2018年06月23日(土)
第6回一人沖縄平和ラン・前半 [ランニング]
朝8時50分、名護市役所スタート。
東村、大宜味村、名護市、今帰仁村をまわり、最終本部町の「ファミリーマート・海洋博公園前店」に夜9時50分ゴール。
78.38km、12時間59分37秒。距離も時間も今までの最長。
よくがんばりました。
応援してくださった皆様、どうもありがとうございました。
もうちょいで、10時勤務終了の真樹に置いて行かれるところでした。
店がはけてから、真樹に撮ってもらったゴール記念写真。
さすがに真樹が撮ってくれたから、私もええ顔してますね。
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名護市役所まではバスで行くつもりだった。65番・本部半島線(本部回り)、湧川バス停8時12分というのに乗ろうと思っていた。
でも真樹が送ったげると言ってくれたので、ゆっくり朝ごはんを食べた。
そして、いつもの甲状腺の薬にプラス、コムレケア、ガスト―ル、マグネシウムなどを服用。お水ではなく、kusuさんお勧めの「OS−1」と共に。
去年12月の「沖縄100K」で試してみたこむら返り対策が成功したので、できるだけその時と同じようにした。シューズはスカイセンサーJAPAN、ゲーターはC3fit。ウェアにはこだわりがないので、「ランナーズ9の会」のTシャツと、ネットで買ったちょっと厚めの「9パンツ」。
名護市役所前には、「21世紀の森RUNクラブ」の比嘉増美さんと仲村さんが待ってくださっていた。
仲村さんとスタート前の記念写真。
そして8時50分くらいに、東に向かってスタート。
キロ8分〜8分半ペースが理想だが、とにかく暑くなるまでに走れるだけ走っておきたい。
2.2km地点の世冨慶から、いきなりきつい上り坂。それでも元気なうちはグイグイ上る。
森の駅で5.8km、39分半。
上り坂でもキロ7分を切るペース。行けるところまではこのペースで行ってしまいたい。
早くも自撮りタイム。
元気な時の姿を撮っておかないとね。
8km弱、二見の旧道とバイパスの分かれ道。
約束通り、玉城さんがかわいいお孫さん二人を連れて応援に。
お姉ちゃんは、私が背中に背負っているのぼりをしっかり見てくれていた。
「平和・・・。」
もっと時間があったら、しっかり説明したかった。
小さい子に「平和」の説明をするとき、「誰とでも仲良く」という言い方をすることが多い。たしかに大事なことだが、実際問題としてそれは無理な話だ。
私なら、「自分が苦手な人とも助け合って生きていく」ことだと説明したい。自分がしんぼうできる範囲で相手を最大限許容する。そして困っていたら助ける。「苦手な人も排除せず、共に生きていく」のが平和の基本のように思う。これをうまく説明できるようになりたいなあ。
妹ちゃんからはラムネ(菓子)をもらった。これがまたおいしくて・・・。
私のラムネ好きを知っているのは、玉城さんからの入れ知恵かな。
ここで休んだのはわずか4分ほど。
もっとゆっくりしゃべったらよかった。でも、「変なおっちゃん」は受け入れがたいかも・・・。
私が坂を下りて行く間も、ずっと手を振り続けてくれていた三人。
その時、二人の女の子と手をつながせてもらって、ちょっとでも歩けばよかったなあと悔やまれた。
まあ、また今度。それまで覚えといてね、変なおっちゃんのこと。
見下ろすと、二見の集落とその先の大浦湾。
二見で10km、1時間15分。
4分の休けいを挟んでも、キロ7分半ペース。
バイパスのトンネルを出た高架道路。
あこを走るよりは、集落の近くを走った方が値打ちがある。
岬の先に見えるのは、新米軍基地建設予定地。
毎年「沖縄慰霊の日」は、工事は自重されている。
大浦わんさかパークの牛さんと記念写真。
ちょっと休んでいきたかったが、まだ涼しいうちに少しでも進まなくては。
ここからの大浦湾沿いのコースは、「久志20kmロードレース」のコースそのもの。
こんな静かでいいところなのに、どうしてもアメリカ軍の基地を作らなくてはならないのでしょうか。
瀬嵩。(大浦から2km)
ここも米軍関係施設でしょうか。
緑風学園(小中一貫校)。・・・ 名護市は、複式学級の課題解消のため、平成21年4月に二見以北地域の4小学校(久志小、三原小、嘉陽小、天仁屋小)を統合しました。そして、再び複式学級に陥らないための特色ある学校づくりとして、同じ地域に所在する久志中学校と施設を一体にした小中一貫教育校を開校しました(平成24年4月)。
6月23日は沖縄県独自の休日になっている。もちろん、全小中学校もお休み。今年はたまたま土曜日に当たったので、すべての小中学校がひっそりしているものと思っていた。
ところがこの小中一貫校は、運動会の練習をしていた。マイクから流される教師の大きな声が、付近の静寂さを台無しにしていた。こんな経験は、6年目の「一人沖縄平和ラン」で初めて。
沖縄も「小中一貫校」という得体のしれないものに毒されてしまったのだろうか。せめてこの日は、家や近所の人から昔の話を聞く日にしてほしい。
沖縄戦の犠牲者の慰霊より、運動会の練習のほうが大事なんて・・・。信じられない!
汀間(てぃーま)。(大浦から4km)
5年前、春オバアは施設に入っていると聞いたが、今も元気にしておられるのかなあ。
カヌチャリゾートホテル前。(大浦から6km)
名護市安部。(大浦から8km)
オスプレイが墜落した安部。
こんな記事を見つけました。
オスプレイ 墜落から1年 安部区は今
嘉陽に到着。(大浦から10km)
20.7km、2時間37分。
この共同売店には、大きなテントがあり座るところもある。
のぼりをおろして、ゆっくり休けい。
12分ほど休んで再スタート。
ここからしばらく山道が続く。
顔が隠れても人と出会うこともほとんどないので、用意してきた帽子をかぶろうと思ったら「ガーン!」
すでに、どこかで落としていた。
この先ずっと炎天下なのになのに、どうすんのよ。
そうそう、このかわいいワンちゃんにはちゃんとあいさつしておかなくては。
聖火台の前で自撮りしようと思ったら、顔が3分の1に。
さあ、ここからは延々と続く上り坂。
1km進むのに11分ほどかかった。
見事な松?
緑風学園に統合されて休校になった天仁屋(てにや)小学校。
いい学校なのに、もったいないねえ。
「オーシッタイ」、なんか聞いたことあるなあ。
「おー失態!」
ちゃうちゃう、ここは「大湿帯」という集落らしい。
あとで調べると、このオーシッタイ地区は沖縄で一番最後(1982年)に電気が通ったところだそうだ。一時オジイ一人なってしまったが、そこから移住者が増え、現在は12世帯30名ほどの集落らしい。
「しゃし・くまーる」さんというカフェが、去年20年目にして閉められたとのこと。(はちみつ屋さんは続けておられるらしい。)
2009年のブログ「相方さんが行く」の中の記事を見ると、ネコもいて琉球犬もいて・・・。その時から9年かー、見にいきたいけど、もうおらんかもね。
真樹がやってみたいと言っているカフェ、ここ「オーシッタイ」でどうですか。
(「オーシッタイ」関連記事のリンクをはろうとして失敗。興味のある方はぜひ検索してみてください。)
カーブミラーに写った自分を写真に。左右反転しています。
山道を抜け、やっと海岸沿いの道に。
「おっ、ここは『なごうら100』のときにエイドステーションだったところ・・・。」現在改装中ですね。
たしか、ここで「21世紀の森RUNクラブ」の才野さんに追いついた。思い出の場所です。
まっすぐ行けば東村役場。左折すれば名護市源河。
左折すればだいぶ近道になるが、やはり予定通り進むことにした。
ガソリンスタンドの蛇口をお借りして、顔を洗い、水を飲ませてもらった。ありがとうございました。
またまたきつい上り坂。
やっと30km、4時間15分。
坂道で時間がかかり、ここまでちょうどキロ8分半ペース。
もうお腹ペコペコ。
「森のハーブガーデン」というところの駐車場の一角に沖縄そば屋さんがあった。
「なんか食べんと、走れません!」
おねえさん一人でやっておられるお店。
お客さんは私だけ。
「ソーキそばとアイスコーヒーお願いします。」
「今、アイスコーヒーはサービスです。」
「やったー!」
ソーキそばにお漬物がいっぱいついていた。こんなん見ると、ごはんも欲しくなりますねえ。
汗でボロボロになった予定表を見たが、ここまでは思い通り。
ちょっとお昼ごはんが早いけど、腹が減っては進めません。
この先は、キロ8分半ペースを大幅に超えないようにがんばることが大事。
ほかにお客さんがおられなかったので、「そば処はな」のおねえさんと話し込んだ。
「どちらからですか。」
「今日は名護市役所をスタートして、ぐるっと回って本部にゴールする予定です。」
「お一人で?」
「娘が名護の大学を卒業して、そのまま今帰仁に住んでいるんです。それで、毎年『沖縄慰霊の日』にはこうして走ってるんですよ。」
「娘さん、今はどうされてるんですか。」
「将来は沖縄でカフェをしたいって言ってます。今はカフェとコンビニにバイトに行ってます。」
「ここでカフェされたら。」
「えっ、ここで?」
「オーナーがいい方で、ハーブガーデンのお客様が喜ぶからと言って、土地代はなしで店を出させてもらってるんですよ。来月には、京都からピザのお店を出しに来られんですよ。」
「へー、そうなんですか。今日ゴールしたら、娘に言っときますわ。」
お腹いっぱいになり、アイスコーヒーもすごくおいしかった。
ここで30分以上時間を取ってしまったが、これも予定通り。
お店を出て走り出すと、ちょうど仲村さんが応援に来てくださった。いいタイミング。お店に入っているときだと見つけられず、探し回ってもらうところだった。
氷や飲み物など、たくさんの差し入れ。ありがとうございました。
川ではカヌーの練習ですかねえ。
又吉コーヒー前、33.3km、5時間20分。
さっきアイスコーヒーを飲んだばかりだが、今度はホットコーヒーが飲みたくなった。でも、そんなに休んでばかりいられない。
東村役場まですぐだと思っていたが、意外に遠い。
役場は国道から少し離れたろなので、その分カット。国道331号線をそのまま大宜味村方面へ進むことにした。
またまた峠越え。
このあたりはパイナップル畑が広がっている。
肥料の匂いかしらん。はんぺんの○ンコのような匂いが・・・。
溝にはまっていた亀さん、干からびてへんか心配だったが、ちゃんと動いていました。
「亀よりこっちが干からびる―!」
やっと見つけた自販機で、ファンタグレープ購入。
全然日陰が見つからなかったが、なんとか農具小屋らしきものにもたれかけて。
立派なクモさんを観察しながらジュースを飲みほした。
塩屋湾にかかる橋を渡り、南側の道路へ。
毎年4月に「塩屋湾一周トリムマラソン」が行われている。
コースは、今日私が走っている逆回り(左回り)のようだ。
一度出てみたいが、なかなかスケジュールが合わんのよねえ。
ここはボート競技の会場にもなるんですね。
ということは、トライアスロンコースにもピッタリ。
ここでやってくれると、真樹も私も参加しやすいんですけど・・・。
前半終了地点が近づいてきたので、元気に走っている姿を自撮り。
見てくださっている方はすごく少ないですけど。
湾岸沿いのコースは単調だが、トンネルがいいアクセントになる。
2つ目のトンネル。
日なたをできるだけがんばって速くはしり、涼しいトンネル内はゆっくりと。
「おー、もうすぐ58号線に出る―。ここまでは、しっかり走れたなあ。」
前半後半の区切りと考えていた宮城橋南に到着。
43.8km、6時間57分。
車での計測では45.6kmだったが、国道から外れる東村役場往復を省略したため、予定より1.8km短かった。
ここを15時に再スタートできたらいいと思っていたが、すでに40分以上オーバー。(15時47分)
でも,強烈なアップダウンコースをこのタイムで来れたので良しとしましょう。
(注)後半に続く。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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