうに眺めていたが、いずれも午前9時に大学側に撤去された。

 タテカンは京大の「自由な学風」の象徴とされていたが、京都市の屋外広告の規制条例に基づく指導を受けた大学が5月から撤去。学生らが新たに設置する「いたちごっこ」が続いていた。【菅沼舞】

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コメント

 まっちゃん、コメントありがとうございます。私のブログも見られないくらいに落ち込んでいるのかと心配していました。(コメントは公開してもよかったのでしょうか。)

 私にとってまっちゃんのブログは、正直「痛いブログ」でした。見るたびに「つらいわー」とか「いたいわー」とゆうもんやから、「そんなことゆうくらいやったら見んとき!」といつもヨメさんに怒られていました。
 でもそれはできん。まっちゃんのブログを見るのは、私の仕事です。現在仕事らしい仕事をほとんどしていない私ですが、これは大事な仕事やったんです。私の大事な仕事の一つがなくなってしまうんですね。

 あまり詳しくは書きたくないのですが・・・。
 私にも、ずっと前から「匿名の得体のしれない」監視者がいます。このブログに入れてくださったコメントは、原則みんな公開しているのですが、その人のだけは公開していません。分かりやすく言えば、「ネトウヨの汚物」のような内容のコメントばかりです。
 まあ私は汚物を投げつけられるような人間かもしれませんが、相手の「罠にはまって」汚物を投げ返すほどバカではありません。汚物を投げつけられても、自分なりにしっかり受け止めて(?)生きていこうと思うだけです。

 まっちゃんは「おそらく一面識もない」と書かれていましたが、私のブログに「ネトウヨの汚物」コメントを入れてくる人物は、意外と身近な人ではないかと想像しています。それなら余計にそんな人には負けたくないです。

 私は汚物まみれになっても生きていきます。そして「もう自分で自分が分からない」となった時は、ヨメさんにこっそり息の根を止めてもらいます。ずっと前からそう頼んであるんですけど、ヨメさんが手を下すのを渋って渋って・・・。(当たり前か!)

 以前「パオパオさんに似ている」と言ってくださったときは本当にうれしかったです。でものらりくらり生きているだけの私は、まっちゃんとはだいぶちがうと今は思っています。それでも、ずっと友だちだと思っているので、私の息の根が止まるまではどうかよろしくお願いします。

パオパオ 2018年10月03日 21時56分 [削除]

パオパオさんありがとうございます。そしてごめんなさい。
かつて私淑するマルセ太郎は「死は散文的にやってくる」といっていました。ブログの最期も散文的にやってきました。あのウソっぽいけど憎めないボランティア尾畠のおじさんのことをシンパシー感じながら書いた一文に対して一夜明けて見知らぬ人から「くだらん男やのう」という私への非難の一文が届いていました。突然のパンチが衝撃でした。これからも読む、とも書いてありました。その瞬間、この人の目に届くようなブログは書きたくない、と瞬時に判断しました。
おそらく一面識もない匿名の得体の知れない人に監視されていることにムシズが走り健康を害すと思ったんだと思います。体によくない。それだけの判断です。今、息子のような一編一編のブログを逆から読み返し、読み返したら死に水を取るようにして合掌して「削除」しています。一種の「子殺し」のような心境です。
言い訳はしませんが、心は真っ暗です。

まっちゃん 2018年10月03日 20時51分 [削除]

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