パオパオだより

2018年08月07日(火)

「瞑想にふけってください」 [病院]

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 いよいよ今日の午後、準備室から治療室へ移動。

 去年は、この先に行くとき「ルビコン川を渡る」くらいの気持ちだった。鞍馬口医療センターのI医師にビビらせてもらっていたので。
 私は、てっきりカギのかかった部屋に監禁されるものだと思いこんでいた。実際は部屋にカギはかかっておらず、前の廊下までは移動自由だった。
 ただし、「絶対にすのこのところを越えて戻ってはいけない」。また、「何か異常事態が起こっても、医師も看護師もすぐに助けには行けない」とも言われた。
 まあ、それだけ体中から強い放射能が出ているということ。なんぼ聞いても、この治療もよう分かりませんが。

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 職務上知りえた情報を外部に漏らすのはダメでしょうが、自分の治療上知りえた情報は漏らしてもいいことにしましょう。

 手前2部屋が準備室。(地図では上の部分。)
 今日、そこから廊下のすのこを越え、お隣の治療室へ。

 ここに持ち込んだものは原則すべて捨てる。
 下着、タオル、石鹸・シャンプー・歯磨き、食料(ジュース・果物・お菓子など)、コップ、お箸、スプーン、本、新聞・・・。

 昨日の看護師さんからの説明の時、「携帯電話は持ち込まれますよね。パウチのようにして、充電器もぐるぐる巻きにするので、退院のときにすぐに持って帰れないかもしれませんがお部屋には持って入れます。ごくまれに、持ち込まないという方もおられますが・・・。」
 「持ち込みません!」
 「えっ、いいんですか。ご家族と連絡取りあったりされないんですか。」
 「しません。去年も持ち込みませんでした。」
 「新聞とか、前もって言ってくださったら買ってきて届けますが・・・。」
 「だいじょうぶです。たった3日間のことなんで。」
 「はい、分かりました。瞑想にふけってください。」

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 お隣の病室内が、廊下の小さな窓からチラッと見える。外のカーテンを全部閉められていた。昨日もそうだった。
 男の甲状腺低分化癌患者は極めて少ない。以前、ここの男女別予約表を見せてもらったが、男は何か月かに1組(2人)という割合。その分、深刻な患者さんが多いのかもしれない。

 私の病室は、カーテン全開。
 昨日の「おケツ注射2本目」はこの病室で受けた。
 「カーテン開けっ放しでもだいじょうぶですよ」と言ってズルッと。
 「いえいえ、それはちょっと・・・」と言いながら、担当の女医さんがあわててカーテンを閉められていた。

 こんな状況、ほかの患者さんからしたら「なにニタニタしとんねー!」と怒られるかも。

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 時々人も通られるので、窓から外を見ていると少しは気もまぎれるんですが・・・。

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 朝ごはんをしっかり食べ、マグミットという下剤を飲まされているのでそちらのほうもしっかりと。
 朝の飲み物は4種類から選べたのだが、私はもちろん「ヤクルト・ジョア」。
 たのむでー、ヤクルト。今日勝って連敗止めてくれよー。パソコン持ち込めへんから、途中経過が見られへんけど。夜のスポーツニュースをしっかり見ようっと。

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 あとは、持ち込むものとそうでない物との仕分け。

 100円ショップでいろいろとそろえたのでそんなに費用はかかっていない。それでも最終的に捨てるとなるともったいない。
 コーヒーやお茶も本当にいるだけの数にして、残りは退院後いなかに3日間の分に残しておいた。

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 今回の持ち込み書籍はこれ。

 「高山右近」 加賀乙彦著 講談社 1999年9月初版 334ページ

 ついこないだ、オウム事件の死刑囚13人が死刑執行された。
 それに関してヨメさんと話しているときに、「加賀乙彦さんも死刑執行に大反対やったんやで」と言っていた。
 それで、病院に行く日の朝に選んだのがこの本。そうとう前に古本屋で105円(定価1900円+税)で買って放置したままだった。

 ええ機会や。
 オウム事件とは何の関係もないけど、高槻のキリシタン大名・高山右近は気になっていたし、この3日間で一気に読んでしまおう。パソコンを使っていた時間を読書に回せるんやから、334ぺージ、がんばったらいけるでしょう。

■加賀 乙彦(かが おとひこ、男性、1929年4月22日 - )は、日本の小説家、精神科医(専門は犯罪心理学)。本名は小木 貞孝(こぎ さだたか)。本名でも著作がある。
 室生犀星とは7親等の血縁。娘はQVCジャパンショッピングナビゲーターの加賀真帆。自宅は東京都文京区本郷にある。
 オウム真理教事件において、弁護士に依頼され松本智津夫に接見し、訴訟能力はなく治療すべきであると結論づけた。
 死刑囚の苦しみを描いた『宣告』が代表作で、死刑廃止論者と見られている。

■高山 右近(たかやま うこん)は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、大名。代表的なキリシタン大名として知られる。カトリック教会の福者。
 父は摂津国人・高山友照、母は洗礼名マリア。同じく摂津国人の中川清秀は従兄弟とされる。  

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 昼食はオムレツ。
 ヨメさんの話によると、「タマゴは安くて栄養があるので、使いやすい」とのこと。病院食にもよく出るし、胆のう炎になる前の我が家でもよく食卓に出ていた。
 もうなんぼでも食べられますよーん。私の大好きな「茶わん蒸し」も解禁のはずだが、これは手間がかかってめんどくさいらしい。
 退院祝いに・・・、いや、12月の私の誕生日祝いのときでいいし「茶わん蒸しを食わせてくれ―!」

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 荷物の仕分け終了。
 治療室用貸パジャマに着替え、これですべてが完了。

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 さあ、「ルビコンすのこ」を渡ろう。
 これから瞑想にふける3日間。
 みなさま、さようなら。


(注) 明日とあさってはパソコンが持ち込めませんので、新しい記事は書けません。前もって用意した特別記事を、ヨメさんにアップしてもらう予定です。

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