2008年10月28日(火)
林幸博君 [私の好きな人]
昨日、中学時代の同級生・林幸博君から電話がかかってきた。
「明日の昼から、いる? 車のタイヤ替えに市原行かんなんし、そのついでにこうちゃんとこよるわ。」(「こうちゃん」は、私の呼び名です。)
林幸博君は、実家の近くで養鶏場の仕事をしている。(左京区大原百井町)
市原のタイヤ屋さんから、京都キャロット産大前店まではすぐ。ついでとはいえ、わざわざ会いに来てくれるとはうれしいことだ。
今年の5月、ブルガリアから一時帰国されていた中学時代の恩師・中古賀先生を囲んでクラス会をした。その時、幹事役をしたのが私と幸博君である。(くわしくは、5/19〜23のブログ参照)
クラス会の会場は、幸博君の実家が経営されている地鶏料理店「とり幸」さんを使わせてもらった。
同級生14人中8名の参加だったので、まず成功といっていいだろう。みんなよそよそしくなく、知り合いの家でゆっくりさせてもらったという感じであったのも良かったと思う。
クラス会が終わったあと、一番喜んでくれたのは誰だろうと考えた。
まず最初にうかんだのは中古賀先生。でもよーく考えてみると、先生よりも幸博君の方がうれしそうであったように思う。
私たちが卒業した花脊第一中学校は、当時、別所小学校の卒業生に加え、大原小学校百井分校の卒業生も入ってきていた。百井からの通学者は、毎日峠越えの細い山道を約4km歩いて通っていた。
クラス会の相談で、何回も幸博君に会いに行った。その時、「毎日、行きも帰りも1時間ほどかかって、しんどかったやろ。」と聞いてみた。
その答えは、意外にも、「全然。それが当たり前やったし。」
その言葉を聞いた時、「そっかー、絶対楽しいクラス会にしょう」と思った。幸博君は、きっといい方の思い出を大切にしてくれているんや。
私は、中学時代、幸博君が大好きだった。
すごいノッポで、いつもニコニコ。よっぽどのことでない限り、絶対に怒らない。なぜかひっつきたくなる、そんなふしぎな存在だった。
「幸博君てなー、絶対怒らへんかったやん。なんでー。」 これも聞いてみた。
「親から言われとってん。おまえがしんぼうせー、てな。」
「そっかー。」
幸博君はいやなこともいっぱいあったみたいやけど、グチを言わない。にわとりの世話を黙々とこなしている姿は、かっこよかった。
この時も思った。幸博君が心から楽しめるクラス会にしよう。
うちのヨメさんにも言われた。
「幸博さんて中学出てすぐ働かはったんやったら、クラス会の機会ってなかなかないで。きっと、ものすご楽しみにしてはるで。」
そうやな、そこまでは考えんかったな。
中学入学がちょうど40年前やから、細々とやけど長い付き合いやね。
2年後にまた、約束どおりクラス会やるから。それまで、おたがい元気に生きていこうな。
きっと、中学の時と変わってへん度ナンバーワンは、ボクと幸博君の争いやと思うで。
それにしても、ノッポのはずやった幸博君、ちょっと縮んだ?
幸博君、今日はありがとう。また来てな。
(注目!) ぜひ、地鶏料理「とり幸」さんのご利用をお願いします。
ホームページは、「百井 とり幸」
お問い合わせ、ご予約はお電話で、(075)744-2252
いなかが好きな方にはぴったりのところです。京都の中心部から北へ約1時間。送迎も相談にのっていただけます。
味のほうは、私が保証します。
Posted by パオパオ トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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